MEN EX 8月号 連載 | ELEMENTS OF STYLE

MEN EX 8月号 連載

 

MEN'S EX 8月号

 

 

 

 

8月号の特集は ”人生を刺激する「一流」が必要だ。” というタイトルで日常を”極上の日常”にする、一流の「モノゴト」を紹介しています。

 

 

誌面を熟読し終わった後にペラペラとスタイリングを見ていたら気になる画像が。

 

 

BEAMSでも今シーズンから展開している ATTO VANNUCCI のネクタイを紹介しているページですが、私が気になったのがシャツの襟。

 

 

 

 

ネクタイが芯地を使わないセッテピエゲなので、画像でもふんわりした柔らかさが伝わります。

 

 

合わせているシャツも画像で襟の柔らかさが伝わるレギュラーカラ-。

 

 

襟先が少し跳ねているのもいい雰囲気です。


シャツがカッタウェイやワイドではネクタイの柔らかい雰囲気が伝わりにくくなります。

 

 

スタイリストさんがわかっているのか偶然なのか、気になるところですね。

 

 

因みに、この画像で少し気になる点がもうひとつあるのですが、それは当事者にお会いした時にお伝えしようと思っています。

 

 

画像だけで細かいところが見えてしまう。

 

 

自分の仕事にとっては良いことですが、もはや職業病ですね。(苦笑)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の連載 ”中村達也の買い足しノート”

 

 

 

 

 

今回のテーマは ”街履きエスパドリーユ” です。

 

 

自分にとってエスパドリーュは、大学生の頃に大流行していたとても懐かしいアイテムです。

 

 

当時は今のようにインソールにクッションが付いていたり、ソールがしっかりしていて歩きやすさを考えたものはほとんど無かった時代。

 

 

リネンやコットンのアッパーにジュートがそのままむき出しのインソールになっている簡素な作りのものしかありませんでした。

 

 

それでもエスパドリーユは売れに売れて、BEAMSやSHIPSのようなセレクトショップだけでなく、渋谷や原宿のような当時ファッション好きが集まる街の洋服屋や靴屋でエスパドリーユを置いていない店は無かったと言っていいほど大流行していました。

 

 

因みに、当時はグルカパンツやグルカショーツ、オープンカラーのシャツ、グルカサンダルも流行っていたので、今のカジュアルアイテムの流れは80年代前半頃のリバイバルとも言えるでしょう。

 

 

当時はそれらのものがメンズだけでなく、ウィメンズも同時に流行っていたのが今とちょっと違うところでしょうか。

 

 

そんなエスパドリーユも進化して数年前からマーケットに出てくるものは、当時のコンクリートの道を歩くとすぐに足の裏が痛くなるような簡素な作りのものでなく、歩くことを前提に作られた ”街履きエスパドリーユ” であり、今やこれがスタンダードになっています。

 

 

リバイバルと言っても当時のままではなく、必ずアップデートが必要と言うことですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このエスパドリーユ、6月に行われたPITTI UOMOの会場では昨年以上に多く見られ、実際に穿いているファッション業界人もかなり増えていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のように、多くの靴ブランドで見られただけでなく、LARDINIやDRAKE'Sのようなシューズブランド以外でもエスパドリーユを展開しているのを見ても注目度の高さがうかがえます。

 

 

そして、昨年も色々なブランドがエスパドリーユを展開していましたが、実際に会場内で履いている人はまだだ少ない印象でした。

 

 

今年のPITTI UOMOでは実際に履いている人が急増していたことも今の流れを物語っています。

 

 

因みに、この画像はウチのイケメンの昨年6月のPITTI UOMOのスナップ。

 

 

 

 

足元はボーダーのエスパドリーユです。

 

 

西口のスナップを見て今年真似した業界人も多いかもしれませんね。

 

 

リラックス感のあるラインのパンツとエスパドリーユは相性がいいです。

 

 

逆に、スーパースリムのようなピタピタのシルエットのパンツとは相性が良くありません。

 

 

昨今のオトナのカジュアルは ”リラックス感” が重要なキーワードで、エスパドリーユが注目されるのもそのような流れが背景にあるので、脚に張り付くリラックス感の無いスーパースリムのパンツとは相性が良くないのです。

 

 

なので、合わせるパンツはプリーツ入りやノープリーツやファイブポケットであっても多少ゆとりのあるシルエットのモノと合わせることお勧めします。

 

 

この街履きエスパドリーユ、来年の春夏も継続した流れであることは確実なので、今年のうちに良いものがあれば購入しておいても間違いありません。


セールになっているショップもあるので、セール品で気に入ったモノがあればおさえておいても良いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私も今日はデニムのストライプのパンツに街履きエスパドリーユ。

 

 

 

 

最近は土曜出勤の日や休日はドローコードのパンツにエスパドリーユというパターンが多いです。

 

車を運転するのも楽で歩いても疲れない、そしてスニーカーよりも更に気楽に履ける。

 

 

大人のカジュアルには、こんなにいい靴はありません。

 

 

既にお持ちの方も多いと思いますが、お持ちでない方には是非お勧めしたい靴です。

 

 

スニーカーやサンダルより確実にコーディネートを格上げしてくれます。

 

 

私も買い足ししようと思っています。

 

 

 

 

https://www.beams.co.jp/item/beamsf/shoes/21310006232/

 

問題はシューズクローゼット。

 

 

もう一足も入る隙間もありません・・・(苦笑)