ワインは素敵な恋の道しるべ -384ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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銀座の『ブラッスリー・ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。


アペリティフ、白、赤と飲んだあとは、ディジェスティフ。


今夜は、ヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ロゼ。


アペリティフもヴーヴ・アンバルのミレジム、2013年をベースとしたミモザだったので、ヴーヴ・アンバルに始まりヴーヴ・アンバルで終わる夜となった。


ヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュは、いわばひらまつグループのハウス・スパークリング・ワインといったところ。


高品質で手ごろな価格で飲むことができるので、私達も色々な店で飲んでいる。


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色合いはとても綺麗で華やか。


果実味が豊かで、フルーティ。


それでいてきりりと締まった辛口。


ディジェスティフには貴腐ワインやフォーティファイド・ワインを飲むことが多いが、たまにはこんな選択も良いものだ。


ヴーヴ・アンバルは1898年にマリー・アンバルによって設立され、以来家族経営を続けているクレマン専門のメゾン。


クレマン生産量の約40%を占める最大手で、240haという広大な自社畑に加え、約200軒の契約農家からぶどうやブドウ果汁を買い付けている。


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デセールは、フレッシュ苺とヴァン・ブランのジュレ、マスカルポーネのムースリーヌと小さなヴァシュラン。


春を感じさせるデセール。


ロゼのクレマンとの相性も良い。


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コーヒーを飲みながら今夜のワインと料理を振り返る。


白ワインが素晴らしかったと、二人の意見は一致。


コーヒーのカップにもポール・ボキューズのトレードマークが入っている。


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カップを180度回すと、今度はポール・ボキューズの名前が現れた。


フランス料理には、香り高いコーヒーが良く合う。




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彼女と過ごす夜は格別だ。


彼女の笑顔を見ると、今夜の料理にもワインにも満足したようだ。


銀座の『ブラッスリー・ポール・ボキューズ』の夜は素敵に更けていきました。








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『ブラッスリー・ポール・ボキューズ銀座』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。


アペリティフと前菜に続き、白ワインが出される。


今夜の白ワインは、アルフォンス・メロのレ・ペニタン、シャルドネ、2008年。


アルフォンス・メロはサンセールで16世紀初頭から約500年、19代にわたってぶどう栽培とワイン造りを行う名門で、サンセール最大の生産者である。


このレ・ペニタンは、ブルゴーニュのジャンテ・パンシオとアルフォンス・メロのコラボ・ワイン。


サンセールとブルゴーニュの間にあるコトー・シャリトワという場所にワイナリーを開き、ピノ・ノワールをジャンテ・パンシオが、シャルドネをアルフォンス・メロが担当している。


そして出来上がったワインは半々ずつそれぞれのエチケットで、レ・ペニタンの名前で販売されている。

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色合いは綺麗な黄金色。


口に含んで驚いた。


2008年ヴィンテージなので熟成が進み、まるでムルソーのような素晴らしいボディのシャルドネに仕上がっている。


豊かな果実味、熟成感、しっかりとしたミネラル、そして複雑でリッチなボディ。


ぶどうはビオロジックで栽培され、90%はステンレスタンク、10%は新樽で、シュールリーで発酵が行われている。


あまりに美味しいので、彼女も私も三杯も飲んでしまった。


アペリティフも三杯飲んでいるので、今夜は少しピッチが早すぎるようだ。


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白に合わせた料理は、鰆の瞬間燻製ポワレ、焦がしバターソース、アーティチョークのバリグール風。


鰆とアーティチョーク、まさに春の味わいだ。



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赤ワインもアルフォンス・メロが造る、サンセール・ルージュ、ラ・ムシエール、2010年。


