ワインは素敵な恋の道しるべ -383ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


IMG_20160402_182720.jpg


彼女と共に楽しむ墨堤の花見の続き。


花見の後は、今戸の馴染みの鮨屋、『鮨勝』に行くことにする。


彼女は今戸に来るのは初めて。


私は『鮨勝』に行くために、浅草から花川戸を抜けて、ここによく来ている。


『鮨勝』の予約時間までまだ余裕があるので、今戸神社に立ち寄ることにした。


ここは最近人気のパワースポットなのだ。


何のパワーかと言うと、”縁結び”。


IMG_20160402_182736.jpg
その理由は、今戸神社にはイザナギノミコト、イザナミノミコトが祀られていること、そして今戸が招き猫発祥の地であることによる。


また今戸神社は浅草七福神のひとつ(福禄寿)にもなっている。


IMG_20160402_182824.jpg
本殿には、大きな招き猫が鎮座している。


陶器製で、大きさは70cmくらい。


これとは別に、本殿階段下には石で造られた招き猫二体も置かれている。


この石製の招き猫を撫でるとご利益があるそうだ。


IMG_20160402_182950.jpg 境内には、”今戸焼発祥の地”と書かれた石碑が建っている。


今戸焼は今戸周辺で焼かれている陶磁器で、日用の器や人形(今戸人形)が生産されている。


18世紀前半に本格的な生産が始まったとのことで、多くの窯元があったが、現存する窯元は1軒のみ。


今戸人形の中で有名なのが、招き猫なのだ。



IMG_20160402_182856.jpg
今戸焼の碑の隣には、”沖田総司終焉の地”の石碑も建っている。


新選組の一番隊組長であり剣豪として知られた沖田総司は、労咳(肺結核)のため、慶応4年5月30日(1868年7月19日)にこの地で生涯を終えた。


墓は港区元麻布の専称寺にある。


沖田総司が生まれたのは西麻布の白河藩屋敷なので、墓も沖田家ゆかりの寺にあるのだろう。



IMG_20160403_115021.jpg


今戸神社の絵馬は円型。


縁結びの絵馬らしく、赤い紐で結び付けられている。


何枚か見てみたが、どれも良縁を望む内容が記されている。


さて、そろそろ鮨を食べに行くことにしよう。


今日は「望月七郎委員長」風の記事となりました。


『鮨勝』のご紹介は、また明日。






IMG_20160402_184036.jpg
千鳥ヶ淵での花見が不発に終わったので、今度は墨堤でお花見。


ちょっと寒い曇り空だが、雨は降らないとのこと。


彼女と浅草駅で待ちあわせ、墨東の墨田堤に向かう。


IMG_20160402_204427.jpg
墨堤の桜は、まさに満開。


空が明るいので、上を向いて写真を撮ると花が白く写ってしまった。


満開後、気温が下がったので花が付いたまま散っていない。


IMG_20160402_203619.jpg
堤上には出店がいくつかあり、焼きそばやポップコーン、飲み物などが売られている。


何か食べようかな、ビールかお酒を飲もうかな、と思って足を止めるが、彼女はどんどん先に歩を進めてしまう。


急いで追いつき、肩を並べて歩く。


こんな綺麗な桜の下を一緒に歩けるなんて、幸せ。


先週の花見では、桜はまだ二分咲きの上に冷たい小雨に降られてしまった。


それだけに、彼女を再度花見に誘って良かった。


IMG_20160402_203801.jpg
墨田川には多くの花見船が出ている。


私も一度乗船したことがあるが、夜だったので花はほとんど見えなかった。


でも、飲んでいるだけで楽しかった。

IMG_20160402_184142.jpg
桜の樹の間では、ブルーシートを敷いて多くの花見客が酒宴を張っている。


賑やかな鐘やサックスの音が聞えてきた。


音に向かって進むと、チンドン屋さんが出ている。


チンドン屋さんを見るのは、10数年振りだと思う。


IMG_20160402_184228.jpg
おや、獅子舞もやっているではないか。


花見客の頭を噛み、福をもたらしている。


一渡り客の間を巡ると、道に出て被り物を外す。


綺麗に化粧をした男性の顔が現れた。


「おめでとうございます」と何度も挨拶。


新年の獅子舞のような挨拶に違和感を覚えるが、花見の時の景気付けには何と言えば良いのだろう。


IMG_20160402_180732.jpg
浅草から吾妻橋を渡り、墨東の墨田堤で桜を楽しみ、桜橋を渡って再び墨西に戻る。


桜橋には車道はなく、歩行者専用の橋である。


桜橋から墨東を見ると、堤の上はピンクの帯に蔽われている。


IMG_20160402_181543.jpg
墨西の旧今戸橋の横には仮設ステージが作られ、着物姿の女性達が扇の舞を披露している。


その周りには、案内所や救護所、出店が立ち並び、多くの来場者で賑わっている。


旧今戸橋を後にして、今戸二丁目にある馴染みの鮨屋、『鮨勝』に向かうことにする。


彼女と共に過ごす墨堤、そして今戸のお話の続きは、また明日。





IMG_20160328_212842.jpg
先週、彼女と共に千鳥ヶ淵で花見をした後の、有楽町の『マンゴツリー・カフェ』での楽しい食事の続き。


花見といっても、開花宣言後の冷え込みで二分咲きといったところ。


IMG_20160328_212521.jpg
