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ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

10月末のこと、彼女と六本木で待ち合わせ。

でもその前に、お買い物。

 

向かったのは、「東京ミッドタウン六本木」。

ここに来ると、何時もこの白大理石のオブジェを撮影してしまう。

安田侃氏の作品、”意心帰”。

 

何時も横長の方向から撮影していたが、こうして90度観る方向を変えると、全く異なる表情となる。

 

まずは「ガレリア」へ。

 

お店はどこもハロウィンの飾りつけ。

 

館内は、何時もより人出が多くなっている。

 

「ディーン&デルーカ」や「福光屋」でお買い物。

 

一階のキャノピー・スクエアに出ると、「トシ・ヨロイヅカ」でもお買い物。

 

時間になったので、六本木通りに戻る。

一時間前は明るかったのに、あっという間に夕闇が迫っている。

 

彼女をピックアップし、車に乗って向かったのは、西麻布の一軒家フレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』。

長年通ったお店で、コロナ前は年に10数回も食事に訪れていた。

 

それが設備老朽化のため、本年(2022年)末で閉店することになってしまった。

閉店が決まってから、名残を惜しんで毎月訪問することにした。

 

今回の訪問はハロウィン・ディナー。

二階のレセプションフロアーにも、ハロウィンの飾りつけ。

 

坂元支配人が迎えてくれ、「まずはこちらで記念のお写真をどうぞ」とのこと。

 

彼女は写真アップNGなので、私だけを切り取り。

控えめながら、マスクとポケットチーフはハロウィン仕様。

急いでマスクをしたら、上下が逆になっていた。

シャツは黒地に白のドット、蝶ネクタイは黒地にオレンジのドット。

『レストランひらまつ レゼルヴ』では毎年ハロウィン・パーティーを楽しんでいた。

それがコロナのため、2020年は中止、2021年も2022年もパーティー形式ではなく個別のハロウィン・ディナーとなってしまった。

 

2021年は夜の外出を避け、ハロウィン・ディナー・メニューをランチで楽しんだ。

 

2019年はコロナ前の最後の盛大なパーティーだった。

 

 

記念写真の撮影を終えると、レトロなエレベーターで三階のメインダイニングに移動する。

 

三階のエレベーター前にもハロウィンを意識した秋の生花。

 

何時もの窓際のテーブルに案内される。

セルヴィエットの上には、”トリック オア トリート”のカード。

カードの裏にはそれぞれ異なる出題が書かれていて、それに答えると小さなプレゼントをもらえる企画。

 

テーブル上の何時ものキャンドルにも、”ハッピー ハロウィン”の飾りつけ。

 

窓から見下ろすと、先程入ってきたエントランス。

今夜は天気が良いので、エントランスホールの屋根は開かれ、夜空を見ることが出来る。

 

今夜のメニュー・カルテもハロウィン仕様。

 

カルテを開くと、”ムッシュ・タカハラ、ようこそ”、の表記。

メニューを見ると、”煮えたぎる黄色の・・・”とか、”深紅の沼に沈む・・・”とか、内容が全く分からない。

楽しいメニューだが、今夜は料理のメモを取るのに忙しくなりそうだ。

彼女と過ごす、『レストランひらまつ レゼルヴ』での素敵なハロウィン・ディナーの始まりです。

 

 

 

 

 

 

六本木の「メルセデスミー」の『アップステアーズ』でたっぷりシャンパーニュを飲みランチを楽しんだ後は、軽くもう一軒飲んで帰ることにする。

メンバーは、きゅーちゃん、KEiさん、すみれさん、ちぃさん、そして私。

茶目子さんは前日も深酒をされているので、一軒でリタイア。

 

移動中に予約したお店は、ロンドン発祥の『ハードロック・カフェ』。

この六本木店は世界で四番目、日本で一番目のお店。

ザ・ローリング・ストーンズのプライヴェート・パーティーやボン・ジョヴィのシークレット・ライヴが開催されたことでも有名なお店。

 

ダイニングスペースは予約を含め満席とのこと。

私達は食事はしてきているので、バーで飲むことにする。

 

シャンパーニュをたっぷり飲んできているので、私が好きな銘柄の赤ワインを選ぶ。

カリフォルニアのサイクルズ・グラディエーター、ピノ・ノワール、2019年。

 

自転車とニンフ(精霊)のエチケットは一度見ると忘れない。

自転車が開発され、移動手段を手に入れたことにより女性の社会進出が進んだベル・エポック(19世紀末から第一次世界大戦勃発の1914年までのパリの良き時代)の絵が使われている。

