ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

3月のこと、ちぃさんと丸の内のフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』で過ごす楽しい夜の続き。

ここは、フランスの人間国宝と称されるM.O.F.(国家最優秀職人賞)に輝くエリック・トロション氏の名を冠するお店。

 

今夜はシャンパーニュ・ディナー。

一本目のトリュドン、アンブレマティス、二本目のパイパー・エドシック、エッセンシエル、エクストラ・ブリュットに続き、三本目を抜栓。

 

ランソン、ブラックラベル、ブリュット。

1760年設立の由緒あるメゾンで、二代目がマルタ騎士団の騎士であったことから、マルタ騎士団のエンブレムである赤い十字架のモチーフがエチケットに記されている。

 

柑橘系の爽やかな香り。

フレッシュな果実味と活き活きとした酸が印象的で、後味には炒ったナッツやブリオッシュのニュアンス。

セパージュは、ピノ・ノワール50%、シャルドネ35%、ピノ・ムニエ15%。

10のヴィンテージのワインがブレンドされ、瓶内熟成期間は36ヶ月以上と長い。

 

ポワソンは、本日の旬魚。

今日の魚は真鯛。

ソースは、真鯛のジュを加えたブールブラン。

 

付け合わせは、インゲン、スナップエンドウ、ブロッコリー。

 

パリッと焼かれた皮が香ばしい。

身はジューシーで美味い。

 

ポワソンと共に、シャンパーニュが進む。

 

ヴィアンドに合わせ、赤ワインも飲むことに。

 

ソムリエの菅原さんに相談して選んだのは、ロワール、トゥーレーヌのジャン・モーリス・ラフォーが造る、シノン・ルージュ、クロ・ディゾレ、2021年。

3haの畑では1938年以前に植樹されたぶどうが今も維持されている。

 

ラズベリーやレッドチェリーなどの赤系果実の香り。

しっかりとした果実味とタンニンを持ち、スミレやバラのニュアンスも。

ぶどうはカベルネ・フラン100%。

ぶどう栽培はオーガニックで、認証マークのABとユーロリーフが付いている。

 

ヴィアンドは、蝦夷鹿、蕗の薹、菜の花。

大好きな蝦夷鹿が嬉しい。

 

部位は内腿、この焼き色が食欲を誘う。

焦がしバターと花山椒と蝦夷鹿のジュのソース。

 

添えられているのは、菜の花のフリット。

 

菜の花のピューレ。

 

蕗の薹の合わせ味噌。

苦みに春を感じ、良い味変になる。

 

樹齢の高い樹のぶどうで造られた複雑なストラクチャーが蝦夷鹿に良く合う。

 

食後は再び、ランソン、ブラックラベル、ブリュット。

 

デセールは三種盛り。

 

このプリンが美味いのだ。

 

チーズケーキの上には、オレンジピールのコンフィチュール。

添えられているのは、パッションフルーツのソース。

 

そして、生チョコレート。

 

スイーツが苦手なちぃさんも何時もは少しは食べるのだが、今夜はお腹がいっぱいとのことでそのまま私の前に。

美味しいスイーツを二人前食べる幸せ。

 

今夜飲んだシャンパーニュのミュズレ。

左の二つは持っているが、一応持ち帰ることにする。

 

外は夜の帳に覆われ、東京駅丸の内駅舎が明るく輝く。

 

ソムリエの菅原さんに見送られ、満腹満足で店をあとにする。

仲良しの大塚店長が今日はお休みだったのは残念。

 

エレベーターを使わずに、何となくエスカレーターで地下まで下る。

「新丸ビル」から地下道を通り、「丸ビル」へ。

 

向かったのは、「富澤商店」。

ここでレンズ豆を買いたかったのだ。

 

見ていると美味しそうな食材や面白い調味料があるので、ついつい色々買ってしまう。

 

今夜も食べ過ぎ飲み過ぎ。

『エリックス バイ エリック・トロション』の料理とワインは質が高く大満足。

ちぃさんと過ごす、丸の内の素敵な夜でした。

 

 

 

 

 

 

今朝のベランダ菜園での鷹の爪の収穫。

 

秋が深まり鷹の爪の色付きが悪くなったが、今週の久し振りの日差しと20℃を超える気温により、49本を収穫することができた。

これで三株の鷹の爪の今年の収穫本数は、853本となった。

1000本達成まであと150本、何とか晴れた暖かい日が続いてもらいたい。

 

