夏休み
今年は雨が降っていない事もあって、こんなに青くて透明だったかなと思うくらい水が綺麗です。
2018秋冬 ジャケット 1着目
猛暑が続いていますが、店頭は続々と秋冬物が入荷しています。
BEAMS Fのメインディスプレイも ”HELLO AUTUMN” とすっかり秋のディスプレィ。
バックのパープルは今シーズンのトレンドカラーであり、英国調を象徴するカラ―でもあるので、プレス内覧会に続きショップのメインディスプレイにも使いました。
店内のディスプレイや陳列もすっかり秋の雰囲気です。
私がディスプレイを撮っていたら、ディスプレイ担当スタッフがグッドコーディネートとしてインスタにアップされるかダメ出しで指導が入るか一喜一憂。(笑)
今の時期はシャツもネクタイもバリエーションが少なく、コーディネートが難しいのはわかっているので、なるべく厳しい指導はしないことにしています。
9月に入ったら厳しく指導しますよ。(笑)
私も春夏の最終セール品を色々探して購入しつつ、少しずつ秋冬物の購入計画をたてています。
今シーズンの1着目はこれを購入することにしました。
DEPETRILLOのグレンプレイド ジャケット。
かなり大柄のグレンプレイドです。
ベージュ×ブラックというカラーコンビネーションも刺さったポイントです。
ブラックは正確に言うとチャコールグレーにも見えますし、ミッドナイトネイビーにも見える微妙なトーンです。
それがベージュとのコンビネーションを引き立てているポイントでもあります。
このグレンプレイドの生地、オーダーした時からかなり刺さっていたので迷いは全くなく、購入を決め予約を入れました。
今シーズンは引き続き英国柄の流れがありますが、その中でも特にグレンプレイドが注目されています。
スーツは2年続けてグレンプレイドを購入したので、今シーズンは大柄のグレンプレイドのジャケットをワードローブに加えることは当初からのプランでした。
チェンジポケットが苦手と言う方もいらっしゃると思いますが、自分にとってこのジャケットは最初からチェンジポケットのイメージでした。
チェンジポケットの付いたジャケットは、英国的なクラシックなイメージでコーディネートしなければならないという事はありません。
デニムのファイブポケットを合わせたり、デニムのウエスタンシャツを合わせたりと、あえてカジュアルなアイテムとミックスするのも今の気分です。
これは80年代にBEAMSのスタッフや顧客様の間で流行ったスタイルでもあるので、ある意味OLD BEAMS STYLEのリバイバルとも言えます。
このジャケット、画像はプレス用のサンプルなのでまだ入荷していません。
入荷は9月になる予定です。
値段、素材などは最寄りの店舗にお問い合わせください。
今シーズンは大柄のグレンプレイドをもう一着いこうと思っています。
もう一着はCUSTOM TAILORでオーダーしようと思っています。
私のお勧めの生地はBEAMSのWEBサイトでアップする予定です。
もうしばらくお待ちください。
今日から夏休み。
いつものように新潟に帰省します。
新潟の街をウロウロしていると思いますので、見かけたら気軽にお声掛けください。
東京では穿かないショーツ姿でウロウロしているかもしれません。(笑)
FORZA STYLEの特集 ”僕の捨てなかった服” 今回は以前このブログでも紹介したLUIGI BORELLIのワイドBDについてです。
BDと言えばアメリカや英国のブランドが一般的だった80年代後半に、ハンドメイドで襟の開きの大きい見たことのないボタンダウンは衝撃的でした。
是非ご一読ください。
FOEZA STYLE
http://forzastyle.com/articles/-/54203
ABARTH 595 TURISMO 車検
愛車のABARTH 595 TURISMO 初車検でした。
訳あって購入したディーラーでの車検が難しく、どうしようかと思っていたら取引先の社長さんがディーラーを紹介してくださいました。
紹介していただいたのは FIAT ABARTH 松濤
以前から近くをよく通っていたので、ここにショールームがあることは知っていたのですが、おそらくFIAT ABARTHのショールームでは日本一高級な立地にある松濤のショールームには一生縁がないと思っていたら、ご縁ができました。(笑)
ショールームの中にはお洒落なカフェがあります。
