ワインは素敵な恋の道しるべ -252ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

彼女と恵比寿で待ち合わせ。

車で向かったのは、フレンチの名店、『メゾン ポール・ボキューズ』。

 

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駒沢通りから旧山手通りに入り、代官山フォーラム前で下車。

『メゾン ポール・ボキューズ』は代官山フォーラムの地下全体に広がるお店なのだ。

 

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この階段を下りると、地下には別世界が広がる。

 

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先崎支配人、原田マダムに迎えられ、レセプションに進む。

この写真は、夜遅く、別の機会に撮影したもの。

ここには数限りなく来ているが、今夜はお店がちょっと違って見える。

「グランメゾン東京」の『gaku』の舞台になっているので、尾上菊之助や手塚とおるが居るような気がする。

 

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レセプションの左側には、長い廊下。

廊下の右側には厨房。

尾上菊之助が居ないか厨房を覗き込んでしまう。

突き当りを左折し、さらに突き当りを右に進むと、メインダイニングルームに至る。

 

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こちらはレセプションの裏にある化粧室への通路。

ポール・ボキューズさん所縁の品が展示されている。

 

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今夜のテーブルはメイン・ダイニングではなく、サロン。

サロンの奥には素敵なステンドグラスが嵌め込まれている。

 

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テーブルの上には、『メゾン』のMと『ポール・ボキューズ』のPBをアレンジしたロゴマークが入ったナプキン。

そして今夜のメニューが置かれている。

 

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ソムリエの大友さんがテーブルに現れ、最初のスパークリング・ワインを注いでくれる。

ヴーヴ・アンバルが造る、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2016年。

 

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2016VTはピノ・ノワールの比率が高いようで、色合いは濃く、ほんのりと赤味を帯びている。

芳醇な果実味と熟成感を持ちながら、キレの良いブリュットで美味い。

 

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アミューズが届く。

鶏モモ肉のリエット。

帆立のクロケット。

グジェール。

 

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熱々のパンも届く。

美味しいので食べ過ぎてしまうのが問題。

 

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ここは何時も、無塩(DOUX)のエシレバター。

 

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最初の白ワインは、ローヌの素晴らしい造り手の物。

ジャン・ルイ・シャーヴが造る、ジャン・ルイ・シャーヴ・セレクション、エルミタージュ・ブランシュ、2013年。

J.L.シャーヴのワインは芸術品と称され、その価格は非常に高くなってしまった。

そこでネゴシアン物として”美味しいワインをリーズナブルに”造り始められたのが、このセレクション・シリーズ。

それでもこのボトルはレストランで飲むと諭吉が二人以上必要となる。

 

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濃厚な果実味。

酸とミネラルが充分にあり、とてもバランスが良く洗練されたボディ。

ぶどうはマルサンヌ100%で、樹齢は50~60年と高い。

セレクション・シリーズは購入葡萄を前提に始められたが、実はこのボトルにはドメーヌ物のぶどうが85%も使われているのだ。

 

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フランス産鴨フォアグラのポワレ、赤ワイン風味のベアルネーズ・ソース、フレッシュイチジクとアンディーブのサラダと共に。

 

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日本に輸入されるフォアグラの大部分はハンガリー産。

実はフランス産は少なく、価格はハンガリー産の約二倍。

わざわざフランス産と記す気持ちは良く分かる。

付け合わせには栗も使われている。

イチジクと栗がフォアグラに良く合って美味い。

 

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エルミタージュ・ブランシュが美味しいので、グラスをどんどん重ねてしまう。

アルコール度数が14.5%もあるので、酔ってしまいそうだ。

彼女と過ごす、代官山の『メゾン ポール・ボキューズ』での素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

丸の内パークビル、ブリックスクエアの『ムード・ボード』でのランチを終えると、三菱一号館美術館に向かう。

 

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丸の内パークビルから中庭を横切り、美術館に入る。

 

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茶目子さんにお誘いいただくまで、マリアノ・フォルチュニ(1871-1949)という服飾デザイナーは知らなかった。

 

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服飾の歴史に疎い私でも、このフォルムのシルクのドレスは知っている。

 

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ヴェネツィアのフォルチュニ美術館の全面的な協力を得て開催された大回顧展で、多くの部屋に分かれて数多くのドレスや絵画、設計図が展示されている。

一部屋だけ、隅の小さな四角いサークルの中からだけ写真撮影が認められている。

 