3月の記事がまだ残っていたことを発見。

ちぃさんと二重橋で待ち合わせ。

 

行幸通り地下道を丸の内側に向かう。

 

向かったのは「新丸ビル」。

地下1階に出来た新しいお店、『スパイス・シアター』に立ち寄ってみる。

カレー料理店だが、夜は酒の肴で飲むこともできるようだ。

 

エレベーターでレストラン階の5階へ。

ここには多くの名店が軒を連ねる。

 

今夜のディナーのお店は、フレンチの『エリックス バイ エリック・トロション』。

ここは、フランスの人間国宝と称されるM.O.F.(国家最優秀職人賞)に輝くエリック・トロション氏の名を冠するお店。

 

靖国神社の標本木はやっと開花したばかりだが、ここの桜はもう満開。

 

カウンターの何時もの席に着く。

目の前には銘醸ワインが並ぶセラー。

今日は店長の大塚さんがお休み。

ソムリエの菅原さんが、「今夜は高原様に万全のサービスを心掛けるようにと大塚から厳命を受けておりますので、よろしくお願いします」とのこと。

 

背中側の壁には、ブルゴーニュ、コート・ドールのグラン・クリュ街道の地図。

銘醸地の村名が並ぶ。

コロナ前、ここを車で走ったことを懐かしく思い出す。

 

菅原さんが、「今夜ご用意したシャンパーニュはこの三本です」とカウンターに並べてくれる。

 

まず抜栓したのは、三本の中で唯一飲んだことのないシャンパーニュ。

 

ヴァレ・ド・ラ・マルヌのR.M.、トリュドンが造る、シャンパーニュ、アンブレマティス。

畑の土壌は粘土質でピノ・ムニエの生育に適している。

セパージュは、ピノ・ムニエ85%、ピノ・ノワール15%。

リザーブワインを40%と多く用い、ドサージュは7g/ℓと少なく、瓶内熟成期間は36ヶ月と長い。

 

ちぃさんと乾杯。

熟したアプリコットやマンゴーの香り。

活き活きとした酸とミネラルが心地よい。

新しいワインに出会うのは本当に楽しい。

 

グラスはシュピゲラウ。

南ドイツ、バイエルン地方の名門グラスウエアブランド。

とても薄くて口当たりが良く、しかも耐久性に優れている。

 

アミューズ・ブーシュは焼き立てグジェール。

まさに焼き立ての香り。

ソースは、ハーブ入りのフロマージュブラン。

 

グジェールの中にはハモン・イベリコ。

この塩味がグジェールの味を引き締めている。

 

「この三本に加え、よろしければこのシャンパーニュもお飲みいただけます」と、ソムリエの菅原さんが新しいボトルを出してくれる。

 

お言葉に甘え、パイパー・エドシック、エッセンシエル、エクストラ・ブリュットを抜栓。

 

マリー・アントワネットやマリリン・モンローの逸話が残る深紅のエチケットのパイパー・エドシックは、ミュズレも赤。

 

エチケットにセパージュ等の情報が記載されているのはありがたい。

ピノ・ノワール45%、ピノ・ムニエ36%、シャルドネ19%。

リザーヴワイン比率は23%、熟成庫への入庫は2017年。

 

デゴルジュマンは2022年11月、ドサージュは6g/ℓと少ない。

まさにパイパー・エドシックの特徴を体現した、白い花の豊かな香りを持つ、切れの良い辛口。

 

第一のアントレは、サーモン、クスクス、桜花。

 

サーモンのタルタルには塩漬けの桜花、その上にはフロマージュブラン、トップにはディルとピンクペッパー。

サーモンのタルタルの下には、バジルで色付けしたクスクス。

 

バゲットも届く。

これは美味いが、料理の品数が多いので食べ過ぎ注意。

 

第二のアントレは、和牛、フロマージュブラン、西洋わさび。

黒いソースはバルサミコ、白い粉は岩塩。

白いソースは西洋わさびを入れたフロマージュブラン。

 

和牛のローストビーフがアントレとは驚き。

ヴィアンドと言っても良いくらいのヴォリュームがある。

そして美味い。

添えられているのは、エンダイヴ、赤ワインヴィネガーのソース。

 

第三のアントレは、グリーンアスパラガス、トリュフ、半熟卵。

 

