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PITTI SNAP by BEAMS 2019年 6月

 

毎日雨が降って何を着るか迷う日々。

 


コーディネートは靴が要なので、毎日天気予報をチェックして、雨に対応できる靴を決めてから何を着るか考えています。

 

 

靴は濡れても手入れすればいいので全く気にならないのですが、靴下が濡れるのが気持ち悪いので、そっちのほうが神経質なります。

 

 

来週には梅雨明けする予報なので、もう少しの辛抱ですね。

 

 

今回は先月のPITTI UOMOで撮ってきたスナップの中から、今の季節に合う軽めの着こなしの画像をピックアップしてご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白いリネンのワンピースカラーのシャツにブラウンのリネンのパンツ。

 

 

 

 

 

 

シンプルで清潔感のあるコーディネート。

 

 

リネンのパンツはベルトレなので、ウエストまわりがすっきりしていていいですね。

 

 

シンプルで物足りなかったのか、ポケットにスカーフ?を入れてチラッと見せる小技。

 

 

個人的には首に巻いた方がよかったかなと思います。

 

 

足元はベージュのスエードのスリッポン。

 


シャツ一枚でもきちっと見えるコーディネートは、日本のクールビズでも参考になりそうなスタイリングです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワーク系のシャツにオフホワイトのリネンのサイドアジャスター。

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカンテイストのシャンブレーのワークシャツにリネンのサイドアジャスターという、ミックススタイルのコーディネート。

 

 

もともとクラシック回帰の流れで出てきたベルトレスのサイドアジャスターのパンツですが、ここ数年でかなり広まったこともあり、ここにきてカジュアルなテイストとミックスする人も増えてきています。

 

 

個人的にはコーディネートの幅が広がって良い傾向だと思っています。


靴が黒のタッセルですが、このスタイルには少し重いかなと思います。

 

 

このあたりがミックステイストのコーディネートにまだ慣れていない印象を受けます。

 

 

黒靴を合わせるのであれば、今なら同じ黒でも軽く柔らかく見えるブラックスエードかなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらもミックスコーディネート。

 

 

 

 

 

 

 

 

US ARMYのミリタリーシャツにTシャツを合わせ、パンツはホワイトのベルトレスのサイドアジャスター。

 

 

上質なTシャツとクラシックなパンツに古着のミリタリーシャツというミックスコーディネート。

 

 

今回のPITTIでは、ミリタリーテイストのアウターやジャケットとクラシックなテイストのミックススタイルが本当に多くみられました。

 

 

ミリタリーシャツのサイズ感がいいですね。

 

 

ヨーロッパの人たちは日本人と比べるとアメカジに疎い人が多いので、サイズ感を間違って野暮ったくなっている人が結構多いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボルドーのリネンシャツにワイドシルエットのチノパン。

 

 

 

 

 

 

 

 

さらっと着ているようで意外と計算されたコーディネート。

 

 

シャツはワイドスプレッドの襟ですが、少し幅の広い前立てがついているのがポイント。

 

 

これで前立がないイタリアっぽい雰囲気のシャツをあわせると、ラギッドな雰囲気のチノパンやスニーカーとの相性が悪くなり、このコーディネートが成立しません。

 

 

細かい部分ですが、合わせるアイテムのディティールに気を使うことは、コーディネートするうえで重要なポイントです。

 

 

ベルトがラギッドな雰囲気なのもいいですね。

 

 

このコーディネートの場合ベルト選びも重要です。

 

 

パンツは深めの2インプリーツとベルトループの幅を見るとアメリカのブランドのものと思われます。

 

 

古着かもしれませんね。

 

 

丈の長さも絶妙なので野暮ったい感じが全くありません。

 

 

VAN'Sのデッキシューズも、こんな風にあわせると子供っぽく見えません。

 

 

時計やアクセサリーを見ても、ただシンプルなだけのコーディネートでないのがわかります。

 

 

