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ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

2月のこと、ちぃさんと築地の鉄板焼きの名店、『KUROSAWA』でランチを楽しんだあとは、腹ごなしに散策。

 

『KUROSAWA』がある路地を出た直ぐの道を右折直進すると、道は途中からマロニエ通りになる。

銀座二丁目交差点まで来た。

 

銀座通り(中央通り)はホコ天。

ルイ・ヴィトンは改装中。

 

マロニエ通りを更に進み、外堀通りから首都高の高架下をくぐり抜け、有楽町駅前に向かう。

 

東京交通会館の前には長い行列。

 

よく見ると、”花粉症新対策”のキャンペーン・イベントだった。

 

駅前にはストリートミュージシャン。

新潟県燕市出身のシンガーソングライター、実希さんのライブ。

 

向かったお店は、JR高架下の「エキュートエディション有楽町」にある、『nomuno EXPRESS』。

ここは時間定額制でワインをセルフで飲めるお店で、人気の『BIGOLI』のボロネーゼを食べることもできる。

ここが開店して間もなくに訪問した時、『BIGOLI』の石川代表と偶然お会いし、一緒に飲んだのも楽しい思い出。

 

久し振りに訪問すると色々変化が。

以前はスタンディングだけだったが、奥に椅子席が六つできている。

そして客の半分以上がワインを飲まずにボロネーゼを食べている。

もう一つ変わったのは、以前は最初の30分が1,100円で以降30分毎に550円だったのが、今は最初の30分が1,500円に値上がりしている。

 

椅子席がいっぱいなので、最初はスタンディングで。

最初のワインはスパークリング。

 

イタリアのデコルディ、スプマンテ、ブリュット、ロザート。

 

ちぃさんと乾杯。

フランボワーズなどのベリー系の香り。

フレッシュ&フルーティー、爽やかなスプマンテ。

 

奥の席が空いたので、移動。

 

二種類目のワインは、白。

スペイン、カスティーリャ=ラ・マンチャ州のフィンカ・コンスタンシアが造る、ファイブ・ヒドゥン・ラグーンズ、オーガニック、ソーヴィニヨン・ブラン、2022年。

 

ライム、青リンゴの爽やかな香り、果実味を包む柔らかな酸とミネラル、後味にはハーブのニュアンス。

オーガニック認証のユーロリーフが付いている。

 

ワインはここから自分で選んでグラスに注ぐ。

左奥が赤ワイン、右手前がスパークリングと白ワイン。

 

三種類目のワインも白。

ソーヴィニヨン・ブランを飲んだので、今度はシャルドネを選んだ。

 

オーストラリア、南オーストラリア州のブラザーズ・イン・アームズが造る、キリビンビン、シヴァー、シャルドネ、2023年。

 

キリビンビンは五代続く名門ワイナリーで、高品質ワインの生産で定評がある。

キリビンビンのワインは美味しいので、見付けたら飲んでいる。

このワインもサクラアワード2023年で金賞を受賞。

キリビンビンはアボリジニの言葉で、“輝く、明るくなる”という意味。

 

四種類目のワインは、赤。

飲んだことがある銘柄を見付けたので選んだ。

 

ベンド、カベルネ・ソーヴィニヨン、カリフォルニア、2022年。

ベンドは、ブレッド&バターを始め多くのワインを手掛ける人気のイタリア人醸造家、ダリオ・デ・コンティが経営するワイナリー。

このワインを飲んだのは、六本木の『エンパイア・ステーキハウス』。

 

その時の記事はこちら。

 

 

完熟した黒果実の果実味。

しなやかなタンニンを持つバランスの良いカベルネ・ソーヴィニヨン。

 

店内は常に満席で、ボロネーゼを食べる客も多いのでスタッフは忙しそう。

 

五種類目のワインも赤。

これもよく知っているワイン。

チリのコンチャ・イ・トロがマイポ・ヴァレーで造る、カッシェロ・デル・ディアブロ、レセルバ・プリバダ、カベルネ・ソーヴィニヨン、2019年。

 

”悪魔の蔵”と言う名のこのワインはあまりに有名。

レセルバ・プリバダはその上級ワイン。

プラムやブラックベリーの香り、ビターチョコレートやプラムの果実味にしなやかなタンニン。

『バルバッコア』のプレミアム・ワイン・コースにも採用されている美味いフルボディだ。

 

さて、次に何を飲もうかとワインの棚を見ると、その上の時計に目がいく。

いけない、あと3分で飲み始めて一時間になる。

 

急いで会計を済ませ、店をあとにする。

日比谷駅から帰途に就くことにする。

 

