ワインは素敵な恋の道しるべ -87ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

11月のこと、四年ぶりの楽しい高知旅の続き。

メンバーは、高知のかずみさんご夫妻、そして、しづちゃんと私。

 

亀泉酒造での楽しい試飲会の続き。

試飲する酒は十種類。

十種類、番外酒を入れると十一種類の酒の試飲が終わったと思ったら、西原社長が身をかがめ、冷蔵庫の中をごそごそ。

 

取り出された十二種類目の酒は、純米大吟醸 貴賓。

これには一同、おおっとの声が漏れる。

兵庫県産山田錦を40%まで磨き上げ、CEL-19と広島酵母H-21で醸した高級酒。

気品のある華やかな香り、まろやかな米の旨み、芳醇でありながら切れの良い後味。

これは家でも是非味わいたいと思う。

 

更に十三種類目の酒が出される。

純米大吟醸 原酒 宇宙深海酒。

使用米は風鳴子、精米歩合は50%。

使用酵母は、宇宙深海酵母(AA-41)。

 

宇宙深海酒は、高度400,000mで10日間培養され、6,225mの深海で4ヶ月間の滞在に耐えた宇宙深海酵母(AA-41)を使って酒を醸すという壮大なプロジェクト。

 

西原さんが更に新しいボトルを取り出された。

 

フルートグラスに注がれて出されたのは、純米吟醸 スパークリング ペルル。

瓶内二次発酵方式で造られる、高品質のスパークリング日本酒。

フルーティーな香り、ほのかな甘みを綺麗な酸が引き締めている。

このスパークリング日本酒はシャンパーニュと同程度の価格の限定酒。

使用米は八反錦と風鳴子、精米歩合は55%、酵母はCEL-24とAA-41。

 

これだけのボトルが並ぶと壮観。

正午をはさんでの試飲でお腹が空いているので、そこそこ酔いが回る。

 

西原さんがフルートグラスにトマトジュースを注がれている。

たっぷり日本酒を試飲した後は、トマトジュースで口直しなのだろうか。

 

驚いたことに、純米大吟醸 原酒 CEL-24をその上に注ぎ足している。

 

「こんな飲み方も提案しているんですよ」と西原さん。

 

「日本酒はそのまま味わうべきで、ジュースで割ったりするのは生産者に失礼なことだと思っていました。西原さんから自由な飲み方をして良いんだと教えられ、日本酒の世界が広がりました」と、実家がワイナリーで生産者の顔も持つしづちゃんが感想を伝える。

その横で私は「楽しいね」とハイテンション。

 

試飲した酒がずらりと並ぶ。

通常は十種類のところ、何と十五種類の酒を試飲させていただいた。

この日は日曜日で小売りはしていないのだが、蔵人が対応してくれ、気に入った酒を購入。

 

生酒を買ったので、こんな保冷バッグに入れてくれた。

 

購入したのは、純米大吟醸 貴賓、そして純米吟醸 高育63号。

 

最後に、西原社長を囲んで記念撮影。

西原社長、素晴らしい蔵訪問となり、感謝しています。

これからも亀泉ファンとして、しっかり飲ませていただきます。

そしてお酒が大好きなのにもかかわらず、一滴も飲まずに車を運転し、亀泉に案内して下さったかずみさん、本当にありがとうございました。

 

亀泉酒造を出ると、ランチのお店に急ぎ車を走らす。

到着した場所は、「ひろめ市場」。

友人たちと過ごす、高知の楽しい旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

11月のこと、四年ぶりの楽しい高知旅の続き。

メンバーは、高知のかずみさんご夫妻、そして、しづちゃんと私。

 

蔵見学を終えると、いよいよ試飲の始まり。

この試飲カウンターは、酒を搾る槽(ふね)を改造したもの。

 

カウンターの上には酒造好適米の磨きのサンプル。

50%を超える精米だとこんなに小さくなるのかと、改めて感心する。

 

そして亀泉を代表する酒のボトルも。

 

亀泉と言えば、純米大吟醸 CEL-24。

通常は白いラベルなのだがこれは黒。

理由を伺うと、これは発売開始24周年の記念ボトルで、高級酒造好適米の愛山で醸されたものとのこと。

CEL-24は今年で26年目。

最初の10年間は甘い独特の風味が受け入れられず、売れずに苦労されたとのこと。

酒の仕様を記したこの特徴あるラベルは、元々は裏ラベルだった。

CEL-24を最初に置いてくれたお店の女将から、「これをラベルにしたら面白いのでは」というアイデアをもらい、表ラベルにされたとのこと。

 

