銀座の『ブラッスリー・ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。
アペリティフ、白、赤と飲んだあとは、ディジェスティフ。
今夜は、ヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ロゼ。
アペリティフもヴーヴ・アンバルのミレジム、2013年をベースとしたミモザだったので、ヴーヴ・アンバルに始まりヴーヴ・アンバルで終わる夜となった。
ヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュは、いわばひらまつグループのハウス・スパークリング・ワインといったところ。
高品質で手ごろな価格で飲むことができるので、私達も色々な店で飲んでいる。
果実味が豊かで、フルーティ。
それでいてきりりと締まった辛口。
ディジェスティフには貴腐ワインやフォーティファイド・ワインを飲むことが多いが、たまにはこんな選択も良いものだ。
ヴーヴ・アンバルは1898年にマリー・アンバルによって設立され、以来家族経営を続けているクレマン専門のメゾン。
クレマン生産量の約40%を占める最大手で、240haという広大な自社畑に加え、約200軒の契約農家からぶどうやブドウ果汁を買い付けている。
デセールは、フレッシュ苺とヴァン・ブランのジュレ、マスカルポーネのムースリーヌと小さなヴァシュラン。
春を感じさせるデセール。
ロゼのクレマンとの相性も良い。
白ワインが素晴らしかったと、二人の意見は一致。
コーヒーのカップにもポール・ボキューズのトレードマークが入っている。
カップを180度回すと、今度はポール・ボキューズの名前が現れた。
フランス料理には、香り高いコーヒーが良く合う。
彼女と過ごす夜は格別だ。
彼女の笑顔を見ると、今夜の料理にもワインにも満足したようだ。
銀座の『ブラッスリー・ポール・ボキューズ』の夜は素敵に更けていきました。