女性が自転車に乗れるようにパンタロンが開発されたのもベル・エポック。

絵の作者はG.マシアで、実際にパリにあった自転車メーカー、サイクルズ・グラディエーター社のポスターとして使われていた。

 

五人で乾杯。

ストロベリー、レッドチェリー、プルーンのフレッシュな香りと樽由来のバニラ香。

酸とタンニンのバランスが良い、綺麗なピノ・ノワールだ。

熟成にはフレンチ・オークの樽が使われ、新樽比率は40%。

 

ワインのおつまみには、オニオンリング。

 

サクッと揚げられたオニオンがとても美味しく、ここに来ると必ず注文している。

 

『アップステアーズ』でシャンパーニュを5本も飲んできているのに、またまた泡を頼んでしまう。

 

イエ~イ、と乾杯で盛り上がる。

 

オーストラリアのドメーヌ・シャンドンが造る、シャンドン、ブリュット、ロゼ。

シャンパーニュのモエ・エ・シャンドンがオーストラリアで造る、瓶内二次発酵による高品質のスパークリングワイン。

 

モエ・エ・シャンドンは、アルゼンチンを皮切りに、カルフォルニア、ブラジル、オーストラリア、中国、インドに次々とスパークリング・ワインのメゾンを設立している。

私はこの全種類を飲んでいる。

ブラジルでは、ブラジルとアルゼンチンのシャンドンを。

カリフォルニアではシャンドンのナパのワイナリーを訪問した。

中国では中国のシャンドンを、インドではインドのシャンドンを飲んでいる。

 

お二人は、お店のスタッフが制服に付けたピンバッジに興味津々。

 

と思ったら、イケメン・スタッフとツーショット。

 

なんと私まで一緒に写真を撮っている。

実は、この写真を撮ってもらった記憶が無い。

 

飲み過ぎたので、お化粧室へ。

目の前の壁に貼られたこれらの写真を見ながら用を足すのは気持ちが良いと言うか何と言うか。

 

コロナの期間はここに何時来てもほとんど客は居なかった。

行動制限が解除され、客が戻っているのは嬉しいことだ。

 

店を出ると、少し離れたところにある「ロック・ショップ」へ。

ここは、以前シュー・ウエムラが入っていた建物。

 

世界の色々な都市のハードロック・カフェのTシャツを集めていた。

他にも訪問した都市のTシャツも収集していたので、大きな箪笥の引き出し三本がTシャツで満杯になっている。

 

これを見て、重くて肩が凝りそうだと思うのは、歳をとった証拠。

 

ショップを出ると六本木交差点に戻り、帰途に就く。

友人達と過ごす、六本木での楽しい半日でした。

 

 

 

 

 

 

友人達と、乃木坂の「メルセデスミー」にある『アップステアーズ』で過ごす楽しいシャンパーニュ・ランチの続き。

 

甘エビのタルタル、蕪のブランマンジェと柑橘のサラダ。

 

海老の甘味と柑橘の酸味が調和して美味い。

上にのっているのはシブレット。

 

飲んでいるシャンパーニュは、アメリエ・ブリュット。

セパージュは、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエが1/3ずつ。

瓶内熟成期間は5年と長い。

 

パスタは三種類から選ぶことが出来る。

私のは、ベーコンとキャベツのアーリオオーリオ。

 

オリーブオイルが上手く乳化し、麺に絡んで美味い。

振り掛けられたアーモンドスライスが良いアクセントになっている。

 

女性5人が選んだのは、アップステアーズ・カルボナーラ。

女性全員がクリーム系を選ぶとは予想外。

 

鶏もも肉のコンフィ、マルサラとケッパーのソース。

 

低温の脂でじっくりと調理された鶏肉には旨みが凝縮されている。

マルサラの香りが食欲を刺激する。

 

五本目のシャンパーニュを空にすると、〆の飲み物はそれぞれ好きな物を選択。

私を含め、三人が選んだのは、ファー・イースト・ブリューイング・カンパニーの東京ブロンド。

 

泡がきめ細かく持続性が素晴らしい。

華やかな香りのゴールデンエールが美味い。

 

皆さんそれぞれ好きな飲み物で話が弾む。

 

かぼちゃのブーレット、オレンジとナッツのコンディメント。

 