さすが松濤にあるショールームです。
聞くところによると、以前青山にあったFIAT CAFEのイメージをここで再現しているとのこと。
ゆったりとした空間なので近くに住んでいたら頻繁に通いたい感じです。
手続きの間に展示車をチェック。
124 SPIDERの2周年限定車。
2トーンは塗装とラッピングの二通りがあるとのこと。
マニュアルシフトのみで420万円。
乗ってみるとABARTHとは真逆の低いシートポジション。
ノーズも長いので結構大きく感じます。
124 SPIDER 機会があれば試乗してみたい車です。
ABARTH 595 COMPETIZIONE
TURISMOより20馬力多い180PS。
160PSでも充分に速いのに、どれだけカッ飛ぶのか試してみたいですね。
私も購入時TURISMOと比較検討しましたが、SABELT製のバケットシートが堅く、確実に腰が痛くなるので腰痛持ちの私には無理でした。
アルカンターラのバケットシートは高級感があっていいですね。
FIAT 500X
イタリアではよく見かけますが、日本でも最近よく見かけるようになりました。
自分はSUVに全く興味がないので良し悪しは語れないですが、イタ車好きの人がSUVに乗らなければならない場合は、値段やデザインを考えれば良い選択ではないでしょうか。
ALFAのSTELVIOやMASERATI のLEVANTEはスタイリッシュなSUVですが、ファミリーカーとしてはリアリティーのある値段ではないですからね。
エントランスに停めてあったALFAROMEO 4C。
前オーナーさんは、この車を下取りに出して新たに4Cスパイダーに乗り換えたそうです。
羨ましい。
4Cは刺さりますね。
こんなデザインの車イタリアでなければできません。
パワステも付いていないし、ボンネットも簡単に空けられない。
こういうところもイタリア車らしいですね。
イタリアの車が好きじゃないと乗れない車です。
一度は試乗してみたい車です。
今回ディーラーさんのご厚意で代車を用意していただきました。
お借りしたのはベースモデルの595.
シートもファブリックでエアコンもマニュアルとTURISMOに比べると一見質素な感じはしますが、ファブリックシートは嫌いじゃないのとこのシートのデザインは好きな感じです。
スポーツカーのシートみたいでチープな感じは全くありません。
馬力も145PSでTURISMOより非力ですが、走らせるとこれがなかなかいいです。
エンジンも軽快に回るし乗り味もマイルドで市街地で乗るにはむしろこっちの方がいいかもしれません。
お借りした1週間、ずっとスポーツモードにしてエンジンまわして乗っていましたが、なかなか楽しかったです。
車はスペックだけでは語れないものです。
予算が厳しい人は無理してTURISMOやCOMPETIZIONEを買わなくてもいいかもしれません。
と言うことで、車検を通して整備をしてもらって1週間で戻ってきました。
特に問題は無し。
3年間でミッション交換のリコールはありましたが、それ以外はブレーキオイルの警告がついてセンサー交換というマイナートラブルのみで大きな故障は全く無し。
MITOに乗っていた時もそうでしたが、イタリア車は本当に壊れなくなりました。
ABARTHになってからかなり頻繁に乗るようになりましたが、それでも3年で8600km。
車は好きなんですが、長距離のドライブが苦手なので距離が伸びないんです。
ロングドライブはせいぜい箱根や伊豆、軽井沢あたりが限界。
ゴルフもしないですしね。
ABARTHは楽しいし車検も通したばかりなのでしばらく乗ろうと思っていましたが、最近ちょっと気になる車が出てきました。
新車だと予算オーバーですが中古なら何とかなりそう。
気長に出モノが見つかるまで待とうと思います。
車探し、強力な助っ人にお願いしました。
Tさん、よろしくお願いします。
忘れないでくださいね。
ABARTH 松濤
ABARTHと言えば。
EDOXの公式サイトのスペシャルコンテンツ DRIVING TO EDOXで愛車と共に登場しています。
こちらも是非ご覧ください。
https://www.edox.jp/about/drive/04/
AIR NATO PERLON
夏は一年中で一番時計が目立つ季節です。
同時に汗をかくのでレザーのストラップをするのが厳しい季節。