西原社長が冷蔵庫から一升瓶を取り出すと、コップになみなみと注ぎ始められた。

試飲でコップ酒とはと一同驚く。

でも、これは和らぎ水だった。

お顔を拝見すると、何時もこのパフォーマンスで来訪者を驚かせているのだろう。


「今日は十種類の酒を試飲してもらいます」と、西原さん。

プラカップではなく試飲用のグラスが出され、試飲を終えると次の酒を注ぐ前に、水で洗ってくれる。

最初の酒は、本醸造。

心地よいリンゴ系の果実香を持つ、きりりと引き締まった辛口。

飲み飽きしない酒だ。

酵母はCEL-19、米は松山三井、精米歩合は60%。

 

参考までに主要な高知吟醸酵母の一覧を添付しておく。

 

二種類目の酒は、しぼったばっかし。

「この酒は昨日、高知駅の庄やで飲みました」と私。

「まだありましたか。それは春に搾った酒ですが、これはまさに搾ったばかりですのでフレッシュ感が違いますよ」と西原さん。

ラベルに書かれているとおり、”フレッ酒”で”デリッ酒”な本醸造生酒。

精米歩合は70%。

アルコール度数が18%もあるので、飲みやすいが飲み過ぎ注意。

 

三種類目の酒は、特別純米。

非常にバランスの良い酒。

これを飲むと、やはり純米酒は旨いと思う。

酵母はA-14/AA-41、酢酸イソアミル系の酵母だ。

米は土佐錦、精米歩合は60%。

 

真剣に試飲すると背筋が伸びる。

 

四種類目の酒は、純米吟醸 無濾過 生原酒。

これは心憎い試飲の順番。

毎回同じことを書いているが、これを飲むと純米吟醸は旨いと思う。

華やかな香りと旨みと酸味のバランスが素晴らしい。

酵母はAC-95、酢酸イソアミルとカプロン酸エチルをバランスよく生成する酵母だ。

米は吟の夢、精米歩合は60%。

 

酒造好適米の稲穂が飾られている。

風鳴子に較べ、亀の尾は草丈が長い。

やはり栽培しにくい種類なのだとわかる。

 

五種類目の酒は、純米吟醸 原酒 高育63号。

高育63号は高知県で開発された酒造好適米、風鳴子のこと。

酢酸イソアミル系の華やかなメロン香。

しっかりした米の旨みを持ちながら、切れの良い辛口。

酵母はAA-41、米は風鳴子、精米歩合は55%。

 

ここで閑話休題。

使用されている試飲グラスには、”KAMEIZUMI SINCE 1897”と記されている。

 

六種類目の酒は、純米大吟醸 原酒 CEL-24。

残念ながら左の生酒は品切れで、右の火入れヴァージョンを試飲。

初めて飲んだCEL-24も亀泉だった。

その時は-10を超える日本酒度に引いてしまったが、飲んでみると華やかな香り、優しい甘味=旨み、そして活き活きとした酸、そのバランスの良い美味しさに驚いたことを思い出す。

酵母はもちろんCEL-24。

この酒の仕様は聞き忘れたが、生ヴァージョンの使用米は八反錦、精米歩合は50%。

 

西原さんがスマホで、サケタイムで発表される分野ごとの銘柄の人気順位を見せてくれる。

この記事を書きながら高知県の酒のランキングをチェックすると、亀泉のCEL-24が堂々の一位だった。

 

「鰹に一番合う酒のコンペティションでは、うちの酒が一位だったんですよ」と西原さん。

その時の優勝額が飾られている。

 

七種類目の酒は番外酒。

CEL-24の生酒はなかったが、三日後に搾る予定のCEL-24を試飲させてくれた。

フレッシュなにごり酒が美味い。

蔵でしか飲むことができない、これぞ蔵訪問の醍醐味。

 

