東日本橋に出来た新しいフレンチ、『Mille(ミレ)』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
白ワインを飲み干すと、赤ワインを選択。
ここにはワインリストは無いので、オーナーシェフの千葉さんに好みを伝えて選んでもらう。
この三本は選ばなかったワイン達。
選んだのは、このワイン。
ロワールのドメーヌ・ド・モントリューが造る、レ・ヴェール・デ・ポエット、2014年。
このワインもビオワイン。
驚いたのは、このワインのブドウ品種、ピノ・ドニス。
ロワール固有の黒ぶどうで、別名はシュナン・ノワール。
ドメーヌ・ド・モントリューの畑のぶどうの樹齢は70~100年で、フィロキセラ禍に遭っていないいない樹なのだそうだ。
軽い微発砲。
最初は還元臭が強かったが、グラスに注いで少し置くとワインの香りが顔を出す。
チェリーやベリー系の香り。
熟成したピノ・ノワールを感じさせるワインだ。
オーナーのエミール・エレディア氏はドメーヌ・ド・モントリューを既に売却し、今はラングドックにドメーヌ・ディモンシュを設立している。
釣りカツオとパプリカのポルトガル風。
これで一人前、とてもヴォリュームがある。
煮込んだパプリカと玉ねぎがポルトガル風なのだそうだ。
新鮮な生の鰹と野菜が良く合って美味い。
でも、オランデーズソースとの相性はイマイチ。
活〆真穴子とコリンキーのエスカベッシュ。
調理しているところを見ると、穴子がとても大きくて立派。
穴子の身はホクホクで旨味が詰まり、甘酸っぱいソースとの相性が良い。
ヴォリュームが半端ないので、これだけでお腹がいっぱいになってしまう。
肉料理用のナイフが出される。
ポルトガルを代表するナイフメーカー、イセルの肉用ナイフ。
メインに選んだのは、フランス産、ビュルゴー家の鴨のロースト。
ビュルゴー家のシャラン鴨は最高級の鴨。
カナール・エトゥフェ(窒息鴨)と呼ばれ、この窒息法はフランスで唯一ビュルゴーにのみ認可されている伝統的屠殺法。
体内に血液を残したまま処理できるので、肉が赤く柔らかく仕上がるのだそうだ。
素晴らしい焼き色。
ビュルゴー家のシャラン産鴨は本当に美味い。
でも、ジュ・ソースはもう少し酸味がある方がより美味い。
レ・ヴェール・デ・ポエットの最後の一杯には、澱が残ったが、これは濾過をしていないことによるもの。
お腹がいっぱいなので、今夜はデセールは省略。
オーナーシェフの千葉さんに今夜の礼を述べ、店をあとにする。
馬喰町駅に向かって歩いていると、デイリーヤマザキを見付け、「ねえ、ソフトクリームを食べましょうよ」と彼女。
本物のソフトクリームは無いので、ソフトクリーム型のアイスクリームを購入。
彼女と過ごす東日本橋の夜は楽しく更けていきました。













