ワインは素敵な恋の道しるべ -353ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

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今夜は、カリフォルニアの甘いリースリングを抜栓。

E. & J. ガロのベアフット・セラーズ・ワイナリーが造る、ベアフット、リースリング。

日本での輸入元は、サントリー。

このリースリングの他に、カベルネ・ソーヴィニヨン、スウィート・レッド、ピノ・グリージョ、ソーヴィニヨン・ブラン、モスカート、ピンク・モスカートが輸入されている。

 

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ベアフット・シリーズは、販売数全米第一位で、受賞歴(US$15.-以下のアメリカ・ワイン・コンペティション)も2,500回と全米第一位。

ワイン・メーカーはジェニファー・ファール・ウォール女史。

 

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このボトルにも金賞受賞のシールが貼られている。

2014年サンフランシスコ・インターナショナル・ワイン・コンペティションの金賞。

 

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口に含むと、蜂蜜、熟した洋梨や黄桃の強い果実の甘み。

貴腐ワインやアイス・ワインほどではないが、食後酒にも使える残糖量。

昔よく飲んだモーゼルやラインガウ、ラインヘッセンのリースリングを思い出す。

アルコール度数は8%と低い。

食後に飲んでも良いし、おやつ代わりにも使える甘口ワインだ。

米国で人気の甘いリースリングを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。

 

 

 

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魚金の新しいお店が1月16日に秋葉原に開店。

大学時代の友人と一緒に訪れてみた。

名前は、『ビストロ UOKIN AKIHABARA』。

 

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場所は、秋葉原に新しく出来たJR東日本のビル、JEBL秋葉原スクエア。

 

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ここの二階に、『魚金』と『ビストロ UOKIN』が入っている。

 

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エレベーターを降りると、右側に『魚金』。

好きな日本酒、鍋島を飲むことが出来そうだ。

 

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そして左側が『ビストロ UOKIN』。

二階にはこの二店しか無いので、エレベーターホールからそのまま店に繋がるオープンな設計となっている。

 

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オープン・キッチンに面したカウンター席を予約しておいた。

早速スパークリング・ワインで乾杯。

グラスの縁までいっぱいに注いでくれるのでびっくり。

スペインのフレシネ・グループが造るカヴァ、アンジュエール・ブリュット。

 

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お通し代わりのパン。

これがなかなか美味い。

 

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最初の料理は、小海老とアヴォガドのタルタル。

 

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カリカリに焼いたバゲットに乗せて食べると、スパークリングに合って美味い。

 

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白ワインのグラスに切り替える。

ボトルは、マグナム。

再び、溢れるばかりに注いでくれる。

友人も、「お行儀が悪いけど手で持てないので口で啜るよ」とグラスに覆いかぶさるようにして飲んでいる。

ワインは、イタリアの売り上げNo.1ブランド、タヴェルネッロのヴィーノ・ビアンコ。

ぶどうはトレッビアーノ100%。

 

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フィッシュ&チップスがあったので、注文。

実は二人ともこの料理にはちょっと思い入れがある。

友人はロンドンに4年間住んでいたし、私は大学時代にロンドン大学のサマースクールで学んだことがある。

そんな我々から見ても、ここのフィッシュ&チップスは新鮮な鱈を使って美味しく調理されている。

 

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季節野菜のストゥーヴ。

蒸し焼きにされた野菜が、甘くて美味しい。

サツマイモやカボチャはそのまま食べ、キャベツにはバーニャカウダソースを付けて食べる。

 

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泡を二杯、白を三杯飲んだ後は、赤ワイン。

同じくタヴェルネッロのヴィーノ・ロッソ、マグナム。

ぶどうはサンジョヴェーゼ100%。

またまた口で迎えに行く。

この注ぎ方なので、グラス1杯と言っても飲みごたえがある。

 

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北寄貝。

大きな貝が二つ。

 

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熱々プリプリでとても美味い。

やはり魚金の海産物は素晴らしい。

 

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桜エビのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ。

たっぷり入った桜エビが嬉しい。

ワインは赤も二杯飲んだので、合計七杯、これはボトル1本半相当になる。

友人も私も結構酔ってしまった。

料理はヴォリュームがあるので、男二人でもメイン料理まで行き着けなかった。

とても美味しく財布にも優しい、新規開店の『ビストロ UOKIN AKIHABARA』での楽しい夜でした。

 