八種類目の酒は、純米吟醸 土佐のはちきん。

まさにはちきんのような、活きが良く切れ味が素晴らしい辛口。

はちきんとは男勝りの女性のことで、”金〇が八つあるくらいの”、という表現。

使用米は山田錦と八反錦、精米歩合は50%、使用酵母はKA-1。

KA-1は高知県保有の熊本酵母。

 

九種類目の酒は、純米吟醸 吟麓。

CEL-24ほどではないが、リンゴ系(カプロン酸エチル系)の華やかな香りを持ち、米の旨みと酸味が素敵にバランスしたボディ。

使用米は吟の夢、酵母はCEL-19で、精米歩合は50%。

 

十種類目の酒は、純米大吟醸 兵庫山田錦。

兵庫県産の山田錦を50%まで磨いて醸された、贅沢な純米大吟醸。

使用酵母はCEL-19で、リンゴ系の甘いフルーツ香を持ち、まろやかな米の旨みを感じることができる。

それでいて後味に甘さが残らない切れの良さは、流石亀泉。

 

そして十一種類目の酒、番外酒を除けば十種類目、最後の酒は、純米大吟醸 亀の尾。

幻の酒造好適米、亀の尾を50%まで磨き、CEL-19とA-14で醸した酒。

リンゴ系とバナナ系の香りが共存する、リッチな造り。

芳醇な米の旨みを酸が引き締め、切れ味が良い。

 

これで十種類の酒の試飲が終了。

色違いのエチケットが素敵だ。

友人たちと過ごす、亀泉酒造での楽しい蔵訪問は続きます。

 

 

 

 

 

 

11月のこと、四年ぶりの楽しい高知旅の続き。

メンバーは、高知のかずみさんご夫妻、そしてしづちゃんと私。

 

一夜明けた朝、寝過ごしてしまい、出発まで一時間しかない。

ホテルのレストランでの朝食はあきらめ、急いでシャワーを浴び身支度をすると、かずみさんご夫妻にいただいたお土産の中から割れおかきとみかんを取り出して食べる。

どちらも美味い。

 

迎えに来てくれたかずみさんご夫妻の車にしづちゃんと共に乗車し、目的地に向かう。

驚いたことに、しづちゃんは早起きして日曜朝市に行ってきたとのこと。

そして嬉しいことに、朝市でみょうが寿司と玉子巻きずしを買ってきてくれていた。

 

みょうが寿司と玉子巻きずしの朝食を食べる間にも車は南進し、太平洋に突き当たる。

太平洋は広い。

逆光なので暗く写っているが、実際には美しい青。

 

こっちは室戸岬方面。

 

こっちは足摺岬方面。

 

かずみさんご夫妻としづちゃんを記念撮影。

 

続いて、かずみさんと私が交代して撮影。

 

しばらく西進し、仁淀川の河口を見に行く。

 

ここが仁淀川の河口。

大きな川だが、河口には一面に砂が堆積し、海への出口は細い流れとなっている。

 

写真では見えにくいが、海には多くのサーファー。

でも海が凪いでいて波が無いので、誰も波に乗れていない。

 

車を止めたのは、新居地区観光交流施設の「南風」。

南風は普通は”はえ”なのだが、ここでは”まぜ”と言うようだ。

 

地元の名産品や農産物が並ぶ。

色々買いたいところだが、今から酒蔵を訪問するので我慢。

 

約束の時間が近づいたので、先を急ぐことにする。

到着したのは、土佐市の亀泉酒造。

ここは東京でも人気の酒、亀泉 純米大吟醸 CEL-24を醸す蔵。

 

事務所で西原社長の出迎えを受け、驚いたことに蔵を案内してくれるとのこと。

既に酒の仕込みが始まっているので普通は見学できないのに、特別なご配慮に感謝。

 

洗米工程。

蔵人の皆さん、お忙しいところ済みません。

 

洗った米の水切り。

これから蒸しの工程に移る。

 

蒸した米はここで冷却される。

 

続いては、仕込みタンク。

西原社長の説明を真剣に聴き入る二人。

 

タンクの上部を見ることができる作業用の足場に上らせてもらう。

 

蓋を開けて香りを嗅がせてくれる。

素晴らしい醸造香。

香りを胸いっぱいに吸い込むと、それだけで酔ってしまいそうだ。

 

代わる代わる発酵の様子を観察し、香りを嗅がせてもらう。

 