「エキュートエディション有楽町」にはミュージック・カフェ&バーの『THE STAND』がある。

長い行列のお目当ては、人気のギンザ・コリドー・カヌレ。

ここがオープンして割とすぐに、ちぃさんとアペロに利用したことがある。

 

 

 

更に先に進むと、高架下に『よもだそば』が出来ていた。

『よもだそば』と言えば銀座と日本橋にある生そばとインドカレーの人気店だが、2024年6月1日に有楽町店がオープンしたのだそうだ。

そう言えば、ちぃさんと銀座店に行ったことがある。

 

その時の記事はこちら。

 

ちぃさんと築地と有楽町で過ごす楽しい休日でした。

のはずが、話しは続きます。

 

 

 

 

 

 

2月のある休日、ちぃさんと築地の鉄板焼き、『KUROSAWA』で過ごす楽しい午後の続き。

 

魚と季節野菜の鉄板焼きの次は、肉料理。

本日の黒澤特選和牛ステーキとKurosawa特製ハンバーグ。

 

薬味は、アンデスの岩塩とコチュジャンソース。

 

まずはハンバーグがステーキカバーの中で焼かれる。

 

続いて黒澤特選和牛ステーキ。

ちぃさんはミディアムレアで、私はレアで。

 

最後に、目玉焼き。

 

Kurosawa特製ハンバーグの完成。

付け合わせの野菜は、金美人参、シャドークイーン、菜の花。

 

卵黄の盛り上がりが素晴らしい。

 

和牛100%のハンバーグはジューシーで、中にはフォアグラがゴロゴロ入っている。

 

黒澤特選和牛ステーキも焼きあがる。

ちぃさん曰く、「口の中でとろけちゃう」。

今までここで食べた肉の中で、今日の肉が一番美味しいかもしれない。

 

付け合わせは、もやし。

 

飲んでいるボトルは、ジョエル・ゴット、ジンファンデル、カリフォルニア、2022年。

名醸造家、サラ・ゴットが造るジンファンデルは美味い。

 

鉄板では河合さんがガーリックライスを作り始めている。

コースのご飯は魚沼産コシヒカリの白米だが、何時もガーリックライスにアップグレードしてもらっている。

 

一部を残し、ヘラで鉄板に押し付けてガーリックライス煎餅を作っている。

 

ガーリックライスの出来上がり。

煎餅を上にかぶせ、青のりをトッピング。

鉄板焼きのガーリックライスは最高に美味い。

香の物は高菜漬け。

 

半分食べたところで、鉄板の上で温められていた南部鉄瓶に入った出汁を注いでもらい、残りはお茶漬けにして食べる。

 

この味変がまた楽しい。

 

食後のデザートは、この急な階段を上って二階のサロンでいただく。

古い日本家屋の階段は狭くて勾配がきつい。

しかもつるつるに磨き込まれているので、下りは要注意。

この写真は二階から階段を見下ろしたもの。

 

二階の廊下の右側には個室。

 

個室の中には、5人用のカウンターが二つ。

繋げて一部屋として使うこともできるし、仕切って二つの個室に分けることもできる。

 

そして左側にはサロン。

(先客が居たので撮影は控え、H.P.の写真をお借りしました。)

 

元々は和室だったので、床の間もある。

 

サロンにはバーコーナーもあり、ここでスピリッツを飲むこともできる。

 

今日のデザートは三種盛り合わせ。

シャンパンゼリー、キルシュのタルト、フランボワーズのアイスクリーム。

 

ちぃさんのデザートには、ハピバのチョコレート・プレート。

 

スイーツが苦手なちぃさんが食べたのはアイスクリームとタルトの半分のみ。

残りは、チョコレート・プレートも含めて私がいただく。

 

お店の方が記念写真を撮影し、カードを作ってくれた。

今回の『KUROSAWA』も美味しく楽しかった。

私たちの料理を担当してくれた河合さんが店の外まで見送りに出てくれ、今日の礼を述べて店をあとにする。

ちぃさんと過ごす、築地の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

2月のある休日、ちぃさんと築地で待ち合わせ。

 

築地の空は晴れ渡り、2月とは思えない暖かさ。

 

向かったのは、路地裏にある日本家屋。

 

何処にも看板が出ていないので、ここが鉄板焼きの名店だとは知っていないと通り過ぎてしまう。

 

ここが『鉄板焼 KUROSAWA』だと示しているのは、この表札。

 

