「ドクター・スリープ」をみて アルコール依存症と、「子どもを喰らう世界」 | すずきともこの安心感を育て人生を楽しむブログ

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大人も、かつては 子どもだった。
世界の謎は、子ども時代にある!そのヒミツを描いていきます~♡

こんにちは。

 

「ドクター・スリープ」を観ました。

 

公式サイト

http://wwws.warnerbros.co.jp/doctor-sleep/index.html

 

よかったです。

なんと、アルコール依存症の話でもあるのだ。

 

 

 

 

黄色い花傑作ホラー映画「シャイニング」の40年後。

 

40年前、ダニーは幼かった子どもの頃に、

霊たちがいる、雪で閉ざされた大きなホテルで

殺されそうになった。

 

なんとか生き延びたが、

トラウマに苦しみ、アルコール依存症となる。

 

しかし、今はアルコールを断ち、

アルコール依存症の自助グループに通いながら、

地道に働いて、静かに生きていた。

 

一方、町では、子ども連続行方不明事件が起きる。

 

テレパシーが使えるダニーは、

同じくテレパシーが使える少女、アブラと出会う。

 

アブラはテレパシー能力で子どもをさらう犯罪者を見つける。

その犯罪を止めようとするアブラ。

アブラは犯罪者から狙われる。

 

ダニーはアブラを守ろうとする。

守れるのか?

アブラは犯罪を止められるのか?

 

 

 

星前作の「シャイニング」もそうだったけど、

ホラー映画は心理的な描写があったりして、

「おおっ」と思うことがある。

 

「ドクター・スリープ」もそうだった。

まさか、アルコール依存症の自助グループが出てくるとは!!えっ

 

 

星ダニーは子どもの頃に殺されかけた、

こわい思いをしているのだけど、それだけではない。

 

テレパシー能力があって、そういう意味でも孤独だったと思う。

マイノリティだから。

 

テレパシーを使える人とは、めったに出会えない。

親にも頼れない。

 

 

星むしろ、親を不安にさせてしまう。

不思議なことを言ったりやったりしてしまうから。

不安にさせないためには隠すことになってしまうし、

隠せば相談できず、ますます孤立する。

 

アルコール依存症は孤立の病でもある。

 

 

星孤立と言えば、ダニーの父親も孤立しておかしくなっていった。

父親がぼやく場面が出てきて、胸が痛んだ。

 

「男性への抑圧(いっぱい稼いで妻子を食べさせるのが男の役目。できなかったら男じゃない)」のことを、父親は憤慨して話していた。

 

さりげないシーンだから見逃しそうだけど、

この映画のクライマックスだと私は思う。

(超能力対決のシーンよりも。)

 

父子の対峙。

そして、父親は笑顔で、ダニーにお酒を勧める。

「飲めよ。」

 

抑圧に苦しむ男性は(女性もだけど)、

アルコールで酔って気をまぎらわせることで

その場を生き延びたりする。しょぼん

 

でも、飲んでも一時しのぎであり、何も解決しない。

父親は(おそらく)その仕組みを学ぶ機会がなかったが、

息子のダニーはそのことを学べた。キラキラ

 

これが40年の月日ということだ。

そこには希望があると思った。

 

混乱し傷ついた世界は、

それでも傷ついた体験から知恵を得て、

少しずつ回復に向かおうとしている。グッド!

 

この映画はそのことを描いていると思った。

(意図されてないかもしれないけど)

 

 

星子どもが殺されるシーンはこわかった。

ほんとにひどいです。

 

この映画は架空の話だけど、実際の世界でも、

子どもは大人のエジキになっていることがある。

 

子どもを喰う世界 子どもを喰う世界
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児童労働や内臓奪取、性的搾取、etc.

この本、こわいです。(全部実話)

 

映画はホラーのフィクションだし、全く同じことはないかもしれない。

でも、同じ構造(大人が自分の利益のために子どもに危害を加える)は現実にある。

 

 

星「シャイニング」で悲惨な死に方をした人が

再登場してくれて、とても嬉しかった。ニコニコ

優しい、いい人だ。

 

 

星アブラがためらいながら、親に真実を告げる場面に胸を打たれた。

 

 

星ダニーを助ける人がいて、ダニーもアブラを助ける。

この循環は、胸があたたまった。ラブラブ

こういうことがあるといいなと思う。

 

 

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