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この黒のデルフォスが好きだ。

デルフォスは繊細なプリーツを施した絹のドレスで、この開発により、女性をコルセットの必要なドレスから解放し、女性の服飾に革命をもたらしたのだ。

 

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またフォルチュニは画家、写真家、舞台装飾家、舞台照明家、そしてテキスタイルのデザイナー兼生産・販売者としても活躍した、多彩な人物なのだ。

 

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ヴェネツィアの工場で製作された色々なデザインの布地は人気を集め、パリを始め世界の主要都市に店を構え、販売された。

そう、彼は実業家でもあるのだ。

今まで知らなかった服飾の歴史の一齣を学ぶことができた、貴重な美術鑑賞だった。

 

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美術館の三階には展示室間の移動通路が窓に面しているところがある。

ほとんどの人がここで立ち止まり、ブリックスクエアの中庭を写真に収めている。

 

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こちら側は丸の内パークビル。

先ほどまで食事をしていた三階のレストランフロアーが目の前に見える。

 

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ブリックスクエアでは結婚記念写真の撮影がよく行われている。

今日のカップルも幸せいっぱい。

 

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鑑賞を終えると、少し休憩することにする。

美術館出口の目の前にある、『マルゴ』のテラス席に着席。

 

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スパークリング・ワインで乾杯。

そよ風が吹き抜け、気持ち良い。

 

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飲んでいるワインは、メゾン・アンティッシュが造る、クレマン・ド・リムーの、『マルゴ』仕様。

メゾン・アンティッシュはラングドック・ルーションにあり、現当主は6代目。

セパージュは、シャルドネ70%、シュナン・ブラン15%、モーザック15%で、ぶどう栽培はリュット・レゾネ。

 

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午後の遅い時間は中庭を行き交う人が少なくなるようだ。

 

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中庭の反対側は、大名小路に面した入り口。

正面の白いビルは、三菱UFJ銀行本社で、その左側にはJPタワーKITTE。

さて、そろそろ出発することにしよう。

今夜は茶目子さんも私も別々の予定があるのだ。

丸の内での楽しい午後でした。

 

 

 

 

 

 

 

ある平日の午後、丸の内の三菱一号館美術館で開催されている「マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展」を観にいくことに。

茶目子さんと待ち合わせ、向かった先は丸の内パークビルのブリックスクエア。

 

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ブリックスクエアは都心に居ることを感じさせない、高層ビル群の中の緑のオアシス。

 

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煉瓦造りの建物が三菱一号館美術館。

でもその前に、丸の内パークビル内のお店でランチをとることに。

 

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最初は『A16』を考えていたがまだ混んでいたので、今回は目先を変え、丸の内パークビルの三階にある『ムード・ボード』を選択。

この辺りのお店はランチ時間は予約不可なのだ。

 

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とても目立つ、クラシックとサイケデリックを融合したようなインテリア。

 

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平日のお昼休みが終わる時間なので、人気のお店にも空席が目立ち始めている。

 

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まずはスパークリングワインで乾杯。

 

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飲んでいるスパークリング・ワインは、スペインのヴィニャ・パウ、ブリュット。

 

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こちらのランチは、メイン料理を選べば、サラダ、パン、ソフトドリンクはビュッフェ方式。

サラダは三種類。

 

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パンも三種類。

 

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ソフトドリンクも充実している。

 

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まずはサラダ。

キャロットラペ、ポテトのサラダ、グリーンリーフサラダ。

 

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パンは、ゴマパン、林檎と紅茶のパン、ゲランド塩のフォカッチャ。

 

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メイン料理が出されたので、白ワインを注文。

銘柄は聞き忘れ。

 

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幾つかある選択肢の中から、二人とも真鯛のポワレを選択。

 

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この真鯛、かなりの大物。

肉厚でジューシー。

 

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ビュッフェにスープもあった。

パンプキン・カレー・スープがなかなか美味い。
 

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16穀米もあった。

薄く味が付いているので食べだすと止まらない。

イランのバターライスが美味しかったことを思い出し、茶目子さんにイランの田舎の食事のお話をご紹介。

 

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食後はコーヒー。

 

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林檎と紅茶のパンが甘くて美味しいので、デザート代わりにリピート。

食事を終えると、美術館に移動することにする。

丸の内パークビルのブリックスクエアで茶目子さんと過ごす楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