珍しい、サンセールの赤である。


ぶどうはピノ・ノワール。


メロが当初から所有していた畑がこのラ・ムシエールで、サンセールの白を生み出すソーヴィニヨン・ブランと、赤を生み出すピノ・ノワールが栽培されている。


メロはサンセール最大の58haの畑を所有しているが、その内34haをラ・ムシエールが占めている。

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色合いは想像していたよりも濃い。


口に含むと、しっかりとした果実味、酸、タンニンを感じる。


冷涼なサンセールのピノ・ノワールとは思えない、骨太のボディをしている。


先に紹介したとおり、メロはブルゴーニュのジャンテ・パンシオとジョイントでコトー・シャリトワでもピノ・ノワールを造っている。


ジョイント・プロジェクト、レ・ペニタンのスタートは2006年。


一方、メロが自身がピノ・ノワールに挑戦し始めたのは1995年のこと。


それだけラ・ムシエールの方が、ぶどうの樹齢が高いと言うことのようだ。


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赤に合わせた料理は、大山鶏胸肉の低温ロースト、ソース・シュープレーム、腿肉のラッケと春野菜のエチュベを添えて。


柔らかい胸肉、そして香ばしく焼かれた腿肉の組み合わせが美味い。


添えられているアスパラガスは香川県産で、”讃岐の目覚め”という名前なのだそうだ。


銀座の『ブラッスリー・ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす楽しい夜の続きは、また次回。






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今夜は久し振りに、『ブラッスリー・ポール・ボキューズ銀座』で彼女と待ち合わせ。


二人で行くお店で、彼女が一人で迷わずに行くことができるところは幾つかしかない。


だから大抵はどこかわかりやすい場所で待ち合わせ、二人揃ってお店に行くことになる。


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もう少し店の場所を覚えてもらいたいとも思うが、「何時も貴方と一緒に行くのだから覚える必要は無いでしょ」と言われると悪い気はしない。


『ブラッスリー・ポール・ボキューズ銀座』はプランタン銀座の隣、マロニエゲートにあるので、彼女も迷わずに行くことができるのだ。


何時ものように待ち合わせ時間の10分前に店に到着し、彼女を待つ。


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今夜は珍しく、待ち合わせ時間の少し前に彼女が到着。


店の支配人が私達の席に彼女を案内してくれる。


席を立ち、彼女の椅子を引いて待ち、彼女が着席すると私も腰を下ろす。


早速アペリティフで乾杯。


今夜のアペリティフは春の特別仕立てで、エルダー・フラワーのシロップ、オレンジ・ジュースとスパークリング・ワインで作られている。


エルダー・フラワーの和名はセイヨウニワトコで、粘膜の浄化、利尿・発汗作用を持ち、風邪やインフルエンザ、鼻炎や花粉症の症状緩和効果がある。


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今夜のアペリティフに使われているスパークリング・ワインは、ヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2013年。


昨年飲んだ時は2012年ヴィンテージだったが、今年は2013年に切り替わったようだ。


ヴーヴ・アンバルはアンバル未亡人が創設したクレマン・ド・ブルゴーニュ専門のメゾンで、クレマン・ド・ブルゴーニュの始祖と言われている。


シャンパーニュ方式で造られており、私達も良く飲む美味いクレマンである。


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そしてエルダー・フラワー・シロップは、オーストリアのダルボの製品。


ダルボは1879年創業の家族経営の会社で、インスブルックの東30kmほどのところに居を構えている。


ジャム、蜂蜜、フルーツシロップを製造するオーストリア最大の食品加工会社なのだ。


エルダー・フラワーはオーストリアではとてもポピュラーで、「庶民の薬箱」と呼ばれているそうだ。


因みにエルダー・フラワーは英語名で、ドイツ語名はホルンダー・ブリューテン。


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前菜は、海の幸と春キャベツのミモザサラダ、オレンジの香り。


烏賊と海老がプリプリで美味い。


春らしい一品だ。


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順序が逆になったが、今夜のワインと料理について説明してくれるのは、ソムリエの大友さんと料理長の木下さん。