ブーレットは小さなボール。

チョコレートのスリーポインテッドスターがここが「メルセデスミー」であることを思い出させてくれる。

 

かぼちゃのブーレットの下には、オレンジとナッツ。

 

いっぱいになったお腹をコーヒーが癒してくれる。

 

気が付くと、時間は15時30分を回っている。

満席だった店内にも空席が目立ち始めた。

 

最後に記念写真。

今回も楽しい会食だった。

 

外苑東通りに出ると、「東京ミッドタウン六本木」を横手に見ながらのんびり散策。

 

六本木交差点に至る。

 

そして芋洗坂を下る。

友人達と過ごす、六本木の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

11月初旬の休日。

東銀座に降りたつ。

 

向かったのは、歌舞伎座。

 

11月の十三代目市川團十郎白猿襲名披露、十一月吉例顔見世大歌舞伎のチケットが買えたので、自動発券機でチケットを入手。

 

十三代目市川團十郎白猿襲名披露鑑賞記はこちら。

 

 

東銀座駅から再び日比谷線に乗り向かったのは、六本木。

外苑東通りを、東京ミッドタウン六本木の前を過ぎ、乃木坂方面に歩を進める。

 

ペットショップで伸びをしている子猫にしばし癒される。

 

目的の場所は、「メルセデスミー」。

 

ランチのお店、二階の『アップステアーズ』には外苑東通りから直接入ることが出来る。

 

階段はとても緩やか。

これなら酔っ払っても安全に下りることが出来る。

 

レセプションで名前を告げ、席に案内される。

 

広い店内は多くの客でほとんど満席。

行動制限が無くなり、確実に客足は戻っている。

店内の写真は自重し、私達のテーブルのみ撮影。

テーブルのこちら側と向こう側にアイスバケットが置かれ、シャンパーニュのボトルが冷やされている。

 

奥の厨房にはピッツァ窯。

ここはピッツァも美味いのだ。

 

メルセデスのお店だけあり、店内にもメルセデスベンツの展示。

 

今日は幹事なので、予約時間の20分前に来た。

皆さんの到着を待つ。

 

今日はシャンパーニュのフリーフローランチ。

10月からランチの価格が高くなり、しかも今まではキャティア、プルミエ・クリュだったシャンパーニュが、普通のものに変わっている。

シャンパーニュが入手難となり、円安も加わり仕方のないことだが、寂しい限りだ。

 

アメリエ、ブリュット。

エペルネの南にある家族経営のメゾン。

 

メンバーが揃い、お店のスタッフがシャンパーニュを注いでくれる。

今日は6人の会なので、シャンパーニュは二本が抜栓され、二人のスタッフがサーヴしてくれている。

 

お久し振りですの乾杯。

このメンバーで集まるのは二ヶ月ぶり。

今日のメンバーは、きゅーちゃん、KEiさん、すみれさん、ちぃさん、茶目子さん、そして私。

またまた女子会メンバーになってしまった。

 

濃い黄金色。

黒果実の果実味、熟成感が強く、後味にはブリオッシュや炒ったナッツのニュアンス。

余韻は中庸。

シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエが1/3ずつ使われ、瓶内熟成期間は5年と長い。

ぶどうの平均樹齢は30年、ドサージュは9g/L。

 

南瓜のポタージュが届く。

シャンパーニュで冷えた胃袋に温かなスープが心地良い。

 

パンも届く。

お供はE.V.オリーブオイル。

オリーブオイルトレーにはスリーポインテッドスター。

友人達と過ごす、六本木での楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

10月下旬のウォーキング。

 

秋も深まり、空には秋の雲。

これは”ひつじ雲”と言えばよいのだろうか、それとも”うろこ雲”なのだろうか。

ひつじ雲は高積雲で高度が低いので雲の塊が大きく見え、うろこ雲は巻積雲なので高度が高く、雲の塊が小さく見える。

この雲、どちらなのかちょっと微妙。

 

このヤナギバルイラソウ(柳葉ルイラ草)の花を見付けたのは、一年前のこと。

初めて歩く住宅街で見付け、家の前の道をお掃除されていた奥さんに何という植物か尋ねたが、「それが知らないのです」との回答。

そこで帰宅後に写真を元に調べたら、キツネノマゴ科ルイラソウ属の多年草、ヤナギバルイラソウだとわかった。

原産地は、南アメリカ、メキシコ。

そこで一週間後に再度訪問し、「キツネノマゴ科のヤナギバルイラソウです。先日の通行人より」と書いたカードをポストに投函した。

 