東日本橋に出来た新しいフレンチ、『Mille(ミレ)』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

 

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白ワインを飲み干すと、赤ワインを選択。

ここにはワインリストは無いので、オーナーシェフの千葉さんに好みを伝えて選んでもらう。

この三本は選ばなかったワイン達。

 

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選んだのは、このワイン。

ロワールのドメーヌ・ド・モントリューが造る、レ・ヴェール・デ・ポエット、2014年。

このワインもビオワイン。

 

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驚いたのは、このワインのブドウ品種、ピノ・ドニス。

ロワール固有の黒ぶどうで、別名はシュナン・ノワール。

ドメーヌ・ド・モントリューの畑のぶどうの樹齢は70~100年で、フィロキセラ禍に遭っていないいない樹なのだそうだ。

 

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軽い微発砲。

最初は還元臭が強かったが、グラスに注いで少し置くとワインの香りが顔を出す。

 

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チェリーやベリー系の香り。

熟成したピノ・ノワールを感じさせるワインだ。

オーナーのエミール・エレディア氏はドメーヌ・ド・モントリューを既に売却し、今はラングドックにドメーヌ・ディモンシュを設立している。

 

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釣りカツオとパプリカのポルトガル風。

これで一人前、とてもヴォリュームがある。

 

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煮込んだパプリカと玉ねぎがポルトガル風なのだそうだ。

新鮮な生の鰹と野菜が良く合って美味い。

でも、オランデーズソースとの相性はイマイチ。

 

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活〆真穴子とコリンキーのエスカベッシュ。

調理しているところを見ると、穴子がとても大きくて立派。

 

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穴子の身はホクホクで旨味が詰まり、甘酸っぱいソースとの相性が良い。

ヴォリュームが半端ないので、これだけでお腹がいっぱいになってしまう。

 

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肉料理用のナイフが出される。

ポルトガルを代表するナイフメーカー、イセルの肉用ナイフ。

これはST05シリーズの、メープル。
ハンドルは木製で、メープル、オリーブウッド、ローズウッドの三種類がある。

 

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メインに選んだのは、フランス産、ビュルゴー家の鴨のロースト。

ビュルゴー家のシャラン鴨は最高級の鴨。

カナール・エトゥフェ(窒息鴨)と呼ばれ、この窒息法はフランスで唯一ビュルゴーにのみ認可されている伝統的屠殺法。

体内に血液を残したまま処理できるので、肉が赤く柔らかく仕上がるのだそうだ。

 

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素晴らしい焼き色。

ビュルゴー家のシャラン産鴨は本当に美味い。

でも、ジュ・ソースはもう少し酸味がある方がより美味い。

 

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レ・ヴェール・デ・ポエットの最後の一杯には、澱が残ったが、これは濾過をしていないことによるもの。

お腹がいっぱいなので、今夜はデセールは省略。

オーナーシェフの千葉さんに今夜の礼を述べ、店をあとにする。

 

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馬喰町駅に向かって歩いていると、デイリーヤマザキを見付け、「ねえ、ソフトクリームを食べましょうよ」と彼女。

本物のソフトクリームは無いので、ソフトクリーム型のアイスクリームを購入。

彼女と過ごす東日本橋の夜は楽しく更けていきました。

 

 

 

 

 

 

 

八月下旬のこと、馬喰町駅で彼女と待ち合わせると東日本橋方面に向かう。

 

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そして着いた場所は、やげん堀。

この先に薬研堀不動院がある。

 

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この通りの名前は、不動院通り。

 

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不動院通りが柳橋通りに交わるところに、今夜のお店、『Mille(ミレ)』がある。

今年の四月にオープンしたばかりの新しいフレンチなのだ。

 

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店内は結構広いが、使われているのはカウンターのみ。

シェフがお一人でやられているお店なので、客数を絞っているのだろう。

 

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カウンター前のオープンキッチンでは、オーナーシェフの千葉稔生さんが忙しく立ち働く。

 

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メニューは目の前に置かれた黒板。

彼女と相談しながら、料理を選ぶ。

 

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ここにはワインリストが無いので、好みを伝え、シェフに選んでもらう。

出された三本のワインの中から選んだのは、コート・デュ・ローヌの注目の若手自然派醸造家、ニコラ・ルノーが造る、ル・クロ・デ・グリヨン、プリモ・サンソ、ブラン、2018年。

