「あれがあの人の最期の顔だったな」って
そう回想する経験をしたことはありますか。




私は25歳の時、
新潟で同棲していた婚約者を
行ってらっしゃいと玄関で見送りました。


思い返すと
それが彼の顔を見た最期の瞬間でした。



朝、サンダルを片方だけつっかけて
片足立ちで、玄関のドアを少しだけ開け
彼の背中を見送ると
外廊下を曲がり切り、姿が見えなくなるまで
何度も何度も振り返りながら
笑顔で手を振り返す...。





それが、動いている彼の最期の姿。




婚姻届の提出を1ヶ月後に決め
転勤族の妻としてのプレ生活がスタート。
新しい支社の人達にも
暖かく迎えられた新潟の夏でした。



事故から10年経ち
当時の彼の年齢を越し
人生の駒を進め
結婚・出産・離婚を経験しても
あの瞬間の記憶は色濃いものです。





だから、私は

いってらっしゃいは
絶対に笑顔で別れるようにしています。

絶対に。



hugもkissも。
愛してるよも、言います。



「あれが最期だった」と、いう経験があるから。



一日の始まりは、楽しく出発して欲しいし
それが最期の別れになったとしても
笑顔を思い出したい。



ないがしろの行ってらっしゃいは
ダメなんです。

それが最期になるかもしれないから。

瞬間を大切にしたい。










でも、今朝は

母ぴよVSむすぴよ
玄関先での喧嘩が発生。


5年前
シングルマザーになりたての時
こんまりさんのお仕事に同行させ
国内国外問わず、出張を共にしてきたせいか


あまり物事に動じない7歳息子。


動じないというと聞こえはいいものの



いささかのんびり屋で...

のんびり屋過ぎて...

食べるペースはゆっくり...

着替えもマリーアントワネット様のお着替えシーンの様な優雅さ...

手袋を摑んでは、ぼ〜〜

コートを掴んでは、ぼ〜〜

帽子はどこかな、ぼ〜〜


全てがまるで
氷河の流れのようなのんびりしたお仕度...


挙げ句の果てに
玄関のたたきで靴袋をひっくり返して
サッカーシューズの砂をばら撒く。

(私は学生時代にキャンプリーダー活動を数年していたので、男子なんかこんなもんだグラサンと、思っているんだけれど、女子1人ラブラブを育てた母ぴよは、男子の乱雑さが信じられないようでw)


※多分、4歳ぐらいかな。私、ひとりっこなの。ウインク

※福島県の相馬牧場。当時19歳。

※メイク専門学校時代。ゲラゲラ
ボランティアで、引き馬のお姉さんとキャンプリーダー活動をしていました⛺️


「誰が掃除すると思ってるのよムキー
ちょっとは考えて行動しなさいよムキー



叱る母ぴよ。

不貞腐れるむすぴよ。



踵を返し、あてつけの態度を残し
プイッと出て行った7歳男子。





人生には
取り返しのつかない瞬間があります。

それで別れてはダメな時。



私はベランダから通りに向かって
名前を呼び、戻って来なさいと
引き戻し、手を握って話しました。





ねぇ。よく聞いてね。

人生にはね、
あれが最期ってことがあるんだよ。
あんな態度をとったことを後悔するようなことはしてはいけないよ。

ママは小学生の時
塾から帰ってきたら
母ぴよが救急車で運ばれる瞬間だった時があったよ。
そんなことが起こりえるの。

今日の当たり前は
明日も当たり前じゃないよ。

その顔でバイバイはしてはいけない。

貴方が、楽しく、元気よく
「貴方のイイ一日」を過ごす為に
ちゃんと笑顔で、行ってらっしゃいを言いなさい。

家族中みんな、貴方の笑顔が大好きで
貴方が健康で、勉強と運動と友達🤝に恵まれる時間を過ごしてきて欲しいと思ってる。

みんなが貴方を想い
そう願っているんだよ。


愛してるからね。


だから、
一日の始まりにあんな顔をしちゃいけないよ。

楽しんで一日を過ごしなさい。

さぁ、イイ顔をおばぁちゃんに見せてあげて。

やり直そう。

"1番カッコイイ行ってらっしゃい"をしてから
学校に行こうニコニコ








みんなも、イイ一日をね。
イイ顔でね❤︎

世界は楽しいことで溢れているよ。



CeCe
 


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