そして一年後、再びこの家の前をウォーキングしていてこの表示を見付けた。

なんだか心がほっこり温かくなった。

花言葉は、”正直”、”勇気と力”、”愛らしさ”。

 

軽やかな雰囲気の花は、セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)。

フウチョウソウ科セイヨウフウチョウソウ属の一年草で、原産地は熱帯アメリカ。

花の姿が蝶が風に舞うようだということで、この名が付けられている。

 

花色は、ピンク、紫、白で、開花期が長く育てやすいので人気がある。

花言葉は長いものが多く、”秘密のひと時”、”あなたの容姿に酔う”、”小さな愛”、”舞姫”、”幸福”、”思ったほど悪くない”、”あなたの魅力を心に刻む”。

 

郊外に出て歴史を感じさせる住宅街の中をウォーキング。

車の排気ガスを吸うのが嫌なので表通りは避け、住宅街の中を歩くことが多い。

左右の家々には多くの柑橘の樹。

 

蜜柑や橙が多いのだと思うが、柑橘類は種類が多く、私には見分けがつかない。

蜜柑も橙もミカン科ミカン属の常緑樹で、花言葉は”純粋”、”愛らしさ”。

 

ムラサキシキブ(紫式部)の紫の実が美しい。

シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木で、原産地は日本、朝鮮半島、中国、台湾。

 

変異の幅が大きい植物で、実が白いシロシキブ、葉が小さいコバノムラサキシキブ、実が小さいコミムラサキシキブ、一回り大きいオオムラサキシキブなどがある。

花言葉は、”上品”、”知性”、”聡明”、”愛され上手”。

 

逆光でよく見えないが、真っ赤な実がいっぱい生っているのはクロガネモチ(黒金黐)。

モチノキ科モチノキ属の常緑中高木で、原産は日本、中国、台湾、インドシナ。

 

樹勢が強いので、公園樹や街路樹、そして生垣にも使われることが多い。

花言葉は、”魅力”、”寛容”、”執着”、”仕掛け”。


今夜は、ひろきさんから頂いた日本酒を飲むことに。

ひろきさんは、”茨城県認定いばらき地酒ソムリエ”。

 

ひろきさんが選んでくれた酒は、茨城県筑西市の来福酒造が醸す、来福 純米吟醸 愛山。

 

恥ずかしながら、来福を飲むのは初めて。

 

使用米は兵庫県産愛山、精米歩合は50%。

愛山は好きな酒造好適米。

山田錦と雄山をルーツに持ち、米粒が大きく心白発現率が高いのが特徴だが、米粒が重く背が高いため倒れやすく、栽培が難しいのが難点。

このためほとんど栽培されず、剣菱酒造が農家との契約栽培という形で細々と守り続けてきた品種。

 

ところが阪神淡路大震災で剣菱酒造も被害を受け、契約栽培した愛山を買い取れなくなった。

そこで全国の酒蔵に支援を要請し多くの蔵がこれに応じたことから、愛山の素晴らしさが全国的に知られることとなり、今に至っている。

能作の錫の酒器でいただく。

 

華やかな香り。

愛山の特徴である濃醇な旨みを持ちながら、軽やかで引き締まった飲み口の辛口。

使用酵母はツルバラの花酵母。

花酵母は東京農大の中田教授が自然界の花々から良い香りを生む優良酵母を分離精製した酵母。

茨城県の特徴的な美味い酒を楽しんだ、ひろきさんに感謝の今夜のお家日本酒でした。

 

 

 

 

 

 

代官山のグラン・メゾン、『メゾン ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

 

肉料理に合わせ、赤ワイン。

これまた素晴らしいワインが出された。

 

シュッド・ウエスト、マディランのドメーヌ・アラン・ブリュモン、シャトー・モンテュス、ラ・ティル、2007年。

アラン・ブリュモンは”マディランの皇帝”と称される造り手で、その功績によりフランス最高の栄誉であるレジオン・ドヌール勲章を受章している。

 

ラ・ティルはアラン・ブリュモンのフラッグシップ・ワイン。

シャトー・モンテュスはいっぱい飲んでいるが、ラ・ティルはとても高価で私には手が届かなかったワイン。

素晴らしい果実の凝縮感と熟成感、その濃密度は群を抜いている。

それでいてボディは洗練され、完璧なバランスを形成している。

ぶどうは、タナ100%。

 