グリーンアスパラガスは長崎県産。

根元まで柔らかく、筋が無くて旨味が強い。

黒トリュフとマヨネーズのソース、散らされているのはグラノパダーノ。

 

ディナーの開始時間に入店したので客は少なかったが、一時間もすると増えてきた。

窓のシェードが上げられ、東京駅丸の内駅舎が見えるようになった。

3月も末になり、陽が長くなっている。

ちぃさんと過ごす、丸の内の素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

4月のこと、彼女と丸の内のお気に入りのブーランジュリー・レストラン、『ポワン・エ・リーニュ』で過ごす楽しい夜の続き。

 

三種類目のワインは、カリフォルニアの白。

オニール・ヴィントナーズが造る、ファイアブランド、シャルドネ、2023年。

オニール・ヴィントナーズはワイン一家の三代目、ジェフ・オニールが2004年に設立したワイナリー。

 

オレンジやライチ、続いてパッションフルーツ、パイナップル、バニラの香り。

濃厚な果実味を持ち、リッチで重層的なボディ。

ぶどうの産地は主にパソ・ロブレス、アロヨ・セコ、モントレー、ロダイ、栽培はサスティナブル農法。

 

三籠目のパンが届く。

今日は食べるピッチが速すぎる。

 

右はピヨトル:クルミと白ブドウのレーズンを生地に対し200%配合。

大好きなパンだ。

左はメイプル:カナダ産最高級メイプルシロップのブリオッシュ風。

上はルパ:ローストした小麦胚芽を配合した香ばしい食事パン。

 

ポワソンは、シーフードマリネ。

 

大好きな水蛸。

 

コウイカ。

 

真鯛。

 

四種類目はオレンジワイン。

ここはグラスワインが充実しているのも魅力。

 

ルーマニアのクラメレ・レカシュが造る、オレンジ・ナチュラル・ワイン、2023年。

クラメレ・レカシュは1447年創業の、ルーマニア最大規模のワイナリー。

 

ぶどう栽培はオーガニックで、EUのユーロリーフとフランスのエコサートの認証マークが付いている。

酸化防止剤無添加で、ヴィーガンにも対応。

ブラッドオレンジやルビーグレープフルーツの香り。

まろやかな果実味にしっかりとしたタンニン、オレンジの皮のニュアンスがボディを引き締める。

セパージュは、リースリング46%、ソーヴィニヨン・ブラン30%、マスカット・オットネル18%、ピノ・グリージョ6%。

 

肉料理に合わせ、新しいカトラリーが出される。

WAとのみ書かれたカトラリーは、新潟県燕市のワダコーポレーションのステンレス製品。

多くの飲食店で採用されている隠れた名品。

 

ヴィアンドは、岩中豚のグリル、マスタードソース。

 

最近、岩中豚を食べることが多くなった。

岩手県の銘柄豚で、美味しいだけでなくSPF豚なので安心感がある。

この焼き色が食欲を誘う。

 

付け合わせの野菜は、カブ、ニンジン、ベイビーコーン、サツマイモ、イエロービーツ。

 

五種類目のワインは、イタリアの赤。

 

シチリアのドン・トーマシが造る、ヤート・ロッソ、2021年。

 

ダークチェリー、ブルーベリー、プルーンの香り。

充分な果実味とタンニンを持つが、重過ぎず洗練されたボディ。

ぶどうはネロ・ダーヴォラ100%、栽培はオーガニック。

 

旨味が強い肉なので、赤ワインが良く合って美味い。

彼女もこのワインが気に入ったとのことで、二人とも三杯も飲んでしまった。

 

四籠目には、驚いたことにパンが4種類も。

 

上はショコラ:カカオバリーチョコを贅沢に加えた究極のチョコパン。

パン生地の中にはチョコチップがゴロゴロ。

右はレジェルテ:マスカルポーネクリームを配合したふわふわ生食パン。

左はハニーオーツ:オーガニックオーツ麦と蜂蜜入り、植物性のパンドミ。

下は初めて食べるブルークルチャ:熟成ブルーチーズと蜂蜜をさっくりナン生地で。

 

グランノワが好きだという話をしたら、更に持ってきてくれた。

グランノワ:テーブルパンとしても楽しめる大型くるみパン。

今夜は何とパンを14切れも食べてお腹がはち切れそう。

 

今夜も満席の賑わい。

 

