ワインは素敵な恋の道しるべ -354ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

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何だか日本酒を飲みたくなった。

普段はワインばかりなのだが、以前は日本酒も結構飲んでいた。

お正月に久し振りに日本酒を飲んだことから、日本酒熱が再燃したのかもしれない。

何人かのブロガーさんに声をお掛けしたが急だったので皆さん先約あり、OKをくれたブロガーさんはお一人。

 

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日本酒にお付き合いしてくれたのは、うっかり姫さん。

昨年10月に日本橋の『肉友』で開催したジビエとワインの会で初めてお会いして以来、今回で二度目。

場所をご存知とのことで、お店で待ち合わせ。

 

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カウンター席に着く。

目の前には日本地図。

ここには日本全国の日本酒が揃っているので、地図を見ながら飲むのも楽しい。

 

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まずはビールで乾杯。

マスターズ・ドリームが美味い。

 

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料理はコースで頼んでおいた。

ワカサギの南蛮。

酒に良く合う。

 

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最初の酒は、ばくれん 吟醸酒 超辛口+20。

くどき上手で有名な山形の亀の井酒造の酒。

美山錦を用い、精米歩合は55%。

 

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アン肝と白子。

酒飲みには嬉しいアテだ。

 

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二種類目の酒は、滋賀県の北島酒造が醸す、純米吟醸 無濾過生28BY。

吟吹雪という酒造好適米を用い、精米歩合は55%。

アルコール度数は17%もあり、使用酵母は協会7号系。

 

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刺身は、鰤と鯛。

酒がどんどん進む。

 

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三種類目の酒は、大阪府の秋鹿酒造が醸す、秋鹿倉垣村 純米吟醸。

自社で有機無農薬栽培した山田錦を用い、精米歩合は60%、使用酵母は協会901号。

 

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穴子の照り焼き。

これは、二人で一本。

 

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四種類目の酒は、富山の林酒造場が醸す、林 純米吟醸生原酒 山田錦。

山田錦を用い、精米歩合は55%。

 

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五種類目の酒は、長野の宮坂醸造が醸す、純米吟醸 美山錦。

美山錦を55%まで磨き込み、使用酵母は協会7号。

 

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鰤カマ。

これも酒飲みには嬉しい一皿。

 

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六種類目の酒は、福島の宮泉銘醸が醸す、写楽 純米酒。

使用米は夢の香で、精米歩合は60%。

 

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七種類目の酒は、埼玉の麻原酒造が醸す、琵琶のささ浪 純米吟醸。

山田錦を用い、精米歩合は60%。

 

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八種類目の酒は、惣誉酒造の、惣誉 純米大吟醸 五百万石 生酒。

五百万石を用い、精米歩合は50%。

アルコール度数は17%と高い。

 

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魚のあらの味噌汁。

美味いが、コース料理はここまで。

まだ飲みたいので、追加料理を頼むとしよう。

荏原中延の『かもすや酒店』での楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

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今夜は、フランスの気軽なシャルドネを抜栓。

ブルゴーニュやボルドーのワインを購入した時に、箱の隙間埋めのために購入したワイン。

スプリング・ヴォヤージュ、シャルドネ、2014年。

 

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ヴァン・ド・フランス、つまり2008年以前の分類で言えばヴァン・ド・ターブル。

2009年の改正でぶどうの品種名やヴィンテージを記載できるようになったので、わかりやすい。

でも、フランス・ワインの名前が何故英語なのだろう?

輸出用のワインなのかもしれない。

 

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驚いたことに、このクラスのワインとしては上質なコルクが使用されている。

造り手は、ボリー・マヌー。

1870年ポイヤック村で創業し、現在はボルドー市内に本拠地を置く名門ネゴシアン。

シャトー・バタイエを始め、10以上のシャトーを保有するとともに、多くのネゴシアン、ワイン商を傘下に収めている。

 

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もっと薄いワインを想像していたが、しっかりとした干し藁色。

シトラス、オレンジピールの香り。

そこそこの酸を持ち、余韻は短いが爽やかな辛口。

さすがボリー・マヌー、このクラスでも良い味を出している。

気楽な良質のシャルドネを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。

 

 

 

 

 

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南青山のフレンチ、『青山ブション・アミュゼ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

