MEN‘S EX 6月号 連載
GW後はクールビズが始まってスーツにタイドアップしなくてもいい会社も多いようなので、軽く着られるジャケットやシャツの需要は年々高まっているように感じます。
私は逆にネクタイができなくなるほど暑くなる前にタイドアップしておきたいので、最近はタイドアップが多いです。
なので、”GW明けすぐのクールビズは早すぎるけど、真夏のクールビズは賛成” というのが正直なところです。
本誌の特集ページを是非ご覧ください。
実はこの太めのカーゴ、突然出て来た流れではなく、80年代にBEAMSのスタッフや渋谷あたりの洋服屋の人達の間で大流行していたアイテムでもあります。
当時はアメカジ系のスタイリングにも放出品のカーゴパンツが取り入れられていた時代なので、ファッション感度の高い人たちにとってカーゴパンツだけでなく、ミリタリーウェアをコーディネートに取り入れるのは自然な流れでした。
ミックステイストのスタイルは手持ちのアイテムと合わせることがポイントなので、太めのカーゴパンツを持っていればコーディネートの幅が広がると思います。
そして、来年の春夏も継続するのは間違いないでしょう。
ご興味のある方は是非太めのカーゴパンツにトライしてみてください。
オーダースーツ
そして、”ゴージラインがカーブしている” のも重要なポイント。
随分前にオーダーしましたが、まだ上がってきていません。(苦笑)
BEAMS 新潟
阿佐ヶ谷のイタリアン
http://www.lupi32.com/
大阪出張
これは絶対にやりたいとか売りたいというものは却下しないのが私のポリシー。
出張でこんなに昼飯しっかり食べるのも久しぶりです。
長崎出張
そんなことが許された大らかな90年代でした。
昭和の雰囲気漂う鶏料理専門店は、新潟にある有名店”関取”みたいです。
普段あまり揚げ物は食べないのですが、ここのから揚げは美味しい。
あまり食べない酒のみたちが小腹が空いたと言うので〆を食べに別の店へ。
おにぎりと汁もののシンプルな組み合わせがたまりません。
福岡、宮崎、熊本はプライベートで行っているので、次は長崎、鹿児島かなと思っています。
MEN'S EX 連載 5月号
MEN'S EX 5月号
5月号の特集は ”人生が変わるスーツ” ということで、スーツネタ満載です。
巻頭の特集ページは 「あなたにとって、スーツとは」 という題で、著名人の方々がご自身のスーツ感を語っています。
お一人目は中井貴一さん、お二人目は西島秀俊さん、お三人目はファミリーマートの代表取締役 澤田貴司さん、
そして4人目はなぜか私・・・
ビッグネームの方々と並びで掲載していただき本当に恐縮しています。
お話をいただいた時は正直 「自分でいいの?」 という感じでしたが、今回はファッション業界代表ということで出させていただきました。
皆さんシンプルなコーディネートとお聞きしたので、私もシンプルにいこうと思ったらエディターさんからは色柄を使ったコーディネートでというリクエスト。
なので、こんなコーディネートになりました。
ファッション業界代表なのでお許しください。
私の連載 ”中村達也の買い足しノート”
今回のテーマは ”幅広ストライプのジャケット” です。
今シーズンのバイイングを行った昨年の6月のイタリア出張でも、多くのブランドがストライプのジャケットを展開していました。
ご覧のように、柄物のジャケットの中ではストライプが最も打ち出されていたのは明確です。
今シーズンはストライプ自体が柄のトレンドなので、シャツやパンツなど多くのアイテムでストライプが打ち出されています。
そのような流れの中で、ジャケットもストライプが注目されているというのが今の流れです。
ストライプのジャケットは、皆さんもご存じのとおり突然出て来た流れではなく、5年前くらいに英国調のレガッタストライプが出てきてから継続的に毎シーズン見られる柄です。
特に春夏は、ここ数年リゾートテイストやスポーティーなテイストが打ち出されていることもあり、毎シーズン少しづつアップデートしながらストライプ柄が打ち出されています。
今シーズンのストライプの特徴は幅広な柄が多いと言うこと。
幅広と言っても、ストライプ自体の幅が広いものもあれば幅のピッチが広いものもあり、それらを包括して幅広ストライプと言っています。
色に関しても多色づかいのものより2色から3色づかいのシンプルなストライプが多いのが特徴です。
ベーシックなストライプは夏の定番であるシアサッカーが多いのは言うまでもありません。
コーディネートは本誌で紹介しているように、ジャケット以外は無地のアイテムでコーディネートするのが基本です。
ストライプに使われている色を考えて、他のアイテムは何色を選ぶかが最も重要なポイントだと思います。
なので、難しい配色のストライプを選ばなければ手持ちのアイテム でコーディネートができるでしょう。
昨年6月のPITTIの会場で撮ったストライプジャケットのスナップがありますのでご覧ください。
ご覧のとおり、ストライプの色をひろったベーシックなアイテムを使ってシンプルにコーディネートするスタイルが基本になっています。
BEAMSのスタッフのコーディネートも少しお見せします。