しかも冷たい小雨の天気。


早々に花見を切り上げ有楽町に車を飛ばし、『マンゴツリー・カフェ』で早い時間からワインを飲み始めた。


IMG_20160328_201259.jpg
珍しいモルドヴァのワインを飲んだ後は、これも支配人が取り寄せてくれた人気のワインを抜栓。


フランス、ラングドック・ルーションの人気醸造家、ジャン・クロード・マスが造る、トワベー・エ・オウモン・ルージュ、リムー、2013年。


最高品質のワインをリーズナブルな価格で提供することを目指す造り手で、日本にもファンが多い。


名前のトワベーとは、Ⅲ=トワ=最高ランク3を表し、B=ベー=バリック熟成を表している。


ボトルはクラシック・タイプが用いられており、とても重い。


IMG_20160328_201413.jpg


口に含むと、まず重厚なボディに驚かされる。


プラムやブラックベリー、ラズベリーのニュアンス。


ベルベットのようなタンニンはとても滑らか。


微かな樽香、チャコールも感じる。


ジャン・クロード・マスのワインは、何時も期待を裏切らない。


60%がオーク樽(新樽30%)、40%がステンレスタンクで8ヶ月熟成されている。


セパージュは、メルロー80%、シラー15%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%。


IMG_20160328_201440.jpg
続いて届いた料理は、ガイ パッ ピョワン、鶏肉の甘酢炒め。


タイ料理には中華と言って良いものが多く、これもその一皿。


IMG_20160328_201506.jpg
これも私が二人の小皿に取り分ける。


先の写真を二人に分けたのが後の写真だが、分けた後の方が量が多く見える。


この現象は度々発生し、何時も不思議に思っている。


IMG_20160328_201521.jpg
そしてヌア ヤーン、熊本県産えこめ牛のグリル。


熊本と言えば赤牛が有名だが、このえこめ牛も赤身で柔らかく美味い。

IMG_20160328_201545.jpg
〆の料理はクイッティオ ナーム、タイの汁そば。


これは二人のお気に入りで、バンコク旅行の折には朝から食べている。

IMG_20160328_201601.jpg
そしてガイ ガパオ、鶏のガパオ。


とてもホット。


食べているうちに、頭のてっぺんから汗が出始める。


IMG_20160328_201624.jpg
もうお腹はいっぱい。


一応、「デザートはどうする?」と彼女に聞いてみる。


そると、「何が美味しいの?あ、マンゴツリー・パフェにする」


え、まだ食べるの、と思いながらも、「うん、美味しそうだね」と答える。


彼女はとてもスリムでスタイルが良いのに、何時も私と同じ量を食べ、そして必ずデザートも食べる。


本当に不思議だが、でも一緒に美味しく食べてくれるのが嬉しい。


『マンゴツリー東京』の名物デザートは、マンゴツリー・タワー。


そして『マンゴツリー・カフェ』の人気デザートは、このマンゴツリー・パフェなのだ。


IMG_20160328_201643.jpg
私はと言えば、マンゴー・アイスクリームを選ぶ。


食べない選択もあるが、それでは彼女がパフェを食べにくいと思い、一番量の少ないアイスクリームを選んだのだ。


花見はあまりできず残念でしたが、美味しい料理とワインに満足した有楽町の夜でした。





IMG_20160328_212129.jpg
先週のお話し。


彼女と九段下で待ち合わせ、千鳥ヶ淵で花見。


ところが東京は冷え込みが続いたため開花は遅れ、しかも当日は時々冷たい雨の一日となった。


IMG_20160328_212804.jpg
武道館前から、咲いている桜の樹を求めて歩く。


桜は二分咲きといったところ。


英国大使館前まで歩き、寒いので車を拾い、有楽町へ向かった。


IMG_20160328_201117.jpg
予約していたお店は、『マンゴツリー・カフェ』。


丸の内にある『マンゴツリー東京』のカジュアル版のお店なのだ。


店内には系列の『コカ・レストラン』もあり、タイスキを選択することもできる。

IMG_20160328_201129.jpg


『マンゴツリー東京』は一皿の量が多く、価格も高い。


それに較べ、ここでは同じ美味い料理を少量ずつ食べる事ができるので、銀座や丸の内での買い物帰り等に重宝している。


IMG_20160328_200925.jpg

ただ問題は、ワインの品揃えが少ないこと。


そこで何時も予約時に支配人に頼み、リスト外のワインを準備してもらっている。


今夜頼んだのは、赤。


「二本を取り寄せておいたので、好きな方を飲んでください」とのこと。


「それなら二本とも抜栓して下さい」と答える。


今日は寒かったので、白ではなく赤を頼んでおいて良かった。


最初のボトルは、何とモルドヴァのワイン。


インペリアル・ヴァン・ホールディングが造る、カベルネ、ドライ、レッド・ワイン、NV。


モルドヴァは、ウクライナとルーマニアに挟まれた小国。


紀元前3000年にはワイン造りが行われており、ワイン造り発祥の地と言われている。


IMG_20160328_201011.jpg
ぶどう栽培に適した気候と土壌を持ち、近年西欧から導入した近代的ワイン生産技術を組み合わせることにより、高品質で安価なワインを生産している。


