ELEMENTS OF STYLE -30ページ目

PITTI UOMO 95 初日

 
FacebookやInstagramをフォローしてくださってる方にはすでに新年のご挨拶をさせて頂いきましたが、ブログは今年初めての投稿なので、時期的には寒中お見舞いのタイミングですが、新年のご挨拶をさせていただきたいと思います。
 
 
皆さま明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。
 
 
新年早々フィレンツェに来ています。
 
 
今年はPITTI UOMOが8日スタートなので、帰省先の新潟から戻って1日だけ出社して7日から出張というバタバタのスケジュール。
 
 
という事で今日からPITTI UOMOが始まっています。
 
 
今回はPITTI UOMO初日のレポートです。
 
 
 
 
 
 
 
TAGLIATORE
 
 
今回のタリアトーレの打ち出しはブラックやチャコールグレーやダークネイビーというダークなカラーを使った打ち出しです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
特に印象的なのはブラックとレッドのコンビネーション。
 
 
これは今までのタリアトーレにはない色の打ち出しです。
 
 
綺麗なブルーの提案もありますが、全体的にはモノトーンをベースに色を挿すという打ち出しが強く感じられます。
 
 
画像でも分かりますが、ジレを使ったコーディネートがほとんど無く、タートルを使ったコーディネートが多いのも今回の打ち出しのようです。
 

タリアトーレ以外でもジレを使ったコーディネートがかなり少なくなっている印象です。
 
 
 
 
 
 
 
 
LARDINI
 
 
ラルディーニも白黒のモノトーンの打ち出しが目を引きました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
白黒のモノトーンの打ち出しが増える事はある程度予想していましたが、スーツもカジュアルもモノトーンの提案がタリアトーレ以上に多く明確な流れであると感じられます。
 
 
モノトーンとは対極的なキャメルは継続的な秋冬の定番色ですが、赤を差し色に使ったコーディネートが新しさを感じさせます。
 
 
タリアトーレも挿し色に赤を使っていますが、明るい色に関しては赤がキーカラーになるかもしれません。
 
 
これに関しては明日以降も注意深く見ていこうと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
DEPETRILLO
 
 
PITTI初出展のデペトリロもモノトーンのジャケットやスーツ、コートを打ち出していました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
モノトーンに対してキャメル系のカラーを打ち出しているのはラルディーニと同じ。
 
 
挿し色がないのはナポリの正統派ブランドらしいところです。
 
 
メインディスプレイのキャメルとホワイトのコーディネートはシンプルでありながらとても上品で個人的にも好きなコーディネートです。
 
 
個人的にはもう少し色の提案が合った方が良いなという印象です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
CILCOLO
 
 
PITTIの出展者の中でジャージジャケットの専業ブランドとしての確固たる地位を築いたとも言えるチルコロのブースは、初日からかなり賑わっていました。
 
 
チルコロも他のブランドと同様にモノトーンを打ち出していました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
モノトーン以外ではタータンチェックの打ち出しも目を引きました。
 
 
都会的なモノトーンの打ち出しと伝統的なタータンの打ち出しは他のブランドでも見られました。
 
 
目新しさはモノトーンですが、それにあまり偏らないようにクラシックな色柄とバランスを取って打ち出す提案が多いのも初日を見た印象です。
 
 
そして、チルコロもジレを使ったコーディネートは全くなく、タートルを使ったコーディネートばかり・・・
 

カジュアルなコーディネートに関しては、本当にジレを使ったコーディネートが少なくなったなという印象です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
初日はかなり効率良くブースをまわれたのでもっとレポートしたいのですが既に午前2時半・・・
 
 
そろそろ限界です。
 
 
今日はここまで。
 
 
おやすみなさい。
 
 
またレポートします。
 
 
 
 
 
 
 

2018年 最後の買い物。

 
昨日が仕事納めでした。
 
 
夕方からある大事な撮影があり、終わったのが20:00。
 
 
年末の挨拶をするスタッフたちの退社を見送りつつ、それから片付けなければならない仕事していたら結局終わったのが24:00近く。
 
 
オフィス全館で私が最終退出者でした。(苦笑)
 
 
プレスのYさん、Kさん、来年はこんなバタバタな年末に大事な撮影入れないでくださいね。(笑)
 
 
と言うことで、今日は家の大掃除の合間にブログ書いています。
 
 
今回は年内最終の買い物についてです。
 
 
今回も少し蘊蓄ありますのでお付き合いください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
SIVIGLIAのファイブポケット。
 
 
 
 
 
 
 
 
以前購入したスリムフィットのモデルではなく、CORE 2Dという股上が深く少し太めのシルエットのモデルです。
 
 
昨年コーデュロイで同じモデルを購入してかなり気に入ったので同じシルエットのデニムも欲しくなり購入しました。
 
 
股上の浅いスリムフィットのデニムは数本を残して断舎利してしまったので、今の流れにあったシルエットのデニムは私にとってなくてはならないモノでした。
 
 
ストレッチの混率は1パーセントなので、ノンストレッチのデニムの雰囲気を残しながら快適な穿き心地です。
 
 
ファイブポケットもパンツ同様にシルエットは太くなってきています。
 
 
BEAMSでもこの少し太めのモデルを好むお客様がかなり増えていて、同時に古着のLEVIS501や505やドメスティックのデニムブランドのストレートモデルを穿く方も増えてきているので、ファイブポケットも随分流れが変わったなという印象です。


パンツ同様にさすがにピタピタなシルエットを古く感じる人が増えてきているということですね。
 
 
そのような状況を考えても、このシビリアの適度な太さは脱スリムフィットには丁度いいシルエットだと思います。
 
 
ご興味のある方は是非ご試着してみてください。
 
 
因みに、裾の直しはチェーンステッチにしました。
 
 
 
 
イタリアブランドのデニムなのでこだわるポイントが違うかなとも思ったのですが、直し代もそれほど高くないのでチェーンステッチにしました。
 

洗っていくと独特のアタリが出るのでプラス数百円の投資は無駄ではないですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
DRAKE'Sのグレンプレイドのタイ。
 
 
 
 
 
 
 
 
もともとグレンプレイドのネクタイは大好きなので何本も持っているのですが、ここまで大柄なグレンプレイドは初めて。
 
 
ネイビーのストライプやウインドウペンのスーツに大柄のグレンプレイドのネクタイを合わせたかったので、今シーズンどうしても欲しかった一本です。
 
 
最初はネイビー×ホワイトのグレンプレイドと思っていたのですが、よく見るとグリーン×ホワイトなんです。
 
 
グリーンと言ってもブルーを混ぜたようなグリーンなのでネイビーにかなり近く見えるのですが、それが唯一迷ったポイント。
 
 
今シーズン展開しているグレンプレイドのタイの中で、これが一番いいという確信が持てるまで何度も店舗でコーディネートして、やっとこの時期になって購入に至ったというわけです。
 
 
合わせるスーツはこのあたりですね。
 
 
image
 
 
 
 
幅広のストライプとウィンドウペンのスーツに大柄のグレンプレイのネクタイは、自分的には80年代のアメリカンブリティッシュのイメージなんです。
 
 
いまのスーツは世界的に見てもイタリアのテーラーリングが主流なのは間違いないのですが、そこに英国や米国的なエッセンスを取り入れるのが今の流れで、私自身もそのようなスタイルをコーディネートに取り入れることが大事だと感じています。
 
