昨年9月末のこと、ちぃさんと銀座で待ち合わせ。
この日の夜は、ようやく開催に漕ぎ着けた「日本酒と天麩羅の会」、高知の高木酒造と『つな八銀座』のコラボディナー。
私が両者を結び付けた会だけに、喜びもひとしお。
この会の背景については、以前にアップしている。
「松屋銀座」とメトロ銀座駅を結ぶ、20世紀初頭のニューヨークの地下鉄をイメージしたこの地下道が好きだ。
この地下道はデザイナーの佐藤卓氏の作品で、美濃タイルがふんだんに使われている。
会場は、「松屋銀座」にある天麩羅の名店、『つな八』。
厨房の奥には、豊能梅の一升酒杯と一升瓶。
まずは六代目とご挨拶。
2019年に蔵を訪問した時は当主は五代目だったが、今は六代目が継いでいる。
私達のテーブルは個室。
ランチョマットには、今夜の五種類の酒とそれに合わせる天麩羅のコース料理が書かれている。
最初の酒は、豊能梅 おり酒。
使用米はフクヒカリ、精米歩合は70%。
濃厚で芳醇な酒で、アルコール度数は18%と高い。
この酒は四代目が開発したもので、今は六代目のNeoおり酒も発売されている。
四人で乾杯。
今夜のメンバーは、しづちゃん、ちぃさん、かずみさん、そして私。
しづちゃんと私は、かずみさんに案内されて高木酒造を訪問している。
ちぃさんと私は、『つな八 銀座』の日本酒会とワイン会の常連。
【刺身】 土佐ぬた。
魚はカンパチ。
土佐ぬたには高知では葉ニンニクを使うのだが、関東では入手できないので、大葉とニンニクが使われている。
豊能梅 純米吟醸 吟の夢。
使用米は吟の夢、精米歩合は50%。
私も良く飲んでいる、豊能梅の定番の酒。
【一の天】 車海老、太刀魚、万願寺唐辛子。
太刀魚の天麩羅がとても美味い。
海老の頭も一緒に出されている。
おり酒がとても美味いので、お代わり。
結局、数杯飲んだような気がする。
造られたばかりのまさに新酒なのだそうだ。
続いては、豊能梅 純米吟醸 ひやおろし。
季節感のある酒だ。
使用米は松山三井、精米歩合は50%。
【二の天】 銀杏、椎茸海老詰め。
銀杏は美味い酒の肴。
肉厚の椎茸には海老のすり身がたっぷり詰められている。
これは塩でいただく。
友人達と過ごす、『つな八 銀座』での楽しい夜は続きます。