ワインの大部分は、ロシア、旧ソ連各国、西欧を中心に輸出され、全労働人口の15%がワイン生産に従事しているそうだ。


インペリアル・ヴァン・ホールディングは、モルドヴァ南部で1977年に設立された大手のワイナリー。


香りは、ワイルド・ベリーやブラックベリー。


想像していた以上の果実味を持ち、タンニンもしっかりと付いている。


アルコール度数は13%と、ボディとのバランスが良い。


ブラインドで飲めば、ボルドーの良質のAOCクラスだと思ってしまいそうだ。


IMG_20160328_201059.jpg
最初の料理は、クン タクライ、海老とレモングラスのサラダ。


二人ともパクチーが大好きなので、別皿で追加して出してもらう。


IMG_20160328_173948.jpg
スプーンとフォークを用いて、片手で料理を二つの皿に取り分ける。


これは私の役目。


そして手際よく取り分ける私の様子を見るのが、彼女は好きなのだ。


IMG_20160328_201042.jpg
『マンゴツリー東京』では、普通はお店の人が取り分けて出してくれる。


でも私達のテーブルでは何時も、「お取り分けをお願いしてよろしいでしょうか」と私の所に皿を持ってきてくれるのだ。


二皿目の料理は、トード マン クン、海老のすり身揚げ。


IMG_20160328_201149.jpg 三皿目の料理は、ポッピア トード、マンゴツリー・カフェ オリジナルの揚げ春巻き。


海老、豚挽き肉、野菜、春雨がたっぷり入っている。


IMG_20160328_201204.jpg
スイートチリソースが付いているが、彼女はナンプラーと醤油を混ぜたソースが好きなのだ。


そこで、薬味セットを持ってきてもらう。


ナンプラー、酢、チリパウダー、砂糖がタイの定番薬味。


これに醤油を追加でもらう。


やはり『マンゴツリー』の料理は美味い。


バンコクでも『マンゴツリー』には良く行っている。


有楽町の『マンゴツリー・カフェ』で彼女と過ごす楽しい夜の続きは、また次回。





IMG_20160327_145812.jpg
南青山の『ポルトゥス』で彼女と過ごす楽しいロゼ・ワイン会の続き。


いよいよ5種類目のロゼが出される。


ポル・ロジェ、シャンパーニュ・ロゼ、ミレジム、2006年。


ポル・ロジェは、1849年創業の家族経営のメゾン。


イギリス首相を務めた故チャーチルが愛したシャンパーニュで、チャーチルはお気に入りの競走馬を"ポル・ロジェ"と名付けた。


一方ポル・ロジェの最高峰のシャンパーニュは、キュヴェ・サー・ウインストン・チャーチルと命名されている。


「こんな素敵なシャンパーニュを飲むことができるなんて幸せ」とは、彼女の言葉。


ワインは素敵だが、一度会ったことがあるポル・ロジェの社長は、とても堅物だった。


もう8~9年も前のこと、高輪プリンスのフレンチでポル・ロジェの社長との夕食会に彼女と共に参加した。


その時のイメージは、にこりとも笑わない、全く商売気のない職人気質の人だったのだ。


IMG_20160327_150238.jpg
ミュズレにもミレジムのヴィンテージ表記が。


それにしても、実質本位なミュズレ。


社長のイメージと重なり、思わず微笑んでしまった。


IMG_20160327_150133.jpg
素晴らしい勢いのある泡立ち。


泡はとても細かい。