この方、カメラを持っているのでフォトグラファーでしょうか。

 

 

PITTIの会場ではこんなお洒落なフォトグラファーを結構見かけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カジュアルなグリーンのジャケットにベージュのドローコードのパンツ。

 

 

 

 

 

 

ジャケットの色がとてもいいですね。

 

 

個人的にもこんなグリーンのジャケットを来春夏着たい気分です。


日本ではなぜかグリーンが人気ないので、BEAMSで展開するのは難しいかもしれません。(苦笑)

 

 

パンツはゆったりしたノープリーツのチノパンに見えますが、ドローコードのパンツです。

 

 

日本ではテーパードの強いクロップドのイージーパンツがカジュアルでは人気のようですが、オトナの人たちにはこんな感じの少しゆとりのあるナチュラルなシルエットのイージーパンツがおすすめです

 

 

カジュアルなジャケットには珍しい、チェンジポケットの付いたスラントポケットというのも個人的にかなり刺さります。

 

 

丸みのあるフロントカットもいいですね。

 

 

この方のやっているスペインのブランドのジャケットですが、雰囲気がすごくいいです。

 

 

夏のカジュアルなジャケットスタイルはこのくらいの抜け感があるといいですね。

 

 

ただ、このコーディネートに白いチーフは必要かなと・・・

 

 

それだけが気になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リネンのダブルのネイビージャケットにピンクのパンツ。

 

 

 

 

 

 

 

 

リネンのネイビージャケットに白のワンピースカラーは、イタリア人の夏の定番スタイル。

 

 

特にこの方くらいの世代のイタリア人にとっては、リネンのネイビージャケットに白いワンピースカラーのシャツは夏のマストアイテムと言えるほど、クラシックなカジュアルスタイルには欠かせないマストアイテムです。

 

 

綺麗なピンクのパンツに白いキャンバスデッキという合わせもいいですね。

 

 

これに高級なレザースニーカーやイタリアっぽい艶感のあるレザーシューズを履いていたら完全にアウトです。

 

 

古臭く見えてコーディネートが台無しになります。

 

 

ピンクは来年の春夏のトレンドカラーですが、それを意識してのピンクのなのかどうかはわかりません。

 

 

よく見るとソックスがオレンジ・・・

 

 

イタリアでも有名なウェルドレッサーの彼がすることですから、何かこだわりがあるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カジュアルなネイビーのトラベルスーツ。

 

 

 

 

 

 

 

 

生地の光沢感から見ると、化繊か化繊が混紡されている機能素材を使っていると思われます。

 

 

パンツもおそらくドローコードが入っているので、トラベル系のセットアップスーツですね。

 

 

日本でも最近はこのようなトラベルスーツと言われる、機能素材を使ったセットアップ系のスーツが人気ですが、意外とカジュアルっぽく着こなしている人が少ないかなという印象です。

 

 

ネイビーのワントーンでまとめていますが、よく見るとインナーに着ているニット?が濃いインディゴブルーで、下に着た白いTシャツを裾から少しのぞかせているのがポイント。

 

 

白いバッグとスニーカーも計算されたあわせのように感じますが、あざとく見えないのが良いところ。

 

 

さらっと着こなしているようで、実は細かいところまで気を配ったコーディネートです。


個人的にはチーフはいらないかなと思いますが、イタリア人ならばカジュアルなスーツでもチーフは必須という気持ちもわからないでもないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インディゴブルーが絶妙なリネンのセットアップスーツ。

 

 

 

 

 

 

 

 

インディゴブルーのグレンプレイドのセットアップスーツはパンツがドローコードです。

 

 

素材がリネンなので皺の感じもいいですね。

 

 

今回のPITTIでは軽いジャケットとドローコードのパンツのセットアップが本当に多かったです。

 

 

サプライヤーからの提案が多く、実際に着ている人も多いというのは、確実にその流れが来ているということです。

 

 