でも彼女はタナが苦手。

櫻井ソムリエに伝えると、彼女には代わりにボルドー、ポイヤックのグラン・クリュ、シャトー・クレール・ミロンを出してくれた。

素敵な対応は、流石グラン・メゾン。

 

肉料理は、私達が蝦夷鹿を好きだと知っている入砂料理長が、是非食べてもらいたいと用意してくれたもの。

蝦夷鹿肉のロースト、ソース・ポワブラード、ジャガイモのニョッキと共に。

 

蝦夷鹿はランプ肉。

とても良い肉が手に入ったのだそうだ。

この火入れが素晴らしく、肉には旨みが凝縮されている。

黒胡椒が効いたポワブラード・ソースがとても良く合う。

 

付け合わせは、フランス産の栗、ジャガイモとチーズのニョッキ、舞茸のフリット。

 

旨味の強い蝦夷鹿と濃いタナが良く合う。

あ、彼女はクレール・ミロンも良く合うとのこと。

 

デセールは、イチジクとマスカルポーネのタルト仕立て、蜂蜜のアイスクリーム添え、赤ワインとエピスのエッセンス。

 

フレッシュイチジクが美味い。

蜂蜜はシチリア産。

エピスは、クローブ、スターアニス、シナモン、黒胡椒。

 

お腹はいっぱいだが、ミニャルディーズも美味しいので食べてしまう。

 

食後の飲み物は、私はコーヒー。

 

彼女は珍しくハーブティー。

ミント、レモングラス、バーベナ。

 

ゆっくり食べていたので、ほぼ満席だった店内は、数テーブルの客を残すだけとなっている。

 

先﨑支配人、入砂料理長に見送られ、店をあとにする。

お腹がいっぱいなので、旧山手通りをしばし散策。

樹々の先に明るく輝くのは、「T-SITE」、ネオンサインは蔦屋書店。

 

「T-SITE」の向かいには、『リストランテASO』。

ここも大好きなイタリアンだ。

通りに面した明るい建物は『カフェ・ミケランジェロ』で、リストランテはその奥。

 

駒沢通りに出て恵比寿駅近くまで来ると、歩道には多くの屋台の出店。

 

何事かと思ったら、恵比寿神社の大祭だった。

 

お腹がいっぱいでなければたこ焼きや綿菓子を食べてしまったかもしれない。

彼女と過ごす、代官山の素敵な夜でした。

 

 

 

 

 

 

 

代官山のグラン・メゾン、『メゾン ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

 

アミューズ・ブーシュは、栗カボチャのムース、白トリュフの香り。

 

栗カボチャのムースの上には、クルトン、クリ、ベーコン。

そして白トリュフの香りを纏った牛乳のエスプーマ。

 

パンとバターが届く。

今まではメダル型のエシレバターだったが、四角いバターに変わっている。

先﨑支配人に話しを聞くと、エシレバターが入荷しないのだそうだ。

最後に入荷したメダル型のエシレバターは輸送にトラブルがあったようで、届いた時には黴ていて廃棄したとのこと。

そこで在庫があるバー型のエシレバターを切って出しているとの説明。

 

シャンパーニュを飲み終えると、素晴らしい白ワインが出された。

コート・デュ・ローヌのイヴ・キュイユロンが造る、コンドリュー、ラ・プティット・コート、2019年。

 

イヴ・キュイユロンはローヌ地区でのトップレベルの白ワイン生産者と評価され、コンドリューに12haの畑を保有。

 

ヴィオニエで作られるコンドリューのワインは、彼女も私も大好き。

ヴィオニエらしい白い花や白桃や洋梨の香り。

果実の凝縮感、酸とミネラルのバランスが素晴らしく、蜂蜜のニュアンスのあとには軽い苦みのあと味。

これはとても良いコンドリューだ。

 

続く料理は、『ポール・ボキューズ』のスペシャリティ。

1975年にエリゼ宮にてV.G.E.に捧げたトリュフのスープ。

V.G.E.とは、ヴァレリー・ジスカール・デスタン元フランス大統領のこと。

 

パイ皮を外すと、黒トリュフの香りがふわりと湧き上がる。

 

濃厚なコンソメスープの中には、黒トリュフ、根セロリ、ニンジン、牛肉。

 

パイ皮を漬けて食べるのも美味い。

 

濃厚なスープにコンドリューが良く合う。

 

ダイス状の牛肉がいっぱい入っているので、このスープだけでお腹が結構いっぱいになってしまう。

 

