友人達とシャンパーニュ・ランチのあとは、ハードロック・カフェ、六本木 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

六本木の「メルセデスミー」の『アップステアーズ』でたっぷりシャンパーニュを飲みランチを楽しんだ後は、軽くもう一軒飲んで帰ることにする。

メンバーは、きゅーちゃん、KEiさん、すみれさん、ちぃさん、そして私。

茶目子さんは前日も深酒をされているので、一軒でリタイア。

 

移動中に予約したお店は、ロンドン発祥の『ハードロック・カフェ』。

この六本木店は世界で四番目、日本で一番目のお店。

ザ・ローリング・ストーンズのプライヴェート・パーティーやボン・ジョヴィのシークレット・ライヴが開催されたことでも有名なお店。

 

ダイニングスペースは予約を含め満席とのこと。

私達は食事はしてきているので、バーで飲むことにする。

 

シャンパーニュをたっぷり飲んできているので、私が好きな銘柄の赤ワインを選ぶ。

カリフォルニアのサイクルズ・グラディエーター、ピノ・ノワール、2019年。

 

自転車とニンフ(精霊)のエチケットは一度見ると忘れない。

自転車が開発され、移動手段を手に入れたことにより女性の社会進出が進んだベル・エポック(19世紀末から第一次世界大戦勃発の1914年までのパリの良き時代)の絵が使われている。

女性が自転車に乗れるようにパンタロンが開発されたのもベル・エポック。

絵の作者はG.マシアで、実際にパリにあった自転車メーカー、サイクルズ・グラディエーター社のポスターとして使われていた。

 

五人で乾杯。

ストロベリー、レッドチェリー、プルーンのフレッシュな香りと樽由来のバニラ香。

酸とタンニンのバランスが良い、綺麗なピノ・ノワールだ。

熟成にはフレンチ・オークの樽が使われ、新樽比率は40%。

 

ワインのおつまみには、オニオンリング。

 

サクッと揚げられたオニオンがとても美味しく、ここに来ると必ず注文している。

 

『アップステアーズ』でシャンパーニュを5本も飲んできているのに、またまた泡を頼んでしまう。

 

イエ~イ、と乾杯で盛り上がる。

 

オーストラリアのドメーヌ・シャンドンが造る、シャンドン、ブリュット、ロゼ。

シャンパーニュのモエ・エ・シャンドンがオーストラリアで造る、瓶内二次発酵による高品質のスパークリングワイン。

 

モエ・エ・シャンドンは、アルゼンチンを皮切りに、カルフォルニア、ブラジル、オーストラリア、中国、インドに次々とスパークリング・ワインのメゾンを設立している。

私はこの全種類を飲んでいる。

ブラジルでは、ブラジルとアルゼンチンのシャンドンを。

カリフォルニアではシャンドンのナパのワイナリーを訪問した。

中国では中国のシャンドンを、インドではインドのシャンドンを飲んでいる。

 

お二人は、お店のスタッフが制服に付けたピンバッジに興味津々。

 

と思ったら、イケメン・スタッフとツーショット。

 

なんと私まで一緒に写真を撮っている。

実は、この写真を撮ってもらった記憶が無い。

 

飲み過ぎたので、お化粧室へ。

目の前の壁に貼られたこれらの写真を見ながら用を足すのは気持ちが良いと言うか何と言うか。

 

コロナの期間はここに何時来てもほとんど客は居なかった。

行動制限が解除され、客が戻っているのは嬉しいことだ。

 

店を出ると、少し離れたところにある「ロック・ショップ」へ。

ここは、以前シュー・ウエムラが入っていた建物。

 

世界の色々な都市のハードロック・カフェのTシャツを集めていた。

他にも訪問した都市のTシャツも収集していたので、大きな箪笥の引き出し三本がTシャツで満杯になっている。

 

これを見て、重くて肩が凝りそうだと思うのは、歳をとった証拠。

 

ショップを出ると六本木交差点に戻り、帰途に就く。

友人達と過ごす、六本木での楽しい半日でした。