これはワイン・ショップでジャケ買いしたボトル。
華やかで目を引き価格も安かったので、思わず買ってしまった。
ブリケット・サンジョヴェーゼ、NV。
エミリア・ロマーニャに本拠地を置くチェヴィコ社の製品である。
チェヴィコ社は1963年創立で、コスパ・ワインの生産・販売で急成長を遂げ、今ではイタリアで第二位の生産量を誇っている。
日本の輸入代理店は、アサヒビール。
でも良く見ると、いかにも輸出用に造られたエチケットに見える。
エチケットに描かれた数々の絵はイタリアを代表する名所だが、いずれもエミリア・ロマーニャ州ではない。
ゴンドラと仮面はヴェネツィア、ヴェネト州。
ピサの斜塔はピサ、トスカーナ州。
コロッセウムはローマ、ラツィオ州。
ピッツァは、どちらかと言えばナポリ、カンパーニャ州のイメージ。
色合いは透き通ったルビー色。
サンジョヴェーゼにしては少し薄い。
サンジョヴェーゼとはジュピターの血という意味で、本来はとても濃いのだ。
フレッシュな果実香、ラズベリーやアプリコットのニュアンス。
タンニンは強くないが、綺麗な酸を感じる。
ヴィンテージが無いので熟成期間はわからないが、溌剌としたボディをしている。
綺麗なライト・ボディなので、幅広い料理に合わせることができる。
デイリー・ワインとしては、使えそうだ。
今夜は手早く作れる料理を合わせた。
食事の最初に野菜を摂ることは、健康のためにもダイエットのためにも必須。
冷蔵庫に残っていた、クイーンレタス、キャベツ、玉葱、人参、ピーマン、カイワレ大根を使った。
ちょっと焼き過ぎで焦げ目が強く付いたが、なかなか美味い。
食事中に手早く作れる料理なので、食事の中断時間も少しで済む。
ただ、ニンニクと唐辛子は低い油温で香り付けをしないと、すぐに焦げてしまう。
ワインにも良く合い美味い一品だ。
今夜も楽しい、お家ワインでした。