お二人の説明を聞くと、とても勉強になる。


そして料理もワインも一層美味しくなるのだ。


銀座の『ブラッスリー・ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす素敵な夜の続きは、また次回。






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東京近郊の街でのこと。


用事を終え空腹を覚えると、久し振りに焼き鳥を食べたくなった。


そこで駅前の繁華街を散策すると、”炭火やきとり”の大きな看板を見つけた。


店の前に出された品書きを確認し、この店にすべきかどうか考える。


すると木製の扉がさっと開き、店員さんが「いらっしゃいませ」と元気よく声を掛けてきた。


こうなると入店しない選択肢は無い。


カウンター席に座ると、一般的日本人の行動に従い、まずはビールを注文。


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品書きを眺めていると、お通しが出される。


大根と水菜のサラダ。


これは気が利いていて美味い。


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お通しのもう一皿は、ポテトサラダ。


飲む前に炭水化物を少しお腹に入れておくのは悪くない。


さて、焼き鳥を注文するとしよう。



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焼き鳥が焼き上がる前の酒の肴は、砂肝。


歯ごたえが良く、薄味なので気持ち良く食べることができる。


どれも小皿で出されるので、色々な種類を食べることが出来るのが嬉しい。


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ビールのあとは、焼酎。


大好きな黒糖焼酎の奄美30度を注文。


焼酎は何時もロックで飲むので、普通の25度だと飲んでいるうちに薄くなってしまう。


そこで30度以上のアルコール度数のものを好んで飲んでいる。


奄美は、大島郡徳之島町にある5軒の蔵元が共同で運営する奄美酒類の製品で、黒糖焼酎の代表的銘柄である。


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最初の鳥は、焼きではなく揚げ。


さくさくとした食感に揚げられた手羽先が美味い。


たれが和風なので、焼酎にも良く合う。



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定番の焼き鳥四種。


ねぎま、かしわ(ここでは”焼き鳥”という名前)、砂肝、軟骨。


久し振りの焼き鳥はやはり美味い。


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つくね。


この店では、たたきという名前が付いている。


とても大きく、これ一本でお腹がいっぱいになってしまいそうだ。


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奄美を二杯飲んだ後は、酒を泡盛に変える。


残波30度。


残波は沖縄の読谷村にある比嘉酒造の製品。


きりりと引き締まって、美味い。


飲み過ぎとは思いながらも、二杯を重ねてしまう。







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メニューに豚バラがあったので、注文。


九州では豚バラは欠かせないメニューだが、関東の焼き鳥店で豚バラを置いているところはほとんど無い。


昔のことだが、東京の有名な焼き鳥店で豚バラを注文したところ、「お客さん、ここは焼き鳥屋ですよ!」と叱られてしまった。


ここの豚バラは九州のものとは異なり、肉厚で、柚子味噌で食べるとのこと。


これもなかなか美味い。


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焼き鳥では、レバーは欠かせない。


他の部位は塩で食べることが多いが、これだけは何時もたれで食べている。



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鶏皮。


好物のひとつ。


コラーゲンたっぷりで、プリン体含有量も少ない。


〆には梅茶漬け。


でも写真撮り忘れ。


ついでに言えば、店の写真も撮り忘れ、店名も知らない。


それでも楽しい、久し振りの焼き鳥と焼酎の夜でした。








あの大震災から早くも5年。


まだまだ進まぬ被災地の復興と行方不明者の探索に、改めて心が痛み、自分に出来ることは何なのだろうと考える。


5年前の今日は、インドから帰る飛行機の中に居た。


成田空港に16時過ぎに着陸するために車輪を出し高度を下げた。


ところが急に機首を上げ、成田空港が閉鎖になったとの機内放送。


訳がわからないまま関西空港に降り立った。


5年前の今日は、今日と同じくとても寒かった。


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インド帰りと言うことで、麻の背広を着ただけで、二個の大きなスーツケースを抱え、新大阪で動かぬ新幹線を振るえながら待った。


