美味い日本酒と鰹を求めて高知への旅、豊能梅の高木酒造 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

高知龍馬空港を出ると、最初の酒蔵訪問先、高木酒造に先を急ぐ。

HISAKOさん、しづちゃん、私は亀泉の試飲で気持ち良くなっているが、運転してくれるかずみさんは素面で時間を気にされている。

好きな日本酒を飲まずに運転に専念していただいているかずみさんに感謝。

 

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軒先に下がった杉玉。

グリーンの杉玉を見ることは珍しい。

最近新調されたのだろうか。

 

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今日は五代目の高木社長が蔵を案内いただけるとのことで、楽しみにしていた酒蔵訪問。

 

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ショーウィンドウには、高木酒造の日本酒、豊能梅と土佐金蔵が並ぶ。

 

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最初は、高木酒造がある赤岡町の概要説明。

赤岡は昔は製塩業で栄えた町なのだそうだ。

4月28日(日)に開催された第62回どろめ祭りでは酒の早飲み大会が行われ、男性は一升、女性は五合の大杯を飲み干す早さを競うのだそうだ。

もちろんその酒は、楽鴬 豊能梅。

 

7月20日(土)、21日(日)に開催される絵金祭りでは、絵師金蔵の23枚の芝居屏風絵が飾られるのだそうだ。

狩野派の絵師、金蔵は贋作事件に巻き込まれ、土佐藩の城下追放となり、赤岡で芝居絵を描き続けたとのこと。

絵金の展示に加え、地元の人が役を演じる土佐絵金歌舞伎も公演されるとのことで、赤岡の歴史と文化を感じることができる。

 

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続いて、高知県が開発した酒造好適米、高知酵母の説明。

以前から高知の日本酒の独自性が気になっていたが、高知県農業技術センター、高知県工業技術センターと県内18の酒蔵が協力し、独自の米と酵母を作り上げていることがよくわかった。

よく聞くAA-41、CEL-19、CEL-24がちゃんとこの表の中に入っている。

 

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酒造好適米の説明も勉強になった。

高知県の酒米は、今は吟の夢が中心だが、新しく開発された土佐麗(とさうらら)が今年から加わり、期待が高まっているとのこと。

現在は山田錦、五百万石、松山三井等の県外産米が約60%を占めているが、土佐麗で県内産の比率が高まることが期待されている。

 

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酒造工程の説明もとても丁寧。

お話しの中に、酒造りへの愛情が滲み出ている。

そして先代の父親がやられたこと、六代目になる息子さんの提案による新しい酒造りの話しを楽しそうに語られるのが印象深い。

こうして豊能梅の伝統が、改良改善を加えながら、父から子へ、子から孫へと受け継がれていくのかと思うと、感慨ひとしおである。

 

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米を蒸す、甑。

こんな古い甑が今も使われているのはここくらいだろうとのこと。

石川五右衛門が三人くらい入ることができる大きさだ。

 

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この古い建物は、創業時、明治17年のもの。

 

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醸造を行わない今の時期は、発酵タンクも貯蔵タンクもほとんど空。

二本にだけ、ボトリング待ちの酒が入っている。

 

薮田式自動醪搾機(撮影忘れのため、しづちゃんのブログからお借りしました)。

この後、この機械を度々目にすることになる。

絞った後に残る酒粕の販売も行っているとのこと。

 

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事務所に戻り、試飲。

最初は、豊能梅 純米吟醸 吟の夢仕込み。

高知県産米の吟の夢と高知酵母の組み合わせを味わうならこの酒だろう。

口当たりはフルーティーな米の旨味を感じるが、後味は引き締まった辛口。

実にバランスの良い酒だ。

吟の夢を100%用い、精米歩合は50%、アルコール度数は16度。

 

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豊能梅 純米吟醸 土佐の夏吟醸。

夏限定の純米吟醸酒。

柔らかな口当たりと酸味、切れの良い後味、夏に冷やして飲んで美味い酒だ。

吟の夢と松山三井を用い、精米歩合は60%、アルコール度数は16度以上17度未満。

 

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特別純米酒 空と海 土佐宇宙酒。

高知県酒造組合の「宇宙酒開発」プロジェクトで生まれた酒。

高知県産の酵母と種籾をロシアのソユーズに乗せて打ち上げ、宇宙で10日間重力からのストレスフリーで培養。

その酵母と種籾を増殖させて醸された酒。

土佐の醸造家のロマンはスケールが大きい。

でも、宇宙酒の名前がなぜ空と海なのか。

実は次の挑戦は、深海で培養した酵母を使った酒造りなのだそうだ。

 

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豊能梅 純米吟醸 おりがらみ生酒。

微発砲のフレッシュな酒だが、しっかりとした辛口。

愛媛県産の松山三井を用い、精米歩合は50%、アルコール度数は16度。

 

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ここでかずみさんがしらすを出してくれた。

ふわふわで微塩のシラスが日本酒に良く合って美味い。

 

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蔵の見学中にも話題となった、豊能梅 純米吟醸 いとをかし 生酒。

実はこのお酒、ある方の酵母間違いで生まれたもの。

その酒に”かたはらいたし”ではなく、”いとをかし”と名付けるセンスが素晴らしい。

五百万石を用い、精米歩合は60%、酵母は高知酵母CEL-24、アルコール度数は14%。

CEL-24を用いた日本酒度ー10の甘口の酒だが、軽やかな酸味があり、後味がすっきり辛口なので飲み飽きしない酒だ。

 

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極めつけの酒は、豊能梅 純米大吟醸 龍奏。

高知県産米、吟の夢を40%まで磨きこんで醸された、豊能梅のフラッグシップ。

 

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裏のエチケットには、龍奏と命名したエピソードが書かれている。

高木社長によると、蔵を改築した平成6年に海から大きな竜巻が現れ、蔵に到達。

ところが、蔵の上ですっと消えたとのこと。

そしてその年の大吟醸が素晴らしい出来だったことから、龍神様が降臨し奏でる酒ということで、龍奏と名付けられたのだそうだ。

 

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豊能梅 純米酒 セメブレンド。

これは高木社長の息子さんのアイデアで生まれた酒。
醪の搾りで圧力をかけて絞る最後の酒、責めをブレンドしたもの。
この中には、純米大吟醸 龍奏、純米吟醸 吟の夢仕込み、土佐金蔵 特別純米等がブレンドされている。
この五角形は、”甘さ”、”味ハバ”、”酸味”、”吟醸香リンゴ様”、”吟醸香バナナ様”の座標を示しており、その年のセメブレンドの味の特徴を知ることが出来る。
またこの五角形は、豊能梅の梅の花をも表しているとのこと。
これは買いたい酒だが、既に在庫切れとのこと。

 

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ましろさんのはるかりきゅーる。

間城農園のはるかを用いて、清酒、はるか果汁等を用いて作られたリキュール。

はるかは、小夏、日向夏、ニューサマーオレンジの自然交配種。

果汁は20%で、アルコール度数は8%のフルーティーで爽やかなお酒。

 

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素晴らしい日本酒の数々の試飲で、しづちゃんも私も大満足。

しづちゃんは宇宙酒を、私は純米吟醸 吟の夢仕込みと夏吟醸を購入。

ここでかずみさんから、時間切れ宣言。

高木社長にお礼を述べ、車に飛び乗る。

40分の予定が90分ものんびりしてしまったので、次の蔵の訪問時間に遅れそうなのだ。

楽しい高知の酒蔵巡りは続きます。