一階には二つの大きな鉄板を囲むカウンター席。

二階には4~5人用の個室が二つと、サロンがある。

人気のお店で、今日も満席の予約。

近くに座った女性二人客の内のお一人の声が大きいので、話の内容が全て耳に飛び込んでくる。

「ここは何度電話しても何時も満席なのよ。今回はようやく予約が取れて久し振りに来られて良かったわ」とのこと。

 

私たちの席は、右側の鉄板の真ん前。

前回だけ奥の席だったが、それ以外は何時もこの席。

今日は”明コース”を予約している。

まさに”黒澤明監督”の名前を冠したコース料理。

 

まずは生ビールで乾杯。

 

プレモルのきめ細かな泡が美しい。

 

前菜は、コールドビーフと春野菜の生春巻き、スイートチリソース。

 

緑の野菜の真ん中に入っているのがコールドビーフ。

このビーフが美味しく、べジファーストが嬉しい。

 

赤ワインを早めに抜栓してもらう。

 

選んだワインは、ジョエル・ゴット、ジンファンデル、カリフォルニア、2022年。

ジョエル・ゴットは、ナパを始めカリフォルニアで数店舗の人気レストランを経営すると共に、このワイナリーを運営。

ナパにある彼のレストラン、『Taylor’s Refresher』は何時も行列の店で、私も食事をしたことがある。

ワインメーカーは著名な醸造家のサラ・ゴットで、ジョエル・ゴットの奥様。

 

ラズベリー、ブルーベリーの豊かな果実味。

カカオ、ストロベリーのコンフィチュールのニュアンスに、スパイスのヒント。

樽由来のバニラ香も心地よい。

セパージュは、ジンファンデル90%、プティシラー、シラー、アリカンテが合わせて10%。

熟成はアメリカンオークの樽(新樽比率25%)で8ヶ月、アルコール度数は14.4%と高い。

 

生ビールと赤ワインを並行して飲みながら、前菜を楽しむ。

 

市場より本日の魚介のソテー、季節の彩り野菜ソテー。

今日の魚は、ソイ。

私たちの鉄板焼きを調理してくれるのは、河合さん。

今までは埜瀬料理長が担当してくれることが多かったが、今日は二階の個室で腕を振るわれている。

 

紅芯大根、ミニトマト、プチケール、そしてソイが焼かれる。

ソイの皮は剥がされ、ヘラで押さえて皮煎餅に。

 

続いてほうれん草が豪快にソテーされる。

 

二枚のヘラだけで綺麗な魚料理が完成。

ほうれん草の上にソイのソテー、更にその上に皮煎餅。

 

ソイに掛けられた緑のソースは、ニンニクとパセリのバターソースにレモン果汁を加えたのも。

茶色いソースは、鉄板の上に少し残した緑のソースに醬油を加えたもの。

二種のソースの香りが素晴らしい。

ちぃさんと過ごす、築地の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

2月のこと、彼女と品川の『グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン』で過ごす楽しい夜の続き。

ここはニューヨークのグランド・セントラル駅の地下にあるレストランの東京店。

ニューヨークに行く度に食事に行っていた好きなお店だ。

 

フレッシュオイスターをたっぷり堪能した後は、大好きなソフトシェルクラブ。

メニューにあると必ず注文する料理だ。

 

ソフトシェルクラブのフライ、スパイシーカレーソ-ス。

 

二人の取り皿に取り分けるのは私の仕事。

大きなソフトシェルクラブが2杯分入っているので、取り分けても結構なヴォリュームがある。

これは最高に美味い。

 

フレッシュオイスターとソフトシェルクラブでスパークリングワインがどんどん進む。

 

飲んでいるのは、フランスのモエ・エ・シャンドンがオーストラリアで造る、シャンドン、ブリュット。

 

続く料理は、鮪のレアグリル、Hot & Sourソース、ガーリックの香り。

ケール、ベーコン、マッシュルームのソテー添え。

 

肉厚の鮪はまさにシーフードステーキ。

レアの焼き具合が食欲をそそる。

 

ケールは巨大で、ベーコンも肉厚。

 

この料理も私が二人に取り分け。

何時もはメインに肉料理を選ぶのだが、ここではシーフードを選んで正解と思う美味しさ。

 

牡蠣とモッツァレラチーズのスパゲッティ・アラビアータ。

 

シャンドンを飲み干すと白ワインをボトルで注文しようとしたが、彼女が”明日の朝早くから会議がある”とのことで、グラスで飲むことに。

選んだワインは、カリフォルニアのベリンジャー、ナパ・ヴァレー、シャルドネ、2020年。

 