阪神淡路大震災の時は、東京駅始発ののぞみに乗車し、名古屋付近で立ち往生して閉じ込められた。


トルコ大地震の時は、イスタンブールに居た。


災害の記憶は風化しやすい。


今日は危機意識を新たにし、災害が人災とならぬように努めることを心に刻まなければならない。


今夜は一昨年の春にバルセロナで購入したワインを抜栓した。


バルセロナでは地元カタルーニャ産を中心にワインを数本購入したが、既にほとんど飲んでしまい、これが最後の1本。


スペイン・ワインと言えば今まではリオハばかり飲んでいたが、バルセロナでカタルーニャ・ワインに出会い、すっかりファンになってしまった。


イ・タン、ガルナチャ・ネグラ、2012年。


DOはモンサン。


モンサンは、カタルーニャ州タラゴナ県にあるDO。


モンサンでは多くのぶどう品種がDOで認可されており、ガルナチャ・ネグラはその中の赤用品種のひとつ。


ガルナチャはフランス語ではグルナッシュで、サルデーニャではカンノナウ。


一説ではサルデーニャが原産地で、スペインが統治した14世紀にスペインにもたらされたと言われている。


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エチケットに書かれている情報から読み取れるのは、この程度。


イ・タン自身については初めて出会うワインであり、また日本にも輸入されていないようなので情報を持っていない。


ネットで調べても、欧州のワイン案内サイトで簡単に紹介されている程度。


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その紹介によると、モンサンのワインは欧州では知名度が低く、イ・タンも稀にしか売られていないとのこと。


イ・タンの紹介ページには生産者であるイ・タンの説明は無く、ぶどう品種のガルナチャに関する記述が大部分を占めている。


総じて言えば、低い価格帯にしては旨いコスパ・ワインとの評価だ。


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グラスに注ぐと、色合いは結構濃いガーネット。


ぶどうの果実香を持つが、口に含むと果実味はそれほど感じない。


タンニンは円やかで、酸は少ない。


適度の熟成感を持ち、余韻は中程度。


確かにバランスの良いワインであり、€10ちょっとという価格を考えれば、コストパフォーマンスはとても高い。


スペイン・ワインをもっと飲まなければと再認識した、今夜も楽しいお家ワインでした。





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丸ノ内、ブリック・スクエアにある『マルゴ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。


白、赤と飲んだ後の食事の途中に飲むスパークリングが美味しく、更にグラスを重ねてしまう。


『マルゴ』の名を冠するスパークリングで、中身はクレマン・ド・リムー。


前回もご紹介したが、メゾン・アンテッシュが造るクレマン・ド・リムーで、セパージュはシャルドネ70%、シュナン・ブラン20%、モーザック10%。


デコルジュマンの前に18か月以上熟成させる、高品質のクレマン・ド・リムーである。


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次の料理は、パスタ。


と見えるが、実は東北の郷土料理、ひっつみ。


ひっつみを使って、日替わりのパスタ・ソースで調理しているのだ。


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今夜はグラスで色々なワインを楽しんでいる。


最初は、ラングドックのソーヴィニヨン・ブラン、続いてサンセール(ソーヴィニヨン・ブラン)、そしてサン・シニアンのグルナッシュ、そしてクレマン・ド・リムーを二杯飲んだ。


〆には強い赤を選ぶことにする。


エマニュエル・ダルノーが造る、クローズ・エルミタージュ、レ・トロワ・シェーヌ、2011年。


若き天才と言われるエマニュエル・ダルノーが1.5haの畑を購入したのは2000年。


2001年のファースト・ヴィンテージが早くも高評価を受け、一躍注目の的となった。


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彼が生産するのは、シラー100%のこのクローズ・エルミタージュ、レ・トロワ・シェーヌの1キュヴェのみ。


色合いは濃い紫。


重厚な凝縮された果実味を持ち、酸味、ミネラル感とのバランスが良い。


タンニンは強いが滑らか。


カシスやブラックベリー、炒ったコーヒーやチョコレートのニュアンスを持ち、抑えめの樽香も心地よい。


確かにこれは素晴らしいシラーだ。


普段はあまりローヌのワインを飲まない彼女も、これは美味しいと高評価。


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強いシラーに合わせた料理は、和牛のソテー。


肉の美味しさが際立つシンプルな料理は、重厚で洗練されたエマニュエル・ダルノーのシラーに良く合う。


ゆっくりと飲んでいたので、気が付くと店内の客はまばらになっている。


今夜の彼女はとりわけ美しく輝いている。


料理にもワインにも満足した証しだ。


丸の内、ブリック・スクエアーの『マルゴ』で彼女と過ごす夜は、素敵に更けていきました。




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丸の内のブリック・スクエアにある『マルゴ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。


