ELEMENTS OF STYLE -31ページ目

札幌出張

 
先週末は札幌出張でした。
 
 

 

 
最後に札幌に行ったのは確か16年前の家族旅行・・・?
 
 
それくらい久しぶりの札幌です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
出張の目的は札幌で初のトークショー。
 
 
 
 
 
 
いつもの3人です。
 
 
トークショー開始の2時間前には余裕で着く予定でしたが、羽田の混雑でフライトが遅れ1時間前に到着。
 
 
最近羽田発の国内線は遅れる事が多いですね。
 
 
時間もないので札幌店の近くで評判のいいラーメン屋をスタッフに教えてもらい軽く腹ごしらえ。
 
 
 
 
軽くのつもりでしたが、このお店私が滅多に食べることのない背脂系の濃厚な味噌らーめん。
 
 
予想以上に重くてかなり満腹になりました。(笑)
 
 
店に戻って事前の打ち合わせを終えると開始10分前。
 
 
かなりバタバタでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
会場はすでに満員御礼。
 
 
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どの都市に行ってもたくさんのお客様にご来場いただき本当に嬉しく思います。
 
 
いつもありがとうございます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回のトークショーのテーマは、今シーズンおすすめのアウターとコーディネートについて。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
EMMETIのムートンのライダース、BARBOURのカシミアのトレンチ、GRENFELLのダッフルコートについて、3人それぞれのおすすめのコーディネートを紹介し、後半は今までのトークショーになかった3人のパーソナルなネタ。
 
 
私が大学生の頃にパーカの上にスタジャンを着たダサい画像、西口が高校時代にラグビー部のジャージを着た画像、高田が艶々のイタリアオヤジみたいな髪型を真似ていた画像など、笑いを誘う貴重な画像もお見せしました。
 
 
今回もあっという間の1時間。
 
 
トークショー終了後は19:00まで店頭でお客様のコーディネートやお買い物のアドバイスをさせていただきました。
 
 
皆さんにたいへん喜んでいただき、私達にとっても有意義な一日でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
閉店後は札幌店のスタッフと親睦会。
 
 
仕切るのはかなり濃いキャラの札幌店T氏。
 
 
 
 
スーツにフェアアイルのベストとタッターソールのタブカラーという、かなりクラシックなコーディネートですが、夜のススキノでサングラスかけてる姿は何をやってる人なのかまったくわかりません。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
高田とT 氏はこの時点ではまだ酒が足らないのかおとなしめです。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
二次会はお約束のカラオケ。
 
 
私がDJ役なので入れた曲は誰かが唄わなければなりません。(笑)
 
 
 
 
北海道なのでとりあえず松山千春をT氏が熱唱。
 
 
かなり上手です。
 
 
宴会芸並みのレベルです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
普段はほとんど唄わない私と西口もこういう時は唄います。
 
 

 
 
 
かなり酒が入って絶好調の高田。
 
 
完全に主役です。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最後は3人で夜空ノムコウ。

 


よく見ると高田が二人の肩に腕をまわして私にマイク持たせてる・・・
 
 
でも、インスタでスカしている高田よりこういう高田の方が私は好きです。(笑)
 
 
この後、有志?達は3次会へ・・・


酒の飲めない私はさすがにギブアップ。
 
 
おとなしくホテルに戻りました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
翌日は店舗スタッフとランチミーティング。
 
 
札幌でスープカレーを食べたことがなかったので、スタッフのおすすめの店に行くことに。
 
 
有名な店はどこも長蛇の列で3軒目でやっと入れました。
 
 
 
 
いつも東京で食べているスープカレーとは違うマイルドな味でなかなか美味しかったです。
 
 
人気の店がたくさんあるようなので、次回は違う店の味を試してみたいですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
初めての札幌店のトークショーは皆さんに喜んでいただき本当に良かったと思います。
 
 
また機会があればこのようなお客様とお近づきになれる会を開きたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
トークショーも無事に終わり、次はこちら。
 
 
 
 
今週も休みなしで走り続けます。
 
 
10月27日オープン。
 
 
皆様のご来店心からお待ち申し上げます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

MEN’S EX 11月号 連載

 

MEN'S EX 11月号
 
 
今月号の特集はアウター選び。
 
 
 
 
左側のオレンジのダッフルコート、今シーズンBEAMSで展開している英国のINVERTIERE(インバーティア)のダッフルコートです。
 
 
インバーティアのダッフルコートは80年代にパリで大流行して、その後フレンチアイビーやフレンチトラッドのトレンドもあり、日本でも大流行しました。
 
 
当時を知る人にとっては、かなり懐かしコートだと思います。
 
 
このインバーティアのダッフルは、当時の生地とディティールとサイズ感を忠実に再現したBEAMSのエクスクルーシブモデル。
 
 
 
 
当時カラーバリエーションがかなりあり、定番色以外にサックスブルーやワインレッド、イエロー、グリーン、オレンジといったカラフルな色もかなり人気がありました。
 
 
その当時のイメージでオーダーしたのが、このオレンジ。


我々バイヤーチームが盛り上がってオーダーしたものの、当時のフレンチアイビーやフレンチトラッドを知らないお客様も多いので、正直ちょっと難しいかなと思っていました。


しかし予想は大きくハズれ、オーダー数が全て予約で埋まりキャンセル待ちも多数入るほどの大人気。


急いで追加オーダーを依頼したものの、生地の生産が間に合わず・・・
 
 
嬉しい誤算? となりました。
 

自分も当時ベージュのインバーティアを着ていたので、今年は久しぶりにダッフルコートが着たい気分です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私の連載 ”中村達也の買い足しノート”
 

 

 

 

 
 