二人に取り分けてもかなりのヴォリュームがある。

写真では見えないが、牡蠣とモッツァレラチーズがたっぷり入っている。

 

シャルドネは二杯目。

カリフォルニアらしい濃厚な果実味のシャルドネも良いものだ。

 

デザートはシナモンアップルパイにしようと思ったが、温めるので10分ほどかかるとのこと。

そこでニューヨークチーズケーキを選択。

 

アメリカンな大きさが嬉しい。

濃厚なレアチーズケーキで、ストロベリーソースが良く合って美味い。

 

熱いコーヒーで今夜を締めくくる。

 

今夜はワインは適量だが、料理は食べ過ぎてしまった。

アメリカンのお店は一皿のヴォリュームがあることを忘れていた。

満腹満足で席を立つ。

店内は賑やかで活気がある。

今夜も満席なのだそうだ。

 

やはり『グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン』は楽しく、ここに来るとニューヨークを思い出す。

 

「アトレ品川」のレストランフロアの他のお店も満席のようで、入店待ちの客の列も出来ている。

彼女と過ごす、品川の楽しく美味しい夜でした。

 

ところで、最近は物価や人件費の上昇が続いているが、それに合わせてレストランの価格も大幅に上がっている。

丸の内の大好きなフレンチ、『エリックス バイ エリック・トロション』で何時も食べているコース料理は、2年前は一人10,000円だったが、昨年には13,200円に、今年は14,900円に上がった。

『グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン』の食事代も以前は二人で2万数千円くらいのイメージだったが、今夜は約35,000円だった。

現役を引退した身にとってはこの値上がりは厳しい。

そろそろ外食回数を減らすべきなのだろう・・・。

 

 

 

 

 

2月のこと、彼女と品川で待ち合わせ。

この冬はまだオイスターバーに行っていないねということで、フレッシュオイスターを食べにいくことにした。

 

待ち合わせ場所は、JR品川駅の2階コンコースにあるトライアングルクロック。

 

平日の夕方、品川駅の人の多さに驚く。

コロナの頃は、在宅勤務が推奨される中で、こんなに多くの人がマスクをつけて出勤しているとしてここの映像が毎日流されていたことを思い出す。

 

向かった先は、「アトレ品川」。

訪日外国人の姿も多い。

 

夕方早い時間なので4Fのレストランフロアはそれほど混み合っていない。

 

予約しているお店は、『グランド・セントラル・オイスター・バー&レストラン』。

ニューヨークのグランド・セントラル駅にある老舗のオイスターバーの東京店。

好きなお店で、ニューヨークの本店に10回ほどは訪問している。

丸の内にも支店があって結構通っていたが、今は『ウルフギャング・ステーキハウス』になってしまった。

 

店に入ってすぐ右側にはバーコーナー。

並んでいるボトルはここのハウス・シャンパーニュ、G.H.マム、グラン・コルドン。

 

案内されたテーブルは、店の奥の部屋の一番奥。

ここなら静かに寛いで食事を楽しむことが出来る。

 

私たちのテーブルからエントランス側を撮影。

丸みを帯びた石造りの天井と柱、そして赤白のチェックのテーブルクロスはニューヨーク本店を忠実に再現している。

 

先ずはスパークリングワインのボトルを抜栓。

オーストラリアのドメーヌ・シャンドンが造る、シャンドン、ブリュット。

 

フランスのモエ・エ・シャンドンが海外でシャンパーニュ方式による高品質スパークリングワインを作り始めたのは、1959年。

 

アルゼンチンを手始めに、1973年にはカリフォルニアとブラジル、1986年にオーストラリア、2013年に中国、2014年にインドと生産国を広げてきた。

オーストラリアのシャンドンは日本で飲むことが出来る。

あとの五か国のシャンドンは、それぞれの国で飲んだことがある。

 

ミュズレに入った1959の年号は、最初のシャンドンがアルゼンチンに設立された年。

 

ここに来た目的は、もちろんフレッシュオイスター。

一番個数が多い、四種類の牡蠣の盛り合わせをオーダー。

 

兵庫県赤穂。

お店の説明を貼り付け。

”山から川へと流れた綺麗な水やミネラル豊富な瀬戸内海で育った、エグミのない味わいの牡蠣です。大きさもあり肉厚で現地にいくファンが多い生牡蠣”。

 

福岡県糸島みるく牡蠣。

”糸島半島の西部に位置する(糸島富士)と呼ばれる可也山から唐津湾に天然のミネラルが流れ込み、ミネラルを栄養にして育ったプランクトンが芳醇な海で養殖しているため、身入りがよく栄養が詰まった天然のミルクを多く含んだ旨味が抜群の生牡蠣”。