グラスに丸いマークが微かに見えるが、ここにはPとRの頭文字が入っている。


このグラスはポル・ロジェの名前入りなのだ。


ストロベリーの甘い香り。


クリーミーで、強い熟成感を持つ。


骨格のしっかりした、奥行きのあるボディだ。


セパージュは、ピノ・ノワール65%、シャルドネ35%。


20のグラン・クリュ畑とプルミエ・クリュ畑から収穫したぶどうを使用し、ボトリング前にシャンパーニュ産の赤ワインを15%加えて色付けしている。


熟成期間は地下セラーで7年間以上。


まさに上質のシャンパーニュである。


IMG_20160327_145844.jpg
ワイン会の主催者のサリー。


とても魅力的なオーストラリア出身の女性である。


日本語も流暢に話すが、この会は英語縛り。


そのため欧米系のワイン・ラヴァーの参加も多く、何時も楽しい英語での会話が飛び交う。


日本人の参加者も最初は口数が少ないが、ワインが進むにつれどんどん会話が弾む。


誰とでも仲良くなれるのが、ワインの魔力、いや魅力。


ワインは人と人とを繋ぐ架け橋なのだ。


IMG_20160327_150337.jpg
デザートが出たことは写真が証明しているが、食べた記憶はあまり無い。


きっと食べたと思うが、この頃にはもうかなり酔いが回っていたようだ。


IMG_20160327_150431.jpg


彼女も私も帰り道を覚えていないが、翌朝起きた時はちゃんと家にいた。


桜の季節に飲むロゼの数々。


会話も楽しく、料理も美味しく、とても素敵な春の一日でした。






IMG_20160327_150042.jpg
南青山の『ポルトゥス』で開催されたロゼ・ワイン会の続き。


三種類目のロゼは、ミラヴァル、ロゼ、コート・ド・プロヴァンス、2014年。


これも南フランスのワインである。


ミラヴァルは歴史ある建造物で、昔は修道士の宿や王族の家として使用され、その後14世紀に貴族の館として登録されている。


1970年にはジャズ・ピアニストのジャック・ハーシェが所有者となり、ピンク・フロイド、スティング、シャーデー等のミュージシャンがここでレコーディングを行ったとのことだ。


今はブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー夫妻が別荘として所有し、ワイン造りはペラン家に委託しているのだ。


ペラン家については前回の記事に書いているので参照願いたい。


IMG_20160327_145339.jpg
今まで飲んだ三種類のロゼの中では、彼女はミラヴァルが一番好きだとのこと。


私の右隣の美しい女性もミラヴァルが好きとのことなので、使われているぶどうについて説明する。


でも、左隣に彼女が居るので長話にならないように気を付ける。


ところが彼女は左隣の欧州人の男性と楽しそうに話している。


ちょっと度量が狭いとは思いながら、二人の話に割り込んでしまう。


ところでミラヴァル・ロゼのぶどうは、サンソー、グルナッシュ、シラーとロール、つまりヴェルメンティーノ。


IMG_20160327_150252.jpg
今日の魚料理は、イトヨリダイ。


旨味のある白身魚であり、ワインにも良く合う。



IMG_20160327_145646.jpg
4種類目のロゼは、最初に飲んだラ・ヴィエイユ・フェルムと同じ造り手、南ローヌのファミーユ・ペランの、タヴェル、2013年。


