ミラノショールーム 続報 | ELEMENTS OF STYLE

ミラノショールーム 続報

 

梅雨もあっという間に明けてしまい、毎日暑いですね。

 

 

おまけに今週は台風。

 

 

私も展示会で毎日外回りが多いので、さすがにジャケットやスーツは厳しくなって、今週からシャツとパンツスタイルです。

 

 

私の業界でもクールビズに否定的な方もいて、真夏でもスーツやジャケットにタイドアップが男のスタイルだという先輩方もいらっしゃいますが、さすがに亜熱帯に近い気候になってしまった今の日本でハードワークなビジネスマンの方たちにそれを押し通せと言うのも酷かなと思います。

 

 

要はTPOが大事という事なので、スーツを着なければいけないシーンであればクールビズであってもきちっとスーツを着るべきですし、着なくてもいい場合でも何でもいいわけではないですから、ビジネスに適したカジュアルなスタイルがあると思います。

 

 

私も昨今のクールビズの実情を深く理解している訳ではないので、もう少し実情が詳しく分かるようになったら、このブログでもクールビズスタイルを取り上げたいと思っています。

 

 

今回もイタリア出張報告。

 

 

ミラノのショールームの続報です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PT01

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PT01はPITTIにも出展していますが、イメージ的なディスプレイだけなので我々にとってはミラノのショールームで全貌をチェックすることが重要です。

 

 

今回は他のブランド同様、キレイで発色の良いカラーのパンツが打ち出されていました。

 

 

PITTIを見てもミラノのショールームを見ても、カラーパンツの流れが来ているのは明確です。

 

 

ドローコードのパンツが多いのも同様。

 

 

もはやドローコードのパンツを展開していないブランドは無いと言ってもよいでしょう。

 

 

シャツ同様にプリントとストライプが多いのも今回の傾向です。

 

 

それを普通のパンツに乗せるのか、ドローコードに乗せるのか、ショーツに乗せるのかという選択肢なのだと思います。

 

 

この価格帯のブランドの中では、PT01が一番モデル、カラ―、柄のバリエーションが多かったという印象です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

THE GIGI

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

THE GIGIも色を打ち出していましたが、他のブランドと比べると落ち着いたトーンでした。

 

 

上の画像のような、くすんだダスティーピンクや赤みのあるブラウン、そして中段の画像のような深みのあるグリーンの打ち出しが印象的でした。

 

 

それとは別にベージュ系のナチュラルトーンもしっかり展開。

 

 

多くのブランドがカラフルなカラーとナチュラルなトーンンを絡めて提案していましたが、ジジはナチュラルカラーだけを別に提案していました。

 

 

トレンド素材であるシアサッカーもきちっと展開。


下段のチェックジャケットは裏地を裾や袖から出してパイピングのように見せています。

 

 

ジジはボリオリの流れを汲んでいるので、日本ではラルディーニやタリアトーレと比較されるブランドですが、今やそれらのブランドとは明らかに方向性が違っています。

 

 

簡単に言ってみれば、”きちっとしたテーラードの技術を持ちながらも、タイドアップよりカジュアルなシャツやカットソーが合い、スニーカーも合わせることのできる、新たなテーラードを打ち出すブランド”

 

 

意外とこういうブランド少ないので、独自のポジションを築きつつあると言う印象です。

 

 

 

 

 

 

 



 

 

CAMOSHITA

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご存知UAの鴨志田さんのブランドです。

 

 

スティレラティーノやボルゾネッラと同じショールームなので、オーダーが終わった後いつもチェックしています。

 

 

もちろん、バイイングはしていません。(笑)

 

 

カモシタのコレクションは、一緒に仕事をしたことがあり、長く本人のスタイルを見てきた私にとっては、”いつも鴨志田ワールド全開のコレクション” という印象です。

 

 

毎回 ”昔こんなの着ていたな” とか ”色柄がまさに鴨志田さん” という、基本的にコレクションを見ると鴨志田さんの顔が浮かぶコレクションです。

 

 

イタリアのクラシックのテイストを持ちながら、どことなくフレンチの雰囲気があり、英国やアメリカの匂いもある。

 

 

欧米のブランドには意外とこういうテイストのブランドは無いので、それも海外の感度の高いバイヤーにうける理由なんでしょうね。

 

 

個人的には上段のカーキのリネンスーツにターコイズっぽいシャツの合わせがいいですね。

 

 

中段のブラウンンベースにベージュのウィンドウペンのスイングトップもいい雰囲気です。

 

 

PITTIのブースで綺麗なブルーとブラウンとボルドーのチェックのドローコードのパンツがあったので個人的にオーダーしました。

 

 

 

 

鴨志田さんっぽいチェックです。

 

 

試着もしてないし、値段もわかりません。

 

 

柄と色がかなり好きな感じだったので個人オーダーしました。

 

 

ピークドラペルのスーツ、ウェストシェイプのないダブルのジャケットにシャーリングの入ったパンツのセットアップ、オープンカラ―のシャツ、ボーダーのニット、ドローコード入りのパンツと、今回もトレンドはしっかり押さえながらも他のブランドとは一味違う鴨志田ワールドでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出張から帰ってくると買い物がしたくなります。

 

 

来年の傾向が既に見えているので、今シーズン既に展開しているものの中からいち早く着たいものをピックアップして買い物をします。

 

 

既に売り切れているものもあれば、わりと在庫が残っているものもあります。

 

 

BEAMSで展開していないものは他のショップでもチェックしますが、展開していないケースがほとんどです。

 

 

セール時期なのでいいモノがあれば他のショップでも買います。(笑)

 

 

カジュアルものを中心に色々買い物しているので、近々紹介しますね。

 

 

マイサイズ完売で買えなかったものも結構あります。

 

 

出遅れどころじゃありませんね。

 

 

いつも自分のものは後回し。

 

 

この仕事をしていると意外とそういうものなんです。(苦笑)