 

大分県ひがた美人。

”日本初の干潟で養殖された牡蠣です。干潟での養殖により、独特の歯ごたえと、深い味わいです。プリッとした味わいと甘みが特長です”。

 

長崎県九十九島。

”長崎県は山もあるため、そこから海の中にどんどん栄養が流れこむようになっています。このような地形によって、入り組んだ海岸線の中に豊富なプランクトンが生息するようになり、美味しい牡蠣が育ちやすい環境です。殻いっぱいに身が詰まり、食感もプリップリで味が濃厚です”。

 

レモンのほかに、薬味は三種類。

トマトケチャップ、ホースラディッシュ、ヴィネグレット。

 

更にタバスコも持ってきてもらう。

 

彼女と過ごす、品川の楽しい夜は続きます。

 

 

 

 

 

2月のこと、ちぃさんと六本木一丁目の『麻布箪笥町 天涼庵』でシャンパーニュと純米大吟醸のランチを楽しんだあとは、麻布通りに出て次の目的地に向かう。

 

気温は低いが日差しがあるので寒くはなく、ほろ酔い加減で気持ち良く散策。

 

向かったのは「麻布台ヒルズ」の「タワープラザ」。

右奥に東京タワーが見えている。

 

目的のお店は、4Fの大垣書店の中にあるカフェ・バー、『SLow Page』。

 

カウンター8席の小さなお店なので、入店できるかどうかは運次第。

幸いなことに2~3分待っただけで席に案内される。

この後、残りの2席もすぐに埋まってしまった。

 

メニューを検討し、飲み物を選ぶ。

 

選んだのは、この二本。

 

ちぃさんはスペイサイド・モルトのザ・グレンリベット12年をハイボールで。

 

私はアイラ・モルトのラフロイグ10年をストレートで。

 

ちぃさんと乾杯。

 

お腹はいっぱいなので、お供はミックスナッツ。

 

二杯目はジントニック。

 

ちぃさんのジンは、ロンドンドライジン No.3。

 

私のジントニックは、京都蒸留所の季の美。

昨年5月に京都の「季の美 House」を訪問したばかりなのでこのジンを選んだ。

 

「季の美 House」訪問記事はこちら。

 

 

ジントニックでも乾杯。

『麻布箪笥町 天涼庵』でシャンパーニュを1本と日本酒を8合飲んできているので、二人とも結構酔っぱらって上機嫌。

小一時間色々お話しして楽しむと、店をあとにする。

 

3Fにもこんな素敵なバー・ラウンジがある。

『SLow Page』が満席の時は、『The Lovers Lounge』にしようと思っていた。

地下に下ると、神谷町から日比谷線に乗り帰途に就く。

 

電車の中で「最近、〆ラーをしていないね」と話しているうちに乗換駅を通り過ぎてしまい、着いたのは終点の北千住。

ここはエキナカに飲食店がいっぱいあるので、改札を出ることなく〆ラーが出来る。

目的のお店は、『北海道らーめん 奥原流(おくはらりゅう) 久楽(くら)』。

 

休日の夕方、次々と客が入店し、結構な賑わい。

『久楽』は札幌本店を含めて北海道に6店舗、そして北千住と国分寺に展開するラーメン店。

 

ラーメンの着丼前に、ハイボールで乾杯。

今日は飲み過ぎているが、場所が変わればまた飲めるものだ。

 

ここのハイボールはデュワーズ。

ダブルエイジ製法で造られた、ブレンデッド・スコッチウイスキー。

 

ちぃさんは、カレーらーめん。

 

私は醤油らーめん。

 

記憶はないが、写真を見るとすりおろしニンニクをトッピングしたようだ。

 

麺リフト。

太麺にスープが絡んで美味い。

叉焼は好みの柔らかさ。

美味しく完食。

食後はちぃさんとさよならをし、再び日比谷線に乗って帰途に就く。

余談だが、帰宅後にコートを脱いでびっくり。

ジャケットの上に、『久楽』の黒い紙エプロンを着けたままだった。

酔っぱらいあるあるの、楽しく飲み過ぎた休日でした。

 

 

 

 

 

 

2月のこと、ちぃさんと六本木一丁目の『麻布箪笥 天涼庵』で過ごす楽しい午後の続き。

 

天麩羅を食べ終えると、今度は目の前の鉄板で季節野菜が焼かれ始める。

 

続いて、ステーキ。

 