 
なので、このグレンプレイドのタイは1月のイタリア出張にも持って行こうと思っています。
 
 
こういう ”英国由来米国調?” のようまネクタイは結構イタリア人のウェルドレッサー達に ”ELEGANTE” と褒められるものなんです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
BEAMS F オリジナル ロンドンストライプ ワイド
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最近はずっとワイド以外の襟のシャツを購入していて、ひととおりバリエーションも揃ったので、オーソドックスなロンドンストライプのワイドが欲しくなり、ストライプの幅と色のトーンがイメージどおりのこのシャツを購入しました。
 
 
持っているベーシックなストライプのシャツは細めのキャンディーストライプのシャツが多いので、もう少しストライプの存在感があるロンドンストライプがバリエーションとして必要だと感じていました。
 
 
ストライプの色も濃いネイビーを探していたのですがインポートブランドには無く、オリジナルで別注したこのストライプがイメージどおり。
 
 
オリジナルのシャツはインポートより値段が安く、クオリティーもインポートを凌ぐ出来栄えなので、最近はオリジナルのシャツを購入することがふえました。
 

特にネクタイの収まりの良さと持ち上がるネックポイントは、以前このブログで紹介したとおりかなりこだわって作っています。
 
 
更にお伝えしたいポイントがスプリットヨーク。
 
 
 
 

 
肩の傾斜に沿ってよりフィットさせるためにヨークの中心を二つに割って生地の地の目を肩傾斜に合わせる仕立てです。
 
 
強度の問題や,もともとはオーダーの仕立て屋さんが左右の肩傾斜の違いを補正するために行った仕様と言われていますが、現在は肩のラインに対して柄が綺麗に沿うので見た目の効果の方が大きいと言われています。
 
 
BEAMS Fのオリジナルの場合は単純にスプリットヨークにするだけでなく、上の画像のようにストライプが肩線から袖に一直線につながるように極力柄がずれないように縫製しています。
 
 
これは柄物のシャツは場合とても見た目が良くなるので重要なポイントです。
 
 
インポートのシャツは高級なブランドでもスプリットヨークにしていない(できない?)ケースが多いので、お持ちのシャツと比較してみてください。
 
 
因みに、BEAMS Fのオリジナルも生地によってはスプリットヨークにしない方が良い場合もありますので、一枚のヨークのものも存在します。
 
 
シャツの仕立てに関してはもっと色々なポイントがあるので、また別の機会にお知らせしたいと思います。
 
 
ベーシックなネイビーのストライプシャツはコーディネートの幅が広いので本当に重宝します。
 
 
因みに、私はストライプのシャツにストライプのタイはほとんど合わせません。(若い頃は合わせていましたが・・・)
 
 
小紋や幾何学模様やペイズリーやチェックを合わせることが多いですね。
 
 
理由は、その方がシャツのストライプとネクタイの柄の組み合わせの妙みたいものが感じられるからなんです。
 
 
BEAMS Fのオリジナルシャツはインポートブランド好き方にも是非着ていただきたいシャツです。
 
 
試着だけでもいいので是非お試しになってみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これ以外にも欲しいものが色々あったのですが、店舗に買いに行く時間がなく、年内の買い物はここまで。
 
 
来月7日からの出張に持って行くものはまだ決めていないのですが、基本着慣れたものを持って行かないとコーディネートがうまくいかないので、どうしても今買わなくてはいけないもの以外は慌てて買うこともないかなと思っています。
 
 
ただ、セールになるものはあっという間に無くなってしまうので、それは押さえないといけないですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
12月もあっという間でした。
 
 
年末年始はいつものように一人暮らしの父親がいる新潟に帰省します。
 
 
今年は年末に寒波が来るみたいなので相当寒そうです。
 
 
寒いの苦手なんです・・・
 
 
イタリア出張に持って行く服考える前に寒い新潟でなにを着るか考える方が先ですね。
 
 
あまり外に出ないのでなんでもいいようですが、なんでもいい訳もなく。
 
 
それが洋服屋なんです。(苦笑)
 
 
 
 
 

 

パンツ 3本

 
風邪で出なくなってしまった声もなんとか人が聞いてわかるくらいになり、腰の調子もやっと靴ひもが結べるようになりました。(苦笑)
 
 
年末年始は寒い新潟に帰省して、年明け7日から出張なので年内に体調を整えないといけません。
 
 
今年の風邪は喉にくるみたいなので、皆さんもお気をつけください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
年末でバタバタしていますが、今週パンツを3本購入しました。
 
 
いろいろ薀蓄も書きましたのでお付き合いください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一本目はPT01 GENTLEMAN FIT 2プリーツデニム
 
 
 
 
 
 
 
 
昨年オーダーで作ったデニムスラックスが色落ちして色が薄くなってきたので、濃い色のデニムスラックスを一本追加しました。
 
 
濃い色のコットンパンツはどうしても色落ちしてしまうので、濃い色のまま穿きたいと思うとどうしても定期的に買い足していくしかありません。
 
 
シルエットは個人的にPT01で一番気に入っているGENTLEMAN FITです。
 
 
少し前に紹介したベージュのコットンと同じシルエットですが、サイドアジャスターがボタンではなくメタルのバックルのタイプです。
 
 
ベージュのコットンと同じボタンのアジャスター仕様でも良かったのですが、デニムという素材を考えるとメタルのバックルの方が生地の雰囲気により合うので別注でこの仕様にしました。
 
 
誰も気が付かないようなことですが、こういう小さなディティールにこだわるのがBEAMS魂なんです。
 
 
ジャケットにデニムのファイブポケットが似合わない私にとって、デニムのスラックスはマストアイテムです。
 
 
在庫がかなり少なくなってきましたが、ベルトレスが嫌いでない方には是非おすすめしたい一本です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あと2本はオーダーで作りました。
 
 
ずっと欲しかったブラックウオッチのパンツ。
 
 
今回は2本ともBRILLAのスーツの組下で使われている2アウトプリーツのサイドアジャスターでオーダーしました。
 
 
 
 
 
 
 
 
濃い色のブラックウオッチを探していたのですが、なかなか見つからず、旧知の国産の生地屋さんのストックにやっと理想に近いものを見つけました。
 
 
もともと私がバイヤー駆け出しの頃にオリジナルスーツやパンツの生地をお願いしていた生地屋さんですが、以前と変わらずクオリティーの高い生地を作っています。
 
 
最近感じることは、コットンだけでなくウールの素材もイタリアの生地よりクオリティーが高い日本製の生地が見つかります。
 
 
特にサキソニーやフランネルのような定番生地は、中級クラスのイタリアの生地よりもクオリティーが高い生地が結構あるものです。
 
 
この生地も経糸も緯糸も双糸でしっかり織られているので、まるで英国生地のようです。
 
 
双糸で打ち込みのいい生地は型崩れも少なくクリースも抜けないので、私にとっては理想的な生地です。
 
 
コーディネートのイメージはこんな感じです。
 
 
 
 
今シーズンのカタログにもあったブレザーとのコーディネート。
 
 
こんな感じで少しフレンチトラッドっぽくコーディネートするのが気分です。
 
 
若い頃はこれにホワイトバックスをよく合わせていましたが、オッサンになった今はさずがに難しいですね。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もう一本はダークブランのフランネル。
 
 
 
 
 
 
 

生地は私が監修しているCANONICOのバンチから選びました。
 
 
 
 
 