メタルブレスの時計をするのが一番いいですが、シルバーのブレスの時計をずっとしているのもなんとなく単調で味気ない。
そんな時に役に立つのがNATO STRAP。
以前このブログでもご紹介しましたが、今やスポーツウォッチに着けるカジュアルなストラップとして一般的にもかなり広まった感じがします。
私も無地とストライプを含めて既に20本近く所有していますが、気分によってストラップをすぐに変えられるのがいいところ。
でも、最近ちょっと気になるところがあるんです。
実際に着けた画像を見ても分かりますが、ストラップを通すメタルのループがかなり目立つのと、ストラップの折り返しが結構目立ちます。
当初はそれが軍モノ由来のディティールで良かったのですが、洋服がリゾートスタイルのようなリラックス感のあるスタイルの流れになると、ラギッド感のあるNATO STRAPのディティールがなんとなくしっくりこないんです。
そんなこともあり、NATO STRAP以外の真夏にできるストラップを探していたら、こんなモノを見つけました。
AIR NATO PERLON(エアーナトーパーロン)
https://item.rakuten.co.jp/chronoworld/1072-0000101/
名前はNATOとなっていますが、メタルのループの無いシンプルな一本通しのストラップ。
色々調べるとオリジナルは1938年に開発され、一時期ブラックがNATO軍に採用されたことがあるようです。
素材はナイロンのメッシュなので真夏でも蒸れずに最適です。
因みに、上の画像を見ると長さがまちまちですが、バックルの根元で長さが調節できます。
この仕様だとストラップが長くて折り返す必要が無いので、ジャストサイズで着けることができます。
実際に着けるとこんな感じです。
シンプルでスッキリしているので、これならば着る服を選びません。
スポーツウオッチだけでなく、ドレス系の時計にも合います。
レザーストラップしか合わないので、夏場はほとんどしていなかったエベラールのトラベルセトロにもブラウンのストラップを着けたことによって出番が増えました。
ストラップを変えただけですが時計が増えたような感じがします。
このAIR NATO、色が18色もあります。
幅も16㎜~24㎜まで揃っているので、ウィメンズの時計やアンティークウォッチにも使えます。
時計のケースがゴールドやブラックの場合も別売りでバックルの色を変えられます。
クロノ ワールド
https://item.rakuten.co.jp/chronoworld/1072-0000101/
MEN EX 8月号 連載
MEN'S EX 8月号
8月号の特集は ”人生を刺激する「一流」が必要だ。” というタイトルで日常を”極上の日常”にする、一流の「モノゴト」を紹介しています。
誌面を熟読し終わった後にペラペラとスタイリングを見ていたら気になる画像が。
BEAMSでも今シーズンから展開している ATTO VANNUCCI のネクタイを紹介しているページですが、私が気になったのがシャツの襟。
ネクタイが芯地を使わないセッテピエゲなので、画像でもふんわりした柔らかさが伝わります。
合わせているシャツも画像で襟の柔らかさが伝わるレギュラーカラ-。
襟先が少し跳ねているのもいい雰囲気です。
シャツがカッタウェイやワイドではネクタイの柔らかい雰囲気が伝わりにくくなります。
スタイリストさんがわかっているのか偶然なのか、気になるところですね。
因みに、この画像で少し気になる点がもうひとつあるのですが、それは当事者にお会いした時にお伝えしようと思っています。
画像だけで細かいところが見えてしまう。
自分の仕事にとっては良いことですが、もはや職業病ですね。(苦笑)
私の連載 ”中村達也の買い足しノート”
今回のテーマは ”街履きエスパドリーユ” です。
自分にとってエスパドリーュは、大学生の頃に大流行していたとても懐かしいアイテムです。
当時は今のようにインソールにクッションが付いていたり、ソールがしっかりしていて歩きやすさを考えたものはほとんど無かった時代。
リネンやコットンのアッパーにジュートがそのままむき出しのインソールになっている簡素な作りのものしかありませんでした。
それでもエスパドリーユは売れに売れて、BEAMSやSHIPSのようなセレクトショップだけでなく、渋谷や原宿のような当時ファッション好きが集まる街の洋服屋や靴屋でエスパドリーユを置いていない店は無かったと言っていいほど大流行していました。