国産牛サーロインステーキ、季節の焼き野菜。

薬味はヒマラヤの岩塩と山葵。

 

焼き色が素晴らしい。

口の中でとろける美味しさ。

 

日日とみむろ杉の純米大吟醸を飲み干すと、次の酒を二種類選ぶ。

 

愛知県名古屋市の萬乗醸造が醸す、醸し人九平次 純米大吟醸 雄町 ソヴァージュ 2023年。

萬乗醸造の当主、久野九平治さんにはお会いしたことがあり、色々話を伺ったので馴染みのある酒だ。

 

使用米は雄町、精米歩合は50%。

 

和歌山県海南市の平和酒造が醸す、紀土 -KID- 純米大吟醸。

 

山田錦を50%まで磨きこんで醸された人気の酒だ。

 

〆の食事が炊きあがった。

金目鯛土鍋炊き込みご飯。

 

金目鯛の身がほぐされ、お茶碗に盛られて届く。

お供はお味噌汁とセロリの香の物。

 

この炊き込みご飯が最高に美味い。

 

〆のご飯が届いても、まだ飲んでいる。

五種類目と六種類目の酒を選ぶ。

 

広島県三原市の酔心山根本店が醸す、名譽酔心 特撰 純米大吟醸生地(純米大吟醸原酒)。

 

山田錦等を50%まで磨きこんで醸されており、強いボディの飲み応えのある酒だ。

 

宮城県大崎市の新澤醸造店が醸す、伯楽星 純米吟醸。

 

使用米は蔵の華、精米歩合は扁平精米で55%。

新澤醸造店は能登半島地震で蔵が大きな被害を受けた能登町の数馬酒造の支援に宮城県からトラックで駆け付け、タンクに残っていた醪を引き取り自社蔵で搾って瓶詰し、数馬酒造に届けた。

その話を知って以来、伯楽星を見付けると飲むようにしている。

 

その話しの記事はこちら。

 

 

土鍋にはまだ金目鯛の炊き込みご飯が残っている。

 

ちぃさんはお腹がいっぱいとのことなので、私が残りを美味しくいただく。

 

岡内店長が日本酒を二本持って来られ、「リストに載っていない酒が二種類入荷しているので飲まれませんか」と嬉しい提案。

どちらも人気の酒だ。

 

福島県河沼郡会津坂下町の廣木酒造本店が醸す、飛露喜 純米吟醸 黒ラベル。

使用米は山田錦、五百万石、精米歩合は麹米が40%、掛米が50%。

やはり飛露喜は美味い。

 

青森県青森市の西田酒造店が醸す、田酒 特別純米酒。

昔は普通に飲んでいたが、今はなかなか手に入らなくなった。

 

使用米は華吹雪、精米歩合は55%。

 

名譽酔心と伯楽星がまだ残っているので、カウンター上がとても賑やかになっている。

 

食後のデザートは、抹茶アイスクリーム。

 

今日はシャンパーニュを1本、日本酒を8合と飲み過ぎてしまった。

食後の熱いコーヒーが美味い。

 

店長の岡内さんに見送られ、満腹満足で店を出る。

ちぃさんと過ごす、六本木一丁目の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

2月のこと、ちぃさんと六本木一丁目で待ち合わせ。

 

今日のランチの場所は「六本木グランドタワー」の飲食店街、「グランドプラザ」の中。

 

予約しているお店はお気に入りの和食店、『麻布箪笥町 天涼庵』。

 

カウンターの何時もの場所に座ると、店長の岡内さんがシャンパーニュを抜栓してくれる。

G.H.マーテルが造る、シャンパーニュ、ポル・ジェス、ブリュット。

G.H.マーテルは1869年設立の老舗メゾン。

岡内さんによると、このシャンパーニュは近々廃版となるとのこと。

今日が飲み納めとなるかもしれない。

 

ちぃさんと、今日も楽しく飲みましょうの乾杯。

 

グレープフルーツやライチの香り。

黒果実の強い凝縮感、そして活き活きとした酸がボディを引き締める。

後味は切れのあるブリュット。

セパージュは、ピノ・ノワール55%、ピノ・ムニエ40%、シャルドネ5%。

 

店内には、カウンター席のほかに、テーブル席、個室がある。

昨年8月には一番大きな個室で、福岡の遊歩さん、名古屋のなぎささんと海の桜さん、そしてしづちゃん、mayuさん、私で食事会を開催した。

 

今日は、期間限定特別コースをお願いしている。

 

ここの箸袋は富嶽三十六景。

私の絵は、甲州石班澤(こうしゅうかじかざわ)。

ちぃさんの絵は、東海道品川御殿山ノ不二。

 