 
今シーズンここまで濃いブラウンは既成でオーダーしていなかったので、ベージュ系のジャケットに合わせたくてオーダーで作ることにしました。
 
 
ブラウンのウールパンツはグレー系と比べるとあまり人気がないので、既製で色々オーダーするのは難しいんです。
 
 
もう少し売れてくれると色々なカラーのウールパンツをオーダーできるのですが・・・(苦笑)
 

この生地はCANONICOがずっと定番でやっていて同じクオリティーの生地のスーツを何着か持っているので、仕立て映えも含めて仕上がりが想像できるのも良いところです。
 
 
自分自身ここまで濃いブラウンのウールパンツを穿くのは初めてなので、ベージュのジャケット以外にも合わせられないかこれから色々試してみたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回のオーダーは既製の44と同じサイズでオーダーしました。
 
 
指定したのは股下と裾幅だけ。
 
 
因みに、裾幅は17.5cm。
 
 
以前よりも0.5㎝太くしました。
 
 
理由は細すぎる裾幅に違和感を感じてきたという事もありますが、17㎝だとふくらはぎに当たって生地がホーズに引っかかりシルエットが綺麗に出ないという事も理由です。
 
 
私のようにO脚でふくらはぎが張っていると、裾幅と膝幅が細いとどうしてもホーズに引っかかるってしまうのです。
 
 
そもそも統計的に日本人はO脚でふくらはぎが太い人が多く、欧米人はX脚でふくらはぎが細い人が多いので、欧米人と同じようにスリムなパンツを綺麗に穿くのは難しい部分もあるのです。
 
 
なので、昨今の流れとホーズに引っかかる問題を解消するという両面を考えて、今シーズンは裾幅を0.5㎝太くすることにしました。
 
 
過去に購入したパンツもふくらはぎに引っかかるものはお直しで裾幅を17.5㎝にしました。
 

幅で0.5㎝ですが一周だと1㎝大きくなるので、ホーズに引っかかるという問題にはかなり効果があります。
 
 
裾幅に関してはお問い合わせも多いですが、数値で決めるのではなく、パンツのシルエットが綺麗に見えることを考えて決めた方が良いと思います。


流れは少しづつ太くなっていく傾向ですが、一般的には17㎝か17.5㎝にされる方が多いと言うのが実情です。
 
 
私のようにホーズが引っかかるのが気になったり、裾幅が細いと感じる方は今までよりも0.5㎝程度太くしてみてはいかがでしょうか。
 
 
 
 
 
 


 

 
パンツは今回の3本で今まで持っているものを含めてかなりバリエーションが揃ったので、今シーズンはこれで打ち止めかなと思っています。
 
 
レギュラーフィットのカジュアルなノープリーツを除けばパンツは全てプリーツパンツに変わりました。
 

自分はワイドパンツは穿きませんが、それでも細いパンツは穿けなくなってしまいました。
 
 
モード系でまたスリムなパンツが少し出てきているので、何年後かには再びスリムなノープリーツの時代が来るかもしれません。
 
 
スリムなノープリーツのトレンドも元々はモードのトレンドから来た流れなので、クラシックとモードは全く無関係とは言えないのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
パンツがひと通り揃ってジャケットとのコーディネートは整ったのですが、それに合わせる靴が少し足りない感じ・・・
 

 
このあたりがあるといいんですね。
 
 
理由は懐かしのフレンチトラッド。
 
 
それはまた別の機会に。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
MEN'S EX ONLINE 連載動画 ”スーツの胸元基本のき” 更新しました。
 
 
 
 
今回はスーツとネクタイの素材のマッチングについてです。
 
 
是非ご覧ください。
 
 
 

MEN'S EX 連載 1月号

 

先々週から先週まで続いた社内行事とプレコレクションが重なって9連勤の疲れが出たのか、久しぶりに風邪をひいてしまいひどい咳で声が出なくなる始末。 おまけにひどい腰痛で今週は週頭から最悪の体調です。

 

 

今週仕事も少し落ち着いて忘年会の予定もほとんど入っていないので少し体調を整えたいと思います。

 

 

高田も声が出ないので二人でおかしなことになっていますが、高田は酒の飲み過ぎとカラオケ唄いすぎが原因のようです。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MEN'S EX 1月号

 


 

 

今回の特集は平成の名靴、名小物。

 

 

誌面で色々な靴や小物が紹介されていますが、自分が買ったモノの中で個人的に名品と思うのがこのFAROの財布。

https://www.beams.co.jp/item/beamsf/wallet/21647121106/

 

 

 

 

長財布も小銭入れも、レザーのクオリティー、べた張りの薄づくりの技術、使い勝手の良いデザイン、どれをとって今まで使ったレザーグッズの中で群を抜いています。

 

 

これ以外にも出張時に使うトラベルウオレットを持っていますが、おそらく今使っているものを買い替える時もFAROにすると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の連載 ”中村達也の買い足しノート”

 

 

 

 

 

 

今回のテーマは ”タータンチェック柄のアイテム” です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年連載でも取り上げたタータンチェックのマフラー、今シーズンはタータンチェックが更に多くのアイテムに広がっています。

 

 

今シーズンのバイイングを行った1月のイタリア出張でも多くのサプラーヤーが様々なアイテムでタータンチェックを打ち出していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のとおりマフラーやスカーフは当然のこと、ジャケット、アウター、シャツ、ネクタイまで、様々なアイテムでタータンチェックが打ち出されていることを見ても、タータンチェックが今シーズンの流れであることは明確です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私も今シーズンタータンチェックをコーディネートに取り入れています。

 

 

 

 

昨年オーダーで作ったブラックウオッチのブレザー。

 

 

今シーズンも大活躍しています。

 

 

タイドアップ以外にもネイビーのタートルネックを合わせてよく着ています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春夏に個人的にオーダーしたGUYROVERのドレスゴードンのシャツも今シーズンかなり着ています。

 

 

 

 

上の画像のようにネイビーのニットタイと合わせることが多いです。

 

 

秋冬はカシミアやウールのネイビーソリッド タイを合わせてもいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これ以外にもこんなタータンチェックのアイテムを持っています。

 

 

 

 

ブラックウオッチのニットジャケットは休日に着ることが多いです。

 

 

マフラーはこれ以外にもかなりの枚数所有しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、今シーズン個人的に欲しいタータンチェックのアイテムがこのコート。

 

 

 

 

INVERTEREのブラックウオッチのダッフルコート。

https://www.beams.co.jp/item/beamsf/coat/21190264369/

 

 

これはオーダーした時からかなり刺さっていたのですが、値段が値段だけに今でも迷っています。

 

 

来年同じものをオーダーした場合、確実に値上がりしてしまうので懐に余裕があればすぐにでもいきたいところですが、年末は色々入用なもので・・・

 

 

もう少し悩むことにします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タータンチェックの流れの背景は、やはり昨今の英国調やクラシック回帰の流れと関連しています。

 

 

今の流れを考えれば、グレンプレイドやハウンドトゥースと同様に英国を象徴するタータンチェックが注目されるのは自然な流れです。

 

 

タータンチェックを取り入れるポイントは、ブラックウオッチやドレスゴードンのような抑えめの色の柄を選ぶとよいでしょう。

 

 

ジャケットやアウターやパンツが難しいと感じる方は、マフラーやネクタイやシャツで定番的なアイテムとコーディネートするとことをおすすめします。

 

 

因みに、私ブラックウオッチのパンツをオーダーしています。

 

 