満腹満足で店をあとにする。

 

直ぐ近くに移転開業した一保堂茶舗でお家用の茶葉を購入。

彼女と過ごす、食べ過ぎ飲み過ぎた丸の内の楽しい夜でした。

 

 

 

 

 

 

4月のこと、彼女と丸の内のお気に入りのレストランで待ち合わせ。

 

まず立ち寄ったのは、行幸通り地下道で開催されている行幸マルシェ。

色々な物産が出品・販売されていて面白い。

 

地下道なので空は見えないが、何故か青空市場と書かれている。

 

待ち合わせの時間となったので、「新丸ビル」の地下フロアーへ。

 

今夜のお店はブーランジュリー・レストランの『ポワン・エ・リーニュ』。

ここのパンが美味しいので、お気に入りのお店だ。

 

オフィスアワーの終了前なので、店内には他に客の姿は無い。

でも今夜も満席の予約。

 

ここは飲み物が充実しているのも魅力の一つ。

 

彼女が到着するまで、ワインをチェック。

 

彼女が到着すると、先ずはスパークリングワインで乾杯。

フランスのCFGV(コンパニー・フランセーズ・デ・グラン・ヴァン)が造る、ルネ・ラフランス、ブラン・ド・ブラン、ブリュット。

 

CFGVはタンク内二次発酵のシャルマ方式を開発した、ユージン・シャルマ氏が設立したスパークリングワイン・メーカー。

グレープフルーツ、レモン、青リンゴなどのフレッシュな香り。

果実味、酸、ミネラルのバランスの良い爽快なスパークリング。

ぶどうは、ユニ・ブラン100%。

 

最初のパン籠が届く。

 

左はレジェルテ:マスカルポーネクリームを配合したふわふわ生食パン。

真ん中はハニーオーツ:オーガニックオーツ麦と蜂蜜入りの植物性のパンドミ。

右はコンプレ40%:石臼挽き全粒粉40%。サワー種で発酵させたカンパーニュ。

 

前菜が届く。

 

ここのカトラリーはクチポール。

女性で人気のお店ではクチポール比率が高い。

 

定番の前菜8種の盛り合わせ。

 

シャルキュトリーは、プロシュート、コッパ、ソフトサラミ。

 

苺とブッラータ、エビとアボカドのディップ。

 

サーモンとクリームチーズ、パテ・ド・カンパーニュ。

 

マッシュポテトのボロネーゼソースグラタン。

 

ルネ・ラフランスは二杯目。

この前菜でワインが進む。

 

白ワインは馴染みのボトル。

ファミーユ・ペランがリュベロンで造る、ラ・ヴィエイユ・フェルム、ブラン、2023年。

ファミーユ・ペランは南ローヌを代表する造り手で、シャトーヌフ・デュ・パプを代表するシャトー・ド・ボーカステルを所有することで有名。

 

グレープフルーツ、ライチ、青林檎の香り。

豊かな果実味を持ち、酸とミネラルのバランスに優れている。

後味には軽いブリオッシュのニュアンス。

セパージュは、グルナッシュ・ブラン 30% , ブールブーラン 30%、ユニ・ブラン 30% , ルーサンヌ 10%

 

パンは早くも二籠目。

彼女がどんどん食べるので、私は追いつくのに必死。

右はソル:オーガニック全粒粉100%のバゲット。

左はフィユ:北海道産小麦”はるゆたか”100%のリッチな角食パン。

上は十勝:北海道十勝産小麦100%のオリジナルバゲット。

やはりここのパンは美味い。

彼女と過ごす、丸の内の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

4月のある休日、友人たちと銀座の馴染みのイタリアン、『アンジェロ』で過ごす楽しい夜の続き。

 

セコンドピアットは、牛肉のグリル、トリュフソース。

 

この焼き色が食欲を誘う。

 

四人に取り分け。

部位の説明は無かったが、ハラミ肉のようだ。

英語で言えば、ハンギングテンダー。

 

牛肉には赤ワイン。

グラスでお願いしたのでボトルの写真は無し。

 

菅原シェフのコース料理の面白いところは、プリモ、セコンドの後にご飯ものが出されること。

卓上でご飯にスープが注がれる。

 

魚介出汁の洋風茶漬けの出来上がり。

 

〆に茶漬けは美味い。

今日の魚料理は鯛だったので、この出汁は鯛のあらでとられているようだ。

 

