用事があって田舎町を訪問した時のこと。
見知らぬ町だし、ホテル周辺を歩いてみても食べに行きたいと思うような店も無かった。
そこでコンビニ弁当で夕食を済ませることにした。
知らない店で一人で食べるよりも、テレビ番組でも見ながらホテルの部屋で食事をする方がずっと寛ぐことができる。
幸い近くにコンビニがあったので、弁当やおつまみを買い込み、ついでに飲み物も調達。
飲みたいワインが無ければビールにしようと思ったが、結構種類があるのに驚いた。
コンビニでワインを買うのは初めて。
安くて美味しそうなので、白と赤のフルボトルを買ってしまう。
白は、オーストラリアのグラン・バージが造る、gb32、シャルドネ、2014年。
グラン・バージは、1855年からワインを造り続ける家族経営のワイナリーで、現在の当主は5代目。
オーストラリアのワイン造りの聖地、バロッサ・ヴァレー(赤用ぶどう)とイーデン・ヴァレー(白用ぶどう)に合わせて350haの畑を有している。
高品質のワイン造りを行う五つ星ワイナリーで、テーブル・ワインから高級ワインまで、多くのシリーズを生産しており、その中で手頃なデイリー・ワインがこのgbシリーズである。
コンビニ・ワインと言っても、なかなか良い品を置いていると感心してしまった。
そして赤は、名前を知っているが飲んだことの無いワインを選んだ。
チリのサンタ・ヘレナがセントラル・ヴァレーで造る、アルパカ、カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロー、2015年。
サンタ・ヘレナはチリを代表するワイナリーのひとつで、1942年創業。
輸出に注力し、今では世界中で愛飲されている。
アルパカはサンタ・ヘレナのデイリー・ワインのシリーズで、このカベルネ・メルローの他に、シャルドネ・セミヨン、カルメネール、ソーヴィニヨン・ブラン、ロゼ、スパークリング・ブリュットが販売されている。
ボトルには、ぶどう畑のあるアンデス山脈を象徴するアルパカの絵がプリントされている。
アルパカはラクダ科の動物で、日本でもTVのCMに登場して人気者となった。
色は白だと思っていたが、茶、黒、ネズミと白の4種類あるそうだ。
白以外の毛色は染色が難しいため飼育されず、絶滅の恐れがあるとのことだ。
このアルパカは、日本でのチリ・ワイン販売の第一位(2015年)を誇っている。
たしかに甘い果実香を持つしっかりとした仕上がりの赤で、良質のデイリー・ワインである。
たまにはホテルの部屋で気軽なワインを飲んでみるのも楽しいものだ。
でも、コンビニ弁当にサラダにおつまみと買い込み過ぎ、しかもワインを二本も抜栓してしまったので、明らかにカロリー過多の夜でした。

