中目黒の超人気のフレンチ、『クラフタル』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。
シャンパーニュ、ガストン・シケのあとは、グラスの白ワイン。
今夜のグラスは、ニュージーランドのマヒ、マールボロ、ソーヴィニヨン・ブラン、2015年。
マヒは、多くのワイナリーでワイン・メーカーとして活躍したブライアン・ピックネル氏のワイナリー。
マヒとは、マウリ語で「作品」とか「手工芸品」という意味。
フレッシュで華やかな果実味を持ちながら、複雑なストラクチャーを持つ素晴らしいソーヴィニヨン・ブラン。
単一畑の有機栽培されたぶどうを用い、発酵には野生酵母のみを使用。
ピックネル氏のワイン造りの哲学が詰め込まれたワインなのだ。
鰤大根。
そう言われても、どこに鰤があるのか、どこに大根があるのかわからない。
よく見ると、一番下にサイコロ状の鰤が数個。
大根は生の黒大根。
上には大根の冷たいムース。
斬新な鰤大根、素晴らしく美味い。
合わせるパンは、酒蒸し。
パンも料理に合わせたものが供されるのだ。
赤ワインは、お店のワインを管理する川上マネジャーと相談。
最初に私が選んだダニエル・リオンのニュイ・サン・ジョルジュ、レ・ラヴィエール、2008年は品切れ。
そこで川上さんお薦めのドメーヌ・ピエール・ジュラン、フィサン、プルミエ・クリュ、クロ・ナポレオン、モノポール、2011年を抜栓。
ジュラン家は1830年頃からワイン造りを行う名門。
クロ・ナポレオンはジュラン家が単独保有(モノポール)する1.8haの畑で、ジュヴレ・シャンベルタンの隣のフィサンの最高のプルミエ・クリュ畑と言われている。
ナポレオン一世がこのワインを気に入り、畑の周りを石垣で囲うよう命じたことから、クロ・ナポレオンと命名された。
コルクの質は良く、香りも良い。
骨太で力強いが、同時に洗練されたピノ・ノワール。
「私の狭いストライク・ゾーンに入るピノだわ」と、彼女も絶賛。
ぶどうはリュット・レゾネで栽培され、樹齢は50年以上。
美しい皿が届いた。
鳩のロースト。
色遣いが美しく、料理が芸術の域に達している。
焼かれた鳩が香ばしい。
濃緑の塊は、鳩のミンチのアメリカンドック仕立て、とでも言えばよいのだろうか。
鳩の骨をつまんで食べると、旨味が口中に広がる。
赤いキューヴは、ブータンノワール。
今夜の料理もワインも最高に素晴らしい。
中目黒の『クラフタル』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。