二種類目の白ワインは、またまた素晴らしい造り手のものが出された。

ドメーヌ・クローディ・ジョバール、モンタニー、プルミエ・クリュ、マドレーヌ、2019年。

クローディは大好きな造り手で、私のブログの常連ワイン。

彼女のワインは私のセラーに常に何本か入っている。

 

ブルゴーニュで人気の女性醸造家で、自らのドメーヌを率いると共に、ブルゴーニュの名門ネゴシアン・エルヴール、ルモワスネの醸造責任者も務めている。

 

ドメーヌの本拠地はリュリー。

モンタニーはリュリーと同じくコート・シャロネーズにある村名アペラシオン。

白ワインに特化した産地だ。

 

このワインは、ここで開催された今年(2022年)のパリ祭のパーティーでも飲んでいる。

柑橘系のフレッシュな香り。

クローディのワインは、何時もはリュリーの2013年や2015年を飲んでいるので熟成が進んでいるが、このモンタニーは2019年と若いので味わいは全く異なる。

洋梨や白桃の果実味に微かなスパイスのヒント、豊かなミネラルを持つ骨太なボディ。

アルコール度数は14%と高め。

リュリーに負けず、このモンタニーもプルミエ・クリュだけあって素晴らしいシャルドネだ。

 

ポワソンが届く。

ベーコンを巻いた平目のムニエル、ソース・ヴァンブラン、モリーユを添えて。

モリーユ茸の香りが素晴らしい。

 

平目は淡白な白身なので、ベーコンの塩味が味を引き立てる。

ソース・ヴァンブランにはブイヨンと赤ワインのソースがアクセントとして加えられている。

添えられている野菜は蕪。

 

モンタニーと合わせて美味しくいただく。

 

シャルドネを通過した美しい光の像が浮かぶ。

 

ソムリエの櫻井さんが目立たないようにこちらに気配りをしてくれている。

彼女と過ごす、代官山の『メゾン ポール・ボキューズ』での素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

10月下旬のこと、彼女と恵比寿で待ち合わせ。

 

ここに来れば、ゑびす様にご挨拶。


車で向かったのは、「代官山フォーラム」。

ここの路面店は、ジュン・アシダ。

奥には、お嬢さんのタエ・アシダのショップ。

 

今夜のディナーのお店は、『メゾン ポール・ボキューズ』。

 

レストランは「代官山フォーラム」の地下全体を占めていて、この緩やかな階段を下ってエントランスに向かう。

 

エントランスで先﨑支配人が出迎えてくれる。

 

「グランメゾン東京」の撮影の時は、ここには『gaku』の銘板が付けられていた。

厨房を覗くと、今も尾上菊之助が居るような気がする。

 

何時ものとおり、彼女がお化粧直しをする間、在りし日のポール・ボキューズさんのヴィデオをバーで観て過ごす。

先﨑支配人が来てくれ、手持無沙汰な私に付き合ってくれる。

これからのパーティー企画や、フランスワインや食材の輸入状況について話しを伺うのも楽しい。

 

調度品の一つ一つが美しく、ここには数十回訪れていても、毎回色々な場所の写真を撮ってしまう。

 

今夜はラウンジは閉ざされている。

ここが前身の『シンポジオン』だった頃は、食後のデザートはこのラウンジに席を移して楽しんでいた。

 

彼女がお化粧室から戻ると、先崎支配人がテーブルに案内してくれる。

メインダイニングは、この長い廊下の先にある。

 

メインダイニングのシックな色合いが寛ぎを演出してくれる。

 

私達のテーブルは、一番奥の何時もの半個室。

私達が最初の客だったので、まだ誰も居ないダイニングルーム内を奥から撮影。

 

テーブルに着くと、サービスカウンターには視界が開けているが、他のテーブルからはほとんど見えないようになっている。

 

テーブルには何時ものセッティング。

カトラリーとワイングラスは、料理とワインが届く度に出される。

 

カトラリーは、クリストフル。

 

まずはシャンパーニュ。

今夜はワインをペアリングでお願いしている。

 

ここのハウスシャンパーニュはドゥラモットだが、今夜は初めて飲む銘柄が出された。

マルグリット・ギュイヨ、キュヴェ・デジール、ブリュット。

これは、リヨンの『ポール・ボキューズ』本店で2022年に新しくオンリストされたシャンパーニュ。

 