このようなタイプのジャケットには珍しい、チェンジポケット付きのスラントポケットというのもいいですね。

 

 

なで肩でナチュラルなショルダーラインと絞りの緩いウェストシェイプのラインも素晴らしい。

 

 

こんなセットアップスーツ自分も着たいです。

 

 

インナーのTシャツは後染めのグレー。

 

 

いい感じのビンテージ風に仕上がっています。

 

 

淡いインディゴとグレーとのマッチングもとてもいいです。

 

 

スニーカーはスタンスミス。

 

 

薄いグレーに見えるくらい汚れていますが、わざと汚しているように見えます。


Tシャツとスニーカーのビンテージ感を合わせているような・・・

 

 

本当に計算していたらすごいこだわりですね。

 

 

これもカジュアルスーツに白いポケットチーフ。

 

 

彼はイタリア人ではないですが、やはりチーフをさしたくなる世代でしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PITTIで見る夏のカジュアルスタイルも、ここ数年で随分変わりました。

 

 

特に、いろいろなテイストを上手くミックスしてコーディネートする人達が増えたなと感じています。

 

 

アイテムを見ても、すごく新しいものが出てきているわけではないので、持っているものと買い足したものとをうまくコーディネートすることで新しさを見せることができると思います。

 

 

そして自分にとっては、ずいぶん前に買ったものを引っ張り出してまた着れるようになったなという感じもあります。


そういう意味では”基本と応用”みたいなものがカジュアルなスタイルにも求められる時代になったのかなと思っています。

 

 

ただし、唯一カジュアルでも、ここ数年で確実に変わったのがシルエットの変化です。

 

 

ピタピタでタイトなシルエットはさすがにカジュアルでも難しい感じになってきました。

 

 

ファッション業界人が着ているようなワイドなシルエットのモノを無理に着る必要は全くないですが、今までよりも少しゆとりのあるシルエットを取り入れていったほうが良いというのが私からのアドバイスです。

 

 

私自身、自分のスタイルにいち早くトレンドを取り入れるタイプではないので、その分なんとなく流れが少し変わってきたなという空気感みたいなものを捉えて、自分が着こなせる範囲で取り入れるようにしています。

 

 

なので、流れが変わったときに、”そういえば中村が前にそんなこと言ってたな” 程度に思っていただければ嬉しいです。

 

 

私の言うことはあくまでも参考にしていただき、取り入れるか取り入れないかは皆さんが決めること。

 

 

信じていただけるように正しく流れを伝えていくのが私の役割だと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GQの”The Street Styles From Pitti Imagine Uomo 96” の動画がアップされました。

 

 

 

 

こちらも是非ご覧ください。

https://www.gqjapan.jp/…/fa…/GJ301-PittiUomo-2019-07_ORIG_04

 

 

 

 

 

 

 

 

ウエスタン シャツ

 
最近休みの日にウエスタンシャツをよく着ています。
 
 
よく着ていると言っても最近購入したものではなく、ずいぶん前に購入したものばかり。
 
 
なんとなくディティールのあるシャツが新鮮で、クローゼットから引っ張り出して着ているという感じです。
 
 
一番よく着ているのが、8年前に展開していたAVI0のシャンブレーにウェスタン。
 
 
 
 
 
 
アヴィオは当時ミラノのセレクトショップERAL55のオリジナルブランドで、日本に初上陸したときにバイイングしたものです。
 
 
イタリアブランドにありがちなコテコテなディティールではなく、シンプルなディティールが気に入ってバイイングしました。
 
 
シャンブレーの質感も良く、色落ちの雰囲気もいいので、8年経った今でもよく着ています。
 
 
シャンブレーだけでなく、同時期にこんなのも購入しました。
 
 
 
 
 