ご覧のとおり、スタッフもジャケット以外は基本無地のコーディネートです。
タイドアップの時もネクタイは基本無地ですね。
シンプルすぎて物足りない場合は、上の画像のようにスカーフやネッカチーフなど、ポイントとなるアクセサリーに柄を取り入れるといいでしょう。
因みに、最近の私のストライプジャケットのコーディネートです。
Mityp
https://www.instagram.com/explore/tags/mityp/?hl=ja
2年前に購入したTHE GIGIのワイドストライプのジャケットです。
ブルーとホワイトのストライプなので、ニットもパンツもネイビーにしました。
首元がさみしかったので、ブルーのバンダナを結ばずにクルーネックにインしました。
無地が基本で色数もおさえたコーディネートです。
ストライプジャケットを既にお持ちの方は、今シーズンまたクローゼットから出して着てください。
お持ちでない方は是非ワードローブに加えてください。
そして、私も今シーズン1着新調しました。
ブルー系は2着持っているので今回はベージュ系。
https://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/jacket/24161154465/
コーディネートはこれから考えますが、ブラウンのパンツを合わせたいので、なにか新調しようと思っています。
あとは手持ちのアイテムで着まわせそう。
難しそうに見えて実は簡単。
それがストライプジャケットのいいところです。
お知らせです。
4月13日(土) 16:00からBEAMS 長崎店でトークショーを行います。
どなたでも入場できますので、お近くの方は是非お越しください。
ご来場待ちしております。
JOHN SMEDLEY 2枚買い
先日JOHN SMEDLEYの長袖のポロを2枚買いしました。
今回購入したのは長袖のBRADWELL。
https://www.beams.co.jp/item/beamsf/shirt/21120032337/
ジョンスメドレーの長袖のポロを購入したのは何年振りでしょうか。
おそらく20代後半頃にネイビーのウールを持っていたので25年ぶりくらいでしょうか・・・
今回購入したBRADWELLは近年のジョンスメドレーの定番である台襟のついたモデル。
台襟と言ってもニッティングで編み目を減らして編んでいくので、台襟と襟が一枚のワンピースカラ―が特徴です。
このニッティングで作られた台襟と襟の適度な堅さのおかげで綺麗なロールがでます。
イタリアのブランドなどもこのタイプのニットポロを展開していますが、私が着たことのあるニットポロの中ではBRADWELLが一番綺麗な襟のロールがでます。
今回はジャケットやスーツと合わせるために購入したので、襟のロールが綺麗にでると言うのが重要なポイントでした。
素材は言わずと知れたSEA ISLAND COTTONですね。
デリケートな素材ですが、ジョンスメドレーは洗濯機で洗えます。
ただし、ネットに入れないと他のものとからまってダメージを受けるので、ネットに入れて弱水流で洗うのが大前提です。
私は自己責任でネットに入れて普通の水流で洗っています。(笑)
このジョンスメドレーの洗い方に関してちょっとしたエピソードがあります。
私が初めてジョンスメドレーを着たのが高校生のころ。
きっかけは新潟でメンズショップを営んでいた叔父の店のクレーム品でした。
高校2年のころ、叔父の店に遊びに行っ時にネイビーとレッドのボーダーのとても上質なポロシャツをもらいました。
叔父が言うには、手洗いしかできないポロシャツをお客様が洗濯機で洗ってしまい、小さな穴があいてクレームで返品になってしまったとのこと。
事情が事情なのでメーカーに返品するわけにもいかず、「お前にやるから着なさい」と叔父からもらったのがAVON HOUSEネームのジョンスメドレーでした。
当時は洗濯ネット等ない時代ですから、いくら洗濯表示が洗濯機可でも他のものと一緒にぐるぐる回せばデリケートなシーアイランドコットンのポロシャツに穴が開くのはあたりまえで、完全に叔父の説明不足ですね。
かくして、私は高校二年で当時の新潟の高校生では誰ももっていなかったジョンスメドレーのポロシャツを着ることになりました。
このエピソードを数年前に元AVON HOUSEの企画担当で今はSHIPSの顧問の鈴木晴生さんに話したところ、そのジョンスメドレーのポロシャツは鈴木さんがボーダーの色出しをしたということで、二人でかなり盛り上がりました。(笑)
鈴木さんと私の叔父はもともと面識があったので、業界の大先輩ですが昔話になると盛り上がります。
ファッション業界は狭いですね。
いまBEAMSがオリジナルのインポート生地を一番オーダーしている生地屋さんは、私の祖父が新潟で羅紗屋(テーラー向けの生地の切り売り屋)を営んでいた頃のメインの仕入れ先。
BEAMSのオリジナルのスーツのモデリストの柴山さんは、叔父のメンズショップがメインに扱っていたAVON HOUSEの取締役だった方。
同郷の某ファッション誌の編集長の祖父の靴は私の祖父がオーダーで作っていた等など、この業界に30年以上もいると色々な繫がりがあるものです。