タータンチェックのパンツを穿くのは20数年ぶり。


大学4年の時にBEAMSのアルバイトの採用面接の時もタータンチェックのパンツでした。


55才になっても基本トラッド小僧なので、好きなものは変わりません。

 

 

でも、アップデートは必要。

 

 

昔のままではコスプレになってしまいますから・・・・


 

 

 

 

 

 

 

 

 

タータンチェックは我々世代にとってはトラッドな定番柄、若い人たちにとっては制服のイメージでしょうか。

 

 

色々なイメージがあると思いますが、それも少し隅において、今シーズンはタータンチェックをコーディネートに取り入れていただきたいものです。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MEN'S EX ONLINE 動画連載 ”スーツの胸元基本のき” 第3弾 アップしました。

 

 

 

 

今回のテーマは無地シャツの旬な着こなしについてです。

 

 

是非ご覧ください。

https://www.mens-ex.jp/fashion/feature/181212_9803.html

 

 

 

 

2019 春夏 プレス内覧会

 
先週の水曜日から金曜日まで2019春夏のプレス内覧会が行われました。
 
 
半期に一度のプレス内覧会は次シーズンのラインナップをメディアの方々に見ていただく大切な会。
 
 
私も資料作りからディスプレイコーディネート、会場の設営まで深くかかわっているので、半期に一度の重要なイベントです。
 
 
今回はプレス内覧会の様子を少しお見せします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回のメインディスプレイはブラウンスーツ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
タイドアップからニットやプリントシャツのコーディネートまで、様々なブラウンスーツのコーディネートを提案しました。
 
 
 
 
ウールからコットン、リネンまで、来春夏はいつもよりブラウン系のスーツのバリエーションが増えています。
 
 
もちろん、ビジネスに着られるネイビーやグレーのスーツもちゃんとやっていますのでご心配なく。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
カジュアルなジャケットスタイルはストライプで。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ジャケットだけでなく、全体にストライプの流れが来ているので、色々なアイテムでストライプのバリエーションが増えています。
 
 
特に幅広のストライプが来春夏の流れです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、来春夏はボーダーもハズせません。
 
 
 
 
 
 
 
 
Tシャツ、ポロシャツ、ニットと、様々なアイテムで様々なボーダーを展開しています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
チェックは久々にマドラスチェック。
 
 
 
 
 
 
リアルなマドラスも久しぶりに展開しています。
 
 
タータンチェックも秋冬からの継続した流れです。
 
 
イタリアっぽいチェックよりもアメリカっぽいチェックが今の流れです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
久しぶりにカーゴパンツを展開します。
 
 
 
 
数年前に流行ったスリムカーゴではなく、リアルに近い少し太めのカーゴの流れが来ています。
 
 
ジャケットにカーゴにレザーシューズは、私が入社した80年代中頃の代表的なBEAMSスタイルです。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今年の春夏も多かったプリントシャツは更にバリエーションを増やして展開しています。
 
 
 
 
 
 
ボタニカル、ジオメトリック、アフリカン、ビンテージ調、ストライプと、様々なタイプのプリントがあります。
 
 
今やシャツブランドでプリントシャツを展開していないところはないと言っていいでしょう。
 
 
来年の春夏もプリントシャツの流れは継続しています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
無地のカラーシャツのバリエーションも増えています。
 
 
 
 
パステルからビビットなトーンまで、素材もコットンからリネンまで、様々なカラーシャツを展開します。
 
 
難しく考えずにジャケットやアウターのインナーにさらっと着てください。
 
 
夏場は一枚でもサマになるのでおすすめです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スプリングコートはチェックのバリエーションを増やしました。
 
 
 
 
イタリアブランドも英国ブランドもチェックのコートの提案が多かったので別注も含めて展開します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
春夏の定番のシアサッカーのバリエーションが多いです。
 
 
 
 
ストライプからチェック、無地まで、色もバリエーションが増えています。


シアサッカーを使ったアイテムのバリエーションが増えているのも来春夏の傾向です。


シアサッカーの流れはここ数年継続していますが、来春夏は特にその流れが強くなっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
レザーのジャケットやアウターの流れが来ていますが、特にスエードに注目しています。
 
 
 
 
 
 
 
 
人気の表革は引き続きラインナップしていますが、来春夏は久しぶりにスエードの流れが来ているのでバリエーションを増やして展開します。
 
 
春夏に軽いスエードジャケット、自分も久しぶりに着たい気分です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イタリアの展示会でも多く見られたイエローは、来春夏を象徴するカラ―です。
 
 
 
 
 
 
特にイエロー×ブルーのコンビネーションは色々なブランドから提案されていましたが、ネクタイが最も取り入れやすいかもしれません。
 
 
イエローの流れは本当に久しぶりです。
 
 
90年代に流行っているので20数年ぶりですね。
 
 
バブルの頃、黄色いネクタイはモテるネクタイと言われていました。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ここ数年続いている夏のブラウン系の流れは継続しています。
 
 
 
 
今年の春夏はテラコッタ系のトーンが多かったですが、来春夏はこんなミディアムトーンのタバコカラ-が増えています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回もコレを見ていただきながら来春夏の流れとBEAMSの提案をご紹介させていただきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回も喋りまくりました。


フルバージョンで話すと50分くらいになるので聞く方も大変です。
 
 
皆さんお忙しなか毎回真剣に聞いてくださるので私も身が引き締まる思いです。


10数年前に旧知の某エディターに編集会議用のネタが欲しいと言われ、手作りで1部だけ作ったのがこのトレンドノートの始まり。


今は製本されて見た目は立派なものになりましたが、少しでも編集の参考になればという想いは10数年前となにも変わっていません。
 
 
来年の秋冬のプレコレクションが始まっているので、私の中では既に来秋冬のトレンドノートづくりは始まっています。
 







 
 
 
 
 
 
ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
 
 
プレコレクションが始まっていることもあり、終日会場にいられなかったので直接お話しできなかった方も多くいらっしゃいました。
 
 
申し訳ございません。
 
 
他社様はBEAMSと違う提案もあると思いますので、総合的に判断していただければと思います。


そして、我々の提案に共感いただければお取り上げ頂けると嬉しいです。
 
 
来春夏もBEAMSをよろしくお願いいたします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





MEN'S EX ONLINE 連載動画 ”スーツの胸元基本き” 第二弾アップしました。

 
 
 
今回はストライプタイの合わせ方についてです。
 
 
是非ご覧ください。
 
 
 
 




 

BEAMS F 40周年

 

先週22日BEAMS F 40周年のパーティーが開かれました。



今の原宿店のカジュアル店舗の片隅に僅か2.5坪というスペースでオープンしたのが1978年。



私がまだ中学3年生の頃ですね。



その後、私が入社二年目の87年に同じ原宿のファームビル(20数坪)に移転。

 

 

さらに90年代に入ると現在の場所に(約50坪)に移転し、その後2階ができて現在のBEAMS Fのかたちになります。

 

 

私がファームビルに移ったBEAMS Fに異動したのが1988年。

 

 

その後ショップマネージャー、アシスタントバイヤー、バイヤーを経て現職のクリエイティブディレクターになったので、もう30年もBEAMS Fに関わっていることになります。



色々なことがありましたが、当時異動希望を出す人もほとんどいなかったBEAMS Fに自ら志願して異動し、30年後いまのポジションでいられるのも、本当にBEAMS Fと強い縁があったからなのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 



 

 

当日は多くのお客様にご来店いただき大盛況でした。

 

 

 

 