因みに、当時はグルカパンツやグルカショーツ、オープンカラーのシャツ、グルカサンダルも流行っていたので、今のカジュアルアイテムの流れは80年代前半頃のリバイバルとも言えるでしょう。
当時はそれらのものがメンズだけでなく、ウィメンズも同時に流行っていたのが今とちょっと違うところでしょうか。
そんなエスパドリーユも進化して数年前からマーケットに出てくるものは、当時のコンクリートの道を歩くとすぐに足の裏が痛くなるような簡素な作りのものでなく、歩くことを前提に作られた ”街履きエスパドリーユ” であり、今やこれがスタンダードになっています。
リバイバルと言っても当時のままではなく、必ずアップデートが必要と言うことですね。
このエスパドリーユ、6月に行われたPITTI UOMOの会場では昨年以上に多く見られ、実際に穿いているファッション業界人もかなり増えていました。
ご覧のように、多くの靴ブランドで見られただけでなく、LARDINIやDRAKE'Sのようなシューズブランド以外でもエスパドリーユを展開しているのを見ても注目度の高さがうかがえます。
そして、昨年も色々なブランドがエスパドリーユを展開していましたが、実際に会場内で履いている人はまだだ少ない印象でした。
今年のPITTI UOMOでは実際に履いている人が急増していたことも今の流れを物語っています。
因みに、この画像はウチのイケメンの昨年6月のPITTI UOMOのスナップ。
足元はボーダーのエスパドリーユです。
西口のスナップを見て今年真似した業界人も多いかもしれませんね。
リラックス感のあるラインのパンツとエスパドリーユは相性がいいです。
逆に、スーパースリムのようなピタピタのシルエットのパンツとは相性が良くありません。
昨今のオトナのカジュアルは ”リラックス感” が重要なキーワードで、エスパドリーユが注目されるのもそのような流れが背景にあるので、脚に張り付くリラックス感の無いスーパースリムのパンツとは相性が良くないのです。
なので、合わせるパンツはプリーツ入りやノープリーツやファイブポケットであっても多少ゆとりのあるシルエットのモノと合わせることお勧めします。
この街履きエスパドリーユ、来年の春夏も継続した流れであることは確実なので、今年のうちに良いものがあれば購入しておいても間違いありません。
セールになっているショップもあるので、セール品で気に入ったモノがあればおさえておいても良いでしょう。
私も今日はデニムのストライプのパンツに街履きエスパドリーユ。
最近は土曜出勤の日や休日はドローコードのパンツにエスパドリーユというパターンが多いです。
車を運転するのも楽で歩いても疲れない、そしてスニーカーよりも更に気楽に履ける。
大人のカジュアルには、こんなにいい靴はありません。
既にお持ちの方も多いと思いますが、お持ちでない方には是非お勧めしたい靴です。
スニーカーやサンダルより確実にコーディネートを格上げしてくれます。
私も買い足ししようと思っています。
https://www.beams.co.jp/item/beamsf/shoes/21310006232/
問題はシューズクローゼット。
もう一足も入る隙間もありません・・・(苦笑)
最近の買い物
気が付けば前回の更新から9日。
久しぶりに間隔があいてしまいました。
7月は展示会のピーク。
ヨーロッパは8月がバカンス シーズンで、特にイタリアは8月ほぼ一か月休みなので、来年の春夏のオーダーは今月中にしなければなりません。
朝から展示会→夕方帰社→取材や撮影→ミーティング→メール返信や残務整理と、今週は毎日こんな感じのスケジュールだったので、ブログも他のSNSもほとんどアップできないような状況でした。
昨日も夕方からある商業施設と重要な打ちあわせ→会食、そして今日は午前中からあるブランドのウェブの撮影があり、愛車のABARTHに乗って撮影場所へ、撮影を終えてオフィスに戻り原稿のチェック、ランチ後やっと時間が出来たので、このブログを書いています。
本当に今週は忙しかったです。
ただ、色々な面で良い結果を出せたので、体はヘトヘトですが、気持ち的には少し楽と言う感じでしょうか。
今回は、出張から帰ってきて購入したモノをご紹介します。