前菜が届く。

 

白子の茶碗蒸し、柚子餡かけ。

茶碗蒸しと白子の柔らかく優しい味わいが空いた胃に染み渡る。

 

お造りは、寒鰤と本鮪の赤身。

 

天麩羅を揚げる準備が始まった。

 

天麩羅の皿と天つゆが届く。

お店自慢の鰹出汁の天つゆと、紅しょうがを煮出した天つゆ。

塩は、藻塩。

 

海老は藻塩で食べてくださいとのこと。

 

蓮根は二種の天つゆで食べ比べてくださいとのこと。

 

鱚は天つゆで。

 

菜の花は紅生姜の天つゆで。

 

そして穴子は藻塩で。

揚げ立てで熱々の天麩羅が美味い。

やはり天麩羅はカウンター席に限る。

 

シャンパーニュのボトルを飲み干すと、日本酒に切り替えることにする。

まず二種類の純米大吟醸を選んだ。

 

京都府京都市伏見区の日々醸造が醸す、日日 第三酒造期。

澤屋まつもとの杜氏を務められていた松本日出彦さんが設立された新しい酒蔵で、今年で三年目の醸造となる。

 

兵庫県産山田錦を用い、精米歩合は非公開。

純米大吟醸仕様とのこと。

 

奈良県桜井市の今西酒造が醸す、みむろ杉 純米大吟醸。

 

桜井市にある『ひらまつ』のホテル、『オーベルジュ・ド・ぷれざんす 桜井』に宿泊した時、近くにある今西酒造を訪問したことがある。

 

山田錦を50%まで磨きこみ、ご神体”三輪山”の伏流水で醸されている。

 

酒は一合ずつ注いでくれる。

ぐい呑みは四つ。

日日とみむろ杉を飲み較べて味わう。

ちぃさんと過ごす、六本木一丁目の楽しい午後は続きます。

 

 

 

 

 

 

2月のこと、友人たちと六本木のお洒落なインド料理店、『ニルヴァーナ・ニューヨーク』で過ごす、楽しい夜の続き。

今夜のメンバーは、きゅーちゃん、ちぃさん、ピエールロゼさん、そして私。

 

食べているのは、マハラジャ・タンドリー・プレート。

タンドール料理は、チキン、海老、メカジキ、カリフローレ。

 

今夜のシーズナブル・プレートは、ホタテのグリル。

 

こんがり焼かれたホタテがジューシーで美味い。

 

スパークリング・ワインを二本飲んだあとは、白ワインを抜栓。

チリ、セントラル・ヴァレーのクレマスキ・フルロッティが造る、カサ・クレバール、シャルドネ、2023年。

 

パイナップルやマンゴーの香り。

フレッシュな果実味を持つ、爽快なシャルドネ。

 

続く料理は、ハイデラバーディー・チキンビリヤニ。

 

ハイデラバード発祥のビリヤニはインドで一番美味しいビリヤニと言われている。

 

ワインを三本飲んだあとは、生ビールに切り替え。

 

”ニルヴァーナ”の店名が入ったグラスの中身は、アサヒスーパードライ。

この四人の会の名称は、チーム・スーパードライ。

このメンバーで初めて訪れた場所が守谷のスーパードライ・ミュージアムだったことから、チーム・スーパードライと呼ぶことにした。

不思議なのは、このチームで訪問するレストランの多くで出されるビールがスーパードライということ。

 

〆の料理は、カレー。

 

バターチキンカレー。

ここで人気No.1のカレーだ。

 

ほうれん草とマッシュルームのカレー。

サグカレーは大好き。

 

ナンも四枚届く。

 

小さなカップにカレーを取り分けて味わう。

美味いが、お腹はもういっぱい。

 

生ビールを飲み干すと、再びスパークリングワインを抜栓。

 

フランスのC.F.G.V.(Compagnie Français des Grands Vins)が造る、ベルトゥーレ、ブリュットの三本目。

 

グラスがシャンドンの名前入りに代わっている。

 

ここで、きゅーちゃんとちぃさんにサプライズのハピバプレート。

 

「お誕生日おめでとう」の乾杯。

 

お店の方が記念撮影をしてくれる。

 

私が4人に取り分け。

気が付くと3時間余りが過ぎ、ワインは5本を飲んでいた。

満腹満足で店をあとにする。

 

ガレリアを通って帰途についても良いが、イルミネーションが綺麗なのでガーデンアーチからミッドタウンガーデンに出る。

 