蔵の中にいる嬉しさと充満するアルコールのため、既にハイになっている。

 

最後は搾りの工程。

機械は、お馴染みの藪田式自動醪搾機。

 

この大きな箱の中身は酒粕。

 

CEL-24酵母で醸した酒の酒粕を食べながら西原社長の説明を聞く。

友人たちと過ごす、亀泉酒造での楽しい蔵見学は続きます。

 

 

 

 

 

 

11月のこと、四年ぶりの楽しい高知旅の続き。

メンバーは、高知のかずみさんご夫妻、そしてしづちゃんと私。

小料理店の『曽我部』で土佐の美味い料理と酒を味わい、『土佐バル』で土佐酒を楽しんだ後は、かずみさんがまた次のお店に案内してくれる。

 

三度目の帯屋町商店街を歩く。

 

店の前に行列が出来ている。

ここは、『5019 PREMIUM FACTORY(ゴーイング・プレミアム・ファクトリー)』の高知本店。

”5019”で”ゴーイング”と読ませるのは面白い。

 

5019 PREMIUM FACTORY 【ゴーイング プレミアム ファクトリー】の代表写真1

こんな豪快なハンバーガーが人気のお店なのだそうだ。

それにしても、どうやって食べるのだろう。

 

脇道に入ってさらに進む。

 

かずみさんが案内してくれたお店は、『フライシュ・ケーニッヒ』。

ここで奥様とお別れし、三人で入店。

 

写真をあとで見てわかったが、このお店はかなり高い位置にあるようだ。

調べてみるとビルの4Fと5Fにあるお店だが、もっと高い場所に思える。

 

ここは南国市の山本麦酒が醸造するビールを中心に、色々なクラフトビールを味わえるお店。

 

酔いが回り、かずみさんもしづちゃんも絶好調。

 

それぞれが好きなビールを選択し、乾杯。

しづちゃんは、猪鹿蝶、フルーツセゾン。

”オレンジとマンゴーの果汁にジャスミン茶葉を使用。スッキリとした飲み口に紅茶の余韻がほんのり残る、秋に飲みたい1杯です”。

かずみさんは、グリーンロード、セッションHAZY IPA。

”フレッシュでグリーンなホップの香りを味わうヘイジーIPA。アルコール度数は少し抑えて飲みやすく、でも山本麦酒らしい骨太の苦味。セッションだけどたっすくない仕上がりです”。

「たっすい」は土佐弁で「弱々しい」、「頼りない」、「薄い」といった意味で、キリンビールの「たっすいがは、いかん!」キャンペーンは有名。

 

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このポスターは、神楽坂の高知の物産と日本酒のお店、『ぼっちりや』で撮影したもの。

高知では至る所で見るポスターだ。

 

私のビールは、弾丸、HPA。

”クラシカルな製法でこだわって造るペールエール。柑橘系のアロマと骨格のある苦味の余韻を大切に、飲み干して美味い究極のバランスを目指してます”。

 

ピーナッツでビールを飲むと、「ラッフルズ・シンガポール」の『ロングバー』を思い出す。

でもここではピーナッツの殻を足元に捨てるようなことはしない。

 

ハモンセラーノ、ザワークラウト、烏賊の薫製、バルサミコを掛けたポテサラ。

ドイツ名のお店だけあり、ザワークラウトが出された。

 

「土佐バル」ではおつまみ程度にしか食べていない。

小腹が空いてきたので、ビールと共に美味しくいただく。

 

私の二杯目は、クラフトバンク、レイジーIPA。

”ピーチやメロン、ライムといったフルーツのアロマ、柔らかな口当たりで重た過ぎず飲みやすい仕上がり”。

 

製造者は、京都府福知山市のクラフトバンク。

 

かずみさんの二杯目は、クラフトバンク、小豆レッド。

”丹波産、十勝浦幌産の小豆を使用。綺麗な淡い赤色にヴァイツェン特有のエステル香と小豆の優しい風味が特徴”。

 

これも、同じブルワリー。

 

楽しく飲んでいっぱいお話しをしたが、この夜の私の写真はここで途切れている。

四時間睡眠で朝から飲み続けているので、力尽きたようだ。

以降はかずみさんからいただいた写真。

 