 

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このお店のワインは、全て自然派。

このワインもぶどう栽培はビオロジックで、自然酵母が使われている。

 

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南国のフルーツを感じる濃厚な果実味。

綺麗なバランスのワインだが、温度が上がってくると重くなるので、温度は低めで飲んだ方が美味しいようだ。

ぶどうは、ヴィオニエとグルナッシュ・ブラン。

 

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アミューズは、それぞれ好きなものを注文。

彼女が選んだのは、玉ネギとベーコンのファーブルトンサレ、白玉ネギのヴァバロア、エダマメのエクレア、サバのリエット。

 

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私のアミューズは、サバのリエット、白レバーのブリュレ、エダマメのエクレア。

「あら、貴方は三種類だったのね」と、彼女がファーブルトンサレを半分に切って私にくれた。

 

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エダマメのエクレアは流行なのだろうか。

最近、代官山の『レザンファン・ギャテ』と、銀座の『アルジェント』でも食べたが、どちらもエクレアの皮はグリーンだった。

 

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白レバーのブリュレ。

香ばしく炙られた白レバーが美味い。

 

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サバのリエット。

サバの臭みがなく、濃厚で滑らかなリエットが素晴らしい。

東日本橋の新しいフレンチ、『Mille』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

西麻布の”もうひとつの何時ものフレンチ”、『レストランひらまつ レゼルヴ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

今夜のテーマは、ラングドックとフォアグラ。

 

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赤ワインは、白と同じくラングドック・ルーションのルーション地区の人気の造り手、ドメーヌ・ゴビー。

コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ、ヴィエイユ・ヴィーニュ、2002年。

 

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2002年VTがまだ残っていたとは驚き。

濃いというほどではないが、不透明なガーネット。

清澄・濾過は行っていない。

豊かな果実味と熟成感。

スパイシーだが、ミネラル感のある洗練されたボディ。

 

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二杯目を注いでもらうと、結構澱がある。

セパージュは、カリニャン35%、シラー30%、グルナッシュ25%、ムールヴェードル10%。

カリニャンの樹齢は100年以上と古い。

ぶどう栽培はビオディナミ。

 

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希少部位ザブトンとフランス産フォアグラ、ロッシーニ風。

ザブトンは一頭の牛の肉の僅か2%の希少部位。

 

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ザブトンは、手切りの粗切りのハンバーグで、繋ぎは使わず塩のみの味付け。

レアに焼かれたハンバーグは、レア肉の食感。

フォアグラはクロケット。

 

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ドメーヌ・ゴビーの白と赤を並行飲み。

これがなかなか美味いのだ。

 

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ディジェスティフは、ルーション地区のドメーヌ・デュ・マス・ブランが造る、ヴァン・ド・バニュルス・グラン・キュヴェ。

バニュルスは、ぶどうの発酵途中の果汁に同じぶどうから造られたブランデーを加えることにより発酵を止め糖度を残したフォーティファイド(酒精強化)ワイン。

 

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ポートに似た味わい。

甘いがアルコール度数が高いので、後味に甘さが残らない。

彼女はフォーティファイドは苦手なので、何時ものように一口飲んだ後は私にグラスを差し出す。

 

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デセールは、クレーム・カタラーナ。

 

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クレーム・カタラーナはカスタードの上をキャラメリゼしたスイーツ。

 

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バニラのソルベ。

 

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白桃のコンポート。

 

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「フォアグラは得意じゃないけど、今夜の料理はどれも美味しかったわ。さすが内木場さんね」と彼女。

「内木場さんに伝えれば喜んでくれるよ。挨拶をして帰ることにしよう」と私。

 

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坂元支配人、内木場料理長、田中ソムリエールに見送られ、店をあとにする。

お腹がいっぱいなので、彼女と肩を並べて六本木まで歩くことに。

西麻布交差点のラブラドールは季節ごとに装いを変えるのが可愛い。

 

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六本木ヒルズまで来ると、66プラザに上る。

 

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今夜も蜘蛛の向こうには東京タワー。

 

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メトロハットの下りエスカレーターから見える側にも、バレンシアガ開店のポスター。

 

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何時もの通り、成城石井で彼女の朝食用のサラダを幾つか購入。

 

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時間が遅くてもサラダの数が揃っているのが、六本木。

彼女と過ごす西麻布、六本木の夜は素敵に更けていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

八月末のこと、彼女と六本木ヒルズで待ち合わせ。

 