四種類目のワインは、ポルトガルの赤。

キンタ・ダス・マイアス、ダン、ジャエン、2008年。

ダン地方のワインで、作家の檀一雄氏がポルトガルに1年4ヶ月滞在し「火宅の人」を執筆した時、自分の姓と同じダン・ワインを愛飲したことから、日本でもダンが知られることとなった。

 

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ブラックベリーやカシスの香り、樽香も感じる。

酸味があるので、強いタンニンもバランスが良い。

これは驚くべき洗練されたワインだ。

ぶどうはジャエン100%で、フレンチオークの新樽で9ヶ月間熟成されている。

ダン地方では、ぶどう作りに優れた気候により、ジャエンから長期熟成に耐える素晴らしいワインが生産されているのだ。

なお、ジャエンはスペインのメンシアと同じぶどうである。

 

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メイン料理は、予約時に鳩の藁焼きをお願いしておいた。

彼女が大好きな料理なのだ。

レアで焼かれた鳩一羽がどんと届く。

添えられているのは、鳩を炙るのに使った有機栽培の藁。

 

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二人に取り分けても、結構なヴォリュームがある。

薬味は、レモン、マスタード、イングランド産の粗塩。

「う~ん、美味しい。わざわざ鳩を頼んでくれたのね。ありがとう」と微笑む彼女が可愛い。

 

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五種類目のワインは、アルザスの白。

ドメーヌ・クリスチャン・ビネールが造る、コート・ダメルシュウィール、2012年。

1770年からワイン造りを行う、家族経営の名門ドメーヌである。

 

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豊かなミネラルと爽やかな酸。

柑橘系の香り、甘い果実のニュアンスも持つ。

畑作業は全て手作業で行われ、ぶどうはビオロジックで栽培。

このため畑はわずか6ヘクタールだが、ぶどうの樹齢は85年と古い。

セパージュは、リースリング40%、ピノ・グリ40%、ゲヴュルツトラミネール10%、ミュスカ5%、オーセロワ5%。

 

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〆は、STAUB御飯。

銀の鴨もも肉のコンフィ、フォアグラ、葱、オレンジ。

 

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素晴らしい香り。

STAUBで炊きあげられた御飯は、適度な硬さがあり最高に美味い。

 

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彼女がもう少しゆっくりしたいと言うので、モンドールを出してもらう。

モンドールも彼女の好物なのだ。

 

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モンドールにどんなワインを合わせるか、店長の真鍋さんと相談。

真鍋さんのお薦めは、ロワールの白。

ルドヴィック・シャンソンが造る、モンルイ・シュール・ロワール、レ・ペッシェ、2014年。

若き自然派の造り手、ルドヴィック・シャンソンを日本に紹介したのは、ロワールで活躍する自然派の造り手、新井順子氏。

 

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彼女はこのワインを選んだので一口飲ませてもらったが、果実味豊かな素晴らしいシュナン・ブランである。

ぶどうはビオロジックで栽培され、発酵、熟成とも100%樽が使われている。

 

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私は、鳩に合わせて飲んだフルボディの赤が美味しかったので、再度注文。

このジャエンで造られたワイン、すっかり気に入ってしまった。

 

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ワインのペアリングは楽しい。

シェフの料理にソムリエが知恵を絞って合わせるワインを選ぶ。

自分でボトル・ワインを選ぶことでは決して出会えないワイン達。

前田シェフ、真鍋店長、楽しい夜をありがとうございました。

彼女と過ごす南青山のフレンチ、『青山ブション・アミュゼ』の夜は素敵に更けていきました。

 

 

 

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今夜は彼女と表参道で待ち合わせ。

向かった先は、骨董通りのピカール。

ここでフランス料理を買い込んで今夜はフレンチ・ディナー・・・、という訳ではない。

今夜の目的のお店がすぐ近くなので、フレンチの冷凍食品のお買い物もすることにしたのだ。

 

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目的のお店は、南青山の『青山ブション・アミュゼ』。

白金台の有名フレンチ、『ジョンティ・アッシュ』の料理長、進藤佳明氏プロデュースのお店。

 

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シェフを務めるのは、進藤氏の後輩、前田高雄氏。

お二人は六本木の『ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション』の出身である。

 

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店内には、4人掛けのテーブルが三つと、カウンター席。

今夜は一番奥のテーブルを予約。

奥の絵が描かれた壁の一枚が化粧室のドア。

まるで隠し部屋のようで面白い。

 

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ピカールの冷凍食品を冷凍庫に預かってもらい、席に着く。

テーブルのさらに奥には、大きなワインセラー。

今夜は料理とワイン・ペアリング・コースをお願いしている。

どんなワインに会えるか楽しみだ。

 

