亡き夫の命日を過ぎ…、1人でお墓参りに行ってきた。
夫の命日は、
11回目を迎えた。
早いな…。
今までは、
1人でお墓参りをするのが怖かった。
<関連記事>
自閉症スペクトラムくんも母も誘わずに、夫と特別養子縁組くんと3人でお墓参りに行ってきた。
まだお墓が石川県にあるときで、
母がまだ実家に住んでいるときに
時間があれば
お墓参りはしてたんだけど、
ずっと1人で参るのは怖かった。
夫の死を受け入れてないところがある自分を
自覚するのが怖かった。
そこから、
その怖さよりも…
亡くなってから間もない
当初の悲しみを感じていた
自分の感覚を思い出すのが怖かった、
って気づいた。
亡くなって間もない当時は、
普通にジャスコに
買い物に行くこともしんどくて
人と会うこともイヤでイヤでしょうがなくて。
食材とか見て
あ~、これ一緒に食べたな…
これは嫌いだったな…
って
夫のことを思い出すことが
つらくて怖くて悲しくて。
思い出しちゃったら、
思考も感情もいったん、全部ストップする。
そしたら、そこから
心が真っ暗闇に落ちていく感覚になることが
分かってたから
思考と感情がストップしたら
自分の気持ちに向き合わないために
無理やり食材に神経を傾けて買い物した。
メニューを考える思考もストップするから、
早く帰りたいのになかなか考えがまとまらず。
…はぁ、
苦痛でしょうがなかったな。
私は
桜が好きなんだけど、
亡くなってから最初に見た桜を
まったく何も感じない自分に
ビックリして不憫で苦しくて悲しくて。
夫の死って
こんなにも変わるものなのかと
体感した日々だった。
そんな当時の
悲しさや怖さや苦しみやツラい感覚を
思い出すのが怖かった。
で、
今日はというと。
何もわいてこなかった。
思考と感情が全ストップだった。
でも、
そこから
真っ暗闇に落ちてく感覚はなかった。
ただ目の前にお墓がある。
ただそれだけだった。
何かわいてくるかな、
と思ってしばらく居てみた。
…ぜんぜん、何もわいてこない。
無。
だから、
ちょっと意識を外に向けてみた。
鳥の鳴き声、
空気の冷たさ、
国道1号線を走るトラックの音…。
日頃は、
忙しい日々なんだなって気づいた。
そしたら
私は、残りの人生で何がしたいんだろう?
ってようやく思考が開始した。
うーん…
自分と子ども、
自分と親の関係性で悩む人のお役に
やっぱり私は立てると思う。
<関連記事>
夫と特別養子縁組くんと
いろいろなところに行って
たくさん経験を重ねたい。
<関連記事>
ときどき
自閉症スペクトラムくん。
<関連記事>
そこから
また亡くなった夫に
意識を向けてみた。
どうして死んじゃったんだろうな…。
………今でも、
この世に生きてないことは悲しいや。
11年を過ぎても、涙が出てくる。
<関連記事>
1995年1月17日 阪神淡路大震災から20年・・・ですか。
阪神淡路大震災、東日本大震災、2つの地震は私の人生の節目でもあります。
【再アップ】グリーフ(悲しみの反応)との付き合い方 ~「乗り越える」は、ありえない!~