銀座で一番美味しいモンブラン、そして歌舞伎座 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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彼女と有楽町で待ち合わせ。


数寄屋橋に出ると、数寄屋橋阪急跡地に建設が進んでいるトーキュープラザが姿を現す。


3月31日開業予定だ。


目的地に向かう前に、銀座を少し散策。


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銀座六丁目の松坂屋銀座店跡地を含む巨大開発も着々と進んでいる。


正式名称は、銀座六丁目10街区第一種市街地再開発事業。


中央通りと三原通り、みゆき通りと交詢社通りに囲まれた二つの街区を統合するもので、間の道は廃道となる。


商業施設、オフィスに加え、観世能楽堂が建設される。


また銀座初の観光バス乗降場も作られるので、観光バスによる銀座の混雑も解消されそうだ。


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最終目的地に到着する前に、”銀座で一番美味しいモンブラン”でお茶をすることにする。


銀座みゆき館銀座五丁目店。


フランスの街角にある昔のカフェのような雰囲気のお店。


人気店で何時も満席だが、幸運なことに広いテーブルを確保することができた。


彼女と一緒の時は、些細なことでも幸運に恵まれるのだ。


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ここで一番有名なのは、和栗のモンブラン。


厳選した熊本産の和栗を用い、毎日二回、お店で作っているのだそうだ。



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私は、和栗のモンブランとアールグレー。


ケーキには紅茶が一番合うと思っている。


でも彼女はコーヒーを注文。


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少し抽出時間を長めに取り、アールグレーの香りを強くする。


この香りがたまらなく好きだ。


特に甘いケーキには良く合う。



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このモンブラン、上品な味わいで本当に美味しい。


彼女は初めてなのだそうだ。


一見小さく見えるが、和栗100%のペーストがたっぷり載っているので、結構ヴォリューム感がある。


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中は三層構造になっている。


一番下は、サクッとしたメレンゲ。


その上に無糖の生クリーム。


そしてたっぷりの和栗のペーストが載っている。


甘味控え目なので何個でも食べることが出来そうだと思うが、食べ終えると一個で充分に満足感を得ることが出来る。


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さて、そろそろ最終目的地に向かうことにしよう。


歌舞伎は”にっぱち”が狙い目。


二月と八月は来場客が少ない月なので、席の確保が比較的容易なのだ。


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歌舞伎座の前には、八海山の菰樽が高く積み上げられている。


数えてみると、36個ある。


八海山は言わずと知れた新潟県魚沼の銘醸。


久し振りに、日本酒を飲みたくなった。



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今月の出し物の看板が出されている。


午前11時開演の昼の部は、通し狂言 新書太閤記。


序幕から五幕目、大詰まで通しで上演される。


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午後4時半開演の夜の部は、ひらがな盛衰記源太勘當、籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)、浜松風恋歌(はままつかぜこいのよみびと)。


今回は夜の部を鑑賞。


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配役はこのポスターで確認。


一番上の三人は、尾上菊五郎、中村梅玉、中村吉右衛門。


彼女は私よりずっと沢山歌舞伎を観ている。


私も学生時代には一幕見席に陣取って鑑賞したものだが、社会人になってからはスケジュール調整の難しさから、歌舞伎にもクラシック・コンサートにも行けなくなっていた。


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三月の案内のポスターも貼られている。


中村雀右衛門の五代目襲名披露が行われるのだ。


今夜はワインは登場しませんが、彼女と過ごす楽しい銀座の一日でした。