今回のテーマは ”ワイドストライプのスーツ” です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ストライプのスーツは、ここ数年無地のスーツや小柄のスーツにおされ、クラシックの定番柄でありながら影の薄い存在でした。
 
 
読者の皆さんも積極的にストライプのスーツを着ようという気分ではなかったと思います。


特に今回おすすめしている幅広のストライプは、クラシックな印象がかなり強くなるので、数年前までのタイト&スリムなスーツには向かなかったという側面もあります。


前回のブログのグレンプレイドと同じように、クラシックな流れが戻って来ているので、このような幅広のストライプが注目されるのも自然な流れだと思います。
 
 
今シーズンの秋冬のバイイングを行った1月のイタリア出張でも幅広のストライプのスーツが多く見られました。
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のように幅広のストライプのスーツが多く見られました。

 

 

特に昨今クラシックのトレンドを牽引しているとも言えるLARDINIやTAGLIATOREが積極的に打ち出していたのが印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラルディーニの御曹司もブラウンのかなり幅広のストライプの3ピース。

 

 

 

 

 

 

パンツはプリーツ入りでゆったりしたシルエット。

 

 

シャツはピンホールカラ―にプリントのペイズリータイと、数年前のラルディーニでは考えられなかったかなりクラシックな装いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タリアトーレの社長のPINOも幅広ストライプのダブルブレスト。

 

 

 

 

 

 

シャツはシャンブレーのレギュラーカラ―にカラ―バー。

 

 

彼も数年前は胸元をかなり開けたスタイルがトレードマークだったことを考えると、装いがかなりクラシックになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みに、3年前の彼らのスーツスタイルがこちら。

 

 

 

 

 

 

ラルディーニの御曹司はセットアップ感覚のかなり派手なチェックスーツ、ピノはかなりペーンがハッキリしたスーツにシャツのボタン4つ開け。

 

 

二人に共通しているのは、当時からプリーツパンツを穿いてはいるものの、3年前は股上も浅くてシルエットもかなり細いです。


ジャケットのシルエットはあまり変わらないものの、パンツのシルエットが変わったのがよくわかります。

 

 

そして、スーツの色柄や合わせるアイテムの選びも3年で随分変わりました。

 

 

5年前の画像と比べればもっと変化がわかりやすいですが、それはまた別の機会に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は今シーズン幅広ストライプのスーツを着るかと聞かれると・・・・

 

 

既にこの生地でオーダーしました。

 

 

 

 

久しぶりのLOROPIANA。

 

 

ストライプの幅は2.5㎝くらい。

 

 

モデルはダブルブレストにしました。

 

 

上がってきたらご報告します。

 

 

いつ上がってくるんだろう・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一着は、これを検討しています。

 

 

 

 

 

 

BEAMS FのオリジナルでDRAGOの生地を使ったブラウンのストライプ。

https://www.beams.co.jp/item/beamsf/suit/21170891731/

 

 

これもストライプの幅が2.5㎝くらいです。

 

かなり濃いブラウンで、少しグレーがかった独特の色目です。

 

 

どちらもタイドアップだけでなく、タートルネックを合わせて着ようと思っています。

 

 

敢えてクラシック感の強いスーツにタートルネックを合わせるのも今の気分なんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グレンプレイドと同様に見た目のインパクトはあるので、仕事では着られる人と着られない人がハッキリわかれるかもしれません。

 

 

80年代後半から始まった英国調のトレンドや90年代後半のイタリアン クラシックブームの頃は、幅広ストライプのスーツを着るビジネスマンも多かったので、個人的にはビジネスマンの方たちに着ていただきたいスーツです。

 

 

ただ、ベルトレスのパンツを穿いていると上司から注意をされる時代なので、上司の方がどれだけクラシックなスタイルを理解しているかによるかもしれません。


難しいですね・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グレンプレイドと幅広ストライプ。

 

 

今シーズンのスーツ選びに迷われている方には、この二つの柄がおすすめです。

 

 

BEAMSでもオリジナル、インポート含めて様々な幅広ストライプのスーツを展開しています。

 

 

是非最寄りの店舗でご試着してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お知らせ。

 

 

 

10月20日(土) 15:00からBEAMS札幌店でトークショーを行います。


トークショー終了後も19:00まで、私と西口と高田が皆様のコーディネートのアドバイスをさせていただきます。


是非お越しください。

 

 

 

おすすめのスーツ

 
今シーズン私がおすすめのスーツ。
 
 
 
 
 
 
 
 
CANONICOのフランネルのグレンプレイドの生地を使ったBEAMS Fのオリジナル。
 
 
かなり大柄なグレンプレイドです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
チェンジポケットの付いた上着にベルトレスのサイドアジャスターのパンツという、個人的に最も好きなモデルです。
 
 
 
 
 
 
 
 
チェンジポケットやサイドアジャスターは流行ものではないというお話は何度もしましたが、自分が好きだからと言ってなんでもかんでもこのモデルがいいと言うわけではありません。
 
 
ポイントは生地の色柄や素材感が英国的であること。
 
 
昨今の英国調の流れの影響で、イタリアの生地ブランドも英国ブランドのコレクションに入っているような生地が多くなっています。
 
 
そのような生地は英国的なディティールのモデルにのせた方が、今のクラシックを表現できると言うことなんです。
 
 
そして、ディティールは英国的でも仕立ては柔らかく軽いと言うのが今の流れであることは言うまでもありません。
 
 
私もイタリア的な色柄で軽く柔らかい生地の場合は、普通のフラップポケットにベルトループの付いたプリーツパンツという組み合わせのスーツを選びます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
何故このスーツをそれほどおすすめするかと言うと・・・
 