今夜は飲むピッチが早いようだ。


白を二杯飲んだ後は、赤を注文。


普段はあまり飲まないぶどう品種のワインを飲んでみることにする。


サン・シニアンのドメーヌ・ド・カンビスが造る、レ・ジャルダン・シュスパンデュ、2011年。


ぶどうはグルナッシュ。


ドメーヌ・ド・カンビスは2002年創設の若いドメーヌで、2004年からドメーヌ元詰めを開始している。


保有する畑は13ha、家族経営の小規模なドメーヌである。


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ドメーヌを運営するのは母と娘。


女性が造り出す柔らかで繊細なワインとして知られている。


飲んでみると、確かに繊細だ。


グルナッシュとは思えない、と言えば失礼になるが、上品な味わいをしている。


生産量が少ないドメーヌだが、価格帯もリーズナブルであり、日本でも人気となりそうだ。




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料理はマルゴのサラダを注文。


その時々によってトッピングが異なるが、今夜はプロシュートがたっぷりと載せられている。


だからサラダと言っても、食事中にワインに合わせることができるのだ。


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何時もとは順番が逆で、白、赤と飲んだ後に、泡を注文。


『マルゴ』の名を冠したスパークリングで、その名もマルゴ。


中身はメゾン・アンテッシュが造る、クレマン・ド・リムーである。


細かな泡立ちを持ち、切れのある辛口だ。


セパージュは、アンテッシュのオリジナル・ワインを参照すると、シャルドネ70%、シャナン・ブラン20%、モーザック10%のようだ。


ぶどう栽培はリュット・レゾネ(減農薬農法)で行い、デコルジュマンの前に最低18か月間と言う長期熟成を行っている。


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バブルをあしらったMARUGOのロゴ入りのエチケットが可愛い。


ここの常連客のほとんどが、まずはこのMARUGOを飲んでいるようだ。


メゾン・アンテッシュは、ラングドック地方の西部、リムーに本拠地を置く家族経営のメゾンで、現在の当主は6代目である。


生産量は家族経営としては大規模で、年間93万本のワインを出荷している。


丸の内のブリック・スクエアにある『マルゴ』で彼女と過ごす楽しい夜は、まだ続きます。







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今夜は彼女と、丸ノ内で待ち合わせ。


場所は、ブリック・スクエアの『マルゴ』。


ブリック・スクエアは、三菱一号館と丸の内パークビルの間にある都会のオアシス。


そして彼女が一人で迷わずに行くことができる、数少ない場所。


何時ものように、私が待ち合わせ時間の少し前に着き、彼女を待つ間に今夜のワインを選ぶ。


彼女が到着すると、まずは白ワインで乾杯。


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乾杯用に選んだワインのぶどうは、彼女が好きなソーヴィニヨン・ブラン。