私がショップマネージャーだった頃から通い続けてくださっているお客様も数名いらっしゃり、懐かしい昔話で盛り上がりました。

 

 

本当に長い間ご贔屓いただきありがとうございます。

 



 

 

 

 

 

 

 

 

歴代のショップマネージャーが集まり皆様にご挨拶。

 

 

 

 

左端は初代店長の元ユナイテッドアローズの社長の岩城哲哉さん。

 

 

岩城さんに来ていただけるなんて本当に恐縮です。

 

 

お忙しい中ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の隣はBEAMS Fに異動した時にショップマネージャーだった登地勝志さん。
 

 

 

 

無類の高倉健と007マニアです。

 

 

登地さんは店長時代スーツのジャケットの下にモデルガンを入れたフォルスターをして仕事していました。(笑)

 

 

当時のBEAMSは今よりさらに濃いスタッフがたくさんいた時代です。

 

 

30年前と全くスタイルも変わらず、ブルーのタキシードを素敵に着こなしています。

 

 

今はスタイリストして江川卓さんのスタイリングなどを手掛けられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4代目生田目さんから10代目の青木マネージャー(現職)までは全員在籍しています。

 

 

 

 

それだけBEAMS Fの正統なスピリットが継承され続けているという事ですね。

 

 

因みに、10代目の青木マネージャーと私はギリギリ一緒に店舗で働いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2階には40年間のアーカイブを展示しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

主にイタリア製品をバイイングする以前の80年代から90年代のものを中心に展示しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その中から代表的なものをご紹介します。

 

BARLOWSのP&O パーカ

 

 

 

 

私がアルバイトとして働き始めた80年代中頃にM65と並んでBEAMSのスタッフのマストアイテムだった英国製のマウンテンパーカです。

 

 

当時ロンドンのセレクトショップ BROWNSのスタッフが着ていたのを見てBEAMSでもバイイングしたのが始まりだと聞いていますが、まるでスタッフの制服のように皆ジャケットやスーツの上にこのP&OやM65を着ていました。

 

 

私もBEAMSに入社して始めた購入したアウターだったので、思い出深い一着です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GLENMACのニット。

 

 

 

 

90年代中頃に私がバイイングしました。

 

 

当時はINVERALLANもBEAMS Fでバイイングしていて、代理店が一緒だったこともあり、この頃は毎シーズン何かしらバイイングしていました。

 

 

当時はイタリア製のニットはほとんどなく、英国製のニットが主力でした。

 

 

このクリケットセーター、今見てもいいですね。

 

 

この頃バイイングしていた私にとっては、今またその流れが来ているのも理解できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SHETLANDS OF SHETLANDのフェアアイル。

 

 

 
 
90年代に入ると本格的な英国ブームが起き、伝統的なアイテムが人気を集めました。
 
 
特に英国製のフェアアイルニットは、ウィンザー公が着ている画像がしばしばメディアに出たことで人気となります。


最初は本当の手編みのハンドニットでしたが、その後数年で編み手が少なくなりハンドフレームに変わりました。
 
 
色柄も自分で糸の色を選んで別注していたのでとても懐かしいです。
 
 
今シーズンまたフェアアイルが注目されていますが、それもこの頃のリバイバルと言えるでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
80年代から90年代に主力だった英国や米国やフランスのシャツブランド。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカのTROY(トロイ)やGITMAN(ギットマン)、IKE BEHAR、英国のSTEPHENS BROTHERS(スティーブン ブラザース)JERMYNSTREET SHIRTS MAKERS(ジャーミンストリート シャツメーカーズ)HAINES & BONNER(へインズ & ボナー)BOWRING ARUNDEL(ボーリングアランデル)ALEXANDER RADCLIF(アレキサンダー ラドクリフ)、フランスのLAGOMDA(ラゴンダ)など、どれもイタリアブランドを扱う前に私がバイイングしていた懐かしいブランドばかり。

 

 

タッタ―ソールのシャツやタータンチェックが多いですが、これも90年代に大流行して今また流れが来ているのがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

80年代前半頃のオリジナル ジャケット。

 

 

image

 

 

当時のオリジナルはWINDSOR & SIMPSON(ウインザー&シンプソン)というベタなネームでした。(笑)

 

 

私がアルバイトで働き始めた85年頃はギリギリこのネームが使われていました。


2ボタンの絞りのないボディーでセンターベンツが当時の定番。

 

 

生地は当時よく使っていたCALEDON(カレドン)というアイリッシュ ツイードです。


因みに、RING JACKET製です。

 

 

リングヂャケットさんとも本当に長いおつきあいです。

 




 

 

 

 

 

 

 

 

80年代後半のパリの OLD ENGLAND のヘリンボーン ジャケット。

 

 

 
 
OLD ENGLANDのバイイングを始めた頃のジャケットです。
 
 
低い2ボタンのセンターベンツ。


この頃はまだ英国調のトレンドが来ていなかったので、80年代のトレンドであった低いゴージ位置と低いボタン位置のこんなモデルのジャケットがパリの老舗でも主流でした。


その後、90年代に入るとOLD ENGLANDも3ボタンや6ボタンのダブルでシェイプの入ったサイドベントのモデルが主流となります。
 
 
このジャケットは英国のAUSTIN REED製。
 
 
因みに、当時のOLD ENGLANDは、レインコートはGRENFELL、ダッフルコートはINVERTERE、パンツはBERNARD ZINSと、一流どころが全て生産していました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
90年代前半から中くらいまでスタッフや顧客様の間で大流行したフランスのVEYRANDES(ベイランデス)
 

 

 

 

IVY型のディティールをカジュアルなアンコン仕立てにのせたこのジャケット。

 

 

当時ヨーロッパ最大の展示会だったフランスのSHEM(セム)でバイイングしたブランドでしたが、もともとアメリカ好きのスタッフが多かったのと、フレンチトラッドの流れもあって毎シーズン早期に完売する人気のジャケットでした。

 

 

因みに、10年くらい前にPITTI UOMOのJ.KEYDGEというブランド名に変わって出展していて、BEAMS PLUSが数シーズンバイイングしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

80年代や90年代はアメリカブランドのネクタイもバイイングしていました。

 

 

右の2本はGARRIC ANDERSON(ギャリック アンダーソン)、左はJOSEPH ABBOUD(ジョセフ アブード)

 

 

 
 
当時は既にJOHN COMFORTとDRAKE'S (初期はHILL&DRAKE)が2大主力ブランドでしたが、アメリカのブランドも結構バイイングしていました。
 
 
上記の2ブランド以外にもFERRELL REED(フェレル リード)RIVETS OF BOSTON(リベッツ オブ ボストン)などもあり、英国のネクタイブランドには無いアメリカ的な色柄のネクタイがバリエーションに華を添えていました。
 
 
昨今アメリカンビンテージのような色柄の流れがあるので、いま見ても新鮮です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DA FRIENDのドクターバッグ。

 

 

 

 

私がBEAMS Fに異動した頃、既に英国のダレスバッグ(ドクターバッグ)が定番でした。

 

 

PAPWORTH(パップワース)やDOLPHINE(ドルフィン)などの様々なブランドがありましたが、一番人気があったのが上の画像のDA FRIENDのドクターバッグ。

 

 

上部の開口部がラウンドしたボウトップが特徴で、90年代後半に柔らかいレザーを使ったイタリア製のブリーフが主流になるまでベストセラーのバッグでした。


今となっては大きくて重いバッグですが、当時のドレススタイルには欠かせないバッグでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CHURCH'SのFIARFIELDとRYDER。