BORZONELLA サッカーストライプ ラウンドカラ-
https://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/shirt/24110443395/
いわゆる ”逆抜き” と言われるブルーベースにホワイトのストライプのシアサッカーのシャツ。
もともと自分が気に入って選んだ生地ですが、シアサッカーなので暑くなってきてから買おうと思っていました。
しかし、GW明けからバタバタと忙しくなり、そのままイタリア出張になだれ込んで、このシャツの事をすっかり忘れていました。
出張に行って来年の傾向をチェックすると、シアサッカーの生地とストライプの柄が来年のトレンドであることがわかり、急に思い出して帰国して慌てて購入したという次第です。
流れとは全く関係なく、なんとなく気分でオーダーしたものが次の年のトレンドになる。
この仕事をしていると、こういう事って結構あるものなんです。
ラウンドカラ―は好き嫌いがわかれるところだと思いますが、個人的にはこの生地でカッタウェイとかワイドという選択肢はありませんでした。
カッタウェイやワイドであればプルオーバーの方がマッチングがいい。
理由は感覚的なことなので文章にするのは難しいですが、しいて言えば ”シアサッカーのシャツはイタリア臭さが強くない方が気分” という感じでしょうか。
なので、このシャツをオーダーした時は、ラウンドかボタンダウン、もしくはウエスタンというイメージだったのです。
このシャツ、既に大活躍しています。
梅雨明け以降、毎日シャツにパンツというスタイルですが、デニムのスラックスやネイビーパンツ、ホワイトパンツと合わせて着ています。
カジュアルなテイストのシャツですが、あえてベルトレスのパンツと合わせたりもします。
マイナス点をしいてあげれば、生地がしっかりしているのでシアサッカーの割には暑い・・・(笑)
これは想定外でした。
ガンガン洗いざらしで着ても皺が魅力の生地なので、アイロンをかけなくてもいいのは、この時期助かります。
セールになっていますが、個人的にお勧めのシャツなので、ご興味のある方は最寄りの店舗にお問い合わせください。
GTA 2プリーツ シアサッカー
https://www.beams.co.jp/item/beamsf/pants/21230529353/
ブラウンのシアサッカーでドローコードの入った2プリーツのパンツです。
GIABS ARCHIVIOのドローコードのパンツにすっかりハマってしまい、最近休日はほぼドローコードのパンツを穿いています。
デニムとネイビーのコットンを持っているので、他の色を考えたときに思いついたのがこのブラウンのシアサッカー。
これも来年の傾向に合っているモノなので、帰ってきてすぐに購入しました。
このパンツ、ジャブス アルキビオに比べると、よりスラックスに近いシルエットです。
ベースとなっているモデルは、GTAのベストセラーのモデルでもあるエリックなので、シルエットがいいのは当然です。
生地がしっかりしているので、洗いざらしで穿いてもシルエットが綺麗に出るのも良いところ。
来年の春夏はシアサッカーが生地のトレンドで、ストライプのパンツも多く出てきているので、買うのを迷う要素は全くなかったと言う感じです。
ドローコードのパンツを穿くことを迷っている方には特に試していただきたいパンツです。
このパンツもセールになっていますが、個人的にもお勧めのパンツなので、是非最寄りの店舗でご試着してみてください。
REMI RELIEF POCKET T
https://www.beams.co.jp/item/beamsplus/t-shirt/11040151671/
久しぶりにTシャツを購入しました。
それも3色買い。
レミレリーフはウェスタンシャツを持っていますがTシャツは初めて。
生地に特徴があるので、調べてみたらこんな薀蓄がありました。
1930年以前のアメリカをテーマに、そこで着古されたTシャツを表現。苦味のある雰囲気を持つTシャツに仕上がっています。
素材は撚糸からオリジナルで開発。ベテランの職人の手作業による加工を施しているため、1点1点異なる表情をお楽しみいただけます。
オーガニックコットンの落ち綿を集めて混紡した綿糸からできたリサイクルスラブコットンを用いた、大変環境に優しいエコロジー天竺を使用。バルキー性と耐久性に富んだソフトな手触りが特徴です。