 
既に2年前に同じ生地を使ったスーツをオーダーで作っているからなんです。
 
 
そのスーツがコレです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
生地は今シーズンのものと全く同じ CANONICOの5.556/1 というフランネルのグレンプレイド。
 
 
たしか2年前より前からコレクションに入っていると思いますが、今でも廃版にならずにコレクションに入っているという事は、この生地が人気があって売れ続けているという事なのだと思います。
 

2年前にオーダーしたものですが、既に当時からチェンジポケットでした。
 
 
パンツはベルトレスではないですが2プリーツ。
 
 
因みに、ベストもオーダーしたので3ピースで着られるようにしました。
 
 
この生地を初めて見たときから、英国的なディティールのスーツというイメージしかわきませんでした。
 
 
別のモデルを選ぶとすれば、ダブルブレストのチェンジポケット付です。
 
 
このスーツがとても気に入ったので、皆さんにもおすすめしたいと思い、BEAMS Fのオリジナルで今シーズン展開することにしました。
 
 
このグレンプレイドのスーツ、タイドアップだけでなく黒やネイビーのタートルネックを合わせてもいいですね。
 
 
私も真冬はスーツにタートルネックを合わせて着ることが多いので、この2シーズンすごく重宝しました。
 
 
BEAMSのホームページでもスタッフによるタートルネックを使ったコーディネートが紹介されています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こちらもご覧ください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
タイドアップしたコーディネートの画像を探したところ見つかりました。
 
 
2016年の11月にINSTAGRAMにアップしたコーディネートです。
 
 
 
 
当時から気分はタブカラ―でした。
 
 
スーツもシャツもネクタイも柄なので、それぞれの柄の大きさをずらしてコーディネートをまとめています。
 
 
ブルーのボディーに白襟のクレリックでもいいですね。
 
 
そちらの方がコーディネートしやすいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「こんな柄の大きいスーツ仕事で着れないよ」 という方も多いでしょう。
 
 
おすすめと言っても、このようなスーツを仕事で着ることができる人や、タイドアップだけでなくタートルネックと合わせるようなカジュアルなスーツスタイルを好む人におすすめのスーツです。
 
 
ベルトレスのサイドアジャスターがどうしても好きになれないという方は、お直しでサイドアジャスターを取って、パンツの裾を直した後に残る生地を使ってベルトループを付けることができるかもしれません。
 
 
おそらく、心斎橋リフォームさんや原宿のフェニーチェ クローゼット(旧サルト)さんならできるのではないかと思います。


チェンジポケットが気に入らないと言う方は、昔のイタリア人のようにチェンジポケットのフラップを中にしまうか、それも嫌な方はこちらのバンチに同じ生地がありますので、お好きなモデルでオーダーすることもできます。
 
 

 

 
私が監修しているバンチですから、当然私がおすすめの生地は必ず入っています。(笑)
 
 
”どれだけこの生地がおすすめなの” という感じですよね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オーダーで作ってから3シーズン目ですが、まったく飽きていないので今シーズンも着ます。
 
 
今シーズンはグレンプレイドの流れが来ていますが、この流れは来年の秋冬も継続しています。
 
 
すぐに着れなくなるようなものではないのでご安心ください。
 
 
グレンプレイドは英国を代表する柄なので、トレンドと言っても定番の柄が流れによって強く打ち出されているというだけの話です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ご興味のある方は是非最寄りの店舗でご試着してみてください。
 
 
「中村がいいって言ってるから取り敢えず試着だけしてみるか」
 
 
そんな軽い気持ちでご試着いただければと思います。
 
 
自分が気に入っているものに興味を持っていただいくだけでも嬉しいものです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

Stile Latino オーダー会

 
先週の週末から連休中に行われたSTILE LATINOのオーダー会で神戸と福岡に行ってきました。
 
 
大盛況だった東京のオーダー会を終えて、BEAMS HOUSE 神戸と福岡店もアポイントがフルに入ってランチも食べられない程の大盛況でした。


今日は神戸と福岡で行われたオーダー会の様子をレポートします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
採寸はヌード寸法を測ってからサイズゲージを使って細かく測って行きます。
 
 
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肩幅、背幅、中胴、袖丈など基本的な部分を採寸しながら、肩傾斜や肩甲骨の張りかた、猫背や反身、袖の降りなど細かな補正部分をチェックしていきます。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
採寸後実際にゲージを測って補正寸法との差をチェックして行きます。
 
 
 
 
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気になる点があると息子たちに細かくオーダーシートに記入するように指示をだします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
二人の息子、チェザレとエミリアーノがオーダーシートの記入とデータの入力をしていきます。
 
 
 
 
 
 
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長男のチェザレがオーダーシートを記入して、二男のエミリアーノがパソコンにデータを入力していきます。
 
 
以前オーダーいただいたお客様のデータは全てチェックできるようになっているので、今回の採寸との差や体形の変化が全て分かるようになっています。
 
 
また、モデルごとのサイズスペックも全てデータ化されているので、ゲージとのスペックの誤差も全て分かるようになっています。


仮縫いの無いオーダーの場合、緻密な採寸と的確な補正の判断が重要になります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
時間が空くと、ヴィンチェンツォが何やらパターンらしきものをフリーハンドでメモに書き込みます。
 
 
 
 
 
 
企業秘密なのでハッキリと見せてはくれませんが、どうやら補正の方法などをメモしているようです。
 
 
こういう職人気質のところも私がこのブランドに惹かれる理由です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
裏地やボタンのチョイスは彼らの服を販売しているミラノのショールームの社長であるプリモ氏が担当します。
 
 
 