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六本木駅からメトロハットのエスカレーターを上り、66プラザに向かう。

バレンシアガが六本木ヒルズに店をオープンさせるのだそうだ。

 

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ウエストウォークで彼女と落ち合うと、車で向かった先は西麻布の”もうひとつの何時ものフレンチ”、『レストランひらまつ レゼルヴ』。

 

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二階のレセプションで坂元支配人に迎えられ、三階のメイン・ダイニングに向かう。

 

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テーブルには何時ものセッティング。

今夜のテーマはラングドックとフォアグラ、どんな料理に出会えるか楽しみだ。

 

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テーブルの上にはフランスの小物。

今夜はエッフェル塔。

 

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席に着くと、ソムリエールの田中さんがアペリティフを届けてくれる。

今夜のアペリティフは、桃のカクテル。

桃のピュレをスパークリング・ワインで割ったカクテルだ。

使われているスパークリングは、ヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2016年。

 

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セップ茸とフォアグラのロワイヤル、ラングドック風。

 

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串に刺されているのはセップ茸のフリット。

 

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ゼラチン状なのはセップ茸の香りのスープ。

その下にはたっぷりのフォアグラのロワイヤル。

 

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ここのバゲットは、皮はパリパリで中はしっとり。

美味しいのですぐにお代わりしてしまう。

 

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今夜のテーマの一つはラングドックなので、ワインもラングドック・ルーション地区のもの。

人気の造り手、ドメーヌ・ゴビーのコート・カタラン、ヴィエイユ・ヴィーニュ、2009年。

 

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ドメーヌ・ゴビーのワインは自然なぶどうの果実味に溢れ、酸、ミネラルとのバランスが素晴らしい。

2009年VTと、熟成感も充分。

セパージュは少し複雑で、マカブー40%、グルナッシュ・ブラン30%、シャルドネ15%、グルナッシュ・グリ10%、カリニャン・ブラン5%。

 

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料理長の内木場さんがテーブルに来られ、次の料理の準備をしてくれる。

 

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低温で火入れをしたフォアグラのテリーヌ。

フォアグラを下処理し、この形に整えるは大変な作業なのだ。

 

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低温で火を入れたフォアグラ、無花果とプラムのチャツネ、自家製ブリオッシュと共に。

無花果はフレッシュ、プラムは赤ワイン煮。

 

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低温でじっくり火入れしたフォアグラの色が美しい。

黄色い糸状のものは、錦糸瓜(そうめんカボチャ)。

フォアグラはポワレも美味いが、低温調理のテリーヌも素晴らしい。

西麻布の”もうひとつの何時ものフレンチ”、『レストランひらまつ レゼルヴ』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

『つな八銀座』で開催された”日本酒と天麩羅の会”に、ちぃさんと共に参加した楽しい夜の続き。

『つな八銀座』を出ると、銀座通りを四丁目方向に歩く。

 

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左手には四丁目の三越銀座、その先には五丁目の銀座プレイス。

 

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銀座ミキモトのディスプレイは、巨大な金魚。

 

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銀座通りから晴海通りに右折し、並木通りを左折。

向かった先は、八丁目の老舗バー、『ブリック』。

 

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金曜日の夜なので、長いカウンター席は満席。

ここは若い頃に良く来ていたバーなのだ。

 

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カウンターの後ろにある長い楕円形のテーブルにつく。

私たちが着席した時はこのテーブルの先客は一組だけだったが、10分後には三組の客が入り、満席となってしまった。

 

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銀座の『ブリック』は1951年創業。

コースターにも'51の文字。

 

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私はアイラ・モルト、アードベッグをストレートで。

 

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ちぃさんからお勧めを頼まれたので、ウォッカマティーニをシェークで作ってもらう。

ちぃさんに甘いカクテルは似合わない。

 

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乾杯。

日本酒をたっぷり飲んだ後の強い酒は効きが早い。

 

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今夜は〆にラーメンを食べるのは止そうと二人で決めていた。

そこで次に向かったのは、うどんの『銀座 木屋 本店』。

何故かラーメンよりうどんの方が罪悪感が少ないということで一致。

 

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この店は忘れ得ぬお店なのだ。

現役のころには、銀座のクラブで深夜まで飲んだ後、クラブの女性を伴ってよくここに来たものだ。

銀座のクラブ街にあるお店だけあって、午前三時まで営業しているのだ。

 