 

 

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池袋の『ホテルメトロポリタン東京』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

シャンパーニュ、シャルル・エドシックの次は、ブルゴーニュの赤を抜栓。

ルー・デュモン、ブルゴーニュ、レア・セレクション、1989年。

仲田晃司さんのネゴシアン物で、レアはお嬢さんの名前。

このワインのために、グラスは私が持参。

 

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ACブルゴーニュで27年経つとどうなるのか期待と不安が入り混じる。

前回飲んだレア・セレクションの1990年はしっかり果実味が残り、美味しかった。

色には少しオレンジが入り、褪色が見られる。

口に含んでも果実味が乏しく残念...と思ったが、時間と共に開いてきて、ベリー系の香り、湿った落ち葉、紅茶のニュアンスが現れる。

タンニンこそ弱くなっているものの、美味しく飲むことができた。

 

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たっぷりのサラダ三種類のあとは、キッシュ。

私のはキノコのキッシュ、彼女のはシーフードのキッシュ。

ホテルのルームサービスに頼んで、電子レンジで温めてもらった。

 

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まだレア・セレクションが残っているが、強い赤も飲もうということで、ボルドー、オー・メドックのシャトー・カントメルル、グラン・クリュ、2012年を抜栓。

1855年にグラン・クリュ、5級に格付けされたシャトーである。

カントメルルとは、さえずる(カント)黒ツグミ(メルル)の意味。

 

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グラスはホテルのルームサービスの物なので、残念ながら小さい。

色合いはかなり濃い。

柔らかな果実味、シルキーなタンニン。

華やかだが上品なボディ。

さすがカントメルル。

2012年のセパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン56%、メルロー36%、プティ・ヴェルド6%、カベルネ・フラン2%。

 

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FLOで購入したポークソテー。

写真を撮り忘れ、半分以上食べてしまった。

焼き野菜がいっぱい添えられており、ポークもジューシーで美味い。

これもルームサービスに頼んで温めてもらった。

 

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食後のデザートは、グラマシーニューヨークで購入したケーキ。

 

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彼女のはクリオブルー。

クリオブルーのジュレと希少なクリオロチョコレートを用いたケーキ。

私のは、和栗のモンブラン。

どちらも美味しそうだ。

 

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コーヒーはルームサービスにポットで注文。

熱々のコーヒーがたっぷる4杯分入っている。

 

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食後は残ったワインを飲みながら、映画鑑賞。

帰る必要の無いのんびりできる夜は嬉しい。

 

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一夜明けカーテンを開くと、今日も良い天気。

埼玉側の部屋なので高いビルは無く、関東平野が広がる。

 

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おや、遠くに白い山が見える。

 

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スマホの倍率を上げ、冠雪した富士山を撮影。

今日は空気が澄んでいるようだ。

 

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彼女の準備が整うと、揃って朝食をとりにエレベーターで下る。

 

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ブッフェだと、どうしても料理を取り過ぎてしまう。

 

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レタス、タマネギ、キュウリ、ミニトマト、ベイビーコーン等の常連野菜に加え、海藻をふんだんに盛り込む。

フライドガーリックやパンプキンシードもトッピング。

 

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暖かい料理もプレートに満載。

30種類以上の食材を摂取するため、和洋折衷で料理を選ぶ。

 

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オムレツは、ハム以外全て、チーズ、オニオン、パプリカ、マッシュルーム等々を入れて焼いてもらった。

 

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ホットケーキには、たっぷりの蜂蜜とバター。

カロリー・オーバーだが今朝だけは自分を甘やかすことにする。

 

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食後はプレーンヨーグルトに、フルーツポンチと杏仁豆腐を加え、そしてブルーベリーソースとマンゴーソースをトッピング。

食中はオレンジジュースを飲み、食後はグアヴァジュース。

 

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食後のコーヒーを飲んでいると、彼女が面白いものを見つけたと言って私にも一皿お裾分け。

何と、ミニお稲荷さん。

コーヒーとの相性は微妙だが、お稲荷さん自体は旨い。

彼女は、「食べ過ぎちゃった。お腹がいっぱいで動けないわ」とのこと。

いっぱい飲んでいっぱい食べた、初めて過ごす『ホテルメトロポリタン東京』での楽しい一日でした。

 