なので、50代中になってこの業界で何とかやっていけてるのも、ご先祖様の縁もあってのことと日々感謝しながら仕事をしています。
”長袖のポロシャツなんてオヤジ臭い” と思われる方も多いかもしれませんが、私にとっては長袖じゃなければいけなかったのです。
秋冬のジャケットやスーツにタートルネックを合わせるリラックス感のある着こなしに替わるのは、今の時期はクルーネックのニットかこのような長袖のレトロポロを合わせるしかないと言うのが私のイメージです。
このBRADWELL、あえてデメリットを言えば着丈が若干長めなこと。
ただ私にとっては、この若干長めの着丈と言うのがデメリットではなく購入のポイントでした。
理由はベルトレスのパンツに裾をインして着るから。
先日上がってきたSTILE LATINOのソラーロや以前オーダーで仕立てたデニムのスーツなど、ベルトレスのパンツのスーツを何着も持っているので、それらに合わせて着ようと思っています。
こんな感じでしょうか。
今の時期にこのスタイルをするには半袖では寒いので長袖が必須なんです。
秋口も着れるので購入するには今が一番いいタイミング。
ちなみに、これも気になっています。
https://www.beams.co.jp/item/beams/shirt/11120045462/
2色くらい購入しようかなと思っています。
ラコステの長袖ポロも20数年ぶり。
いろいろな意味で長袖ポロが気になるこの頃です。
こんなクラッチも購入しました。
https://www.beams.co.jp/item/beamsf/bag/21620164793/
英国製でブライドルレザーなのに軽い。
デザインがちょっとフランスっぽいのもお気に入りです。
さよならABARTH
先週3年半乗ったABARTH 595 TURISMOを手放しました。
まさにサソリの毒にやられると言う表現にふさわしい刺激的なドライビングフィールは、今まで味わったことのないものでした。
走り屋でもカーマニアでもない私がマフラーを替えたりホイールを替えたりと、自分でも信じられないほど車好きにさせられる、アバルトはそんな魅力的な車でした。
私が初めてABARTHと出会ったのがいまから35年前。
いまBEAMSのオフィスのある原宿の神宮前ビルディングの場所にあったパレフランスの駐車場でアルバイトをしていた時、契約車として入庫していたのが赤い ”アウトビアンキ A112 ABARTH” でした。
当時からコンパクトカーが好きだった私にとって、小さなボディーに小排気量でありながらよく回るエンジンを載せ、存在感のあるサソリのマークの付いたこの車に魅せられました。
因みに、当時A112 ABARTHと同じくらい好きだったのが ”ルノー5 ターボ”
どちらも田舎から出て来た大学生の私にとっては高嶺の花であったのは言うまでもありません。
そして、時は流れ2009年にアバルトが復活。
ところが当時はグランデプントと500がありましたが、どちらもマニュアルしかなく断念。
さすがに40代中頃になっていた私にマニュアルのイタリア車を乗る根性はありませんでした。(苦笑)
その後595が発売されるとATモード付のミッションが搭載され、ALFAROMEOのMITOから乗り換えました。
若い頃憧れていたサソリのマーク。
50代のオッサンになってやっと手に入れた時は感慨深いものがありました。
アバルトは本当に刺激的で楽しい車なので、3年目の車検を通してまだまだ乗り続けるつもりでしたが、これから先の事を考えて次の車を色々考え始めた頃偶然良い車に巡りあってしまい、急遽乗り換えることになりました。
ミトの時もアバルトの時もそうでしたが、乗っている車に不満はないので候補にあげた車をゆっくり時間をかけて探そうと思うとすぐに見つかってしまうのです。
車探しは運がいいのかもしれません。
またアバルトに戻ることもあるかなと思いながら、その時は以前のプントぐらいの大きさのアバルトがあればいいなと思っています。
今の本国のFIATのバリエーションを見てもその可能性は低いですが・・・
ということで、アバルトはイタリア車を知り尽くした車屋さんに良い査定で買っていただき、同日新しい車がやってきました。
久しぶりのドイツ車。
飛ばし屋じゃないのでTTSでなくてもクアトロで充分。
でも見た目は大事なのでS LINEは必須でした。
アバルトとは真逆の優等生?
A3に乗っていたころから10数年。
ドイツ車の進化はすごいです。
先進のテクノロジー。
アナログ人間にとっては走ることより諸々の操作を覚える方が大変です。(苦笑)
車のレポートはまた後日。
BEAMSのオフィシャルサイトでCROCKETT&JONESの特集ページがアップされました。
是非ご覧ください。
STILE LATINO スミズーラ
パンツは2アウトプリーツのサイドアジャスター。
幅で0.5㎝ですが一周では1㎝大きくなり、連動して膝幅も太くなるので、パンツのラインは随分綺麗になります。
ヴィンチェンツォも賛同してくれたので間違いはないでしょう。
今年は暖かくなるのが早いので、このスーツもそろそろ着れそうです。