ここで店長から「よろしければこのワインを飲まれませんか」と白ワインのボトルの差し入れ。

これは、チャウンチャウン、シャルドネ。

 

大阪のワイン輸入商、徳岡の企画商品で、フランス、ラングドック地方のリムーで生産されたシャルドネをバルクで輸入し、山梨県笛吹市の南アルプス ワイン アンド ビバレッジでボトリングされている。

シャルドネの他にピノ・ノワールも作られていて、750mlのボトルの他に、3ℓの箱ワインも販売されている。

 

白ワインのボトルを飲み干すと、ワインの〆にハウス・スパークリングのマレステを注文。

すると再び店長が現れ、「折角ですので、イタリアのスプマンテをお飲みください」と、またまた嬉しいプレゼント。

 

イタリア、ヴェネト州のヴァルドが造る、イキ、スプマンテ、ブリュット。

フレッシュ&フルーティーなスプマンテ。

ぶどうは、グレラ、ガルガーネガ。

サクラアワードの金賞を受賞している。

 

今夜もいっぱい飲んだねと言いながら、四人で乾杯。

 

ドルチェは、オレンジのパンナコッタ。

 

スプマンテのボトルで〆たはずが、ナイトキャップも飲もうということでスピリッツを注文。

ピエールロゼさんはウイスキーのオンザロックスをダブルで。

私はラムのオンザロックスをダブルで。

きゅーちゃんとちぃさんはハイボールを飲んでいる。

 

ここはやはり人気店、ほとんどのテーブルが客で埋まっている。

一番下段の個室にも大人数の客が入っている。

 

店長に見送られ、酔っぱらいの四人は店をあとにする。

 

薄暗い階段を三階分上がって帰途に就く。

酔った状態で階段を下るのは危険だが、幸いなことにここの帰りは上り。

 

コリドー通りからみゆき通りに出たところで皆さんと別れると、私はJRのガード下を通り抜け、日比谷仲通りへ。

 

既に何度も触れているが、日比谷ステップ広場には「ウイキッド 二人の魔女」をテーマにしたフラワードーム。

 

立ち寄ったのは、「東京ミッドタウン日比谷」。

 

館内には人が少なく、ひっそりとしている。

買い物をしたかったのだが、酔って時間の感覚を失っていたようだ。

飲食店を除き、物販店は既にシャッターが下りている。

六本木に「東京ミッドタウン」が開業した時はミッドナイトまで楽しめる街のコンセプトだったが、コロナ以降閉店時間が早くなり、特に日比谷は閉まるのが早い。

 

日比谷アーケードの店も、既に営業を終えている。

 

今夜はおとなしく帰途に就くことにする。

友人達と銀座の隠れ家イタリアンで過ごした、楽しい夜でした。

 

 

きゅーちゃんの記事はこちら。

 

ピエールロゼさんの記事はこちら。

 

 

 

 

 

 

 

二日前のベランダ菜園での収穫。

 

秋がどんどん深まり、熱帯地方原産の鷹の爪には厳しい季節となってきた。

それでも既に生っている実は徐々にではあるが赤身を増している。

今回の収穫は88本。

これで三株植えた今年の鷹の爪の収穫本数は804本となった。

何とか1,000本の大台を目指したいものだ。

 

今日からは、時系列記事に戻ります。

4月のある休日、友人たちと銀座の馴染みのイタリアンでディナーの約束。

 

今夜のお店は、『アンジェロ』。

店の前に張り出されたポスターのシャンデリアは確かに店内にあるが、この天使の像は何処にあるのだろう。

 

コリドー通りからビルの間の路地を入ったところに、ひっそりと入り口がある。

知らないと来れないお店で、隠れ家感があって楽しい。

メンバーが揃い、開店と同時に入店。

 

ドアを入ると、直ぐに薄暗い階段。

初めての人はまずこの階段に驚く。

 

階段の手すりの両端には、象の頭。

 

薄暗い階段を三つ下りドアを開けると、明るいシャンデリアの輝きが目に飛び込んでくる。

 

店内は複雑な造りで、上段、中断、下段の三層構造。

左右に上段の部屋があり、写真左の上段の下には厨房が、右の上段の下には個室がある。

私たちのテーブルは、中段の一番奥。

この写真は奥のテーブルからエントランス方面を撮影したもの。

 