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最初のワインは、シャンパーニュ。

エティエンヌ・ルフェーヴル、グラン・クリュ、レゼルヴ、カルト・ドール。

エティエンヌ・ルフェーブルは、ピノ・ノワール主体の高品質シャンパーニュ造りで定評のあるR.M.。

 

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細かで繊細な泡立ち。

洋梨、青林檎、カシューナッツの香り、そして深い熟成感。

ピノ・ノワールの名産地、ヴェルズネイを主体に、ヴェルジーのピノをブレンド。

平均樹齢は40年で、ぶどうはリュット・レゾネで栽培されている。

セパージュは、ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%。

 

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シャンパーニュと楽しむ料理は、あやめ蕪のムース、蕪の葉のクーリー。

 

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白い蕪のムースの下には、蕪の葉で作られた緑のクーリー。

蕪の香りが心地よい。

 

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二種類目のワインは日本ワイン、鳥居平今村、菱山・樽熟成、2013年。

1877年創業の勝沼の老舗ワイナリー、シャトー勝沼(旧、今村醸造所)が130周年を迎えて立ち上げた新たなブランドが、鳥居平今村(Toriivilla Imamura)。

 

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日本のモンラッシェと称される鳥居平に隣接する、菱山の畑の甲州を使用。

日本のワインは本当に美味しくなったと感じさせてくれる。

ほのかに樽香を感じるが、30%をフレンチオークの樽で18ヶ月熟成させているそうだ。

 

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雲子のムニエル、林檎、松の実の焦がしバターソース、里芋と春菊のガレットに乗せ、黄柚子を香らせて。

真鱈の白子が甘くとろける美味さ。

 

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三種類目のワインは、ブルゴーニュの赤。

ドメーヌ・ド・ビュイロンが造る、コトー・ブルギニョン、キュヴェ・アロブロジカ、2014年。

ボジョレー地区の南端にあるドメーヌである。

 

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自然な果実香を持つ、綺麗なミディアム・ボディ。

ぶどうは有機栽培されており、セパージュはピノ・ノワール90%、ガメイ10%。

 

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赤ワインに合わせる料理はブルゴーニュの郷土料理、ウッフ・アン・ムレット、アミュゼ・スタイル。

ウッフは卵、ムレットは赤ワインソース煮込み。

つまりこの料理はポーチドエッグの赤ワインソース煮込みで、ブルゴーニュの赤ワインに良く合う。

南青山の『青山ブション・アミュゼ』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。

 

 

 

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今夜はちょっと珍しいラングドック・ルーションのワインを抜栓。

ル・シルク、コート・カタラン、グルナッシュ・グリ、2015年。

このワイン、とても評価が高い。

 

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造っているのは、ルーション地区のペルピニャンの北西10kmにある町、トタヴェルに本拠地を置く生産者組合、レ・ヴィニュロン・ド・トタヴェル・ヴィングロー。

 

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樹齢70年以上のヴィエイユ・ヴィーニュのグルナッシュ・グリ100%で造られている。

ペルピニャン周辺では古くからグルナッシュ・グリが栽培されているようだ。

グルナッシュ・グリは、黒ぶどうのグルナッシュの突然変異種で、ピンクの果皮をしたぶどう。

グリは灰色の意味で、他にはピノ・グリやソーヴィニヨン・グリがある。

 

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グルナッシュ・グリを飲むのは初めて。

飲んでみると、コクがある重厚な辛口の白。

確かに美味い。

昨年の夏にソーヴィニヨン・グリを初めて飲んだが美味しかった。

ソーヴィニヨン・ブランやグルナッシュ・ブランに較べ、ソーヴィニヨン・グリやグルナッシュ・グリからはよりボディのしっかりした白ワインが造られることから、フランスでも近年人気が高まっているそうだ。

初めてのぶどうで造られた美味い白ワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。

 

 

 

 

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今日は、カリスマ麺職人、カラスさんが生み出した美味しい低加水パスタフレスカを食べに渋谷を訪れた。

浅草開化楼のカラスさんと低加水パスタを共同開発したお店で、パスタを味わうことにしたのだ。

因みにカラスという名前は、前職のプロレスラーの時にカラスのマスクを被っていたので、今もリングネームで呼ばれているとのこと。

渋谷駅で彼女と待ち合わせ、宇田川町の『バカリ・ダ・ポルタ・ポルテーゼ』に向かう。

ここは、サローネ・グループのお店である。

 