 
上は白のポプリンで下がタータンチェック。
 
 
ともにアヴイオのものです。
 
 
この2枚も最近出番が増えています。
 
 
8年前のものが普通に着れるのは、ディティールがシンプルで、行き過ぎた加工もしていないからだと思います。
 
 
ちなみに、このアヴィオの、購入時はこんなアイコンがついていました。
 
 
 
 
この飛行機マークが唯一イタリアブランドらしいディティールだったのですが、数年前に3枚とも自分で外しました。
 
 
このマークが外せなかったら今着ていないでしょうね。(笑)



 
 
 
 
 
こんなギンガムチェックのウエスタンも持っています。
 
 
 
 
 
 
GUYROVERのウエスタンシャツです。
 
 
これも8年くらい前に購入したもので、アヴィオと同じくイタリアのブランドのウエスタンシャツにしてはシンプルなディティールでイタリア臭が薄いのが気に入ってバイイングしました。
 
 
なぜギンガムチェックだったのかと言うと、80年代にBEAMSで展開していたROCKMAUNT(ロックマウント)のギンガムチェックのウエスタンのイメージが強く残っていて、そのイメージでギローバーでオーダーしたのですが、ロックマウントに比べて生地のクオリティーがいいので、綺麗に上がりすぎたなというのが正直な印象です。
 
 
これをいま一枚で着ようとすると、意外とパンツが難しくて、何を合わせればいいかなと悩むところです。
 
 
いっそのこと秋冬になったらブレザーと合わせて、ネイビーのニットタイでもして着ようかなと思っています。
 
 
ちなみに、このGUYROVERのウエスタンシャツ、今でも定番モデルとしてコレクションの中に入っています。
 
 
完成度の高いモデルなので、ロングセラーなのも理解できます。
 
 
 
 
 
 
 
 
最近出番が少なくなりましたが、REMI RELIEFのウエスタンも私の中でハズせないブランド。
 
 
 
 
 
 
一時期かなりヘビーローテ^ションで着ていましたが、画像でわかるとおり色落ちが進みダメージ具合も深まってしまい、なんとなく似合わなくなってしまったというのが出番が少なくなった理由です。
 
 
私はラギッドでワイルドなイメージの服が似合わないので、ここまで着古した感じになると、50代半ばのオッサンには厳しいなというのが正直なところです。(苦笑)
 
 
レミレリーフでダメージ加工していないシャンブレーのウエスタンシャツがあれば欲しいなと思っているのですが、どこも展開していないのでレギュラーのコレクションには存在しないみたいですね。
 
 
もしオーダー会でもあれば、個人オーダーしたいと思っています。
 
 
レミレリーフのファンは、加工の雰囲気が良くて気に入っている人がほとんどだと思うので、私は全く逆行しているということですね。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
ということで、レミレリーフの綺麗めなシャンブレーのウエスタンを個人オーダーできるチャンスをうかがいつつ、来年の春夏に向けてイタリアブランドでシャンブレーのウエスタンシャツを再びバイイングしようといま色々探しています。
 
 
イタリアものほど色気が強くなく、アメリカものほどバタ臭くもなく、オトナが着れる丁度いいウエスタンシャツ。
 
 
そんなの作れないかなと思っています。
 
 
ここ数年色々なテイストをミックスするコーディネートがでてきているので、ジャケットのインナーに着たり、ローゲージのニットに合わせられるようなウエスタンシャツが必要かなと思っています。
 
 
私が大学生のころは、ラングラーのデニムのウエスタンやビックマックのシャンブレーのワークシャツの下にセントジェームスのボーダーTを着るのがBEAMSスタイルでした。
 
 
自分もBEAMSのスタッフの真似をして当時そんな合わせしていましたが、今そのスタイルをそのまましたら明らかに昔っぽい感じになってしまい、自分で笑ってしまうでしょうね。(笑)
 
 
 
ブレザーにバスクシャツにKEDSのチャンピオンオックスフォードという、80年代風のコーディネートをアップデートしている西口なら似合うかもしれません。


今度やってもらいますね。
 
 
そうやって考えると、ウェスタンシャツも80年代のフレンチスタイルのアイテムのひとつだったということになります。
 
 
フレンチスタイル、今また新鮮です。
 
 