 

 

 

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彼女がホテルの部屋でのんびり飲みたいと言う。

急いで馴染みの幾つかのホテルに予約を入れようとしたが、どこも満室。

都内でも、ルームサービスがちゃんとあり、リーズナブルな価格で宿泊できるホテルは限られている。

初めてのホテルに範囲を広げ調べていると、池袋の『ホテルメトロポリタン東京』に1室だけキャンセルが出た。

池袋では唯一ルームサービスがあるホテルだ。

 

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彼女とは池袋のデパートで待ち合わせ。

彼女がデパ地下で食べ物を買い入れたいとのこと。

ワインを入れたキャリーバックをホテルに預け、待ち合わせ場所に駆け付ける。

FLOでサラダや肉料理を、ポンパドゥールでパンを、グラマシーニューヨークでケーキを購入し、ホテルに戻る。

 

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部屋に入ると、冷やしておいたシャンパーニュを抜栓。

今夜のシャンパーニュは、シャルル・エドシック、ブリュット・レゼルヴ。

1851年、シャルル=カミーユ・エドシックが創業したシャンパーニュ・メゾン。

 

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ミュズレにはシャルルの肖像が描かれている。

冒険家、起業家、粋なジェントルマンとして有名で、”シャンパン・チャーリー”と呼ばれ、映画や歌のモデルとなった人物である。

 

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リザーヴ・ワインを40%使用し、地下カーヴ(クレイエール=地下採石場跡)での瓶内熟成期間は3年以上。

ボトルには、デゴルジュマンだけでなく、ミザン・カーヴ(=瓶詰)の年も記されている。

このボトルのミザン・カーヴは2009年(従ってベース・ワインは2008年ヴィンテージ)、デゴルジュマンは2014年。

セパージュは、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネが1/3ずつ。

素晴らしい熟成感を持つ、好みのシャンパーニュである。

 

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FLOで買ってきた料理をテーブルに並べる。

オリーブ二種類。

海老とブロッコリー、プロシュートのサラダ、ローストビーフのサラダ。

海老、プロシュート、ローストビーフと食材を分散させたが、付け合わせの野菜は全てブロッコリーであることに今頃気付き、二人で大笑い。

 

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チーズは私がワインと一緒に持ってきた。

カプリス・デ・デュー、神様の気まぐれという名の白カビチーズ。

 

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第二次世界大戦後の1956年に生まれた歴史の浅いフロマージュ。

生の牛乳に生クリームを加えるダブルクリーム製法で作られている。

塩分が少ないので食べ飽きることが無く、美味い。

 

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ゴルゴンゾーラ・ピカンテ。

オレンジの蜂蜜付きというので、迷わず購入。

 

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ブルーチーズに濃厚な蜂蜜。

「う~ん、美味しい」と彼女も絶賛。

彼女はブルーチーズに蜂蜜を付けて食べるのが好きなのだ。

 

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パンはポンパドゥールで何種類か購入。

チーズを乗せて食べても美味い。

池袋の『メトロポリタン東京』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。

 

 

 

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先日のこと、朝起きると枕元に見覚えのない紙袋。

中を見ると、ワインが1本。

二日酔いの頭の中に垂れ込めた霧の彼方に記憶が蘇る。

昨夜は銀座のフレンチでかなり飲んでしまった。

その帰り道、駅のKALDIにふらりと立ち寄り、棚に並んだワインを見て歩いた。

すると、一本のワインに目が釘付けになった。

ラクリマ・クリスティ、キリストの涙という名のワイン。

 

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彼女と出会い、初めての誕生日。

六本木のクラブの個室を借り切り、二人だけで彼女の誕生日のお祝い。

個室は30畳ほどの広さがあり、西洋の館の書斎風。

壁には羊皮紙の本が並び、部屋の真ん中のテーブルを重厚なソファーが取り囲む。

馴染みの支配人が気を利かし、部屋の天井には色とりどりのバルーンが浮いている。

料理はイタリアンのフルコース。

最初のボトルはシャンパーニュ。

二本目は支配人お薦めの赤、ラクリマ・クリスティ・デル・ヴェスヴィオ。

軽い赤なので不安に思ったが、これは美味しいですので飲んでみて下さいとのことだった。

その言葉通り、素晴らしいワインだった。

 