フランスのロロン・エ・フィスが造る、ソーヴィニヨン・ロロンである。


ロロンはボージョレを中心にフランス各地のワインを手掛けるネゴシアン。


ブルゴーニュを代表するネゴシアンであるルイ・ジャドの筆頭株主としても知られる。


このソーヴィニヨン・ブランはラングドックで造られたものだが、柑橘系の爽やかな香りに酸が心地よい、素晴らしい出来栄え。


ブラインドで飲めば、ラングドックではなくロワールだと思ってしまいそうだ。


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彼女の為に、彼女が大好きなオリーブを頼んでおいた。


「この白、好いわね」と言いながらオリーブを美味しそうに食べる彼女を、嬉しそうに眺める私。


今は私が海外で勉学する身なので、彼女と会うのは久し振りなのだ。


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二杯目の白もソーヴィニヨン・ブランを選んだ。


今度はロワールのドメーヌ・アンドレ・ヌヴが造る、サンセール、レ・ロング・ファン、2013年。


ドメーヌ・アンドレ・ヌヴは、ロワールのサンセールに12haの畑を保有する、小規模な生産者。


サンセールらしさを体現したソーヴィニヨン・ブラン造りに定評がある。


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色合いはかなり淡いレモンイエロー。


鼻を近づけると、柑橘系の花の香り。


シレック土壌で造られたソーヴィニヨン・ブランは、乾いたミネラル系のニュアンスを持ち、酸も活き活きしている。


醸造にはステンレス・タンクを用い、ぶどうの自然な果実味を活かしているそうだ。


「最初のソーヴィニヨン・ブランも美味しかったけど、やはりサンセールは特別ね」とは彼女の感想。


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サンセールには、海の幸のサラダを合わせる。


海老、帆立、烏賊等の食材は、辛口のソーヴィニヨン・ブランに良く合う。


彼女と過ごす丸の内ブリック・スクエアの『マルゴ』での楽しい夜の続きは、また次回。








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お昼ご飯を食べる暇がなかったため、早めの夕食をとることにした。


銀座をぶらぶらして店を探す。


行きつけの店はまだどこも開店していない。


ちょっと銀座を離れた場所で、素敵な立て看板を見付けた。


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『サルヴァトーレ・クオモ東銀座』。


周りにあまり店が無い場所なので、昆虫のようにこの明かりに引き寄せられたのだ。


そして店に近づくと、今度は美味しそうな香りに惹き付けられた。


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そして決め手は、この立て看板。


なんと17時~19時30分の間、ボトルワインが半額、ハウスワインのグラスが280円と書かれているではないか。


でもよく見ると、ボトルワインの文字の前に小さく”指定”と書かれている。


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店に入り、指定のボトルが何なのか聞いてみることにする。


高価なワインが半額なのではと考えていたが、実際にはハウスワインのボトル(白・赤)、サルヴァトーレ・クオモの名入りボトル(白・赤)の4種類と、スパークリングが1種類。


つまり、『サルヴァトーレ・クオモ』直輸入と思われる安価なボトルが、更に半額になるのだ。


他の価格の高いワインは輸入代理店からの仕入れなので、半額にすると利が残らないのだろう。


ちょっと寒い気もするが、スパークリングを選択。


そこで、席はピッツァの窯に一番近いカウンター席を選んだ。


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ボスコ・デイ・チルミオーリ・ブリュット。


ヴェネト州のボスコ・デイ・チルミオーリの製品で、ぶどうはピノ・ビアンコ。


グラスに注ぐと、泡立ちはとても良い。


でも泡が少し大きく、泡の持続性は短い。


価格も考え合わせると、シャルマ法で生産されているのだろう。


香りはほのかに甘いフルーツを感じるが、味わいは爽快な辛口。


炭酸飲料のようにどんどん飲めてしまうのでアルコール度数をチェックしてみると、11度とちょっと低め。


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ワインのお共に、チーズが添えられている。


チーズを齧りながらワインを飲み、頼んだ料理の到着を待つ。


気の利いたワインのお供が嬉しい。



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カウンターの上には、大きな生ハムやニンニクが吊るされている。


見ているとプロシュートも食べたくなってしまう。




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最初の料理は、田舎風サラダ。


一人で食べるのに量が丁度良い。


全店共通メニューから選んだが、輪切りにしたオリーブが入っているところが、いかにもピッツェリア。


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続く料理は、ブロッコリーとアンチョビのマリネ。


共通のメニューではなく、手書きの今夜のお薦めから選んだ。


これがなかなか美味い。


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これも手書きの今夜のお薦めから選んだ料理。


いろいろキノコのソテー。


冷たい料理が続いたので、この熱々のキノコが一層美味く感じる。


それにしても、今夜の前菜は全て野菜料理。


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メインは、今夜のお薦めのハンバーグを頼もうと思っていた。


でも、目の前でどんどん焼かれるピッツァを見ていると、ここではやはりピッツァを食べるべきだと思い直す。



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ナポリ・ピッツァと言えば、一番ベーシックなマリナーラが好きだ。