最後にかずみさんがお店とのお付き合いで飲まなければと、酸っぱいビールを飲まれていたことは覚えている。

リープル、サワーエール。

”ひまわり乳業さんに全面承諾頂き完成したリープル(乳酸菌飲料)のビールです。サワーエールの酸っぱさにリープルのほのかな甘さと香りが調和しています”。

 

しづちゃんと乾杯。

日付も変わり、明日に備えてそろそろ帰途に就くことにしよう。

友人たちと過ごす楽しい高知の旅は、翌日に続きます。

 

 

 

 

 

 

11月のこと、四年ぶりの楽しい高知旅の続き。

メンバーは、高知のかずみさんご夫妻、そしてしづちゃんと私。

小料理店の『曽我部』で土佐の美味い料理と酒を楽しんだ後は、かずみさんが次のお店に案内してくれる。

 

再び帯屋町商店街を歩く。

 

よさこい鳴子踊りの常勝連を率いる”ほにや”のお店を見つけた。

 

”ほにや”の踊りは、かずみさんのブログで。

 

 

かずみさんご夫妻に案内され、暗い道をどんどん進む。

 

是非とも訪問したかった土佐酒が揃うお店に到着。

 

ここは『土佐バル』。

入口の杉玉を見るだけで期待が膨らむ。

 

店内には、高知の18の蔵の酒のディスプレイ。

 

最近、東京でも人気の南の一升瓶が並ぶ。

 

ふらっと一人で来てカウンターでサクッと飲むのも楽しそうだ。

 

私たちの席は、このテーブル。

 

飲み比べセットも楽しそうだ。

 

この”土佐酒香味マップ”、私も欲しい。

 

注文を終え、酒が揃う。

 

私は大吟醸セットを選んだ。

蔵は、美丈夫、酔鯨、亀泉。

お腹はいっぱいなので、酒のアテはこれで充分。

 

四人で乾杯。

 

うすにごりの酒も頼んだようだ。

でも記憶にない。

 

気持ち良く酔って店をあとにする。

友人たちと過ごす、高知の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

11月のこと、四年ぶりの楽しい高知旅の続き。

高知市での夜の会食の場所は、小料理店、『曽我部』。

メンバーは、高知のかずみさんご夫妻、そして、しづちゃんと私。

 

美丈夫の大吟醸を飲み干すと、次の酒を注いでもらう。

 

安芸郡の南酒造場が醸す、南 純米大吟醸 五百万石。

美丈夫、南と続けて大吟醸を飲めるとは、今夜は幸せ。

 

使用米は福島県産五百万石、精米歩合は40%と高い。

 

餅蓮根の揚げ出し。

 

もちもちの食感が面白く美味い。

すり下ろした蓮根に片栗粉を付けて揚げている。

 

三種類目の酒は、今日の午後に訪問した西岡酒造のもの。

 

中土佐町の西岡酒造が醸す、純米吟醸 どくれ ひやおろし。

 

杜氏の島村さんが造る酒はやんちゃなイメージ。

これはまさにその特徴が前面に出た辛口の酒だ。

使用米は高知県産吟の夢、精米歩合は50%。

 

大将が和え物を作っている。

 

皿に盛り込んでいるのは、前菜。

ここでは、先付け、お造り、揚げ物、前菜、そして椀物・食事の順で料理が出される。

 

10種の前菜の盛り合わせ。

これは日本酒が進みそうだ。

 

12時の位置から時計回りで、きゅうりのビール漬け、柿と椎茸の白和え、紅葉人参、栗きんとんの胡麻団子、うずらの卵と昆布の柿もどき、大根と海老の砧巻き、牛肉の八幡巻き、出汁巻き玉子、仁淀川の子持ち鮎、真ん中が、たたき牛蒡と真鯛の素焼き。

 

四種類目の酒は、大好きな酒蔵のもの。

香南市の高木酒造が醸す、豊能梅 リフレッシュ 純米吟醸 生酒。

 

使用米は高知県産吟の夢、精米歩合は60%。

この酒を初めて飲んだのは、北千住の日本酒酒場、『ウル虎』。

池袋西武の「酒蔵」で買うことができる。

高木酒造には前回の旅の時に訪問し、その後も五代目、六代目と懇意にさせてもらっている。

 

その時の記事はこちら。

 

 

〆のご飯は、鰹の押し寿司。

 