 
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彼はイタリアのファッション業界でも有名なファッショニスタなので、ジャケットでもスーツでも柄物の裏地から勧めます。(笑)
 
 
スティレラティーノは他のブランドにはない柄物の裏地が多いので、選ぶ生地によってはペイズリーやストライプや小紋柄の裏地を選ぶのもいいですね。
 
 
シンプルにしたいお客様もいらっしゃるので、その場合は私が少しだけコントラストの付いた無地の裏地を選びお勧めしました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アポイントが空くわずかな時間にヴィンチェンツォが息子たちに技術指導。
 
 
 
 
 
 
ヴィンチェンツォ自身も10代から父親についてテーラードの技術を学んできたので、息子たちに自分の技術を伝えていくのは自然なことなのだと思います。
 
 
長男チェザレはこう見えても?まだ27歳。
 
 
まさに現場で仕事を学ぶという事ですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
福岡店で全てのお客様のオーダーが終わってから、私のオーダーの採寸をお願いしました。
 
 
 
 
今回は春夏のソラーロの生地でダブルブレストのスーツをオーダーしました。
 
 
私の場合44ベースで着丈と中胴と右肩下がりの補正が入ります。
 
 
ダブルの場合、前丈が長くなると上着が重たく見えるので、そこは調整して欲しいとお願いしました。
 
 
ダブルはチェンジポケットが気分ですが、今回はカジュアルな生地なので普通のフラップポケットでパンツは2プリーツのサイドアジャスターにしました。
 
 
因みに、ヴィンチェンツォのお勧めは2パッチポケットのダブルステッチ。
 
 
すごくナポリっぽくてカッコいいのですが、生地がソラーロでダブルブレストのダブルステッチでは東京で着るにはちょっとコテコテすぎるので却下しました。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
福岡店が日本での最後のオーダー会だったので終了後記念撮影。
 
 
 
 
今回のオーダー会も大変多くのお客様にオーダーいただき、彼らも大変感謝しています。
 
 
ありがとうございました。
 
 
デリバリーは12月からスタートなので、楽しみにお待ちください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
夕飯はナポリ ピザという予定でしたが、息子たちが急に魚が食べたいと言い出し急遽店探し。
 
 
連休の最終日なのでさすがにやってる店も少なく、福岡店の近くの居酒屋へ行くことになりました。
 
 
 
 
 
 
 
通されたカウンター席の眼の前には水槽があってこれにはイタリア人もビックリ。
 
 
相当テンションが上がったようで、しばらくスマホ片手に大興奮。(笑)
 
 
最初は軽く食べるだけでいいと言っていましたが、結局魚も鮨もたらふく食べて大満足のアットリーニファミリーでした。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
会計が終わり帰ると言っているのに調理場を覗きこんで魚をさばくのを真剣に見つめる3人。
 
 
 
 
 
 
職人なので板前の包丁さばきには興味があるんでしょうね。
 
 
仕事以外は基本的にマイペースな親子です。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私は彼らとの会食が終わってから福岡店のスタッフと合流。
 
 
焼き鳥屋でウーロン茶だけ飲んでスタッフたちと打ち上げ。
 
 
その後、福岡店のスタッフの誘いで長浜ラーメンを食べに。
 
 
 
 
夜中の12時過ぎにラーメンを食べることは東京ではまずありません。
 
 
スタッフが替え玉をオーダーするなか、私は一杯でギブアップ。
 
 
昼飯抜きだったとはいえ、さすがに腹がパンパンになりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
連休中休みなしで出張でしたが、神戸や福岡のお客様とお会いできてとても有意義な時間でした。
 
 
皆さんのBEAMSの品揃えに対する期待感の大きさに身が引き締まる思いです。
 
 
来月はある地方の店舗でトークイベントを行う予定です。
 
 
詳細決まりましたらご報告します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 

今シーズン最初のパンツ

 

 

すっかり涼しくなってきて春夏の薄い生地のパンツがなんとなく頼りなく感じてきました。

 

 

3シーズン穿ける生地のパンツは何本も持っているのですが、何故か定番のベージュのコットンのパンツは2本しかなく、それも今となっては股上が浅かったりシルエット細かったりと、なんとなくしっくりこない・・・

 

 

なので、今シーズンはまずベージュのコットンパンツを購入するところからスタートです。

 

 

色々検討した結果、購入したのがこのパンツ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎シーズン 早期に完売するほど人気のBEAMSエクスクルーシブモデル、GTAのHERRICK(エリック)

https://www.beams.co.jp/item/beamsf/pants/21230574353/

 

 

私もこれまでエリックを何本か購入しましたが、BEAMSで展開しているパンツの中でも最も体形に合うモデルです。

 

 

シルエットが綺麗でフィッティングも良いのでとても気に入っています。

 

 

好き嫌いはあると思いますが、個人的にはサイドアジャスターのパンツしか頭になかったので、ベージュのコットンパンツもサイドアジャスターに絞って検討していました。


生地は綾がはっきりとしたコットンギャバジンですが、表面が滑らかなのでとても履き心地がいいです。

 

 

通常の製品染めのツイルの生地と比べても上質感のある生地です。

 

 

今まで何本も購入してきたモデルなので、試着してサイズ感に問題なければお直しの寸法も今まで通りでお直しするのですが、唯一変えたのが裾幅。

 

 

今まで単品のパンツの裾幅は17㎝、スーツの組下は17.5㎝と決めていましたが、最近17㎝だとなんとなくテーパードがきつくてシルエットが不自然に感じてきたのが理由です。

 

 

このブログでも何度もお話ししてきましたが、パンツのシルエットは確実に太くなってきています。

 

 