今回は柔らかさとハリを表現するために、一度撚りを強くかけた後、逆に回し撚りを解しています。それを14ゲージのキツ目のゲージに通し、ガチガチの仕上がりタッチに表現しています。さらに、節の多いスラブ綿をワタの段階で混紡することで横段のような不均一で豊かな表情を作り上げ、インディアン達が持つラグのような風合いとなっています。
なるほど・・・
レミレリーフなので、ただのTシャツではないと思っていましたが、やはりかなり拘りの薀蓄があります。
確かに、生地は他のTシャツにはない独特な風合いです。
生地の素材感も魅力ですが、シルエットの良さも購入に至った一因です。
肩まわりはフィットしていて胴回りは適度な余裕がある。
さすがにピタピタでムチムチのTシャツは今の流れではないですが、流行のユルすぎるオーバーサイズも子供っぽいので、そういう意味でも、このTシャツは私が今求めている条件に合うフィット感でした。
昨今のオトナのTシャツは、この適度なシルエットがポイントですね。
このTシャツはドローコードのパンツと合わせようと思っています。
白Tは本当に久しぶりです。
体が貧弱なので、せめて日焼けをしないと似合いません。(笑)
ブラウンも日焼けしていた方が似合いますね。
レミレリーフのTシャツはカジュアルの店舗で扱っていますので、ご興味のある方は是非ご試着してみてください。
これ以外にも欲しいものが結構あるのですが、マイサイズが売り切れやキャンセル待ちというケースも多いんです。
来年の傾向も見えているので、セール品の中でも今買っておけば来年も絶対に着るなと言うモノが結構あるものです。
セールも終盤ですが、サイズや気に入った色が有ればそういったモノをこの時期購入するのは良い買い物かもしれません。
取り敢えず、今日ご紹介したモノはお勧めです。
ご縁があれば・・・
ミラノショールーム 続報
梅雨もあっという間に明けてしまい、毎日暑いですね。
おまけに今週は台風。
私も展示会で毎日外回りが多いので、さすがにジャケットやスーツは厳しくなって、今週からシャツとパンツスタイルです。
私の業界でもクールビズに否定的な方もいて、真夏でもスーツやジャケットにタイドアップが男のスタイルだという先輩方もいらっしゃいますが、さすがに亜熱帯に近い気候になってしまった今の日本でハードワークなビジネスマンの方たちにそれを押し通せと言うのも酷かなと思います。
要はTPOが大事という事なので、スーツを着なければいけないシーンであればクールビズであってもきちっとスーツを着るべきですし、着なくてもいい場合でも何でもいいわけではないですから、ビジネスに適したカジュアルなスタイルがあると思います。
私も昨今のクールビズの実情を深く理解している訳ではないので、もう少し実情が詳しく分かるようになったら、このブログでもクールビズスタイルを取り上げたいと思っています。
今回もイタリア出張報告。
ミラノのショールームの続報です。
PT01
PT01はPITTIにも出展していますが、イメージ的なディスプレイだけなので我々にとってはミラノのショールームで全貌をチェックすることが重要です。
今回は他のブランド同様、キレイで発色の良いカラーのパンツが打ち出されていました。
PITTIを見てもミラノのショールームを見ても、カラーパンツの流れが来ているのは明確です。
ドローコードのパンツが多いのも同様。
もはやドローコードのパンツを展開していないブランドは無いと言ってもよいでしょう。
シャツ同様にプリントとストライプが多いのも今回の傾向です。
それを普通のパンツに乗せるのか、ドローコードに乗せるのか、ショーツに乗せるのかという選択肢なのだと思います。
この価格帯のブランドの中では、PT01が一番モデル、カラ―、柄のバリエーションが多かったという印象です。
THE GIGI
THE GIGIも色を打ち出していましたが、他のブランドと比べると落ち着いたトーンでした。
上の画像のような、くすんだダスティーピンクや赤みのあるブラウン、そして中段の画像のような深みのあるグリーンの打ち出しが印象的でした。
それとは別にベージュ系のナチュラルトーンもしっかり展開。
多くのブランドがカラフルなカラーとナチュラルなトーンンを絡めて提案していましたが、ジジはナチュラルカラーだけを別に提案していました。
トレンド素材であるシアサッカーもきちっと展開。