 

PT01 2020春夏

 

先週の土曜日に帰国しました。


今回の出張はフィレンツェ→ニース&カンヌ→ミラノ→ロンドンと移動が多くなかなか大変でした。

 

 

初の南仏でしたが、街がキレイでイタリアより安全でパリよりも人が優しく、とても良い街でした。

 

 

商談と長いランチとリサーチで自由な時間はほとんどなかったので、欲を言えばもう半日欲しかったなと言う感じです。

 

 

ホテルのプールもコート・ダジュールの海も、脚さえつけることなく南仏を去りました。(苦笑)

 

 

 

 

 

 

まあ、遊びに行った訳ではないですから仕方ないですね。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

ということで、ミラノに入ってからは朝から晩までショールームまわりでした。

 

 

前回のスティレラティーノのレポートに続き、今回はPT01のレポートです。

 

 

ここ数年PITTI のブースはイメージ優先でサンプルの数を絞っているので、全貌を見るにはミラノのショールームでチェックするしかありません。

 

 

今回はPITTIで多くのブランドがそうであったように、PT01でも積極的に色を打ち出していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のように、ピンク、イエロー、オレンジ、グリーン、ブルーと、明らかに色が提案されているのがわかります。

 

 

ストライプやプリントのショーツやパンツも見られますが、このあたりも来年の春夏の流れです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しっかりクリースを入れて綺麗に穿くドレス系のコットンパンツは、スモーキーなトーンのカラ―もありました。

 

 

 

 

オトナがジャケットと合わせて着るには、このくらいのトーンの方がリアリティーがあるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カラ―だけでなく、次の秋冬の傾向でもあるモノトーン系ももちろんあります。

 

 

 

 

 

 

春夏のモノトーンは白×黒だけでなく、白×ダークネイビーも含めてのモノトーンです。

 

 

このストライプパンツは個人的にも今穿きたい感じです。


白っぽいリネンのジャケットと合わせるといいですね。

 

 

 

 

こんなイメージでしょうか。

 

 

因みに、このディスプレイはラルディーニ。


ここでラルディーニではなく、タリアトーレを出さないと本当はまずいですね。


すみません、業界人しかわからないネタでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドローコードのパンツのバリエーションが更に増えていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他のブランドがそうであったように、PT01もドローコード入りのパンツのバリエーションをかなり増やしています。

 

 

無地だけでなく、柄物のバリエーションが増えているのも来春夏の傾向です。

 

 

上の画像にある幅広のシアサッカーが個人的には刺さりました。

 

 

昨年の春夏から出てきたドローコードのパンツですが、もはや展開していないブランドはないと言っていいくらい広がっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PITTIの会場でもディスプレイされていたミリタリー系パンツ。

 

 

 

 

カラ―パンツとは対極的ですが、来年の春夏は欠かせないアイテムになりそうです。

 

 

その中でもカーゴパンツは特にハズせないでしょう。

 

 

PT01も力を入れて展開していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のように、ミリタリー調だけでなく、チェックやカラ―やウールに落とし込んだもの、そしてショーツもあり、バリエーション多く展開していました。

 


因みに、来年の春夏に向けてBEAMS別注のカーゴも作っていますのでお楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これら以外にドレス系のパンツやトラベル系のパンツはもちろんあります。

 

 

プリーツパンツやサイドアジャスターも、もはやトレンドではなく定番になっているので、ここで触れなくてもいいかなと言う感じです。

 

 

ご安心ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーダーはミラノのショールームである程度ピックアップしたので、最終は日本の展示会でオーダーします。

 

 

他のブランドと比べてもPT01の生地のバリエーションはかなり多いので絞り込むのがなかなか大変です。

 

 

値段は頑張っているのでご安心ください。

 