裾幅に関しても太いモデルを随分見かけるようになりましたが、実際に穿いている人はファッション業界人か余程流れに敏感な人。

 

 

私はワイドパンツは穿きませんが、それでも今後はテーパードも少しづつ緩くなっていくことは流れを見ていれば自然に感じるものです。

 

 

そして、もう一つの理由は秋冬はホーズを履くということ。

 

 

裾幅を細くするとふくらはぎの部分も細くなるので、ホーズを履く秋冬はパンツがふくらはぎに引っかかりシルエットが綺麗に出ないのです。

 

 

私は夏場はホーズを履かないので、パンツが細くてもふくらはぎに引っかかることなく綺麗なシルエットが出ます。

 

 

この点については気付いていらっしゃる方も多いと思います。

 

 

このように、流れからくる気分とシルエットを綺麗に見せることの両面を考えて、裾幅は5mmだけですが太くするのが今の私の気分なんです。

 


なので、これから買うものだけでなく、いま持っているパンツもタイミングを見て裾幅のお直ししようと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、昨年から欲しかったハウンドトゥースのパンツは、英国生地のバンチから選んでオーダーすることにしました。

 

 

 

 

 

 

 


BULMER & LUMBのハウンドトゥ―ス。

 

 

生地感も柄の大きさもイメージどおり。

 

 

英国生地は膝も抜けにくく、クリースも取れにくいのでパンツには理想的な生地なのですが、イタリアのブランドで英国生地を使うとものすごく高くなるんです。

 

 

今シーズンもあるブランドで英国生地を使ったコレクションがあったのですが、高すぎて展開をあきらめました。

 

 

と言うことで、カスタムテーラービームスでBEAMS Fの2インプリーツのサイドアジャスターのモデルでオーダーしました。

 

 

もう何回もオーダーしているので安心です。

 

 

欲しい生地で気に入ったモデルが無い場合はオーダーで作るのもひとつの手だと思います。

 

 

今から仕上がりが楽しみです。

 

 

グレンプレイドやブラックウオッチも穿きたい気分。

 

 

既製を買うかオーダーするか、もう少し考えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

MEN'S EX 連載 10月号

 

先週最後の夏休みをとって石垣島と沖縄に行ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石垣島から竹富島にも行きましたが、ゆったりとした空気が流れていて本当にリラックスできました。

 

 

 

沖縄本島は学生の頃に行ったことがありますが、安ツアーのうえに台風が来て天候も最悪だったこともあり、あまり良いイメージが残っていません。

 

 

なので、ほぼ初の沖縄本島はあまりにも都会でびっくり。

 

 

海はとてもキレイでしたが、海が見えなければ車に乗っていると関東近郊の国道を走っているのとあまり変わらない雰囲気・・・

 

 

正直ちょっとイメージとのギャップがありました。

 

 

私は基本的に田舎が好きなので、ゆるい空気の流れている石垣島方があっていますね。

 

 

次回はもっとスケジュールに余裕を持たせ、全島をゆっくり回って竹富島で水牛にも乗って(笑)、小浜島にも行ってみたいと思います。

 

 

今回は天気にも恵まれて良い夏休みでした。

 

 

秋に向かうと言うのに、また真っ黒に日焼けしてしまいました。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MEN'S EX 10月号

 

 

今月の特集は 「勝負スーツ」

 

 

 


色々なブランドのスーツや生地についての特集ページもあり、まさに今シーズンのスーツ情報満載の一冊です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BEAMSのオリジナルスーツのこだわりについて解説しているページもあります。

 

 

 

 

今後毎月掲載されるので、これは必ず読んでくださいね。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の連載、”中村達也の買い足しノート”

 

 

 

 

 

 

今回のテーマは ”グレンプレイド柄のジャケット” です。

 

 

ここ数年英国調の流れが続いていることもあり、英国の伝統的な柄が注目されていることはこれまで何度もお伝えしてきました。

 

 

そんな英国的な柄の中でも今シーズンは特にグレンプレイドに注目が集まっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今シーズンのバイイングを行った1月のイタリア出張でも、ほとんどのブランドがグレンプレイドを積極的に打ち出していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のように、ジャケットだけでなく、スーツやコートやパンツ、帽子まで、様々なアイテムでグレンプレイドが積極的に打ち出されているのを見ても、今シーズンの注目の柄であることは明確です。

 

 

グレンプレイドのジャケットを選ぶポイントは、合わせやすさを考えるのであれば誌面で紹介されているような色数を絞った柄を選ぶと良いでしょう。

 

 

柄の小さいモノを選ぶとスーツの上着を着ているような見え方になるので、ある程度大柄のモノを選ぶのもポイントです。

 

 

コーディネートは特に難しいことはありません。

 

 

インナーに合わせるシャツやニットは、おそらく皆さんが持っているモノでコーディネートできるでしょう。

 

 

パンツも定番のコットンやウールのパンツを合わせられるので、ジャケットと合わせて新調するものは選ぶジャケットの色によって変わるくらいでしょう。

 


タイドアップが難しいと思われる場合は、無理をせずに無地のタイを合わせることをお勧めします。

 

 

特にウールやカシミアの無地のネクタイは相性が良いです。

 

 

どうしても柄のネクタイを合わせたい場合は、ジャケットの柄とネクタイの柄の大きさが被らないように気を付けるのがポイントです。

 

 

 

 
 
柄のネクタイを合わせる場合の簡単なコーディネート例です。
 
 
上段はグレンプレイドの柄より幅の広いストライプを合わせて、下段は逆に柄の大きさより小さい柄の小紋を合わせました。
 
 
このように、ジャケットの柄の大きさと同化しないような柄の大きさのネクタイを合わせるとコーディネートしやすくなります。
 
 
これは、柄のスーツやジャケットに柄のネクタイを合わせる時の基本的なセオリーなので、参考にしていただければと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
因みに、このグレンプレイドのジャケット。
 