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ランチ・メニューを注文し、料理が出来上がるまでグラスワインを飲んで待つことにする。

最近彼女はシチリアの白が気に入っている。

もちろんイタリアではピエモンテやフリウリの白が一番好きだが、グラスで飲む時は気軽なシチリアも面白いとのこと。

選んだワインは、タスカ・ダルメリータが造る、レガレアリ・ビアンコ、2014年。

 

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グレープフルーツ、洋梨の香り。

活き活きとした酸とミネラルが爽やか。

ぶどうは、インツォリア、グレカニコ、カタラット。

 

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前菜が届く。

キャロット・ラペ、豚のリエット、豆と豚の煮込み。

 

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前菜が美味しいので、目的のパスタが届く前にワインをもう一杯。

ヴェネト州のラビアンカーラが造る、イ・マシエリ、2014年。

ラビアンカーラのオーナー、アンジョリーノ・マウレはイタリアの自然派を代表する造り手。

 

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ぶどうは有機栽培で、発酵は野生酵母。

新樽のバリックは用いず、大樽と古い小樽で熟成。

SO2は瓶詰前に少量添加するのみで、清澄は行わない。

そのため、少し白濁している。

自然な果実香を持つ、素晴らしい白である。

ぶどうは、ガルガーネガ80%、その他20%。

 

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目的のカラスの低加水麺を用いたパスタが届く。

ラグー・ディ・ポッロ。

鶏ラグー、リンゴモスタルゼ、セージ、クルミ、ミニョが使われている。

麺は太目で、弾力がありモチモチ。

評判通り、病みつきになる美味さだ。

 

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ここのフォカッチャは、かなり旨い。

お代わりして食べてしまう。

 

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パスタが美味いので、ワインをもう一杯飲むことにする。

「ランチに飲むワインって、美味しいわね」と彼女。

でも、ディナーで飲むワインも美味しいと何時も言っているのだけど、と思ってしまう。

トスカーナ州、モンテプルチアーノのファネッティ家のテヌータ・サンタニェーゼが造る、ヴィーノ・ビアンコ。

 

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これも自然派ワインで、野生酵母を用い、熟成も古い大樽を用いている。

マセラシオンを行っているので、白ワインと言いながら、かなり濃い色が付いている。

熟成感が強い、素晴らしいボディだ。

ぶどうは、トレッビアーノ・トスカーノとマルヴァージア・ビアンカ。

 

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ドルチェは、パンナコッタ。

とても美味い。

 

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人気店でわずか20席しかないので、予約は取りにくい。

今日はランチの時間を遅めにずらしたので、少し待っただけで入店できた。

「パスタもワインも美味しかったわ。次はディナーに来ましょうよ」と彼女も気に入った様子。

カリスマ麺職人、カラスの低加水パスタフレスカを味わった、楽しい渋谷ランチでした。

 

 

 

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末広町の『ビストロ・ヌー』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

赤ワインは迷った挙句、ボルドーを選択。

彼女はピノを飲みたいと言うが、ブルゴーニュに飲みたいものが無い。

彼女がシラーやグルナッシュは嫌だと言うので、無難なカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローを選んだのだ。

ペサック・レオニャンのシャトー・ラ・ルヴィエール、2007年。

 

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コルクは長さも質も充分で、香りも好い。

ワイン名、AOC、ヴィンテージもきちんと刻印されている。

 

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飲んでみて驚く。

黒果実の豊かな果実味、深い熟成感、これで格付けが無いのが不思議。

調べてみると、メドック4級格付けに匹敵するとの評価のワインなのだそうだ。

セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン64%、メルロー30%、カベルネ・フラン3%、プティ・ヴェルド3%。

オーク樽熟成期間は12ヶ月で、新樽比率は60%と高い。

 

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牛スジ肉とマッシュポテトのパルマンティエ。

オーブンから熱々で届く。

 

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美味しいのだが、マッシュポテトたっぷりでお腹がいっぱいになってしまう。

彼女が、「お肉が入らなくなっちゃう」と言って、料理が半分残ったお皿を”にこっ”と微笑みながら私にくれる。

この”にこっ”に弱い私は、無理して食べてしまう。

 