ラ・ヴィエイユ・フェルムがデイリー・ワインのシリーズなのに対し、このタヴェルは上級のクリュ・シリーズに属している。


ラ・ヴィエイユ・フェルム、ミラヴァル、タヴェルと、ペラン家が造るロゼを三種類も飲むことになる。


普段はあまり飲まないロゼだが、桜の季節には辛口のロゼが嬉しい。


そして同時に複数のロゼを飲むと、味や香りを比較出来るのも楽しいものだ。








IMG_20160327_145232.jpg
色合いは、結構濃いロゼ。


ステンレス・タンクで12時間マセラシオンされている。


豊かな果実香を持ちフルーティだが、舌の上で転がすとしっかりとした熟成感を持ち力強い。


クリュ・シリーズに属すだけのことがあると納得。


セパージュは、グルナッシュ60%、ムールヴェードル30%、サンソー10%。


ミラヴァルのボトルの陰や、タヴェルのボトルの遠景に主催者のサリーが見え隠れしている。


ワインだけでなく、次回の記事では彼女にも登場してもらおう。


IMG_20160327_150311.jpg
肉料理は、牛ハラミ肉のロースト、マスタード・ソース。


ハラミ肉の英語は、Beef Skirt。


言われてみるとそうかと思うが、普通には知らない単語だ。


IMG_20160327_150104.jpg
こちらの三種類が、先に飲んだロゼ。


結構飲んだが、ワインはまだまだある。


彼女と過ごす南青山の『ポルトゥス』での楽しいワイン会の続きは、また次回。






IMG_20160327_145130.jpg
彼女と共に、南青山の『ポルトゥス』で開催された桜のワイン会に参加した。


ワイン会の名前が”桜のワイン会”と言うのではない。


桜に合わせてロゼ・ワインを飲もうという企画である。


IMG_20160327_145734.jpg
そしてこの会にはもう一つの決まりがある。


それはワイン会の間、日本語は禁止で英語縛りなのだ。


メンバーが次々と集まってくる。


会が始まるまで、最初のロゼ・ワインを飲みながら談笑する。


フランス、南ローヌのファミーユ・ペランが造る、ラ・ヴィエイユ・フェルム、2014年。


ファミーユ・ペランは南ローヌの主要アペラシオンに300ha以上の畑を保有する大手。


ペラン家のワイン造りは、1909年にシャトー・ド・ボーカステルを購入したことに始まる。


ラ・ヴィエイユ・フェルムは、ファミーユ・ペランがリリース多くのブランドの中の、デイリー・ワイン・シリーズ。


IMG_20160327_145933.jpg
色合いは、赤味が強めのロゼ。


24時間スキン・コンタクトさせ、発酵も熟成もステンレス・タンクで行われている。


ぶどうは、サンソー50%、グルナッシュ40%、シラー10%。


フレッシュな果実味を残しながら、しっかりとした骨格を持つバランスの良い辛口ロゼである。


ファミーユ・ペランは『ひらまつ』のレストランでもハウス・ワインを始め、多くの種類がワイン・メニューに掲載されているので、私達にとってはお馴染みのワインなのだ。


IMG_20160327_145448.jpg
今日の会場は、南青山の『ファロ』のレストラン、『ポルトゥス』の個室。


『ファロ』は灯台という意味。


そして『ポルトゥス』は港。


IMG_20160327_145517.jpg
今日は少人数なので、この個室が丁度良い。


個室とメイン・ダイニング・ルームは、この階段でつながっている。


上の部屋からは、楽しそうな話し声が聞こえてくる。


人気の店なので、テーブルは満席。


ワイン会のメンバーが揃うと、階段の左側にある白いドアを引いて閉める。


メイン・ダイニングの賑やかな話し声は消え、ワイン会の楽しい会話に集中することが出来る。