下段のチェックジャケットは裏地を裾や袖から出してパイピングのように見せています。
ジジはボリオリの流れを汲んでいるので、日本ではラルディーニやタリアトーレと比較されるブランドですが、今やそれらのブランドとは明らかに方向性が違っています。
簡単に言ってみれば、”きちっとしたテーラードの技術を持ちながらも、タイドアップよりカジュアルなシャツやカットソーが合い、スニーカーも合わせることのできる、新たなテーラードを打ち出すブランド”
意外とこういうブランド少ないので、独自のポジションを築きつつあると言う印象です。
CAMOSHITA
ご存知UAの鴨志田さんのブランドです。
スティレラティーノやボルゾネッラと同じショールームなので、オーダーが終わった後いつもチェックしています。
もちろん、バイイングはしていません。(笑)
カモシタのコレクションは、一緒に仕事をしたことがあり、長く本人のスタイルを見てきた私にとっては、”いつも鴨志田ワールド全開のコレクション” という印象です。
毎回 ”昔こんなの着ていたな” とか ”色柄がまさに鴨志田さん” という、基本的にコレクションを見ると鴨志田さんの顔が浮かぶコレクションです。
イタリアのクラシックのテイストを持ちながら、どことなくフレンチの雰囲気があり、英国やアメリカの匂いもある。
欧米のブランドには意外とこういうテイストのブランドは無いので、それも海外の感度の高いバイヤーにうける理由なんでしょうね。
個人的には上段のカーキのリネンスーツにターコイズっぽいシャツの合わせがいいですね。
中段のブラウンンベースにベージュのウィンドウペンのスイングトップもいい雰囲気です。
PITTIのブースで綺麗なブルーとブラウンとボルドーのチェックのドローコードのパンツがあったので個人的にオーダーしました。
鴨志田さんっぽいチェックです。
試着もしてないし、値段もわかりません。
柄と色がかなり好きな感じだったので個人オーダーしました。
ピークドラペルのスーツ、ウェストシェイプのないダブルのジャケットにシャーリングの入ったパンツのセットアップ、オープンカラ―のシャツ、ボーダーのニット、ドローコード入りのパンツと、今回もトレンドはしっかり押さえながらも他のブランドとは一味違う鴨志田ワールドでした。
出張から帰ってくると買い物がしたくなります。
来年の傾向が既に見えているので、今シーズン既に展開しているものの中からいち早く着たいものをピックアップして買い物をします。
既に売り切れているものもあれば、わりと在庫が残っているものもあります。
BEAMSで展開していないものは他のショップでもチェックしますが、展開していないケースがほとんどです。
セール時期なのでいいモノがあれば他のショップでも買います。(笑)
カジュアルものを中心に色々買い物しているので、近々紹介しますね。
マイサイズ完売で買えなかったものも結構あります。
出遅れどころじゃありませんね。
いつも自分のものは後回し。
この仕事をしていると意外とそういうものなんです。(苦笑)
PITTI UOMO 94 続報
先週の土曜日に無事帰国しました。
今回はフィレンツェ→ナポリ→ミラノ→ロンドンと4都市を13日間で回りました。
ナポリでは仕事の合間に半日だけイスキア島に行けて、少しだけ夏のリゾートの雰囲気を味わいました。
リゾートスタイルがトレンドでもあるので、夏のリゾートスタイルを体験できるのは貴重な時間です。
ナポリのボスはボート(クルーザー)の上でもカラフルなスイムパンツにロングスリーブの白シャツですからね。
こういうのを現地で見ると、麻のワンピースカラ―やカプリシャツと言うものも更にリアリティーが増すものです。
まあ、日本の夏とは湿度が違うので全く同じようにはいきませんが、リゾートスタイルやリラックス スタイルを提案するうえでは凄く参考になります。
今回の出張は移動も多くブログをアップする時間も少なかったので、現地でアップできなかったPITTI UOMOの続報です。
LUIGI BORELLI
ルイジボレッリはブランドの特性上、特に新しいスタイルやアイテムを積極的に打ち出している訳ではありませんが、ブースを見れば誰もがわかる明確な色の提案が印象的でした。
今回はイエローとオレンジとブルーの3色をフィーチャーし、それを定番のベージュやブラウンと合わせる打ち出しでした。
