美味い酒と鰹を求めて四年ぶりの高知への旅、西岡酒造、中土佐町 5 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

11月のこと、四年ぶりの楽しい高知旅の続き。

メンバーは、しづちゃんと私。

 

中土佐町の久礼で、「久礼大正市場」で美味しい鰹を食べ、久礼八幡宮と久礼天満宮にお参りした後は、今回久礼に来た目的の場所、西岡酒造に向かう。

 

西岡酒造は天明元年(1781年)創業の老舗で、現在の当主は九代目。

蔵人は冬は酒造りを、そして夏は米作りを行っている。

自社生産米だけでなく購入米もあるので、ワインでいえば、ドメーヌ兼ネゴシアン・エルブールといったところ。

 

今は酒の仕込みが始まっているので、蔵の中を見学することはできない。

 

西岡酒造の歴史を展示した蔵ギャラリーを見学。

 

江戸時代にタイムスリップしたような気分になる。

蔵の中は前回7月に訪問した時に、今の杜氏に詳しく案内してもらっている。

 

その時の記事は、こちら。

 

 

蔵人に試飲を勧められ、遠慮なく飲ませていただく。

主要な銘柄は、久礼と純平。

東京では見ることが無いが、他には一本釣りと雪柳の銘柄がある。

純平は青柳裕介の漫画、「土佐の一本釣り」の主人公の名前。

西岡酒造の酒は切れの良い辛口。

鰹によく合う酒だ。

 

最初の酒は、純平 純米吟醸 生酒 あらばしり。

蔵元限定販売の酒だ。

使用米は吟の夢、精米歩合は50%。

 

二種類目の酒は、純平 純米吟醸。

使用米は吟の夢、精米歩合は50%。

 

吟醸 一本釣り。

使用米は山田錦、精米歩合は50%。

 

久礼 吟醸無濾過。

使用米は土佐錦、精米歩合は60%。

 

久礼 辛口純米+10。

使用米は松山三井、精米歩合は60%。

日本酒度は+10もある。

 

大吟醸原酒 一本釣り。

使用米は山田錦、精米歩合は35%。

大吟醸まで試飲させてくれるとは、太っ腹。

 

仏手柑酒は甘いリキュール。

酒蔵梅酒は驚いたことに、かなりの辛口。

このあと更に気に入った酒、純平 純米吟醸 生酒 あらばしりと、大吟醸原酒 一本釣りを再度試飲。

試飲を済ませると、買って帰る酒を選ぶ。

しづちゃんは3本を、私は2本を購入。

 

買った酒は、こんな保冷袋に入れてくれる。

 

西岡酒造を出ると、駅に向かう。

これは駅前大通り。

この道を駅まで歩いてきた。

 

土佐久礼駅に到着。

午後四時近くになり、雲が出てきた。

 

ホームに上がると、見慣れない列車が停車している。

 

これは”志国土佐 時代(とき)の夜明けのものがたり”だ。

 

高知駅/土佐久礼駅/窪川駅間を走る列車で、沿線の食材を使った料理を食べることができる。

 

出発を手を振って見送る。

私たちの特急はこの直ぐ後に到着し、出発すると次の駅で”時代の夜明けのものがたり”を抜き去ってしまった。

土佐久礼/高知間は特急で約50分だが、”時代の夜明けのものがたり”は2時間以上かけて走る。

 

高知駅に到着すると、荷物を預けているホテル、「ロスイン」にチェックイン。

インバウンドの影響だろうか、多くのホテルが満室で、やっと取れたのがここだった。

価格も2019年に来た時と較べ、随分高くなっている。

少し休んだ後、今夜の食事の店に向かうこととする。

しづちゃんと過ごす、高知の楽しい旅は続きます。