IMG_20160327_150204.jpg
前菜は、つぶ貝とグリーンアスパラガス、白いフロマージュのソース。


つぶ貝は、英語で”ロック・スネイル”。


巻貝なので、カタツムリに似ていると言われればそのとおりではある。


IMG_20160327_145955.jpg
二本目のロゼは、エシェ&バニエのコート・ド・プロヴァンス、ロゼ、2013年。


エシェ&バニエは、グレゴリー・エシェとフランソワ・バニエが2002年に立ち上げたネゴシアン。


ラングドック・ルーション地方を専門とし、数百軒のワイン生産者から良質のワインを厳選し、ブレンドして独自のワインを生み出している。


ラングドック・ルーションのワインにはブルゴーニュ・タイプのボトルが使われ、コート・ド・プロヴァンスのワインにはこのタイプの透明のボトルが使われている。


そしてこのボトルのもう一つの特徴は、コルクでもなくスクリュー・キャップでもなく、ガラスのキャップが使われていること。


封を切ったあと、手で抜栓できるのでピクニックには便利だ。


IMG_20160327_145311.jpg
色合いは、少しオレンジがかったピンク。


先に飲んだファミーユ・ペランに比べると、薄めのロゼだ。


甘い果実香が強いが、口に含むときりりと引き締まった辛口。


ぶどうは、グルナッシュ、サンソー、シラー。


最近のロゼは本当に美味しくなっている。


南青山の『ポルトゥス』で彼女と過ごす、楽しい英語のワイン会の続きは、また次回。






用事があって田舎町を訪問した時のこと。


見知らぬ町だし、ホテル周辺を歩いてみても食べに行きたいと思うような店も無かった。


IMG_20160306_133245.jpg


そこでコンビニ弁当で夕食を済ませることにした。


知らない店で一人で食べるよりも、テレビ番組でも見ながらホテルの部屋で食事をする方がずっと寛ぐことができる。


幸い近くにコンビニがあったので、弁当やおつまみを買い込み、ついでに飲み物も調達。


飲みたいワインが無ければビールにしようと思ったが、結構種類があるのに驚いた。


コンビニでワインを買うのは初めて。


安くて美味しそうなので、白と赤のフルボトルを買ってしまう。


IMG_20160306_133326.jpg
白は、オーストラリアのグラン・バージが造る、gb32、シャルドネ、2014年。


グラン・バージは、1855年からワインを造り続ける家族経営のワイナリーで、現在の当主は5代目。


オーストラリアのワイン造りの聖地、バロッサ・ヴァレー(赤用ぶどう)とイーデン・ヴァレー(白用ぶどう)に合わせて350haの畑を有している。


高品質のワイン造りを行う五つ星ワイナリーで、テーブル・ワインから高級ワインまで、多くのシリーズを生産しており、その中で手頃なデイリー・ワインがこのgbシリーズである。


コンビニ・ワインと言っても、なかなか良い品を置いていると感心してしまった。


IMG_20160306_133035.jpg


そして赤は、名前を知っているが飲んだことの無いワインを選んだ。


チリのサンタ・ヘレナがセントラル・ヴァレーで造る、アルパカ、カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロー、2015年。


サンタ・ヘレナはチリを代表するワイナリーのひとつで、1942年創業。


輸出に注力し、今では世界中で愛飲されている。


アルパカはサンタ・ヘレナのデイリー・ワインのシリーズで、このカベルネ・メルローの他に、シャルドネ・セミヨン、カルメネール、ソーヴィニヨン・ブラン、ロゼ、スパークリング・ブリュットが販売されている。


