おすすめのスーツ
今シーズン私がおすすめのスーツ。
CANONICOのフランネルのグレンプレイドの生地を使ったBEAMS Fのオリジナル。
かなり大柄なグレンプレイドです。
チェンジポケットの付いた上着にベルトレスのサイドアジャスターのパンツという、個人的に最も好きなモデルです。
チェンジポケットやサイドアジャスターは流行ものではないというお話は何度もしましたが、自分が好きだからと言ってなんでもかんでもこのモデルがいいと言うわけではありません。
ポイントは生地の色柄や素材感が英国的であること。
昨今の英国調の流れの影響で、イタリアの生地ブランドも英国ブランドのコレクションに入っているような生地が多くなっています。
そのような生地は英国的なディティールのモデルにのせた方が、今のクラシックを表現できると言うことなんです。
そして、ディティールは英国的でも仕立ては柔らかく軽いと言うのが今の流れであることは言うまでもありません。
私もイタリア的な色柄で軽く柔らかい生地の場合は、普通のフラップポケットにベルトループの付いたプリーツパンツという組み合わせのスーツを選びます。
何故このスーツをそれほどおすすめするかと言うと・・・
既に2年前に同じ生地を使ったスーツをオーダーで作っているからなんです。
そのスーツがコレです。
生地は今シーズンのものと全く同じ CANONICOの5.556/1 というフランネルのグレンプレイド。
たしか2年前より前からコレクションに入っていると思いますが、今でも廃版にならずにコレクションに入っているという事は、この生地が人気があって売れ続けているという事なのだと思います。
2年前にオーダーしたものですが、既に当時からチェンジポケットでした。
パンツはベルトレスではないですが2プリーツ。
因みに、ベストもオーダーしたので3ピースで着られるようにしました。
この生地を初めて見たときから、英国的なディティールのスーツというイメージしかわきませんでした。
別のモデルを選ぶとすれば、ダブルブレストのチェンジポケット付です。
このスーツがとても気に入ったので、皆さんにもおすすめしたいと思い、BEAMS Fのオリジナルで今シーズン展開することにしました。
このグレンプレイドのスーツ、タイドアップだけでなく黒やネイビーのタートルネックを合わせてもいいですね。
私も真冬はスーツにタートルネックを合わせて着ることが多いので、この2シーズンすごく重宝しました。
BEAMSのホームページでもスタッフによるタートルネックを使ったコーディネートが紹介されています。
こちらもご覧ください。
タイドアップしたコーディネートの画像を探したところ見つかりました。
2016年の11月にINSTAGRAMにアップしたコーディネートです。
当時から気分はタブカラ―でした。
スーツもシャツもネクタイも柄なので、それぞれの柄の大きさをずらしてコーディネートをまとめています。
ブルーのボディーに白襟のクレリックでもいいですね。
そちらの方がコーディネートしやすいと思います。
「こんな柄の大きいスーツ仕事で着れないよ」 という方も多いでしょう。
おすすめと言っても、このようなスーツを仕事で着ることができる人や、タイドアップだけでなくタートルネックと合わせるようなカジュアルなスーツスタイルを好む人におすすめのスーツです。
ベルトレスのサイドアジャスターがどうしても好きになれないという方は、お直しでサイドアジャスターを取って、パンツの裾を直した後に残る生地を使ってベルトループを付けることができるかもしれません。
おそらく、心斎橋リフォームさんや原宿のフェニーチェ クローゼット(旧サルト)さんならできるのではないかと思います。
チェンジポケットが気に入らないと言う方は、昔のイタリア人のようにチェンジポケットのフラップを中にしまうか、それも嫌な方はこちらのバンチに同じ生地がありますので、お好きなモデルでオーダーすることもできます。
チェンジポケットが気に入らないと言う方は、昔のイタリア人のようにチェンジポケットのフラップを中にしまうか、それも嫌な方はこちらのバンチに同じ生地がありますので、お好きなモデルでオーダーすることもできます。
私が監修しているバンチですから、当然私がおすすめの生地は必ず入っています。(笑)
”どれだけこの生地がおすすめなの” という感じですよね。
オーダーで作ってから3シーズン目ですが、まったく飽きていないので今シーズンも着ます。
今シーズンはグレンプレイドの流れが来ていますが、この流れは来年の秋冬も継続しています。
すぐに着れなくなるようなものではないのでご安心ください。
グレンプレイドは英国を代表する柄なので、トレンドと言っても定番の柄が流れによって強く打ち出されているというだけの話です。
ご興味のある方は是非最寄りの店舗でご試着してみてください。
「中村がいいって言ってるから取り敢えず試着だけしてみるか」
そんな軽い気持ちでご試着いただければと思います。
自分が気に入っているものに興味を持っていただいくだけでも嬉しいものです。