オレンジとイエローは今年の秋冬のトレンドカラーでもあるので、ある意味秋冬から継続した流れであるとも言えます。
ボレッリもスエードのアウターを提案していました。
オレンジやブルーのキレイなカラーのスエードが印象的。
ラグジュアリーブランドらしいオトナのリゾートウェアの提案ですね。
ERNESTO
エルネストも他のブランド同様にストライプのジャケットをメインにした打ち出しでした。
今回のPITTIは本当にストライプのジャケットの提案が多かったです。
下段の生成りにネイビーとレッドのストライプが個人的には刺さりました。
コレクション全体を見ると秋冬っぽい重めのトーンの生地が多いので、もう少し春夏らしい明るめのトーンのハリエーションが欲しいところです。
その点はリクエスト済みなので、最終日本の展示会でチェックしてオーダーする予定です。
ORIAN
オリアンも今回はプリント推しでした。
今回のPITTIは ”プリントシャツを打ち出していないブランドは無い” と言っていいほどプリントのシャツだらけでした。
ディスプレイの見せ方もプリントの柄を見せるためのように見えます。
これだけプリントのシャツが多くなると、色柄のチョイスはもちろん、それをどんな襟型やモデルに落し込むかが重要になってくると思います。
でも、そこまで考えているイタリアのブランドって結構少ないものなんです・・・
EREDI CHIARINI
エレディ キャリー二のネクタイは個人的にも好きなブランドなので、毎シーズンコレクションを見るのが楽しみです。
今回は他のブランド同様にレッドやイエローやグリーン、ピンク系など、発色の良いカラ-が打ち出されていました。
同じカラ―を打ち出していても色のトーンが違うのがこのブランドの特徴。
今回もカラーの打ち出しは同じものの、色柄ともにどのブランドとも似ていない独特の世界観でした。
フィレンツェのブランドですが、色使いは80年代のパリっぽい雰囲気が感じられます。
オーダーは日本で行うのでフルコレクションを見るのが楽しみです。
DRAKE`S
ドレイクスのネクタイも明るくキレイなトーンの打ち出し。
ドレイクスはここ数年トータル化を進めているので、PITTIのブースもネクタイだけでなく、ジャケットやスーツ、シャツ等を積極的にディスプレイで打ち出しています。
因みに、シャツは数年前に英国の某シャツブランドを買収したので自社工場で生産していることになります。
スーツ、ジャケットは北イタリアのフル毛芯の本格的なテーラードで有名なファクトリーで作っています。
ストライプのジャケット、シアサッカーのスーツ、ボールドストライプのシャツなど、他のブランドでも多く見られたトレンドを取り入れていますが、イタリアブランドのそれとは違うドレイクス独自の世界観が感じられます。
英国人による英国ブランドですが、アメリカやイタリアのテイストも取り込んだ、”新しい世代の英国ブランド” というイメージが強く感じられます。
古き良き時代の英国が好きな方には理解できないかもしれませんが、これも時代性だと思います。
英国の若い世代の人達は自国の歴史に敬意を示しつつも、広い視野を持って新しいモノやスタイルを作り出していくパワーをもった人達が今後更に増えていくと思います。
ドレイクスはブランドの創設者のマイケル ドレイク自身が、英国人でありながら創業当時からイタリアやフランスや日本に目を向けてコレクションを作っていたので、その遺伝子を現在のクリエイティブディレクターであるマイケル ヒルが受け継ぎ、進化させて現在に至っているとも考えられます。
クラシックな英国に拘る人には、最後のカラフィルなエスパドリーユが最も理解できないでしょうね。(笑)
でも、これも英国ブランドの新しい流れなんです。
温かい目で見守ってあげてください。
来週からは日本の展示会が始まります。
現地で流れはしっかり掴んできたので、後はどのように組み立てていくかですね。
トレンドも単純に何でも取り入れるのではなく、BEAMSらしい打ち出しができるように考えながら、取り入れるべきモノとそうでないモノを判断しなければなりません。
そして、トレンドとは別のモノは古臭くならないようにアップデートして行かなければなりません。
”ゆっくり変化していく小さな流れ” こ れをしっかりとらえて行くことが実は重要なのです。
久しぶりのロンドン
景気のいいロンドンですから安いわけがないですね。