IMG_20160306_133136.jpg
ボトルには、ぶどう畑のあるアンデス山脈を象徴するアルパカの絵がプリントされている。


アルパカはラクダ科の動物で、日本でもTVのCMに登場して人気者となった。


色は白だと思っていたが、茶、黒、ネズミと白の4種類あるそうだ。


白以外の毛色は染色が難しいため飼育されず、絶滅の恐れがあるとのことだ。


IMG_20160306_133104.jpg
このアルパカは、日本でのチリ・ワイン販売の第一位(2015年)を誇っている。


たしかに甘い果実香を持つしっかりとした仕上がりの赤で、良質のデイリー・ワインである。


たまにはホテルの部屋で気軽なワインを飲んでみるのも楽しいものだ。


でも、コンビニ弁当にサラダにおつまみと買い込み過ぎ、しかもワインを二本も抜栓してしまったので、明らかにカロリー過多の夜でした。





IMG_20160304_214519.jpg
今夜は久し振りにイタリアのワインを抜栓。


これはワイン・ショップでジャケ買いしたボトル。


華やかで目を引き価格も安かったので、思わず買ってしまった。


ブリケット・サンジョヴェーゼ、NV。


エミリア・ロマーニャに本拠地を置くチェヴィコ社の製品である。


チェヴィコ社は1963年創立で、コスパ・ワインの生産・販売で急成長を遂げ、今ではイタリアで第二位の生産量を誇っている。


日本の輸入代理店は、アサヒビール。


IMG_20160304_214602.jpg
このエチケットは遠目でも目立つ。


でも良く見ると、いかにも輸出用に造られたエチケットに見える。


エチケットに描かれた数々の絵はイタリアを代表する名所だが、いずれもエミリア・ロマーニャ州ではない。


ゴンドラと仮面はヴェネツィア、ヴェネト州。


ピサの斜塔はピサ、トスカーナ州。


コロッセウムはローマ、ラツィオ州。


ピッツァは、どちらかと言えばナポリ、カンパーニャ州のイメージ。

IMG_20160304_214657.jpg
色合いは透き通ったルビー色。


サンジョヴェーゼにしては少し薄い。


サンジョヴェーゼとはジュピターの血という意味で、本来はとても濃いのだ。


フレッシュな果実香、ラズベリーやアプリコットのニュアンス。


タンニンは強くないが、綺麗な酸を感じる。



IMG_20160304_214733.jpg
ヴィンテージが無いので熟成期間はわからないが、溌剌としたボディをしている。


綺麗なライト・ボディなので、幅広い料理に合わせることができる。


デイリー・ワインとしては、使えそうだ。


今夜は手早く作れる料理を合わせた。



IMG_20160306_132442.jpg
まずはサラダ。


食事の最初に野菜を摂ることは、健康のためにもダイエットのためにも必須。


冷蔵庫に残っていた、クイーンレタス、キャベツ、玉葱、人参、ピーマン、カイワレ大根を使った。


DSC_5868.jpg
サンジョヴェーゼだったので、牛肉だけのハンバーグを焼いた。


ちょっと焼き過ぎで焦げ目が強く付いたが、なかなか美味い。




DSC_5870.jpg
パスタはアーリオーリオペペロンチーノ。


食事中に手早く作れる料理なので、食事の中断時間も少しで済む。


ただ、ニンニクと唐辛子は低い油温で香り付けをしないと、すぐに焦げてしまう。


ワインにも良く合い美味い一品だ。


今夜も楽しい、お家ワインでした。






IMG_20160303_214853.jpg

銀座の『ブラッスリー・ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。


アペリティフ、白、赤と飲んだあとは、ディジェスティフ。


今夜は、ヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ロゼ。


アペリティフもヴーヴ・アンバルのミレジム、2013年をベースとしたミモザだったので、ヴーヴ・アンバルに始まりヴーヴ・アンバルで終わる夜となった。


ヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュは、いわばひらまつグループのハウス・スパークリング・ワインといったところ。


高品質で手ごろな価格で飲むことができるので、私達も色々な店で飲んでいる。


IMG_20160303_214442.jpg
色合いはとても綺麗で華やか。


果実味が豊かで、フルーティ。


それでいてきりりと締まった辛口。


ディジェスティフには貴腐ワインやフォーティファイド・ワインを飲むことが多いが、たまにはこんな選択も良いものだ。


ヴーヴ・アンバルは1898年にマリー・アンバルによって設立され、以来家族経営を続けているクレマン専門のメゾン。


クレマン生産量の約40%を占める最大手で、240haという広大な自社畑に加え、約200軒の契約農家からぶどうやブドウ果汁を買い付けている。


DSC_5856.jpg

デセールは、フレッシュ苺とヴァン・ブランのジュレ、マスカルポーネのムースリーヌと小さなヴァシュラン。


春を感じさせるデセール。


ロゼのクレマンとの相性も良い。


IMG_20160303_214323.jpg
コーヒーを飲みながら今夜のワインと料理を振り返る。


白ワインが素晴らしかったと、二人の意見は一致。


コーヒーのカップにもポール・ボキューズのトレードマークが入っている。


IMG_20160303_214258.jpg
カップを180度回すと、今度はポール・ボキューズの名前が現れた。


フランス料理には、香り高いコーヒーが良く合う。




IMG_20150410_095532.jpg


彼女と過ごす夜は格別だ。


彼女の笑顔を見ると、今夜の料理にもワインにも満足したようだ。


銀座の『ブラッスリー・ポール・ボキューズ』の夜は素敵に更けていきました。