 

 

 

 

POULSEN SKONEを扱うまでBEAMS Fで英国靴と言えばチャーチでした。


その中でも私が入社する以前から扱っていたFAIRFIELDとRYDERは最も定番のモデルと言えます。


左のフェアフィールドは当時最も人気のあった73番ラスト。


今は廃版のラストなので貴重ですね。

 

 

それにしてもT君の靴汚すぎですね・・・(苦笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GEORGE CLEVERLEYのローファーとサイドエラスティック。

 

 

 

 

90年代前半から扱いを始めたGEORGE CLEVERLEYの人気モデル。

 

 

左は今シーズン復活させたモデルで、右はビスポークでも人気だったUモカのサイドエラスティック。

 

 

この2モデルはいまでもスタッフの間で人気のあるモデルです。

 

 

 

 

 




 

 

 

宴も中盤にさしかかったところで社長の設楽からご来場いただいた皆様にご挨拶。

 

 

 

 

BEAMS Fを始めたエピソードや初代のマークのデザインについてのエピソードなど、当時を知らないお客様がほとんどだったので、皆さん興味深く耳を傾けていらっしゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後半は私と西口と高田のトークセッションもありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

40周年に絡めて人に歴史ありと言う事で、それぞれの昔の画像をお見せしながら当時のコーディネートについてお話しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に設楽社長を中心にパーティー参加スタッフ全員で記念撮影。

 

 

 

 

アメリカ東海岸のテイストからスタートし、フランス、英国、イタリアと様々なスタイルやテイストを提案してきましたが、40年間続けてこられたのも私達の提案に共感してくださる皆様のおかげだと思っています。

 

 

クラシックと言えども時代が変わればスタイルも変わっていくものですが、今後も軸はブラさず、古臭くならず、時代性のあるクラシックをテーマに皆様のご期待にそえるよう精進してまいります。

 

 

これからもBEAMS Fをよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MEN'S EX ONLINE × BEAMS 特別企画 動画 ”スーツの胸元基本のき” がスタートしました。

 

 

 

 

第一回目はソリッドタイの選び方と合わせ方についてです。

是非ご覧ください。

 

https://www.mens-ex.jp/fashion/feature/181128_9646.html

秋冬の買い物 2

 
来年の春夏の店舗向けの商品説明会や来秋冬のプレコレクション、再来週のプレス内覧会の準備と、このところ大事な仕事が重なり大忙しでブログもなかなか更新できません。
 
 
当然自分の買い物もなかなかできない状況ですが、何とか時間を見つけてちょこちょこ買い物しています。
 
 
今日は最近購入したパンツとシャツのお話です。
 
 
 
 



 
 
PT01のGENTLEMAN FITの2プリーツ サイドアジャスター
 
 
 
 
 
 
 
 

 
ゆとりのあるヒップラインから裾にかけてテーパードのかかった絶妙なシルエットが特徴のジェントルマンフィット。
 
 
PT01のモデルの中で個人的に一番好きなシルエットです。
 
 
ボタンのサイドアジャスターは英国のビスポークを連想させるディティールで、90年代の英国ブームを知る私にとってはとても懐かしいディティール。


昔のHACKETやCORDINGSのイメージです。
 
 
フロントのコインポケットにフラップが付いているのも我々世代にとっては懐かしいディティール。
 
 
因みに、このモデルはBEAMSのエクスクルーシブモデルです。


ブランドをスタートした当初からスリムなノープリーツのイメージが強かったPT01も、ここ数年ですっかりイメージが変わりました。

 
もともとイタリアっぽさがウリだったブランドが英国色の強いモデルを出すのはPT01だけでなく他のブランドも同じで、それだけクラシックの流れが強くなっていると言う事なのです。
 
 
生地は表面が少し起毛してあり、とても滑らかなタッチです。
 
 
エラスティックが2%入っているので快適な穿き心地ですが型崩れしないのもいいところ。
 
 
色はブラウンやベージュのジャケットと合わせるので生成に近いオフホワイトを選びました。
 
 
もうすでにかなり穿いています。(笑)
 
 
プリーツパンツやサイドアジャスターが苦手でない方には是非お試しいただきたいパンツです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、パンツをもう一本。
 
 
CUSTOM TAILOR BEAMSでオーダーしたハウンド トゥースのパンツ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

生地は英国のBULMER& LUMBのサキソニー。
 
 
英国生地は経糸も緯糸も双糸でしっかり織られているので、型崩れも少なくクリースも抜けにくいのもいいところ。


そのかわり緯糸が単糸が多いイタリア生地のようにストレッチ性はないので、スリムなパンツには向きません。


今回は最初から2プリーツのサイドアジャスターでオーダーするプランだったので、迷わず英国素材を選びました。
 
 
モデルは以前デニムでもオーダーしたBEAMS Fの2インプリーツのサイドアジャスター。
 
 
最近はスーツの組下もほとんどこのモデルでオーダーしているので穿きなれたモデルです。
 
 
当初イタリアのパンツブランドでオーダーする予定でしたが、同じような生地を使うと4万円後半とジャケット並みの値段になってしまうので、店舗で展開するのは諦めました。


今シーズンはハウンドトゥースのパンツがどうしても欲しかったので、オーダーバンチを色々チェックしていたら理想的な生地が見つかり迷わずオーダーしました。
 
 
因みに、この生地を使ってCUSTOM TAILOR BEAMSでオーダーすると税別¥43,000-。


イタリアブランドの既製品よりも5千円程度安くて体系に合うパンツが作れるのであれば、私にとっては良い選択です。
 
 
インポートブランドしか穿かないという方でなければ、パンツも好きな生地を選んでオーダーするのも良い選択だと思います。
 
 
因みに、細かい作りはインポートブランドよりも凝っているのでバリューはかなりあると思います。


あまり知られていませんが、CUSTOM TAILOR BEAMSではパンツのオーダーを随時受けていますので、ご興味のある方は是非お試しください。
 
 
パンツはもう2本オーダーしています。


上がってきたらまたご紹介します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ドレスシャツも購入しました。
 
 
今回はBEAMS Fのオリジナルのパープルのワイドスプレッド。
 
 
 
 
 
 
 
光沢のあるフレンチツイルで落ち着いたパープルのトーンが特徴です。
 
 
ブラウンのスーツやジャケットに合わせるために購入しました。
 
 
茶系とパープルは相性が良いのでストライプは何枚か持っていたのですが、何故か無地を一枚も持っておらす、インポートブランドも含めて色々検討した結果オリジナルを購入しました。
 
 
最近定番のシャツはBEAMS Fのオリジナルを購入することが増えました。
 
 
着てみるとわかるのですが、着心地もネクタイの収まりも襟の雰囲気も2万円以上するインポートブランドと遜色ありません。
 
 
オリジナルのスーツやジャケットと同様かなりこだわって作っているのですが、一番こだわっているところはシャンブレイのタブカラ―の時にもお話したカーブした台襟の形状。
 
 
 
 
フロントに向かってカーブしていく台襟はネクタイの収まりも良く、フロントが立ち上がって襟のロールも綺麗に出ます。
 
 
この部分がしっかりできているとタイドアップの時だけでなく、ノータイの時も襟が綺麗に見えるので、我々にとっては非常に重要なポイントなのです。
 
 
カフスもただ角を丸くするのではなく、袖口に向かって大きくラウンドする形状にこだわっています。
 
 
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ジャケットのフロントカットと同じですね。
 
 
ジャケットほど目立たない部分ですが、この丸みが袖口の表情を作るのに重要なポイントなのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
因みに、私いまでこそブルーのイメージがついていますが、若い頃は結構パープルやピンクのシャツを着ていました。
 