そして私たちのテーブルの後ろ、店の一番奥にはシャンデリアが並ぶ不思議な部屋が。

この右のシャンデリアがポスターに掲載されていたもの。

下段なのでテーブルはかなり地下深くにある。

 

先ずは生ビールで乾杯。

今夜のメンバーはチーム・スーパードライの四人、きゅーちゃん、ちぃさん、ピエールロゼさん、そして私。

このメンバーで最初に訪れた場所が守谷のスーパードライ・ミュージアムだったことから、この名が付いた。

飲んでいる生ビールは、もちろんスーパードライ。

 

カトラリーレストが可愛いので、毎回撮影してしまう。

 

最初に出されたのは、カボチャのポタージュ。

中にブッラータチーズが入っている。

 

続いてアンティパストミストが届く。

 

ビールを飲み干すと、スパークリングワインを抜栓。

スペインのボデガス・フェルナンド・カストロが造る、セニョリオ・デ・マレステ、ブリュット。

マカベオ100%で造られた、フレッシュ&フルーティーなブリュット。

 

アンティパストを取り分け。

 

炙りしめ鯖のブルスケッタ、マスカルポーネのキッシュ、黒毛和牛のカルパッチョ、鱈のブランダードとポレンタ揚げ。

これはスパークリングワインが進む。

 

真鯛の蒸し焼き。

 

バプールされた鯛が柔らかく、旨味が強い。

添えられた蕪も良い味を出している。

 

早くもマレステの二本目を抜栓。

 

プリモピアットは、リガトーニのカラブリア風アラビアータ。

 

リガトーニとパッケリの違いは何でしょう、などとクイズで盛り上がる。

 

パスタにもマレステ。

何だかこのパスタで結構お腹が満ち足りてしまった。

友人達と過ごす、銀座の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

 

10月のこと、ちぃさんと築地の鉄板焼きの名店、『黒澤』で過ごす楽しい午後の続き。

 

一階の鉄板焼きカウンターで食事を済ませた後は、二階のサロンへ移動。

ここは今は洋室だが元は和室だったようで、床の間や違い棚がそのまま残されている。

 

バーカウンターも設けられていて、ここでスピリッツを楽しむこともできる。

 

届いたデザートの盆には、ハピバメッセージ。

ちぃさんに私の誕生日のお祝いをしてもらうのは今年二度目。

 

フルーツゼリー、ヨーグルトのムース、バニラアイスクリームの三種盛り。

 

黒澤特製コーヒーと共に味わう。

静かな部屋でゆったりとした時間が流れる。

 

お店の方が記念撮影をしてくれ、印刷したシートをお店の封筒に入れて渡してくれる。

この写真はそのシートを複写したもの。

 

一階に降りると、料理長の埜瀬さんが入口に見送りに出てくれていた。

埜瀬さんにお願いし、一緒に記念撮影。

路地を出て表通りを曲がるまで見送ってくれ、私も再度お辞儀をして応える。

 

築地から銀座までは食後の腹ごなしに丁度良い散策ルート。

途中、美味しそうなお店を見付けては店名を撮影し、食べに来たいねと話し合うのも楽しい。

 

銀座通りから晴海通りに右折すると、目的の場所に向かう。

 

やってきたのは日比谷。

今日もゴジラは元気に吠えている。

 

「東京ミッドタウン日比谷」の日比谷ステップステップ広場には、”FRONTIER SPIRIT BAR by NIKKA FRONTIER”。

結構雨が降っていたようで、スタッフがレインコートを着ている。

 

向かったのは、「東京ミッドタウン日比谷」の「ヒビヤ・フード・ホール」。

 

目的のお店は、『バル&タパス セロナ』。

”&Tapas”が小さく書かれているので、大きな文字だけ読めば”Barcelona”になる。

 

ここはタパスやピンチョスで気軽に飲めるスパニッシュバル。

 

ここでワインを少し飲んで帰ろうということに。

実はここで使えるポイントが少し溜っていたのだが、今月末で失効するということで使うために来た。

 

選んだのは、スペインのカヴァ。

ここで少々問題が。

ここのスタッフは外国人なのだが、支払いをポイントとクレジットカードに分けて行おうとしても複雑な日本語は理解してもらえない。

幸いなことに英語圏の人だったので、英語で説明するとすぐにわかってくれて無事にポイントを使うことが出来た。

 