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ウサギもも肉のマスタードクリーム。

ウサギにするか鳩にするか迷ったが、エゾ鹿も食べたいので白身の肉と赤身の肉の組み合わせにした。

 

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肉を切り分け、二人の皿に盛り付ける。

このウサギ、とてつもなく大きい。

骨は元の皿に残し、最後に私が手で持って骨に着いた肉を綺麗に食べる。

 

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北海道産エゾ鹿のロティ。

エゾ鹿は二人の好物。

 

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ウサギも量が多かったが、エゾ鹿のヴォリュームも大したもの。

脂身の無い柔らかい赤身が美味い。

 

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食後のデセール。

彼女が選んだのは、マスカルポーネとブルーチーズのケーキ。

 

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私のは、フランボワーズとピスタチオのタルト。

「美味しい」と彼女。

私のタルトも素晴らしいので、お腹はいっぱいでも食べてしまう。

 

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「ね、こじんまりしたビストロも良いわね」と彼女。

「ビストロは個人経営の店が多いので良し悪しはシェフの腕に左右されるけど、磯貝さんの料理は好きだね」と私。

磯貝オーナー・シェフに見送られ、店をあとにする。

「食べ過ぎちゃった。歩きたい」という彼女の手を取り、秋葉原から来た道とは反対方向に歩き始める。

しばらく歩くと上野広小路に至るはずだ。

末広町の『ビストロ・ヌー』で彼女と過ごす、楽しい夜でした。

 

 

 

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東京にはオーナーシェフが個人で経営する美味しいビストロがいっぱいある。

彼女と、そんなビストロのひとつに行ってみようということにした。

秋葉原で待ち合わせ、店に向かう。

 

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神田明神下交差点から少し歩くと、目的のお店、『ビストロ・ヌー』に着く。

店は外階段で上る二階。

 

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礒貝喜夫シェフが2011年に開いたビストロ。

店の開店時間に一番乗りし、窓際の落ち着けるテーブルを確保。

人気のあるお店で、1時間後には常連さんで満席となった。

「こんな個人経営の小さなビストロは好きだわ。どんな料理か楽しみね」と彼女の第一印象は好い。

 

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黒板に書かれた今夜のお薦めメニューを検討しながら、白ワインを抜栓。

選んだワインは、コート・ド・デュラスのドメーヌ・デュ・プティ・マルロメ、2011年。

コート・ド・デュラスは、スッド・ウエストに分類されるが、ドルドーニュ川の上流にありボルドーのアントル・ドゥ・メールと接しているため、オー・ボルドーと呼ばれている。

 

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ぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン。

色合いはとても濃い。

リンゴやパイナップルの甘い香りを持つ、濃厚な辛口。

「白を飲む限りではワインの品揃えは良いみたい。知らないワインばかりだから、赤も貴方が選んでね」と彼女。

でも、私にとってもほとんどが知らないワイン。

特に、ローヌやラングドック・ルーション、スッド・ウエストが多いので余計に選択が難しくなる。

 

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温められたパンにパテを付けて食べると美味い。

何のパテなのかは聞き忘れ。

 

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最初の皿は、広島産生牡蠣。

広島産はもっと小振りと思っていたが、この牡蠣はとても大きい。

彼女は、一口で食べるべきか二つに切って食べるべきか迷っている。

そんな様子がとても可愛い。

 

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グリーンサラダは、色合いが綺麗。

黒の陶板とのコントラストが素敵だ。

 

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取り皿が小さいので、取り分けに苦労。

何とか盛り付けに成功。

テーブルが小さいので、取り皿を大きくできないのだそうだ。

 

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前菜は、本日の鮮魚のカルパッチョ。

今夜の魚は、黒ソイ。

黒ソイは、メバル科の磯魚。

 

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これは小さな取り皿でも問題ない

でも、大皿を彩る黒と赤の魚卵を盛り付けるのには苦労。

身から判断するに、結構大物の黒ソイ。

大物の黒ソイのカルパッチョは本当に美味い。

末広町の『ビストロ・ヌー』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

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今夜はオーストラリア、オックスフォード・ランディング・エステーツのヴィオニエ、2015年を抜栓。

オックスフォード・ランディングは好きなワイナリー、ヴィオニエは好きなぶどうなので、三本購入した内の二本目。

 

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オックスフォード・ランディングについては何度かご紹介しているので、今夜は省略。