でも席の前に貼っているこの案内を見て、マルゲリータを食べることにした。


ここで使用しているモッツァレラは、モッツァレラ・ディ・ブーファラ・カンパーニャ。


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つまり本物のカンパーニャ州の水牛のモッツァレラを使っているとのことなので、モッツァレラを使ったマルゲリータを注文したのだ。


ナポリ・ピッツァは生地が薄いので、一人でも一枚を食べきることが出来る。


ちょっと食べ過ぎたけど、今夜も楽しい東銀座の夜でした。






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彼女と有楽町で待ち合わせ。


数寄屋橋に出ると、数寄屋橋阪急跡地に建設が進んでいるトーキュープラザが姿を現す。


3月31日開業予定だ。


目的地に向かう前に、銀座を少し散策。


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銀座六丁目の松坂屋銀座店跡地を含む巨大開発も着々と進んでいる。


正式名称は、銀座六丁目10街区第一種市街地再開発事業。


中央通りと三原通り、みゆき通りと交詢社通りに囲まれた二つの街区を統合するもので、間の道は廃道となる。


商業施設、オフィスに加え、観世能楽堂が建設される。


また銀座初の観光バス乗降場も作られるので、観光バスによる銀座の混雑も解消されそうだ。


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最終目的地に到着する前に、”銀座で一番美味しいモンブラン”でお茶をすることにする。


銀座みゆき館銀座五丁目店。


フランスの街角にある昔のカフェのような雰囲気のお店。


人気店で何時も満席だが、幸運なことに広いテーブルを確保することができた。


彼女と一緒の時は、些細なことでも幸運に恵まれるのだ。


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ここで一番有名なのは、和栗のモンブラン。


厳選した熊本産の和栗を用い、毎日二回、お店で作っているのだそうだ。



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私は、和栗のモンブランとアールグレー。


ケーキには紅茶が一番合うと思っている。


でも彼女はコーヒーを注文。


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少し抽出時間を長めに取り、アールグレーの香りを強くする。


この香りがたまらなく好きだ。


特に甘いケーキには良く合う。



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このモンブラン、上品な味わいで本当に美味しい。


彼女は初めてなのだそうだ。


一見小さく見えるが、和栗100%のペーストがたっぷり載っているので、結構ヴォリューム感がある。


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中は三層構造になっている。


一番下は、サクッとしたメレンゲ。


その上に無糖の生クリーム。


そしてたっぷりの和栗のペーストが載っている。


甘味控え目なので何個でも食べることが出来そうだと思うが、食べ終えると一個で充分に満足感を得ることが出来る。


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さて、そろそろ最終目的地に向かうことにしよう。


歌舞伎は”にっぱち”が狙い目。


二月と八月は来場客が少ない月なので、席の確保が比較的容易なのだ。


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歌舞伎座の前には、八海山の菰樽が高く積み上げられている。


数えてみると、36個ある。


八海山は言わずと知れた新潟県魚沼の銘醸。


久し振りに、日本酒を飲みたくなった。



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今月の出し物の看板が出されている。


午前11時開演の昼の部は、通し狂言 新書太閤記。


序幕から五幕目、大詰まで通しで上演される。


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午後4時半開演の夜の部は、ひらがな盛衰記源太勘當、籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)、浜松風恋歌(はままつかぜこいのよみびと)。


今回は夜の部を鑑賞。


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配役はこのポスターで確認。


一番上の三人は、尾上菊五郎、中村梅玉、中村吉右衛門。


彼女は私よりずっと沢山歌舞伎を観ている。


私も学生時代には一幕見席に陣取って鑑賞したものだが、社会人になってからはスケジュール調整の難しさから、歌舞伎にもクラシック・コンサートにも行けなくなっていた。


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三月の案内のポスターも貼られている。


中村雀右衛門の五代目襲名披露が行われるのだ。


今夜はワインは登場しませんが、彼女と過ごす楽しい銀座の一日でした。