 
来年の秋冬も流れが続いているのは間違いありません。
 
 
すぐに着られなくなるような流行ものではないのでご安心ください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今シーズン柄物のジャケットを検討されている方には是非お勧めしたいジャケットです。
 
 
そして、柄物のジャケットが苦手だという方にもチャレンジしてもらいたいジャケットです。
 
 
特に2色使いの柄を選べば意外と簡単にコーディネートできると思います。
 
 
BEAMSでも今シーズン様々なグレンプレイドのジャケットを展開していますので、是非最寄りの店舗でお試しいただければと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
10月号は連載以外にも今シーズンからBEAMSでも展開を始めるFURLAのデザイナーとの対談ページもあります。

 

 

 

 

 

 

こちらも是非ご覧ください。

 

2018秋冬カタログ

 

2018秋冬のドレスカタログが完成しました。

 

 

既にお手元にある方も多いと思いますが、今回も私とディレクター、バイヤー、プレススタッフとスタイリストで全てのコーディネートを組んでいます。

 

 

スタイリストに任せっきりではなく、実際に企画やバイイングをしたスタッフが思い入れを持ってコーディネートするのが我々のポリシーです。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだご覧になっていない方の為に、コーディネートを全てお見せしました。

 

 

今シーズンの注目アイテムを使いながら、トレンドに走りすぎないリアリティーのあるコーディネートで表現しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BEAMSのオリジナルスーツの拘りについての解説ページもあります。

 

 

 

 

 

 

以前はメンズファッション誌でスーツの作りに関する特集が多くありましたが、昨今はほとんどなくなってしまったので、テーラードの本質について今一度皆さんに知っていただきたいという思いもあり、4ページにわたって私が解説しています。

 

 

もっと語りたい拘りのポイントがあるのですが、全部載せたら10ページあっても足りないかも・・・

 

 

今回は特にテーラードの基本となる重要なポイントをピックアップして解説しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、一番大変だった24パターンのVゾーンコーディネート。

 

 

 

 

 

 

私と西口と高田とプレスの安武で24パターンのコーディネートを組みました。

 

 

画像の下にはコーディネートのポイントも解説しています。

 

 

これは本当に時間と労力がかかりました。

 

 

何度も組みなおして完成させた24パターンのVゾーンコーディネート。

 

 

ポケットチーフの入れ方からネッカチーフの巻き方まで、細かくスタイリストのSさんに指示をして撮ってもらいました。

 

 

Sさん、お疲れ様でした。(笑)

 

 

皆さんのコーディネートの参考になれば嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、BEAMS F40周年記念のアイテムを使ったコーディネートもあります。

 

 

 

 

 

 

私のコーディネートは同世代の方には懐かし80年代スタイルを現代風にアップデートさせたコーディネートを組んでみました。

 

 

一方、西口のコーディネートはシンプルで本人が着たらモテそうなイケメンコーディネート。(笑)

 

 

西口が意識しているかどうかわかりませんが、私から見るとこのコーディネートも80年代のフレンチトラッドの雰囲気が感じられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巻末の2ページはBEAMSのスタッフのスタイルセレクション。

 

 

 

 

ご存知のスタッフがいましたら「カタログ見たよ」と声をかけてやってください。

 

 

皆喜ぶと思います。

 

 

 

 

 

 

 


 

このカタログはドレスアイテムを展開しているBEAMSの店舗で配布しています。

 

 

もちろん無料ですので最寄りの店舗に是非お立ち寄りください。

 

 

皆さんのお買い物やコーディネートの参考になればと思います。

 

 

私は今シーズン ワイドピッチのストライプスーツが着たい気分なので、何か購入するかオーダーするか考え中です。

 

 

決まったらご報告します。


秋冬はコーディネートの幅が広がるので楽しみです。


一方春夏よりお金がかかる・・・


それが悩みどころです。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018秋冬トレンド解説動画VOL3アップしました。

 

 

 

 

今回はVOL1と2でご紹介したアイテムを西口と高田が実際にどのようにコーディネートするか解説しています。

 

是非ご覧ください。

https://www.beams.co.jp/feature/180810/

 

シャンブレー タブ

 
インスタグラムでアップした画像で着ているシャンブレーのタブカラ―。
 
 
色々なコーディネートに使えるので、数年前からジャケットやスーツに合わせてかなり使っています。
 
 
 
 
 
 
 
このシャンブレーのタブカラ―、数年前に岡山のシャンブレーの生地を使って個人的にBEAMSのカスタムテーラーでオーダーしたもの。
 
 
このシャツのイメージがあって、ここ数年色々なブランドでシャンブレーのタブカラ―をオーダーしてきました。
 
 
自分もイタリアブランドのシャンブレーのシャツを色々着てきましたが、この岡山のシャンブレーの生地が一番気に入っています。
 
 
そこで今シーズン、その岡山のシャンブレーの生地を使ってBEAMS Fのオリジナルでタブカラ―のシャツを展開することにしました。
 
 
 
 
 
 
イタリアの生地に比べると生地が密に織られているので最初は堅く感じますが、何度も洗っていくうちに適度に柔らかくなり良い風合いになっていきます。
 
 
ヨーロッパのシャンブレーの生地に比べると、色落ちが少ないのも岡山のシャンブレーの良いところです。
 
 
イタリアのシャツブランドでも岡山製のデニムやシャンブレーの生地を使っているところはありますが、値段はイタリアの生地を使ったものよりかなり高くなってしまうのです。
 
 
なので、日本製のデニムやシャンブレーを使いたくても使えないブランドが多いと言うのが実情です。
 

実はこのシャンブレーの生地、某有名アメリカブランドでも使われている生地なんです。
 
 
誰でも知ってるあのブランドですね・・・
 
 
 