スペイン、カタルーニャ州、ペネデスのハウメセラが造る、グラン・リヴェンサ、カヴァ、ブリュット。

柑橘系の爽やかな香り、豊かな果実味、綺麗な酸、瓶内二次発酵方式で造られた、上質のスパークリング。

セパージュは、マカベオ40%、チャレッロ30%、パレリャーダ30%。

 

ちぃさんと乾杯。

お腹はいっぱいなので、おつまみはナッツ類。

美味いカヴァを二杯飲むと、帰途に就く。

 

「日比谷フードホール」は夕方に近付き、どこも満席の賑わい。

 

第二・四土曜日はここでジャスセッションが行われるが、残念なことに今日は第一土曜日。

 

やはり『黒澤』の鉄板焼きは満足度が高く、嬉しい誕生日のお祝いだった。

築地から銀座、日比谷への散策も楽しかった。

ちぃさんと過ごす、休日の素敵な午後でした。

 

 

 

 

 

10月のこと、ちぃさんと築地の鉄板焼きの名店、『黒澤』で過ごす楽しい午後の続き。

 

目の前の鉄板では肉料理の準備が始まる。

 

まずは、Kurosawa 特製ハンバーグと野菜。

 

ハンバーグが焼き上がり、目の前に届く。

 

薬味は、アンデスの岩塩、コチュジャンを加えた甘辛ソース。

 

ハンバーグにデミグラスソースが掛けられ、上には目玉焼き。

付け合わせは、ズッキーニ、シャドークイーン、茄子、ガーリックチップス。

 

ハンバーグの中にはフォアグラがゴロゴロ入っていて美味い。

 

飲んでいるワインは、ジョエル・ゴット、ジンファンデル、カリフォルニア、2022年。

ワインメーカーは著名な醸造家のサラ・ゴット、大好きな造り手だ。

 

続いては、本日の黒澤特選和牛ステーキ。

 

もやしも一緒にソテーされる。

 

口の中でとろける美味しさ。

 

埜瀬料理長がガーリックライスを作り始める。

”明(あきら)コース”では〆は魚沼産コシヒカリ白米なのだが、何時もガーリックライスにアップグレードしてもらっている。

 

ガーリックライスの一部を切り出し、ヘラで鉄板に押し付けて煎餅が作られる。

 

香の物は高菜漬け。

このスプーンはお茶漬け用。

 

ガーリックライスの上に煎餅が乗せられ、青のりが添えられて届く。

 

半分食べたところで、鉄板の上で温められていた南部鉄瓶から鶏ガラスープを掛けてもらう。

これも美味い。

 

今日の料理も素晴らしかった。

埜瀬料理長に感謝。

 

来るときには降っていた雨が止んだようで、外が明るくなっている。

 

ジョエル・ゴット、ジンファンデルの最後の一杯を飲みながらランチの余韻に浸る。

 

何となく、記念撮影。

 

食後は二階のサロンへ移動。

古い日本家屋は階段が急で怖い。

(写真は二階から下を見下ろして撮影。)

ちぃさんと過ごす、築地の素敵な午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

10月のこと、ちぃさんと築地で待ち合わせ。

 

築地の空はどんよりと鉛色、細かい雨が降っている。

 

今日のランチのお店は、細い路地の奥に佇む古民家。

 

ここは鉄板焼きの名店、『黒澤』。

看板も何も無いので、知らないと通り過ぎてしまう。

 

ここが『黒澤』だとわかるのは、”黒澤”と書かれた表札のみ。

 

日本家屋だが、靴を脱がずにそのまま玄関から上がることが出来る。

壁には今日の肉の産地が書かれた黒板。

 

ここはなかなか予約が取れない人気店。

今回も二ヶ月以上前に予約を取得。

私たちの席は、埜瀬料理長の前の特等席。

 

紙のプレースマットの絵は、季節感があるキノコ。

 

ちぃさんと「お誕生日おめでとう」、「ありがとう」の乾杯。

月を跨いでしまったが、一応今日も誕生日のお祝い。

 

泡がクリーミーで美味い。

 

今日は”明(あきら)コース”をお願いしている。

黒澤明監督の名を冠したコース。

ここは監督の息子さん、黒澤久雄氏が運営するお店。

前菜三種盛りが届く。

 

珍しい、コチの刺身。

ちぃさんがコチを知らないと言うので、どんな魚か説明。

 