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先日のこと、「貴方に初めて誕生日のお祝いをしてもらった時のラクリマ・クリスティ、美味しかったわね」と彼女が一言。
酔っていても、それが頭に残っていた。
そこで迷わず購入したことを思い出した。

ラクリマ・クリスティの名前の由来は興味深い。

 

その昔、神によって天国から追放された大天使サターンは天国の土地の一部を持ち去りました。逃げる途中サターンは盗んだ土地を地上に落としてしまい、その場所にナポリの街ができました。そしてナポリの人々は、悪徳の限りを尽くすようになったのです。その悲惨な様子を天上から眺めたキリストは、悲しみのあまり涙を流します。その涙が落ちたヴェスヴィオ火山の麓にぶどうの樹が生え、そのぶどうから素晴らしいワインが生まれたのです。

 

ゲーテがイタリアを旅した時にラクリマ・クリスティを飲んで気に入り、「サターンにドイツにも土地を落としてもらいたかった」と語ったそうだ。

 

ラクリマ・クリスティのぶどうは、”ピエディ・ロッソ”=”赤い足”、つまり”鴨の足”という面白い名前。

このぶどうの葉っぱの形が鴨の足に似ているのだそうだ。

日本でも、京都には”鴨足”という苗字があり、これで”もみじ”と読む。

中国では”鴨の足”は”ヤーチャオ”で、”銀杏”のこと。

韓国では”銀杏”は”ウネン”と発音し、”銀行”と同じ読みである。

 

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話しがどんどんそれてしまったが、抜栓。

すると、白ワイン?!

ボトルをよく見直すと、ビアンコと書かれている。

そこで翌々日、再び銀座で飲んだ帰り道、同じKALDIにロッソを捜しに行った。

そして追い打ちのショック。

ロッソは無くビアンコだけだったが、ワインにはセールの札が掛けられ、先日購入した時より200円も安くなっていた。

”酔ってワインを買うべからず”、という教訓になりました。

 

 

 

 

 

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中目黒の超人気のフレンチ、『クラフタル』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

飲んでいるワインは、ドメーヌ・ピエール・ジュラン、フィサン、プルミエ・クリュ、クロ・ナポレオン、モノポール、2011年。

 

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鱈と白子。

まるで海の中を再現したような美しいアレンジメント。

芽キャベツの中には、グリーンのソース。

 

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この丸いものが鱈。

 

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緑の塊が、白子のフリット。

サンゴの海の岩に見える。

 

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鱈と白子の皿にはキャベツがアクセントで使われている。

そこで、合わせるパンも、シュー。

シューは、フランス語でキャベツ。

 

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肉料理は、ニュージーランド産のラム。

牧場の藁や落ち葉の上に乗せられたラム肉。

藁は揚げた葱、落ち葉は黒トリュフ、全て食べることができる。

 

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フィサンのボトルが空になったので、ダニエル・リオンのニュイ・サン・ジョルジュ、レ・ラヴィエール、2008年をグラスで楽しむ。

昨夜、ダニエル・リオンの最後のボトルをグラスで飲みたいという客がいて、抜栓したのだそうだ。

 

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抜栓後一日、どのような変化を遂げているのか楽しみ。

凝縮された果実味、豊かな熟成感。

でも、ピエール・ジュランのフィサン、プルミエ・クリュ、クロ・ナポレオンを飲んだ後では、ボディの複雑味が少し物足りない。

 

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プレ・デセール。

泡の下には、・・・美味しかったという記憶しか残っていない。

 

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一番上は、マスカルポーネで作ったガレット。

そしてモンブラン。

一番下には砕いた栗が敷かれている。

 

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グラスで出されたコーヒーの香りが素晴らしい。

大土橋シェフと川上マネジャーに見送られ、店をあとにする。

目黒川のイルミネーションは終了し、来るときには人があふれていた川沿いの道は人影もなく暗い。

彼女が「寒い」と言って、私の腕に手を回す。

彼女と過ごす中目黒の夜は、素敵に更けていきました。

 

 

 

 

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中目黒の超人気のフレンチ、『クラフタル』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