 
 

 
 
 
このオリジナルのタブカラ―、凝っているのは生地だけでなく、作りも細部まで拘って作られています。
 
 
 
 
特に拘っているのは画像のようにカーブしている台襟の形状。
 
 
上の画像のように、フロントボタンに向かって台襟がカーブしているとタイドアップした時にネクタイのノットが上がってエレガントな雰囲気に見えます。
 
 
 
 
ノータイの時もこんな感じで台襟の先が落ちずにせり上がる感じになります。
 
 
このタイドアップの時もノータイの時も台襟がせり上がって落ちないと言うのが、シャツの見え方に大きく関わる重要なポイントなのです。
 
 
実は、皆さんがよく知っているナポリのFや、最近セレクトショップで扱われているナポリAも元々は台襟がストレートで、タイドアップの時もノータイの時も前台襟が落ちるタイプのシャツでしたが、BEAMSの要望で修正され、今ではカーブした台襟になっています。
 
 
因みに、この修正はBEAMSのエクスクルーシブにもできましたが、より良い作りのシャツになれば良いと思いエクスクルーシブにはしなかったので、今ではそれらのブランドのスタンダードとなり世界中で展開されています。
 
 
 
 
 
 
 
 
オリジナルのシャツの薀蓄はもっと色々あるのですが、今回は台襟の話だけにして、BEAMSのお客様からよく聞かれるタブカラ―のノータイスタイルについて少し触れたいと思います。
 
 
ほとんどの方がタブカラ―をノータイでボタンを開けて着るのはNGと思っていると思いますが、実は私が入社した80年代中くらいにBEAMSのスタッフや顧客様の間で流行ったスタイルでした。
 
 
ネタ元はフレンチアイビー。
 
 
当時、雑誌POPEYEが初めてフランスのトラディショナルスタイルに注目し、パリに取材に行った時にフランス人がタブカラ―のボタンを外して首元にスカーフを巻いていると言う情報をBEAMSのスタッフが聞きつけて、それを流行らせたのが始まり。
 
 
私も入社当時多く展開していたタブカラ―を買って、タイドアップしかできないなと思っていたのですが、先輩たちがタブカラ―をノータイで着ているのを見て、こういう着こなしもあるのかと思ったものです。
 
 
なので、我々世代にとってタブカラ―のノータイはオールド ビームス スタイルで、懐かしくもあり今また新鮮なスタイルです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
当時の巻物はアスコットタイかスカーフでした。
 
 
いくらリバイバルと言ってもさすがにアスコットタイやスカーフでは古臭い・・・
 
 
時代性を考えるのならネッカチーフがいいですね。
 
 
 
 
 
 
上の画像のように大柄のチェックジャケットにシャンブレーのタブカラ―のボタンを外してネッカチーフを巻く。
 
 
まさに80年代のBEAMSスタイルを今の時代感に合わせてアップデートさせたスタイルです。
 
 
 
 
 
 
 
 
このBEAMS Fのオリジナルのシャンブレーのタブカラ-。
 
 
私が数年間着てその良さをわかっているので是非お勧めしたいシャツです。
 
 
ノータイで着るかどうかは無理にお勧めしません。
 
 
それが突飛なスタイルではなく、過去にBEAMSで流行ったスタイルであることだけご理解いただければと思います。
 
 
自分がノータイで着るかどうかを聞かれれば、着ます。
 
 
ただし、若い頃好んで巻いていたアスコットタイやスカーフですが、この歳になるとなんとなく照れくさいのです。
 
 
問題は昔のように照れもなく自然にネッカチーフが巻けるかですね。
 
 
ひとまず30年ぶりにタブカラ―をノータイで着て、巻き物は後で考えることにします。
 
 
無理なく流れを取り入れる。
 
 
それが私のポリシーです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2018年秋冬のカタログが完成しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
今シーズンお勧めのアイテムやコーディネート、オリジナルスーツの作りに関する解説ページもあり盛りだくさんの内容です。
 
 
BEAMSの店舗で配布していますので是非最寄りの店舗にお立ちより下さい。
 
 
 
 
 
 
 

同級会

 

先週新潟に帰省した際に中学時代の同級会がありました。

 

 

自分が参加するのは7~8年ぶりでしょうか。

 

 

今年が中学を卒業してから40年という節目の年で、新潟在住の幹事がたくさんの人に声をかけて45名集まりました。

 

 

 

 

4クラスで140人くらいの学年だったので、3分の1くらいの参加者ですが、よく集まったなという感じです。

 

 

幹事の皆さん、本当にお疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

昔の面影があってすぐに分かる人もいれば全く分からない人も・・・


自分はどっちなんだろうと思いながらも、みんなが「変わっていないね」 と言ってくれるので、普通はいい気分になって調子にのるところですが、私はおだてられても木に登らないタイプなので、”思ったほど変わっていないね” という事なんだろうなと冷静に自分を見つめることができます。(笑)

 

 

 

 

上段の真中が私ですから、40年ぶりに会った人も少しは面影があるかなと言う感じでしょうか。

 

 

校則が緩く白か薄いブルーの無地のシャツであれば何を着てもよかったので、シャツはもちろんボタンダウンでした。

 

 

夏以外は学生服を着るので、シャツになるのは放課後の清掃の時くらい。

 

 

うるさい先生に見つからなければいいので、結構タータンチェックのボタンダウンを着てました。

 