ヴィオニエはフランス、ローヌ地方のぶどう。

病気に弱く単位面積当たりのワイン生産量も少ないので栽培面積は減少し、1960年代にはコート・デュ・ローヌのコンドリューにわずか3haのみを残す絶滅危惧種となってしまった。

 

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ヴィオニエは上手く栽培し醸造すれば、華やかな果実香と強いボディのワインを生み出すことができる。

そこで近年再び栽培面積が増え、フランスではラングドック・ルーション地方、海外ではカリフォルニアやオーストラリアに広がっている。

 

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ぶどう栽培技術の向上、醸造技術の著しい進歩がヴィオニエの復活を支えているのだろう。

カリフォルニアでは、以前はセレブ女性が飲むのはシャルドネと決まっていたが、今ではヴィオニエがその座を奪っている。

有名ワイナリーにもヴィオニエの生産が広がり、素晴らしい、しかし高価なヴィオニエを味わうことが出来るようになった。

その点、オーストラリアのヴィオニエの価格は良心的だ。

例えばダリオッシュのヴィオニエ1本で、オックスフォード・ランディングのヴィオニエを5~6本買うことが出来る。

オーストラリアの美味しいヴィオニエを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。

 

 

 

 

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神楽坂の隠れ家イタリアン、『トラットリア・ラ・タルタルギーナ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

フランチャコルタのあとは、サンジョヴェーゼを飲みたいと彼女が言う。

プーリアを中心としたお店なので、私はプリミティーヴォかネグロ・アマーロでもと思っていたが、彼女の希望に従い、セコンド・シェフでワイン管理を担当する熊谷さんにお薦めをお願いする。

見せてもらった5本のサンジョヴェーゼの中から選んだのは、二人が好きなラ・スピネッタのワイン。

 

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イル・ネーロ・ディ・カサノーヴァ、トスカーナ・サンジョヴェーゼ、2012年。

ピエモンテの著名な造り手、ラ・スピネッタがトスカーナに設立したカサノーヴァ・デッラ・スピネッタのワインである。

アルブレヒト・デューラーの犀のエッチング画のエチケットを見ると、無条件で注文してしまうのだ。

因みに、この絵の原板は大英博物館に収蔵されている。

 

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ラ・スピネッタで二人が一番好きなワインは、バルバレスコ、スタルデリ。

イル・ネーロ・ディ・カサノーヴァはスタルデリと比較にはならないが、しっかりとしたタンニンと酸を持つバランスの良い美味い赤である。

ぶどうはサンジョヴェーゼにコロリーノが少量ブレンドされている。

 

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二皿目のパスタは、今夜のお薦めメニュー。

スパゲッティ、生雲丹のバーリ風。

今日届いた北海道産の雲丹がふんだんに使われている。

 

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雲丹をパスタに混ぜ込んで、二人に取り分ける。

香りが素晴らしく、食べると濃厚な雲丹の旨味が口いっぱいに広がる。

 

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メインは、鴨のロースト。

何時もは北海道産の鴨の胸肉のローストだそうだが、今日は青森で網で捕獲された良い鴨が入荷したとのことで、半身をローストしてもらう。

 

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鴨は銃で捕獲したものは身体に血が回り、体内に入った銃弾の周りからすぐに傷み始めるので不味くなる。

網で捕獲した鴨は状態が良く美味い。

 

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シンプルにローストした鴨に、粗塩と煮詰めたバルサミコを掛けて食べる。

 

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二人に取り分けるのは私の役目。

肉の配置と野菜の盛り方に気を使い、最後にバルサミコを糸状に左右に振って垂らして飾り付け。

素晴らしく美味い。

 

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彼女のドルチェは、フォンダンショコラート・コン・ヴァニーリア。

熱々のチョコレートケーキの中から、チョコレートがとろ~りと溶け出す。

 

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私のドルチェは、トルタ・カプレーゼ。

カプリ島発祥のチョコレートケーキ。

 

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彼女はエスプレッソを、私はカプチーノを注文。

ナポリ直送のコーヒー豆を使用している。

「この絵は私の似顔絵ですか?」と聞くと、描いてくれた女性スタッフが「いいえ、ムーミンです」とのこと。

 

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カプチーノをググッと飲むと、ムーミンが”ムンクの叫び”風の顔になってしまった。

スタッフの皆さんはとても明るく親切で、店は満席で活気があり、南イタリアのトラットリアで食事をしているようだ。

神楽坂の『トラットリア・ラ・タルタルギーナ』で彼女と過ごす、美味しく楽しい夜でした。