4月のある休日、彼女と六本木のイタリアン、『HILLS DAL-MATTO』で過ごす楽しい午後の続き。
飲んでいるのは、イタリア、エミリア・ロマーニャのテッレ・チェヴィコが造る、ラルス、スプマンテ、キュヴェ・ブリュット。
1本を飲み干したので、次は白ワイン、そして赤ワインをグラスでと思ったら、「今日は暑いから、もっとスプマンテを飲みたいな」と彼女。
そこで、2本目を抜栓。
プリモピアットは、ランチコースからアップグレードしたフルーツ冷製パスタ。
フルーツは、宮城県のミガキイチゴ。
甘いだけでなく酸味があるのでパスタによく合う。
皿もスプーンも冷え冷え。
ミントと白胡椒が効いて美味い。
セコンドピアットは、山形県の米沢ポーク低温ロースト。
低温ローストされ、うっすらピンク色の米沢ポークは旨みが凝縮されている。
添えられているのは、生マスタードと、広島の淡雪塩。
ドルチェは、イタリア産リコッタチーズのカッサータ。
今日はパスタに加え、ドルチェも冷え冷え。
まだ4月とは言え今日は夏日、冷たいドルチェが美味い。
スプマンテと共に味わう。
食後の飲み物は、セガフレード。
スプマンテの最後の一杯をコーヒーと共に楽しむ。
ゆっくり食事を楽しんだので、満席だった店内にも空席が目立つようになった。
アリーナでは”CRAFT SAKE WEEK 2024”が開催されている。
『HILLS DAL-MATTO』を出て次に向かったのは、『ENOTECA』。
ワインの値上がりは激しく、『ENOTECA』もこの4月からまた値上げとなっている。
『HILLS DAL-MATTO』ではスプマンテしか飲んでいないので、ここで赤ワインで〆ることにする。
選んだワインは、この二本。
彼女のワインは、イタリア、ピエモンテ州の、プルノット、バルバレスコ、2020年。
プルノットと言えば、バローロ、バルバレスコの品質向上に貢献した名門。
今はアンティノリ家の傘下に入っている。
「〆にバルバレスコを飲めるなんて幸せ」と、彼女。
私のワインは、カリフォルニア、ソノマのフランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー、ディレクターズ・カット、ドライ・クリーク・ヴァレー、ジンファンデル、2020年。
映画のフィルムをイメージしたこのエチケットを見れば、コッポラ監督のワインだとすぐにわかる。
素晴らしい赤ワインを飲みながら、のんびり話して過ごす午後が気持ち良い。
お供は、白トリュフ香るミックスナッツ。
サクッと飲むと、帰途に就く。
彼女と過ごす、六本木での楽しい休日の午後でした。