 

この画像はある女子が持ってきた卒業アルバムのコピーですが、私の足元を見ると爪先立ちで背伸びしてるんです。


女子が見つけてつっこまれたのですが、当の本人は全く覚えがなく・・・

 

 

中学に入学した時は後ろから3番目くらいだったのですが、この頃は真ん中くらい。


成長が止まってしまった事への悪あがきだったのでしょうか。


顔が思いっきりしかめっ面なのに、背丈をごまかすなんて恥ずかしいと言うか情けないというか・・・

 

 

本当にこの頃はカッコつけていきがっていたなと反省しています。
 

 

しかし、女子のチェックは怖いですね。

 

 

こんなものまで見つけてしまうんですから・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二次会になるとお酒も入ってりラックした雰囲気に。


 

 

一次会の集合写真と比べると、だいぶユルい感じになっています。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同級生から送られてきた画像はどれも端っこに写っている私。

 

 

 

 

 

 

中学校の頃は調子に乗って目立ちたがり屋だった私も、大人になってからはめっきり控えめになりました。(笑)

 

 

人がたくさん集まる場ではいつも端っこなんです。(笑)

 

 

洋服の話はほとんどしませんが、BEAMSで買ってくれている友人も何人かいて嬉しい限りです。

 

 

参議院議員のT君は当選したらBEAMSでスーツをオーダーしてくれると約束していたのですが、当選してから10年、まだ作ってくれません・・・

 

 

秋物のスーツをオーダーしてくれるとしっかり約束をとりつけました。(笑)


麻生副総理にコーディネートをダメ出しされているそうで、洋服屋としてはなかなか面白い話も聞けました。

 

 

 

 

 

 

 

 

16:00から始まった同級会も3次会が終わったのが23:00.。

 

 

7時間飲みっぱなしですから、さすがに皆ベロベロでした。(笑)

 

 

近況報告から昔話まで、本当に話は尽きない。

 

楽しい時間はあっという間に過ぎるものです。

 

 

次回は還暦を迎える5年後?

 

 

この歳になると5年なんてあっという間です。


赤いちゃんちゃんこ着て記念撮影するのはやめましょうね。

 

 

幹事さん、今からお願いしておきます。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月のPITTI UOMOでインタビューされた動画がアップされました。
 

 

 

 

GQ JAPAN The Street Trends From Pitti Immagine Uomo 94 

 

 

是非ご覧ください。

https://gqjapan.jp/video/fashion/GJ301-PittiUomoFashionIcon-2018-08_ORIG_008

 

MEN'S EX 連載 9月号

 

お盆休みも終わり、東京に帰ってきました。

 

 

昨日から出社し、今日もオフィスで仕事しています。

 

 

東京はまだ休みの人が多いのか電車が空いています。

 

 

渋谷駅もすいすい歩けますが、それも原宿駅に着くと一変し、竹下口は大混雑で竹下通りもすごい人です。


一週間新潟にいて人の少ないことに慣れてしまった体には、全く前に進まない竹下通りはかなりキツイ。

 

 

昨日も今日も遠回りして脇道を通って出社しました。
 








 

MEN'S EX 9月号

 

 

 

 

9月号の特集は”「上質な服」のカタログ”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私も最も基本となる上質の見分け方について4ページにわたって解説しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

60ページから63ページです。

 

 

連載ページと合わせて、こちらも是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の連載 ”中村達也の買い足しノート”

 

 

 

 

 

 

今回はパープルタイについてです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今シーズンのバイイングを行った1月のイタリア出張やネクタイブランドのコレクションの中にもパープルのネクタイが多く見られました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のようにベースカラーがパープルのものだけでなく、挿し色としてパープルを使った柄が多いのも今シーズンの特徴です。

 

 

英国ではROYAL PURPLE(ロイヤル パープル)というカラーがあるように、パープルは元々高貴な色として英国王室で用いられてきた色です。

 

 

一方、イタリアでは葬儀の時に使われる色なので、不吉な色として一般的に好まれる色ではないようです。

 

 

しかし、ここ数年の英国調の流れが更に強まったこともあり、今シーズンは英国のネクタイブランドだけでなく、イタリアのネクタイブランドも積極的にパープルをコレクションに加えて提案しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みに、パープルの流れはネクタイだけではありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のように、様々なアイテムでパープルが打ち出されているので、ネクタイだけのトレンドカラーではなく、パープルの色自体が今シーズン注目されるカラ―だと言えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コーディネートは特に難しいことはありませんが、パープルにあまり馴染のない方は、ネイビーやブラウンベースにパープルを挿し色に使ったモノを選ぶと良いでしょう。

 

 

小紋やストライプやペイズリーなど、定番的な柄にパープルを挿し色に使ったネクタイが今シーズン多くのブランドから提案されています。

 

 

ビジネスで着るようなダークスーツと合わせる場合は、深みのある濃いパープルのタイが合わせやすいと思います。

 

 

パープルと言ってもボルドーに近い赤みのあるパープルからブルーを混ぜたようなパープルまで幅広いバリエーションがありますので、合わせるスーツやジャケットに合うトーンを選ぶと良いでしょう。

 

 

私も昨年からパープルのネクタイを少しづつ揃えてきましたが、今シーズンも何本か欲しいものがあるので入荷待ちです。

 


購入したら、またご報告します。

 

 

パープルのネクタイを一本も持っていない方は、今シーズン是非チャレンジしてみてください。

 

 

きっと新鮮なVゾーンが作れると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018秋冬 トレンド解説動画 Vol 2 アップしました。

 

 

 

 

今回はカジュアルアイテム編です。

 

 
 
是非ご覧ください。