シャンパーニュ、ガストン・シケのあとは、グラスの白ワイン。

今夜のグラスは、ニュージーランドのマヒ、マールボロ、ソーヴィニヨン・ブラン、2015年。

マヒは、多くのワイナリーでワイン・メーカーとして活躍したブライアン・ピックネル氏のワイナリー。

マヒとは、マウリ語で「作品」とか「手工芸品」という意味。

 

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フレッシュで華やかな果実味を持ちながら、複雑なストラクチャーを持つ素晴らしいソーヴィニヨン・ブラン。

単一畑の有機栽培されたぶどうを用い、発酵には野生酵母のみを使用。

ピックネル氏のワイン造りの哲学が詰め込まれたワインなのだ。

 

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鰤大根。

そう言われても、どこに鰤があるのか、どこに大根があるのかわからない。

 

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よく見ると、一番下にサイコロ状の鰤が数個。

大根は生の黒大根。

上には大根の冷たいムース。

斬新な鰤大根、素晴らしく美味い。

 

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合わせるパンは、酒蒸し。

パンも料理に合わせたものが供されるのだ。

 

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赤ワインは、お店のワインを管理する川上マネジャーと相談。

最初に私が選んだダニエル・リオンのニュイ・サン・ジョルジュ、レ・ラヴィエール、2008年は品切れ。

そこで川上さんお薦めのドメーヌ・ピエール・ジュラン、フィサン、プルミエ・クリュ、クロ・ナポレオン、モノポール、2011年を抜栓。

 

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ジュラン家は1830年頃からワイン造りを行う名門。

クロ・ナポレオンはジュラン家が単独保有(モノポール)する1.8haの畑で、ジュヴレ・シャンベルタンの隣のフィサンの最高のプルミエ・クリュ畑と言われている。

ナポレオン一世がこのワインを気に入り、畑の周りを石垣で囲うよう命じたことから、クロ・ナポレオンと命名された。

 

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コルクの質は良く、香りも良い。

 

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骨太で力強いが、同時に洗練されたピノ・ノワール。

「私の狭いストライク・ゾーンに入るピノだわ」と、彼女も絶賛。

ぶどうはリュット・レゾネで栽培され、樹齢は50年以上。

 

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美しい皿が届いた。

鳩のロースト。

 

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色遣いが美しく、料理が芸術の域に達している。

焼かれた鳩が香ばしい。

 

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濃緑の塊は、鳩のミンチのアメリカンドック仕立て、とでも言えばよいのだろうか。

鳩の骨をつまんで食べると、旨味が口中に広がる。

赤いキューヴは、ブータンノワール。

今夜の料理もワインも最高に素晴らしい。

中目黒の『クラフタル』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。

 

 

 

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今夜は人気でなかなか予約が取れないフレンチ、『クラフタル』を訪問。

中目黒駅で彼女と待ち合わせ、目黒川沿いに歩く。

桜の名所として有名な目黒川は、冬はイルミネーションで賑わう。

 

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中目黒駅周辺の川沿いの道は大変な混雑。

どんどん先に進むと、ようやく自分のペースで歩くことが出来るようになる。

 

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小さな白いビルが現れ、歩を止める。

「え、ここなの?案内が出ていないけど・・・」と彼女。

「ライトの下を見てごらん」と私。

 

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彼女が近寄ると、壁に書かれた『クラフタル』の文字が現れる。

CRAFTとTALEを合わせた造語。

 

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店内は無機質のデザイン。

伝統的なフレンチ・レストランやビストロに慣れていると、ここがフレンチの名店であるとは思えない。

 

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最初は、グラス・シャンパーニュ。

ガストン・シケ、セレクション、ブリュット。

1746年創業の歴史あるR.M.で、現当主は9代目。

 

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泡立ちが素晴らしい。

「美味しい。好みのタイプだわ。黒ぶどうの比率が高いみたい」と、彼女。

自社畑のぶどうを100%用い、セパージュはピノ・ムニエ60%、ピノ・ノワール15%、シャルドネ25%。

 

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アミューズ・ブーシュは、ホタテ。

この木片のように見えるものも、ホタテで作られている。

 

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毛ガニ。

濃厚なビスクスープをつけて食べると最高に美味い。

 

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まだ二品を味わっただけだが、大土橋シェフの創意と才能を充分に感じることが出来る。