今はイルミネーションで美しいこれらの樹々はソメイヨシノで、あと二ヶ月弱で開花する。

イルミネーションの奥に見えているのが、先ほどまでディナーを楽しんだガーデンテラス。

 

ミッドタウンガーデンは美しく輝くが、2月の夜に歩いている人はほとんどいない。

 

何だか賑やかな音楽を鳴らす派手なバスがやってきた。

これは、車内でパーティーを開催しながら街をクルージング出来る”Ultimate Party Bus”。

 

食事前には多くの来場者で混雑していたジョージアとコナンのコラボ企画会場にも、既に人の姿はない。

そろそろ帰途に就くことにしよう。

友人達と過ごす、六本木の楽しい夜でした。

 

 

きゅーちゃんの記事はこちら。

 

ピエールロゼさんの記事はこちら。

 

 

 

 

 

 

2月のこと、友人たちと六本木のお気に入りのインド料理店でディナーの約束。

 

「東京ミッドタウン」に来ると必ず撮影する、安田侃氏の作品、「意心帰」。

 

待ち合わせより早く着いたので、まずは「ガレリア」へ。

 

加賀鳶の福光屋に立ち寄り、日本酒をチェック。

買いたい酒もあったが、会食前なので重い買い物は控える。

 

ガレリア内部でウインドウショッピング。

 

2月前半なので、こんな企画も。

 

アリーナではコナンとジョージアのコラボ企画。

 

ジョージアを1缶もらえ、大きなジョージア缶の中で記念撮影が出来るそうだが、長い入場待ちの列が出来ていて待ち合わせ時間までに終わりそうにないので断念。

 

ミッドタウンガーデンの芝生広場のコーセー ミッドタウン・アイス・リンクには多くのスケーター。

 

ガーデンアーチに出てみる。

今夜のディナーの店は、右の「ガーデンテラス」の中。

表の外苑東通り側に較べてミッドタウンガーデン側は土地が低くなっているので、建物の表記は一番下の階がB1F、ガーデンアーチと同じ高さの階が1F。

 

開店時間になったので、予約しているお店へ。

お店の前で今夜のメンバーのお一人、きゅーちゃんと合流。

 

今夜のお店は、お洒落なインド料理店『ニルヴァーナ・ニューヨーク』。

マンハッタンにあったセレブが集う伝説的レストラン、『ニルヴァーナ』を東京で復活させたお店だ。

お気に入りのお店で、開業以来50~60回ほどは通っている。

 

長いアプローチを通って店内に歩を進めると、美しい生花が迎えてくれる。

 

インテリアはミッソーニ。

とてもインド料理店とは思えないお洒落な空間。

 

今夜は四人での会食なので、一段高くなったこちらのテーブル。

下の段は、二人用のテーブル。

外には広いテラスがあり、暖かくなると外での食事が楽しいお店だ。

 

きゅーちゃんを案内してテラスに出る。

アイス・リンクには多くのスケーター。

 

夕方になり、樹々のイルミネーションが光り始めている。

ここは桜の名所でもあり、二ヶ月弱後には多くの花見客でこのテラスは賑わう。

あとのお二人もここで合流し、室内へ。

 

「きょうも楽しく飲みましょう」の乾杯。

今夜のメンバーは、きゅーちゃん、ちぃさん、ピエールロゼさん、そして私。

 

抜栓したボトルは、フランスのC.F.G.V.(Compagnie Français des Grands Vins)が造る、ベルトゥーレ、ブリュット。

C.F.G.V.はフランスのシャンパーニュを除くスパークリングワイン市場で最大のシェアーを誇る生産者で、創業者は、密閉タンク内二次発酵方式=シャルマー方式を開発したユージン・シャルマー氏。

 

柑橘系の香りを持つ、爽やかなブリュット。

アルコール度数は11%と低め。

ぶどうは、ユニ・ブラン100%。

 

最初の料理は、グリーンサラダ。

べジファーストが嬉しい。

 

葉物野菜のほかに、ミニトマト、オリーブ、ブルーベリーなどが入り、エディブルフラワーのアリッサムが添えられている。

 

胡麻とレモンのドレッシングが野菜に良く合って美味い。

 

マハラジャ・タンドリー・プレートが届く。

タンドール料理がてんこ盛りになっている。

手前はチキンティッカ。

 

カリフローレのロースト。

その奥がタンドリープラウン。

 

真ん中にはフィッシュティッカ。

その上には生マスタード。

 

四人の皿に取り分ける。

ここのタンドール料理は美味い。

友人達と過ごす六本木の楽しい夜は続きます。