こんにちは。
「家族を想うとき」を観ました。
公式サイト… https://longride.jp/kazoku/
うわあああああ。
と思う映画でした。
夫婦と子ども2人の4人家族のお話。
父は転職して、フランチャイズの宅配ドライバーを始めた。
家族のためにがんばって働く。
母は介護福祉士で、いろいろな家を回って
高齢者や障害のある人のケアをしている。
夫婦共働きで長時間、まじめに仕事をしているけど、
生活は楽ではない。借金もある。
留守番の子どもはさびしい。
上の子は高校生で、非行に走る。
下の子は小学生、不安定になる。
どうするのか?
父はフランチャイズの自営業者。
しかし、トラックは借金で買ったし、
高額な仕事道具はレンタル。
配達の仕事は時間が厳しく量が多く、休めない。
ほんの少しの狂いが大きく響いていく。
仕組みが厳しすぎるのだ。
働く人のせいではない。
母は優しく誠実なので、クライアントのためを思い、
時間外労働もしてしまう。しかし、そこは収入がゼロだ。
交渉してもダメだった。
時間外労働にも時給をつけてほしいし、
そもそも時給も、もっと高額ならいいのに…。
誠実に仕事をすればするほど、苦しくなる仕組み。
お金が苦しいと、不安で家の中がギスギスする。
父も母も長時間労働でクタクタで笑顔が出ない。
いい人なのに、愛し合ってるのに、
余裕がなくてケンカになる。
反抗できる元気な長男はまだいいけど、
元気がない妹の姿に胸が痛んだ。
父はとてもいい人だが、怒るとすぐ暴力に走る。
そこはちょっとなー。あるあるだけど、見ていてつらい。
「男性の抑圧(力で相手を支配する)」を感じていやだった。
奥さんにはしないけど。奥さんは穏やかだけど強い。
姉さん女房な雰囲気。
ふだんは穏やかな母が、あまりの社会の理不尽に
怒ったときは、キッパリとしていてカッコよかった!!
「いいぞ、いいぞ!」と思って見ていたのに、
そのすぐ後に怒った自分を責める母。…。
「女性への抑圧(いつも優しく人の世話をするべき、怒るべきではない)」を感じて、見ていて苦しくなった。
この、女性や男性への抑圧も、
世の中や、家族の危機を招いていると思う。
柔軟に自由に考えられなくなるからだ。
働く人を大切にしない仕組みがある。
それでいいのか?と問いかける作品だった。
真面目に働く人たちが、家庭が崩壊しかかっていく。
どうしてこうなるのか?
「自己責任」とはとても言えない、
社会の不当な仕組みがあることを、
目に見えるように差し出された。
あえてスッキリしない描き方から、
怒りと悲しみが伝わってくる。
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