新鮮な鰹が酢飯によく合って美味い。

今夜は鰹を、刺身、たたき、鮨の三つの料理で堪能することができた。

 

お椀が独楽になっている。

 

椀物は、鯛の潮汁。

 

デザートは、キウイとリンゴの柚子ゼリー。

 

かずみさんがお気に入りの店だけあり、料理も酒も素晴らしかった。

四人で記念撮影。

 

満腹満足で店をあとにする。

友人たちと過ごす、高知の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

11月のこと、四年ぶりの楽しい高知旅の続き。

メンバーは、しづちゃんと私。

 

土佐久礼から高知に戻りホテルにチェックインすると、高知のかずみさんの奥様との待ち合わせ場所の「ひろめ市場」に向かう。

 

秋の旅行シーズンの土曜日の夜ということで、「ひろめ市場」の中は観光客で大混雑。

奥様と無事落ち合うと、今夜のお店に向かう。

 

お店に向かいながら、奥様に周辺の案内をしていただく。

ここは、オーテピア。

この中には、オーテピア高知図書館、オーテピア高知声と点字の図書館、高知みらい科学館の3つの施設がある。

 

伝統を感じさせる奥の建物は、高知追手前高校。

 

帯屋町商店街を進む。

高知市の商店街は活気がある。

 

鰹の藁焼きの店があるのも高知ならでは。

 

商店街から脇道に入り、更に曲がって帯屋町公園の前に出ると、かずみさんが予約してくれた小料理店、『曽我部』がある。

公園の階段を上り、全景を撮影。

撮影していると、仕事を終えたかずみさんが駆けつけてくれ、合流。

 

四人で一階のカウンター席を貸し切り。

目の前で大将が調理する様子を見ることができる。

 

今夜はどんな料理に出会えるか楽しみ。

 

まずは生ビールで、「お久し振りです」の乾杯。

改めて今夜のメンバーは、かずみさんご夫妻、しづちゃん、そして私。

 

陶器のビアグラスが洒落ている。

 

大将が先付けの準備を始めた。

嬉しいことに、ドロメだ。

 

ドロメ、大葉のぬた。

かずみさんによると、高知では通常はにんにくの葉を使うのだそうだが、ここでは大葉が用いられている。

 

ドロメはカタクチイワシの稚魚。

最近では漁獲量が減り、貴重品になっているのだそうだ。

ドロメの軽い苦みとぬたの甘みのバランスが素晴らしく美味い。

 

お造りは、季節の魚三種盛り。

 

左上はネイリ、その下は鯵、右は鰹。

ネイリはカンパチのことで、これは天然物。

身が引き締まって美味い。

 

刺身には日本酒。

 

かずみさんが酒を選んでくれる。

安芸郡の濱川商店が醸す、美丈夫 大吟醸 薫。

いきなり大吟醸とは嬉しい限りだ。

 

使用米は兵庫県産山田錦、精米歩合は40%という高級仕様。

華やかな香りを持ちながらきりりと引き締まった辛口が刺身によく合う。

 

かずみさんがコース料理に追加で頼んでくれた、鰹のたたき。

大将によると、今の時期、良い鰹の水揚げは少なく、街で売られているものは冷凍品とのこと。

今日は良い鰹が手に入ったが、価格は普段の二倍だったそうだ。

 

かずみさんから夜にたたきを頼んでいると聞いていたので、昼の「久礼大正市場」の『田中鮮魚店』では鰹はたたきではなく刺身を選んだ。

この炙り具合が美しく、大将自慢の鰹だけありとても美味い。

東京で食べるたたきは火が入り過ぎて、身が白くなった部分が厚くなっていることが多い。

友人たちと過ごす、高知の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

11月のこと、四年ぶりの楽しい高知旅の続き。

メンバーは、しづちゃんと私。

 

中土佐町の久礼で、「久礼大正市場」で美味しい鰹を食べ、久礼八幡宮と久礼天満宮にお参りした後は、今回久礼に来た目的の場所、西岡酒造に向かう。

 

西岡酒造は天明元年(1781年)創業の老舗で、現在の当主は九代目。

蔵人は冬は酒造りを、そして夏は米作りを行っている。

自社生産米だけでなく購入米もあるので、ワインでいえば、ドメーヌ兼ネゴシアン・エルブールといったところ。

 

