3月のある休日、友人たちと池袋の『富士喜商店』で過ごす楽しい午後の続き。
メンバーは、すみれさん、茶目子さん、そして私。
ここではこの冷蔵庫から自分で日本酒を選んで自由に飲む、フリーフロー。
一合徳利が二本あるので、毎回酒を二種類選んでテーブルに持ち帰っている。
三種類目の酒はreinaさんに敬意を表し、栃木県小山市の小林酒造が醸す、鳳凰美田 純米吟醸酒 無濾過本生。
使用米は、麹米が山田錦、掛米が五百万石、精米歩合は55%。
鳳凰美田も好きな酒で、置かれていると必ず飲んでいる。
四種類目の酒は、新潟県佐渡市の北雪酒造が醸す、北雪 純米吟醸。
使用米は、新潟県産五百万石、精米歩合は55%。
若い頃は北雪をよく飲んでいたが、今日飲むのは本当に久し振り。
日本酒のフリーフローでは、料理は一人二品頼むのがルール。
このあとにディナーのお店を予約しているので、軽いおつまみを注文。
でも、悪酔いしないように油分・脂肪分が多いものを選択。
カマンベールチーズ。
ポテトフライ。
川海老の唐揚げ。
この海老は川海老ではなく、普通の海老だ。
エイヒレの炙り。
久し振りに食べるエイヒレが美味い。
そして私は食べ放題の根菜類と鶏肉の煮物をお代わりして三杯目。
飲み放題のお酒以外に、こんな隠し酒もある。
今日の隠し酒が何なのか楽しみ。
隠し酒は、三重県名張市の木屋正酒造が醸す、而今 純米吟醸 生酒の米違いが二種類。
左は、而今 純米吟醸 酒未来 生。
使用米は山形県産酒未来、精米歩合は50%。
酒未来は、十四代で有名な山形県の高木酒造が開発した酒造好適米。
右は、而今 純米吟醸 三重山田錦 生。
使用米は三重県産山田錦、精米歩合は50%。
またまた冷蔵庫に戻り、酒を選ぶ。
七種類目の酒は、群馬県利根郡川場村の永井酒造が醸す、水芭蕉純米吟醸。
使用米は山田錦、精米歩合は60%。
八種類目の酒は、珍しい宮崎県の酒。
宮崎県延岡市の千徳酒造が醸す、千徳 純米酒。
千徳酒造は宮崎県で唯一の日本酒専用の蔵。
使用米は山田錦、はなかぐら、精米歩合は60%。
山田錦は高千穂産、はなかぐらは宮崎県の酒造好適米。
九種類目の酒は、八種類目に宮崎県産を飲んだので、鹿児島県産を選んだ。
鹿児島県日置市の西酒造が醸す、天賦 純米吟醸。
西酒造は焼酎の富乃宝山で有名な酒蔵。
使用米は山田錦、精米歩合は50%。
この酒も好きで良く飲んでいる。
十種類目の酒は、山形県鶴岡市の冨士酒造が醸す、栄光冨士 純米吟醸 無濾過生原酒 しぼりたて 仙龍。
栄光冨士の酒は名前が長い。
使用米は山形県産美山錦、精米歩合は60%、使用酵母は山形酵母。
日本酒度が-7の芳醇な酒だ。
十一種類目の酒は、福岡県三井郡大刀洗町のみいの寿が醸す、三井の寿 純米吟醸 麗吟。
三井の寿はスラムダンクで有名な酒。
使用米は福岡県の酒造好適米、夢一献、精米歩合は55%。
そして最後の酒、十二種類目の酒は、群馬県利根郡川場村の永井酒造が醸す、谷川岳 春酒 純米吟醸。
永井酒造の酒は水芭蕉に続いて二種類目。
使用米は五百万石他、精米歩合は60%。
〆の時間となったので、しじみ汁を飲むことにする。
今度はすみれさんが取り分けてくれる。
飲んだあとにはしじみ汁が美味い。
身を食べるか食べないか話しになったが、全員食べる派だった。
料理は一人二品がルールだが、まだ四品しか頼んでいない。
そこでアイスクリームを二つ注文し、すみれさんと茶目子さんに食べていただく。
友人達と過ごす、池袋の楽しい夜は続きます。
すみれさんの記事はこちら。
茶目子さんの記事はこちら。