鴨の赤ワイン煮。

ローストビーフに見えるが、白ネギの下には皮の部分があり、鴨だとわかる。

 

洋風冷製茶碗蒸し。

冷たい濃厚な茶碗蒸しが美味い。

 

埜瀬料理長が鮮魚のソテーの準備を始められた。

 

今日の鮮魚は外房産の鱸。

ヘラで皮を剝ぎ、皮煎餅を作る。

 

生ビールを飲み干すと、選んでおいた赤ワインを抜栓。

ここに来たら必ず選ぶ、好きな造り手のワイン。

 

ジョエル・ゴット、ジンファンデル、カリフォルニア、2022年。

ジョエル・ゴットは、ナパを始めカリフォルニアで数店舗の人気レストランを経営すると共に、このワイナリーを運営。

ナパにある彼のレストラン、『Taylor’s Refresher』は何時も行列の店で、私も食事をしたことがある。

 

ワインメーカーは著名な醸造家のサラ・ゴットで、ジョエル・ゴットの奥様。

 

ちぃさんと乾杯。

ラズベリー、ブルーベリーの豊かな果実味。

カカオ、ストロベリーのコンフィチュールのニュアンスに、スパイスのヒント。

樽由来のバニラ香も心地よい。

セパージュは、ジンファンデル90%、プティ・シラー、シラー、アリカンテが合わせて10%。

熟成はアメリカンオークの樽(新樽比率25%)で8ヶ月、アルコール度数は14.4%と高い。

 

鱸のソテーの出来上がり。

身のソテーの上に乗っているのは、皮煎餅。

これがパリパリで美味い。

 

添えられている野菜は、ブロッコリー、ほうれん草、プチトマト、そして秋の山菜、みずの実。

みずの実は一本のみずから4~5個しか取れない貴重な山菜。

ちぃさんと過ごす、築地の素敵な午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

9月のこと、友人達と銀座のトルコ料理の名店、『サライ』で過ごす楽しい夜の続き。

メンバーは、Daisyさん、mamiさん、みんみんさん、そして私。

 

私たちのテーブルはベリーダンスを鑑賞する特等席。

動きが激しいので写真はブレブレ。

 

目の前で踊ってくれるので迫力がある。

 

ダンサーさんに招かれて、みんみんさんとDaisyさんがダンスフロアーへ。

Daisyさんはベリーダンスを習われたことがあるそうで、とても上手い。

このあと私もダンサーさんと一緒に踊ったが、写真は伏せておく。

 

ここで嬉しいハピバケーキが。

こんな素敵なアレンジをしてくれた皆さんに感謝。

 

蝋燭の火を吹き消し、皆さんの祝福を受ける。

このチョコレートケーキ、とても美味しい。

 

ハピバの乾杯は白ワインで。

 

コースのデザートは、ボケボケ。

何時もはバクラヴァ(パイの蜂蜜漬け)やスットゥラッチ(ライスプディング)が出されるのだが、これはスポンジケーキの糖蜜漬けのようだ。

 

ゆっくり食事をしていたので、店内に残る客は僅かとなってしまった。

 

美しいランタンに別れを告げ、店をあとにする。

 

これで帰途に就くかと思いきや、もう少しお話ししましょうと言うことで、お隣の『宮腰屋珈琲』へ。

 

もうお酒はたっぷり飲んでいるので、コーヒーで酔いを醒ますのも良い考え。

 

Daisyさんとみんみんさんが選んだのは、コーヒーフロート。

 

アイスコーヒーの上にソフトクリームが丸々乗っている感じ。

 

mamiさんと私が選んだのは、珈琲かき氷。

 

珈琲シロップがかかったかき氷の中には、たっぷりのバニラアイスクリーム。

 

この写真、ひょっとしてコーヒーフロートとコーヒーかき氷で乾杯をしたのだろうか。

 

追いシロップを掛けていただく。

飲み過ぎて火照った身体に冷たいかき氷が美味い。

いっぱいお話しして、次の予定や色んなことを決めたような気がするが、写真はここから先がない。

でも、翌朝目覚めたらちゃんと自宅に居た。

 

mamiさんが、銀座駅のホームにぼおっと立つ私の写真を送ってくれた。

どうやらmamiさんを、ちゃんとホームで見送ったようだ。

友人達にお誕生日のお祝いをしてもらった、楽しく飲み過ぎた銀座の夜でした。