今は酒の仕込みが始まっているので、蔵の中を見学することはできない。

 

西岡酒造の歴史を展示した蔵ギャラリーを見学。

 

江戸時代にタイムスリップしたような気分になる。

蔵の中は前回7月に訪問した時に、今の杜氏に詳しく案内してもらっている。

 

その時の記事は、こちら。

 

 

蔵人に試飲を勧められ、遠慮なく飲ませていただく。

主要な銘柄は、久礼と純平。

東京では見ることが無いが、他には一本釣りと雪柳の銘柄がある。

純平は青柳裕介の漫画、「土佐の一本釣り」の主人公の名前。

西岡酒造の酒は切れの良い辛口。

鰹によく合う酒だ。

 

最初の酒は、純平 純米吟醸 生酒 あらばしり。

蔵元限定販売の酒だ。

使用米は吟の夢、精米歩合は50%。

 

二種類目の酒は、純平 純米吟醸。

使用米は吟の夢、精米歩合は50%。

 

吟醸 一本釣り。

使用米は山田錦、精米歩合は50%。

 

久礼 吟醸無濾過。

使用米は土佐錦、精米歩合は60%。

 

久礼 辛口純米+10。

使用米は松山三井、精米歩合は60%。

日本酒度は+10もある。

 

大吟醸原酒 一本釣り。

使用米は山田錦、精米歩合は35%。

大吟醸まで試飲させてくれるとは、太っ腹。

 

仏手柑酒は甘いリキュール。

酒蔵梅酒は驚いたことに、かなりの辛口。

このあと更に気に入った酒、純平 純米吟醸 生酒 あらばしりと、大吟醸原酒 一本釣りを再度試飲。

試飲を済ませると、買って帰る酒を選ぶ。

しづちゃんは3本を、私は2本を購入。

 

買った酒は、こんな保冷袋に入れてくれる。

 

西岡酒造を出ると、駅に向かう。

これは駅前大通り。

この道を駅まで歩いてきた。

 

土佐久礼駅に到着。

午後四時近くになり、雲が出てきた。

 

ホームに上がると、見慣れない列車が停車している。

 

これは”志国土佐 時代(とき)の夜明けのものがたり”だ。

 

高知駅/土佐久礼駅/窪川駅間を走る列車で、沿線の食材を使った料理を食べることができる。

 

出発を手を振って見送る。

私たちの特急はこの直ぐ後に到着し、出発すると次の駅で”時代の夜明けのものがたり”を抜き去ってしまった。

土佐久礼/高知間は特急で約50分だが、”時代の夜明けのものがたり”は2時間以上かけて走る。

 

高知駅に到着すると、荷物を預けているホテル、「ロスイン」にチェックイン。

インバウンドの影響だろうか、多くのホテルが満室で、やっと取れたのがここだった。

価格も2019年に来た時と較べ、随分高くなっている。

少し休んだ後、今夜の食事の店に向かうこととする。

しづちゃんと過ごす、高知の楽しい旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

11月のこと、四年ぶりの楽しい高知旅の続き。

メンバーは、しづちゃんと私。

 

「久礼大正市場」を出て向かったのは、久礼八幡宮。

 

大きな格式のある本殿だが、中に飾られている額の中の絵は、左が鰹、右が鰹のたたきとは久礼らしい。

 

ふむふむと説明書きを読む。

 

興味のある方のために、拡大して張り付けておく。

 

しづちゃんはどこかと探すと、なんと、この石の穴を潜り抜けているではないか。

 

これは”厄ぬけ石”なのだそうだ。

 

しづちゃんに「幸さんも厄を落とさなきゃ」と促され、絶対に無理だと思いながら挑戦。

肩が抜けるのに苦労したが、何とか通り抜けることができた。

ひょっとして、私は意外とスマートなのかもしれない。

 

第二の鳥居を過ぎたところで、拝礼。

 

第一の鳥居を見ると、その先はもう海。

 

第一の鳥居を過ぎたところから社殿を振り返る。

 

海岸に出ると、誰かの像がある。

碑文を読むと、「土佐の一本釣り」の作者、青柳裕介さんの像だった。

久礼が鰹の町として全国的に有名になったのは、ひとえに青柳裕介さんのお陰。

町にとっての恩人なのだ。

 