中目黒の超人気フレンチ、『クラフタル』で彼女と過ごす素敵な夜の続きは、また明日。

 

 

 

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今夜はアルゼンチンの赤を抜栓。

フィンカ・フリッチマン、ミステリオ、カベルネ・ソーヴィニヨン、2014年。

以前この造り手のシャルドネを飲んで美味しかったので、今度は赤も試してみることにした。

フィンカ・フリッチマンは1910年創業の、アルゼンチンのワイン銘醸地、メンドーサに本拠地を置く名門ワイナリー。

エチケットの絵は、メンドーサに居住していた先住民のマスク。

 

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安価なワインだが、とても質の良いコルクが使われているのは驚き。

コルクには、ワインの情報が詳細に印字されている。

 

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色合いは濃いガーネット。

カシス、プラム、ビターチョコレート等のニュアンスを持ち、タンニンも心地よい綺麗なミディアム・ボディ。

自社畑産のぶどうを用い、250haの畑ではぶどうは有機栽培されている。

ステンレス・タンクで発酵後、オーク樽で4ヶ月、瓶内で3ヵ月熟成させ、リリースされている。

アルゼンチン、メンドーサ産の良質のワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。

 

 

 

 

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荏原中延の『かもすや酒店』でうっかり姫さんと日本酒を味わう楽しい夜の続き。

開店と同時に入店したが、30分もすると店内は満席に。

驚いたことに、その7~8割が女性客。

さて、飲む日本酒は9種類目に突入。

秋田の齋彌酒造店が醸す、雪の茅舎、純米吟醸。

自社で栽培した秋田酒こまちを用い、精米歩合は55%。

 

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10種類目の酒は、三重の清水清三郎商店が醸す、作 穂乃智。

純米酒で、精米歩合は60%。

 

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コース料理が終わり、追加で注文した鶏の唐揚げ。

熱々、ジューシーで美味い。

 

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11種類目は、佐賀の天山酒造が醸す、七田 無濾過 純米吟醸。

山田錦と、さがの華を用い、精米歩合は55%。

 

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12種類目は、栃木の飯沼銘醸が醸す、姿(黒姿) 純米吟醸生原酒。

山田錦と五百万石を用い、精米歩合は55%。

生原酒なのでアルコール度数は17.3%と高い。

 

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めんたいポテト。

何か食べないと、酒ばかり飲んでいると酔ってしまいそうだ。

 

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13種類目の酒は、新潟の高千代酒造が醸す、魚沼清酒 芳醇無盡 たかちよ 扁平精米 無調整生原酒(赤ラベル)。

使用米も精米歩合も非公開とのこと。

高千代酒造さんはアメブロにアカウントを持っているが、最近更新がないようだ。

 

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14種類目は長野の宮坂醸造が醸す、真澄 純米吟醸 辛口生一本。

使用米は、美山錦、ひとごこち、山田錦で精米歩合は55%。

7号酵母発祥の蔵だが、この酒に使われている酵母は9号と18号系とのこと。

 

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15種類目は、岩手の赤武酒造が醸す、AKABU純米酒。

岩手県産米を用い、精米歩合は60%。

 

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16種類目の酒は、青森の八戸酒造が醸す、陸奥 八仙 青ラベル 槽酒 特別純米 生原酒。

麹米に華吹雪を用い、精米歩合は55%。

掛米には、まっしぐらを用い、精米歩合は60%。

 

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流石に飲み過ぎたので、17種類目で打ち止め。

ラストを飾るのは、お店の名前入りの酒。

山形の楯の川酒造が醸す、楯野川 清流 純米大吟醸。

出羽燦々を用い、精米歩合は50%。

使用酵母は、山形KAと協会1801号。

かなり酔っぱらったが、満ち足りた思いで店をあとにする。

 

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外に出ると、何となく〆に炭水化物を食べたくなる。

そこで、お隣の洋食屋さんに入る。

すっかり酔っぱらっているので自制心は消え失せ、ここでも生ビールを頼んでしまう。

うっかり姫さんが注文したのは何だろう。

 

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ビールには枝豆。

 

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チキンライスのように見えるが、何だろう。

焼きうどんも食べた記憶があるが、写真は無し。

この後は、記憶も薄れてしまった。

荏原中延の『かもすや酒店』で飲み過ぎた、楽しい夜でした。