 
 
 
1986年入社一年目の写真。
 
 
パープルのシャツはIKE BEHARのピンポイントオックスのBD、パンツはLEVIS 505のカツラギ、靴はALDENのローファー。
 
 
冬にはこの上にBEAMS Fのオリジナルのガンクラブチェックのジャケットを着ていました。


いまと同じブラウン×パープルですね。
 
 
ジャケットにホワイトジーンズにレザーシューズ、フレンチアイビーの定番スタイルでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回はこの3点。
 
 
これから色々揃える予定なので、購入したらまたご紹介します。


ダッフルコート、スーツ、マフラー、シャツ、デニム、ネクタイ、靴、このあたりは欲しいモノがあるので、財布と相談しながら優先順位を考えて購入しようと思います。

 
全部一気に買えたらいいですね。(苦笑)


まずは靴2足かなと・・・
 
 

 

MEN'S EX 連載 12月号

 

MEN'S EX 12月号

 

 

 
 
12月号の特集はスーツ。
 
 
私も今シーズンはスーツが着たい気分なので、例年に比べてもよく着ています。
 
 
オーダーしていたスーツもやっと上がってきました。
 

 

 
 
生地はダークネイビーのワイドピッチのストライプ。
 
 
ダブルブレストのチェンジポケット付のジャケットに2インプリーツのベルトレスと、極めてクラシックなモデルと色柄で仕立てました。
 
 
先日ご紹介したこのネクタイを合わせたり、
 
 
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タイドアップだけでなく、タートルネックのニットを合わせて着ようと思っています。
 
 
クラシックな雰囲気の強いスーツを敢えてカジュアルに着るのも今の気分です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私の連載 ”中村達也の買い足しノート”
 

 

 

 

 

 

 


今回のテーマは ”ダッフルコート” です。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
二年ほど前からPITTI UOMOの会場でもダッフルコートを着た人たちをチラホラ見かけるようになりましたが、今シーズンのバイイングを行った1月のイタリア出張でもダッフルコートを打ち出すサプライヤーが増えていました。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のように、コートブランドだけでなく、中綿系のアウターブランドやLARDINI、ERNESTO、LUIGI BORELLI のような他の著名ブランドもダッフルコートを打ち出しているのを見ても注目度の高さがうかがえます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PITTI UOMOの会場でもダッフルコートを着た人たちが増えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ご覧のように、数年前まではほとんど見かけなかったダッフルコートを着た人たちが確実に増えています。

 

 

ダッフルコートが注目される背景には、やはり昨今のクラシック回帰の流れが影響しています。

 

 

ここ数年、ヘリテージというキーワードで様々な伝統的なものが注目されていますが、英国海軍の防寒着であった由緒正しいダッフルコートがいま注目されるのも自然な流れと言えるでしょう。

 

 

また、アウターやコートのフィッティングがゆるくなってきているのも、シェイプの全くないダッフルコートが注目されるひとつの要因だと思います。

 

 

さらに、フードというディティールが注目されているのも複合的な要因かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダッフルの流れは、最も近いところでは8年くらい前にBARKというイタリアのブランドのニットのダッフルがイタリアでも日本でも大流行しました。

 

 

 


今もお持ちの方も多いのではないでしょうか。

 

 

このダッフルはニットでタイトなシルエットで短い着丈というイタリアらしい企画だったので、昨今の英国的な流れとは全く別ものでした。

 

 

それ以前にダッフルが流行った時期を考えると、80年代後半から90年代前半まで遡ります。


当時フレンチトラッドが流行していたなか、パリのOLD ENGLANDやMARCEL LASSANCE (マルセル ラサンス) や他のセレクトショップで売られていたINVERTERE(インバーティア)のヘリンボーンのダッフル。

 

 

当時のBEAMSのバイヤー達もそれらのショップで売られていた見たこともない英国製のダッフルに魅了され、すぐにバイイングしスタッフやお得意様の間でも大流行し空前のヒットアイテムになりました。

 

 

その後、他のブランドもインバーティアのダッフルを模したモデルを出して日本でもダッフルコートの大ブームがおきます。


着丈が長くゆったりしたシルエットのダッフルコートは、カジュアルだけでなく、ジャケットやスーツの上にも着られ、洋服好きの人達のマストアイテムになっていました。

 

 

因みに、上の画像で西口が肩にかけているのがブルックス ブラザーズのビンテージのものですが、英国製でディティールもヘリンボーンの生地も当時のインバーティアと同じです。

 

 

フランスと日本だけでなく、当時はアメリカでもこのタイプのダッフルコートが売られていました。

 

 

今シーズン、BEAMSで当時のインバーティアのダッフルを復刻させました。

https://www.beams.co.jp/item/beamsf/coat/21190357369/

 

 

 

太過ぎた袖幅以外は当時のシルエットとディティールを忠実に再現しました。

 

 

もちろん、BEAMSのエクスクルーシブモデルです。

 


因みに、当時私はこれと同じ色を持っていました。

 

 

懐かしいですね。

 

 

予約をかなり頂いたので店頭在庫は少ないですが、色やサイズによっては若干在庫がありますので、ご興味のある方は最寄りの店舗にお問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダッフルコートを選ぶポイントはゆったりしたシルエットで着丈も少し長めのものを選んでください。

 

 

スリムで着丈の短いものもありますが、今の流れを考えるとゆったりとしたシルエットを選んだ方が長く着れるのは間違いありません。

 

 

そして、ダッフルコートの流れはしばらく続きますので、すぐに着れなくなるようなことはないのでご安心ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私も今シーズンはダッフルを着たい気分です。

 

 

色はネイビーかベージュ。

 

もちろんゆったりとしたシルエットと長めの着丈は必須です。

 

 

インバーティアにキャンセル待ちを入れるか他のものにするか。

 

 

少し考えます。

 

 

購入すれば20数年ぶりのダッフル。

 

 

懐かしくもあり、今また新鮮。

 

 

ワクワクしますね。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お知らせです。

 

 

 
 
11月17日(土) 18:00からJOHN SMEDLEY 銀座店でトークショーを行います。


どなたでもご入場できますので是非お越しください。
 
(会場のキャパシティーを超える場合は入場制限させていただくこともありますのでご了承ください。)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近の買い物

 
 
毎シーズンなにか一着は購入しているERNESTO
 
 
今シーズンはこのジャケットを購入しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
普通のベージュとブラウンのヘリンボーンに見えますが、良く見ると赤や黄色のネップが入っています
 
 
英国のある生地ブランドのコレクションからチョイスしたもので、この生地はエルネストのコレクションには入っていません。
 
 
なので、他のショップでは買う事のできないBEAMSのエクスクルーシブです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
エルネストのジャケットはカーデガンのように軽いので着ていて全くストレスを感じません。
 
 
ここまで柔らかく軽く作ると着用した時どこかに皺がでたり不具合が目立ちやすくなるのですが、エルネストのジャケットはそのような事が全くなくキレイなシルエットがでます。
 
 
そこが毎シーズン私がエルネストを購入しているポイントです。
 
 
コーディネートはタートルネックと合わせてリラックスした雰囲気で着たいのと、タイドアップも時は少しアメリカっぽくレジメンタルタイと合わせたりウールのタータンチェックのネクタイと合わせようと思います。
 
