彼女と共に楽しむ墨堤の花見の続き。
花見の後は、今戸の馴染みの鮨屋、『鮨勝』に行くことにする。
彼女は今戸に来るのは初めて。
私は『鮨勝』に行くために、浅草から花川戸を抜けて、ここによく来ている。
『鮨勝』の予約時間までまだ余裕があるので、今戸神社に立ち寄ることにした。
ここは最近人気のパワースポットなのだ。
何のパワーかと言うと、”縁結び”。
その理由は、今戸神社にはイザナギノミコト、イザナミノミコトが祀られていること、そして今戸が招き猫発祥の地であることによる。
また今戸神社は浅草七福神のひとつ(福禄寿)にもなっている。
陶器製で、大きさは70cmくらい。
これとは別に、本殿階段下には石で造られた招き猫二体も置かれている。
この石製の招き猫を撫でるとご利益があるそうだ。
今戸焼は今戸周辺で焼かれている陶磁器で、日用の器や人形(今戸人形)が生産されている。
18世紀前半に本格的な生産が始まったとのことで、多くの窯元があったが、現存する窯元は1軒のみ。
今戸人形の中で有名なのが、招き猫なのだ。
今戸焼の碑の隣には、”沖田総司終焉の地”の石碑も建っている。
新選組の一番隊組長であり剣豪として知られた沖田総司は、労咳(肺結核)のため、慶応4年5月30日(1868年7月19日)にこの地で生涯を終えた。
墓は港区元麻布の専称寺にある。
沖田総司が生まれたのは西麻布の白河藩屋敷なので、墓も沖田家ゆかりの寺にあるのだろう。
今戸神社の絵馬は円型。
縁結びの絵馬らしく、赤い紐で結び付けられている。
何枚か見てみたが、どれも良縁を望む内容が記されている。
さて、そろそろ鮨を食べに行くことにしよう。
今日は「望月七郎委員長」風の記事となりました。
『鮨勝』のご紹介は、また明日。