イネ科の草本も沢山花期を迎えますがぁ~
今回の4回目の土手の花はこの花です。
この花を見て、「あ、これはヤバい~」と言う人も多いのでは無いでしょうか。何がヤバいかと言いますと、この穂の先に着く小さな密集した花を見るだけで「クシャミ」が出そうになると言う人。
私は幸いにこの花の花粉に対してアレルギ-は無いので、この地にいても全く大丈夫ですが、アレルギ-のある方には最悪の草本です。
「ハルガヤ」。イネ科ハルガヤ属の多年草の花。
< Anthoxanthum odoratum >
聞いた事はあっても実際の花を知らない人は多くおられると思います。しかし自分の持つアレルギ-の原因(アレルゲン)花粉である草本は、開花期すなわち花粉飛散期と、実際の草本の姿を覚えておくと良いのでは無いでしょうか。
この草本は多年草(宿根草)なので、夏以降に草本上部を刈り取っても、明くる早春に地上部が芽生え、年を増す毎に株は大きくなり、イネ科独特の根を回りに張り巡らせ、株を起こすのも大変となります。
駆除するには株の小さいうちに根ごと起こし切らないと意味がありません。
しかし実はこの草本は、栽培価値は殆ど無いにしても、この草本の乾燥させた物(ドライフラワ-)は良い香りがするのです。その原因は含有する有機酸(ベンゼン酸=安息香酸)や、クマリン配糖体等が含まれるからです。
小型のイネ科草本でよく増える事もあって、庭の芝代わりにする事も可能です。花が咲き終わると、米粒の3分の1位の種子が実り、自然に播種されます。小型の鳥類の良き餌にもなり、夏~秋には鳥がこの種子を食べに来ます。
まだまだ土手にはこの時期、多くの草本の花期を向かえます。また色々とUPしてみたいと思います。植物は新型コロナウイルスは関係ないから良いね~~(笑)。
りんごいちご
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