マルグリット・ギュイヨは、2012年にフローレンス・ギュイヨが設立した若いシャンパーニュ・メゾン。

マルグリットはフローレンスの祖母の名前。

マルグリット=マーガレットであることから、エチケットの図柄はマーガレットをイメージしている。

 

ぶどうは、ピノ・ムニエ100%。

ピノ・ムニエのブラン・ド・ノワールとは珍しい。

このボトルの使用ワインは2014年産が70%、2013年産が30%で、マロラクティック発酵は行わず、ドサージュは7g/Lと少なく、瓶内熟成期間は48ヶ月以上ととても長い。

 

勢いのある泡立ち。

濃いシャンパン・ゴールド。

柑橘系の爽やかな香り。

強い熟成感、活き活きとした酸とミネラル、長い余韻。

『ポール・ボキューズ』が採用した理由がわかる、素晴らしいバランスのシャンパーニュだ。

 

シャンパーニュのお供はグジェール。

 

4種のチーズを使ったグジェールの香りが素晴らしい。

彼女と過ごす代官山のグラン・メゾン、『メゾン ポール・ボキューズ』での素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

 

ちぃさんと北千住で過ごす楽しい夜の続き。

魚介料理と日本酒のお店、『吞酒場 ウル虎』でたっぷり日本酒を堪能した後に向かったのは、『バー ドランブイ』。

 

ここで飲むのは久し振り。

前回来た時は残念なことに臨時休業だった。

 

店に入ると、北千住とは思えない(失礼)、重厚感漂う洗練された大人の世界。

 

壁に掛けられた絵も、”ドランブイ”。

 

オーナー・バーテンダーの梅本さんに迎えられ、カウンターの奥の席に着く。

 

まずお願いしたのは、前回と同じくウォッカマティーニをステアで。

梅本さんがステアグラスにウォッカを注ぎ入れる。

 

出来上がったウォッカマティーニがグラスに注がれる。

 

グラスはオールドバカラ。

 

グラスがぶつからないように気を付けながら、ちぃさんと乾杯。

 

グラスの立ち姿が美しい。

 

私は前回もこのグラスだったような気がする。

 

グラスの中にはオリーブ。

カクテル・ピンの雄鶏はフランス的。

 

ちぃさんの二杯目は、ラムベースのカクテルをシェークで。

 

シェーカーを振るバーテンダーさんの所作が好きだ。

私も若い頃は家にバーテンダーセットを揃え、シェーカーを振って色々なカクテルを楽しんでいた。

 

梅本さんが作ってくれたのは、クォーターデッキ。

ホワイトラムにドライシェリーとライムジュースを加えたカクテル。

 

私はお薦めのバーボンをお願いする。

梅本さんが選んでくれたのは、この三本。

一番右は、メーカーズマーク、信濃屋、プライベート・セレクト。

5種類のインナー・スティーヴを10枚組み合わせ、オリジナルの味わいを作り出している。

アルコール度数は55.6%。

ラベルに書かれているのは、スティーヴの種類と使用された枚数。

真ん中は、アンクル・ニアレスト、1856 プレミアム。

8年~14年熟成の樽をブレンドしたプレミアム・ウイスキーで、アルコール度数は50%。

 

その中から選んだのは、初めて見るこのボトル。

シンプリー・ウイスキー、ドリーム・ビッグ、アメリカン・ストレート・コーン・ウイスキー、2016年、4年熟成。

 

テキサスのバルコネス蒸留所で造られたレア物のウイスキーで、アメリカでも完売で手に入らない。

日本でも販売されていたが、かなり高価。

 

素晴らしいフレーバー、強いアタック。

30年物や40年物のウイスキーはよく飲んでいるが、4年物は初めて。

きわめてインパクトの強いウイスキーだ。

 

ちぃさんと乾杯。

 

ボトルをよく見ると、アルコール度数は65.7%。

銀座のバーにキープしているアイラモルトのポートエレンよりこちらの方が度数が高い。

 

美味しいカクテルにご機嫌なちぃさん。

 

酔いが回ったのか、私もすっかり寛いでいる。

 

棚にこんなウイスキーが並んでいた。

 

『ドランブイ』の10周年記念ウイスキーなのだそうだ。

中身はアイラモルトのカリラ。

2015年12月14日に蒸留され、2020年6月16日にボトリングされた4年熟成物。

アルコール度数は60.6%。

 

壁の棚にはオールド・バカラが並ぶ。

 

梅本さんは『B bar Ropponngi』で腕を振るった後、ここを開店されている。

 