 
タートルのコーディネートは高田が着ている画像がありますのでご参考まで。
 
 
 
 
こんな感じで白っぽいパンツを合わせるとヘリンボーンの柄が引き立ちます。
 
 
パンツを濃いブラウンにしてタートルを薄いベージュやキャメルで合わせてもいいですね。
 
 
大柄のジャケットに飽きている方にもお勧めしたいジャケットです。



 
 
 
 
 
 
 
 
 
ネクタイは少し毛色の変わったジャガードタイを2本購入しました。
 
 
一本目はFRANCESCO MARINOのジャガードタイ。
 
 
 
 
 
 
フランチェスコ マリーノは私が最近注目しているナポリのネクタイブランドです。
 
 
他のブランドにはない独特な柄と色使いが特徴です。
 
 
このネクタイ、皆さんにはかなり変わった柄に見えると思いますが、自分の中ではかなり懐かしい柄
 
 
と言うのも、私がBEAMSに入社した80年代中頃にはジョルジョ アルマーニを代表とするイタリアンデザイナー達やアメリカのクラシック系のデザイナー達のコレクションには必ずこのような柄が入っていたものです。
 
 
私と同世代か上の世代の人たちは、”昔こんなネクタイよくしてたな” という方も多いのではないでしょうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
コーディネートは敢えてクラシックで堅めのコーディネートで合わせることをお勧めします。
 
 
 
 
 
 
このように、ネイビーのウィンドウペンやストライプのスーツと合わせると良い雰囲気にまとまります。
 
 
私もネイビーのチョークストライプのダブルのスーツをオーダーしているので、そのスーツに合わせようと思っています。
 
 
気分的には80年代から90年代のニューヨークのトラッドスタイル。
 
 
ちょっと難しいですね。(笑)
 
 
これを説明するとかなり長くなるので別の機会に。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もう一本は HOLLYDAY & BROWN のジャガードタイ。
 
 
 
 
 
 


濃いパープルが特徴のビンテージ柄のジャガードタイ。
 
 
カタログのコーディネートにも使われているので、既に見たことがあるという方も多いと思います。
 

 
 
既にMEN'S EXの連載でもパープルのネクタイを取り上げているので、パープルは昨今のネクタイのトレンドカラーであることは既にご存知の方も多いと思います。
 
 
因みに、パープルだけでなく菱形のモチーフも昨今のネクタイの柄の傾向なので、そう言った意味でもこのネクタイは今シーズンのネクタイの流れを象徴しているタイと言えます。
 
 
私が刺さったポイントは、濃いパープルの色目とヴィンテージ調の柄。

 
80年代や90年代に英国や米国のネクタイブランドで良く見られた柄が今新鮮な気分です。
 
 
因みに、この画像は90年代前半のロンドンのジャーミンストリートのTURNBULL & ASSER(ターンブル & アッサー)のウィンドウ ディスプレイ。
 
 
 
 
柄がかなり似ていますが、この当時はこんな柄のネクタイがたくさんあった時代でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ホリデイ & ブラウンは、フランチェスコ マリーノと同様に個人的にも注目しているブランドです。
 
 
今はイタリアの会社がブランドを買ってイタリア製になっていますが、元々は90年以上歴史のある英国のブランドと言うのも刺さります。
 
 
10年くらい前にPRADAがホリデイ & ブラウンとコラボしたスカーフを打ち出して話題になりましたが、イタリア人って本当に英国ブランドが大好きなんです。
 
 
それにしてはBEAMSでの展開が少ないと感じている方も多いのではないでしょうか。
 
 
理由は、コレクションが良く言えばクラシック、悪く言えば地味すぎる・・・
 
 
BEAMSで展開しているものはその中でも光るものを厳選してバイイングしているのです。
 
 
個人的にも思い入れのあるブランドなので、別注したりコレクションに対してアドバイスをしていますが、コレクションが良くなればもっとバリエーションを増やしていきたいブランドです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
簡単に紹介しようと思っていたのですが、ついつい薀蓄が長くなってしまいました。
 
 
パンツとシャツも購入したので、それはまた次回に。
 
 
自分の買い物も少しエンジンがかかってきました。
 
 
今シーズンはスーツとコートも購入しようと思っています。
 
 
カジュアルも欲しいものがいっぱい。
 
 
何を優先するか悩ましいところ。


買い物の悩みは皆さんと一緒です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

BEAMS ROPPONGI HILLS

 
本日10月27日 BEAMS ROPPONGI HILLS 無事オープンしました。
 
 
場所は六本木ヒルズに行ったことがある方はご存知だと思いますが、元ZARAのあった場所。
 
 
個人的には六本木ヒルズで最も良い場所と勝手に思っています。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2階がメンズとウィメンズのカジュアル、3階がメンズ、ウィメンズのドレスフロアーです。
 
 
カジュアルとドレスの複合店としては国内最大級の店舗です。
 
 
今回は六本木ヒルズ店の画像をたくさん撮ってきましたので、文章少なな目で画像をたっぷり見ていただきたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まず2階のカジュアルフロアーから。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

カジュアルフロアーの構成は、BEAMS、BEAMS PLUS、Ray BEAMS、BEAMS BOY。
 
 
これだけ聞くと他のBEAMSと同じと思う方も多いと思いますが、六本木ヒルズの為のセレクトや別注商材が多いので、他のカジュアル店舗とはかなりイメージが違います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
店内の階段を上ると3階はドレスフロアー。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
メンズは大人のカジュアルからテーラード、そしてトレンドアイテムまで、かなり充実したラインナップです。
 
 
六本木ヒルズ店限定アイテムや限定ブランドもたくさんあり、是非足を運んで見ていただきたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ウィメンズ ドレスはハイクオリティーなデイリーウェアからエレガントなドレスウェア、程よくトレンドを取り入れたハイファッションまで幅広いバリエーションのセレクトです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
クオリティー、シルエット、ディティール、色づかい、どれをとっても他のBEAMSのウィメンズドレスとはひと味違うセレクトです。
 
 
BEAMSのウィメンズでお買い物をされたことがない方にも是非ご覧になっていただきたいセレクトです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
3階のエントランスはイベントスペース。
 
 
 
 
 
 
オープニング イベントはHERNOのモアバリエーションです。
 
 
おそらくダウンに関しては青山の直営店を除けば日本一のバリエーションだと思います。
 
 
これからずっと様々なイベントが続きますので、こちらもご注目ください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今日はメンズドレスのスタッフが全員出社だったのでオープン前に記念撮影。
 
 
 
 
連日のオープン準備で疲労困憊ですが、満面の笑顔で皆様をお迎えいたします。
 
 
どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お知らせしたいことがたくさんあるのですが、たくさんありすぎてブログで書いたらとんでもない長編ブログになってしまうので、今回はとにかく画像を見ていただいてお店の雰囲気を感じていただければと思います。
 
 
おかげさまで今日は予想を上回る多くのお客様にご来店いただきました。


ありがとうございました。
 
 
私はドレスフロアー全体のディレクションの責任者だったので、無事オープンを迎えることができてひと安心です。
 
 
大事なのはこれからですが・・・


お時間があれば是非 BEAMS ROPPONGIHILLSにお越しいただければと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、明日28日は久しぶりのラジオ出演。
 
 
 

BEAMS ROPPONGI HILSのオープンを記念したスペシャル対談です。


是非お聴きください。