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うどんを食べに来たが、もちろんうどんだけでは済まない。

生ビールも注文。

 

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今夜、7回目の乾杯。

 

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私が頼んだのは、このお店の人気メニュー、鴨汁せいろうどん。

 

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鴨汁の中には鴨肉がごろごろ入っている。

昔も何時もこれを食べていたので、とても懐かしい味だ。

 

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コシの強いうどんは、のど越しもとても良い。

 

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ちぃさんは、カレーうどん。

 

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サラダの写真を個別に撮っているということは、私が食べたということのようだ。

 

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完食写真では、何故か二人の食器の位置が入れ替わっている。

ちぃさんが食べきれないというので、私がカレーうどんの残りを引き受けたようだ。

記憶は曖昧だが、写真は嘘をつかない。

ちぃさんと過ごす銀座の夜は楽しく更けていきました。

 

 

 

 

 

 

 

ちぃさんと参加した、『つな八銀座』での楽しい”日本酒と天麩羅の会”の続き。

今夜の酒蔵は、千葉県いすみ市の木戸泉酒造。

 

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三種類目の酒は、木戸泉を代表する酒、アフス 純米生。

今夜はこの酒を楽しみにしていた。

普通の酒は三段仕込されるが、アフスは高温山廃一段仕込なのだ。

 

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アフスで再び乾杯。

米の旨味とキレのある酸味を持つ独特の酒。

初めて飲む時には強い違和感があるが、飲んでいる内にその奥深い旨味に引き込まれていく。

酒造米は千葉県いすみ市産の総の舞100%、精米歩合は65%で、自家培養の7号系酵母を使用。

 

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壱の天は、鱚の天麩羅と、とうもろこし変わり揚げ。

トウモロコシの変わり揚げには、クリームチーズと梅干しが入っている。

 

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鱚に付けて食べるのは、トマトおろし。

 

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なかなか飲むことのできない酒なので、お代わりして三杯目。

 

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純米 自然舞。

化学肥料や農薬を一切用いず、堆肥も植物性のもののみを使用した自然農法米による酒造りを追求したのが、この酒。

青森県・岩手県産の自然農法米が使われ、精米歩合は65%、自家培養7号系酵母で醸されている。

 

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弐の天は、新蓮根の海老はさみ揚げ、紋甲いか。

紋甲いかは、木戸泉のある千葉県に因んでピーナッツの衣で揚げられている。

 

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ここで驚きのプレゼント。

木戸泉は長期熟成酒のパイオニア的存在。

この酒は、なんと29年から31年熟成古酒のブレンドなのだそうだ。

 

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再び熟成古酒で乾杯。

木戸泉の蔵人、菱川さんによると、戦前は熟成古酒造りが盛んだったのだそうだ。

ところが戦時中に酒税法が変わり、毎年の酒の貯蔵量に対して酒税が賦課されるようになり、熟成酒造りが途絶えてしまったのだそうだ。

戦後再び出荷ベースの課税となってから、熟成古酒造りが復活したのだそうだ。

 

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最後の酒は、純米 秋あがり。

これはぬる燗で出された。

春に搾った酒をひと夏寝かせ、秋風が立つと出荷される酒である。

千葉県いすみ市産の総の舞を100%使用し、精米歩合は65%、自家培養の7号系酵母で醸されている。

 

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参の天は、帆立、鱧、丸茄子、オクラ。

 

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深い旨味を持つ出汁が天麩羅に良く合って美味い。

 

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テーブルの上には、グラスがずらりと並ぶ。

好きな酒をどんどんお代わりするので、いったいどれだけの量を飲んだのかわからなくなってしまう。

 

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蛸めし。

美味しいので、もっと食べたいくらいだ。

 

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アフスをもう一杯。

”afs”という名前は、この酒の開発に携わった三人の功労者の頭文字を並べたもの。

 

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〆の酒は、白玉香 純米 無濾過 生原酒。

 

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デザートは、酒くずきり。

白玉香とアフスの二種類の酒が使われている。
まさに私が最後に飲むのに選んだ二種の酒と同じで嬉しい。

 

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お店の尾崎ソムリエ、堀部サケ・ディプロマ、そして木戸泉の菱川蔵人に今夜の礼を述べ、満ち足りた思いで店をあとにする。