最後に梅本さんと記念撮影。

カウンターに入られている時はわからなはったが、かなりの長身。

ちぃさんと過ごす、北千住の素敵なバー、『ドランブイ』での楽しい夜でした。

 

 

 

 

 

 

北千住の魚介料理と日本酒のお店、『呑酒場 ウル虎』で、ちぃさんと過ごす楽しい夜の続き。

 

四番目は、驚きの酒。

高知県高岡郡中土佐町の西岡酒造が醸す、黒尊(くろそん) 純米吟醸 生原酒 氷温貯蔵。

高知県四万十市の酒蔵ことぶき屋のために造るプライベートブランドをここで飲めるとは大きな驚き。

 

「日本最後の清流四万十川に流れ込む最も美しい支流”黒尊川”の水」を用いて醸された酒なのだ。

使用米はヒノヒカリ、精米歩合は55%。

コロナ前の2019年に西岡酒造を訪問しているので、思い入れのある蔵の酒だ。

その時の記事はこちら。

 

 

悪酔いしないように、揚げ物をさらに注文。

アジフライ(特大2尾)。

浜金谷の『さすけ食堂』で食べた黄金アジにはかなわないが、東京のお店では滅多にお目に掛かれない肉厚のアジフライだ。

 

五番目の酒は、新潟県加茂市の加茂錦酒造が醸す、荷札酒 八反錦 純米大吟醸 しぼりたて。

 

主たる使用米は広島県産八反錦(80%)、精米歩合は50%。

 

たこわさび。

これは美味い。

 

六番目の酒は、山形県酒田市の楯の川酒造が醸す、楯野川 純米大吟醸 源流冷卸。

 

使用米は羽州誉、精米歩合は50%。

 

かつ煮。

「奥多摩のかつ煮を思い出すわね」と、ちぃさん。

「蕎麦屋に酒の肴があまり無かったので、”かつ丼のライス抜き”をお願いしたんだよね」と私。

これは、2020年3月に奥多摩に遊びに行った時のお話し。

その時の記事はこちら。

 

 

七番目は、大好きな蔵の酒。

高知県香南市の高木酒造が醸す、豊能梅 純米吟醸 いとをかし 生酒。

『ウル虎』のオーナー、國井さんとお話しをしていると、高木酒造の六代目と懇意にされており、つい先日に六代目がここを訪問していたことがわかった。

 

使用米は松山三井、精米歩合は60%、使用酵母は高知酵母CEL24。

華やかな香りを持ち、日本酒度が-10と甘口なのだが、酸があるのですっきりとした美味い飲み口に仕上がっている。

 

私が懇意にしている『つな八 銀座』に働きかけ、高木酒造とのコラボ会、「日本酒と天麩羅の会」が開催されたのが、昨年の9月28日と29日のこと。

その前日に高木酒造の六代目がここを訪れていたのだ。

もちろん私とちぃさんもこの会に参加している。

 

その時の、高木酒造六代目とのツーショット。

「日本酒と天麩羅の会」の記事はこちら。

 

 

八番目の酒は、千葉県山武市の寒菊銘醸が醸す、電照菊 純米大吟醸 おりがらみ 無濾過生原酒。

 

超限定酒なのだそうだ。

 

使用米は山田錦、精米歩合は50%。

最近、寒菊銘醸の酒を飲むことが多くなった。

 

ハタハタの唐揚げ。

酒によく合う。

 

九番目の酒は、秋田県秋田市の秋田醸造が醸す、ゆきの美人純米吟醸 ひやおろし。

 

使用米は秋田県産美郷錦、精米歩合は50%。

 

〆の十番目の酒は、佐賀県鹿島市の富久千代酒造が醸す、鍋島 特別純米 ひやおろし Harvest Moon。

 

使用米は愛山の模様、精米歩合は60%。

季節ごとに発売されるムーンシリーズの秋ヴァージョン。

 

食事の〆は、ここの名物のゆずそば。

大中小とあり、これは小。

 

小でも〆としては充分な量がある。

 

七味唐辛子をぱらっと振り掛け、いただく。

これは美味い蕎麦だ。

 

國井さんに見送られ、店をあとにする。

この店には通うことになりそうだ(既にこのあと二回訪問済み)。

お腹がいっぱいなので、北千住の街を散策。

 

お惣菜屋さんの「かざま」は、相変わらずの良心価格。

ちぃさんと過ごす、北千住の楽しい夜は続きます。