漁港近くには、津波避難タワー。

「土佐の一本釣り」の主人公に因み、”純平タワー”と名付けられている。

 

純平タワーからの太平洋の眺めをしばし楽しむ。

 

純平タワーを出て向かったのは、久礼天満宮。

 

久礼天満宮の由来書きを読む。

写真が歪んでいるのではなく、元々左右の柱の高さが違っているのだ。

天満宮なので、「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじ無しとて 春な忘れそ」と菅原道真の短歌。

 

長い参道を進み、本殿に向かう。

 

しづちゃんはちゃんと参拝。

私は一応クリスチャンなので、お参りは控える。

 

境内の至る所につわぶきの花。

 

寄進者の名板の中に、今から行く西岡酒造の名前を見付けた。

 

久礼天満宮をあとにすると、最後の目的地、西岡酒造に向かう。

途中、懐かしい昭和の看板を集めた場所があった。

これらの看板に違和感が無い、居心地の良さを感じさせる町だ。

しづちゃんと過ごす、楽しい高知の旅は続きます。

 

 

 

 

 

 

11月のこと、四年ぶりの楽しい高知旅の続き。

メンバーは、しづちゃんと私。

 

土佐久礼駅から歩いて向かったのは、久礼大正町市場。

鰹で有名な市場だ。

 

入口の立て札によると、この市場は明治中頃、漁師のおかみさんたちが小魚を売るようになったのが始まりとのこと。

大正四年にこの一帯が消失する大火災に見舞われた時、大正天皇が復興資金を援助したことから、その感謝のしるしとして町名が「地蔵町」から「大正町」に改められたのだそうだ。

 

市場の真ん中に立ち、前方を撮影。

 

振り返り、歩いてきた方向を撮影。

え、こんなに短い市場なの、というのが正直な感想。

でも美味しい鰹を食べることができるそうなので、気を取り直し、魚を選ぶことにする。

天井から吊り下げられた大漁旗には、青柳裕介さんの漫画、「土佐の一本釣り」の主人公の純平。

そう、久礼は「土佐の一本釣り」の舞台なのだ。

 

ランチのお店は、人気の『田中鮮魚店』。

お店の女将さんの前に並んでいるのが生の鰹。

その横には鰹のたたきも並べられている。

ここで魚を選び支払いを済ませると、番号札を渡される。

 

向かい側のお店で買った魚を食べることができる。

置かれたノートに名前と番号札の数字を書き込み、呼ばれるのを待つ。

私達は三番目。

 

数分待っただけで入店。

満席なので店内の撮影は控える。

日本酒を飲みたかったが、ビールしかないとのこと。

しづちゃんと乾杯。

 

スーパードライの生ジョッキ缶。

これならグラスが不要なので、手間いらずだ。

 

ビールのお供は、鰹節。

これは美味い。

 

”THE タナカのツマミ”という名称なのだそうだ。

 

刺身とご飯と味噌汁も届き、テーブルが賑やかになる。

 

向かいの『田中鮮魚店』で買った鰹とグジは綺麗に切られて皿に盛られている。

 

鰹は夜にたたきを食べる予定なので、昼は刺身を選んだ。

店頭に並んでいた中で、背側の一番大きな柵を購入したが、こうして皿に盛られると圧巻のヴォリューム。

 

こちらはグジの刺身。

グジは甘鯛のこと。

 

小さな皿は、岩塩と生のニンニク。

鰹の刺身用だ。

 

明日は周りの人に嫌われるかもと言いながら、岩塩と生ニンニクで食べると頗る美味。

 

醤油皿はちゃんと二枚出されている。

こちらはグジを山葵で。

 

「ニンニクを追加しますか」と言ってくれたので、出してもらう。

明日の飛行機では息を潜めなければだ。

 

たっぷりニンニクを乗せていただく。

幸せなひととき。

 

店内には、俳人、森澄雄の額。

「鰹の久礼 明けの星 鰹舟行く久礼の浦 沖の黒潮荒波育ち 一本釣りの久礼鰹 景色と魚は中土佐自慢 どうせ行くなら久礼大正市場美味処 澄雄」。

満腹満足で店を出ると、久礼の街をしばし散策。

しづちゃんと過ごす、高知の楽しい旅は続きます。