ちぃさんと過ごす銀座の夜は、もう少し続きます。

 

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話しは変わるが、つな八を出るときに木戸泉さんからお土産をいただいた。

 

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中には、木戸泉と書かれたぐい呑み。

 

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反対側には、ちばの名前。

その下には小さな文字で、”千葉日本酒活性化プロジェクト”と書かれている。

 

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そしてぐい呑みの中は単なる二重丸ではなく、ニコチャンマーク。

これは楽しいぐい呑みなので、千葉の酒を飲む時に使うことにしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

『つな八銀座』で開催された”日本酒と天麩羅の会”に参加した。

でもその前にアペロ。

銀座駅でちぃさんと待ち合わせると、ギンザシックスに向かう。

 

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アペロのお店は、『エノテカギンザシックス店』。

店頭に並べられたシャトー・ムートン・ロートシルトの巨大なボトルが目を惹く。

 

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さっそくワインを選ぶ。

スペイン、カタルーニャ州のカヴァ、クロ・モンブランが造る、プロジェクト・クワトロ・カヴァ、プレミアム・レゼルヴァ。

人気のカヴァ、プロジェクト・クワトロの上級クラス。

 

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瓶内二次発酵方式で造られ、泡立ちは細かい。

口に含むとキリリと引き締まったブリュット。

瓶内熟成期間は、2年半から3年と驚くほど長い。

プロジェクト・クワトロは4種のぶどうを使っていることからの命名で、セパージュはマカブー50%、チャレッロ20%、バレリャーダ20%、シャルドネ10%。

 

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ちぃさんと乾杯。

 

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ワインのお供は、無花果の赤ワイン煮。

これがワインに良く合って美味い。

 

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二杯目のワインは、私が好きな銘柄をちぃさんにもお勧め。

アルザスのトリンバックが造る、ピノ・グリ、レゼルヴ、2016年。

 

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トリンバックは現当主が13代目という名門。

アルザスを代表する造り手の一つで、フランスの三ツ星レストランの全てでオンリストされている。

 

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再び乾杯。

 

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豊かでフレッシュな果実味、爽やかな酸味。

トリンバックではマロラクティック発酵を行っていない。

やはりトリンバックのワインは美味い。

 

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時間になったので、ギンザシックスを出て本会の場所に向かう。

四丁目交差点には、銀座三越の”4丁目で愛ましょう”の垂れ幕。

 

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向かった先は、松屋銀座の『つな八銀座』。

 

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今夜の”日本酒と天麩羅の会”の蔵元は、木戸泉酒造。

千葉県いすみ市の酒蔵で、独自の酒母造り、”高温山廃酛”で有名。また、長期熟成してもヘタらない酒造りを推し進め、古酒造りでも定評がある。

蔵には40年を超す古酒が今も熟成を重ねているそうだ。

 

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テーブルには今夜の酒の名前とエチケットが印刷された紙が敷かれている。

出されたグラスをこの名前の上に置くことにより、何を飲んでいるかわかるのだ。

 

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今夜は水も木戸泉の仕込水。

 

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最初の酒は、白玉香 純米 無濾過 生原酒。

高温山廃仕込の原酒を、加水も濾過もせず、-5℃のサーマルタンクで貯蔵した酒で、アルコール度数は18.5度もある。
使用米は兵庫県産山田錦で、精米歩合は60%。
使用酵母は自家培養の7号系。

ふくよかなコクと強い酸味、飲み飽きない食中酒だ。

 

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ちぃさんと乾杯。

今夜も日本酒を飲み過ぎる楽しい予感。

 

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合わせる料理は、まぐろ叩き。

海苔の天麩羅の上にのって出された。

まぐろのたたきの中にコリっとした食感。

何かと思ったら、刻んだ沢庵。

とても良い仕事をしている。

 

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続く酒はベーシックラインの本醸造。

本来は燗酒用だが、今夜は冷やして供される。

爽やかな酸味が心地よい。

千葉県産米を用い精米歩合は65%、使用酵母は自家培養7号系。

 

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鰯のつみれ汁。

暑い季節に冷のつみれ汁が美味い。

 

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汁の中には鰯のつみれがごろんごろん。

味噌味のスープが鰯の臭みを消してとても美味い。

『つな八銀座』の”日本酒と天麩羅の会”の楽しい夜は続きます。