 

”原材料が上がっているから値上げ・・・” というのが最近のイタリア人の口癖?ですが、日本は消費税も上がるのでそう簡単に値上げされては困ります。

 


その辺りは彼らはちゃんとわかっていますね。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コレクションの内容は良かったです。


他のブランドと比べても生地やモデルのバリエーションは頭ひとつ抜きんでているように感じます。

 

 

プレゼンテーションもわかりやすくていいですね。


派手なライニングや目立つディティールばかりが目立ち、それがブランドのアイデンティティーになっていた時期もありましたが、近年はそのイメージもなくなり、ブランド名の由来でもある ”パンツブランドのナンバーワン” になったように思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

来週から日本の展示会が始まります。

 

 

傾向は既に見えているので、あとはどのように落とし込んでいくかですね。

 

 

今回のPITTIやミラノのショールームを見ると、ブランドの明暗がハッキリしているなと感じました。


提案力のないブランドは本当に厳しくなってきたなというのが正直な印象です。

 

 

これからそれがもっと顕著になっていくのではないかと思っています。

 

 

バイイングする側の我々もそうならないように気を付けなければなりません。

 

 

そういう意味では、今回のイタリア出張は反面教師をたくさん見たような気がしています・・・(苦笑)

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

STILE LATINO 2020 春夏

 

先日ミラノの展示会まわりで最も重要なスティレ  ラティーノのオーダーに行ってきました。


彼らにとっては今回からショールームも変わり、心機一転という感じでしょうか。


エントランスのメインディスプレイはブラウンのワイドストライプのスーツ。




ワインレッドのロンドンストライプのシャツにビンテージ風のプリントタイというコーディネートもいいですね。


今シーズンBRILLAのオリジナルで展開していた某イタリアブランドの生地に似ていますが、こちらは英国のFOX BROTHERSで作らせた彼らのエクスクルーシブの生地。


少しかすれたブラウンのトーンが絶妙です。










ジャケットで最も目に付いたのは、この大柄のギンガムチェック。




かなりザックリとしたリネン混の風合いも良かったです。


柄の大きさも絶妙。


こんな生地、他のブランドではなかなか見られません。











これも大柄のギンガムチェックですが、イエローのウィンドウペンが入っています。




これも素晴らしい。


ベースカラーが生成りでイエローはマスタードのような落ち着いたトーンなので、柄の馴染みが良く悪目立ちしない絶妙なチェック。


このふたつのギンガムチェックは個人的にも来年の春夏着たい柄です。











PITTIでも多く見られたアメリカっぽいマドラス風の柄、スティレラティーノでも展開していました。




これもいいですね。


ナポリのブランドが提案する柄とは思えないほど絶妙なマドラス風のチェックです。


ダブルブレストにのせているのもスティレラティーノらしい提案です。











ここ数年スティレラティーノの定番とも言える大柄のウィンドウペンも引き続き展開しています。






来春夏は色が出てきているので、スティレ ラティーノもカラフルなカラーのウィンドウペンを打ち出しています。


他のブランドには無いスティレラティーノらしい生地ですが、上の画像のサーモンピンクも下の画像のオレンジのウィンドウペンもちょっと難易度が高いかなと...













ジャケットに使うようなワイドストライプの生地のダブルブレストのスーツ。




これもスティレラティーノらしいスーツですね。


個人的には手前に写っているリネンのパンツとセットアップで着たい感じです。


それにしても今回のサンプルはダブルブレストが多かったです。











PITTIでも多く見られたカバーオールタイプのジャケットも展開しています。




襟に特徴があり、明らかに他のブランドのモノとの違いがわかります。


アメリカンテイストと言うよりは、古いイタリアのワークジャケット風という感じしょうか。


スティレ ラティーノらしさが良く出ているジャケットですが、値段を考えるとバイイングは難しいかなと言うのが正直な印象です。











スティレ ラティーノは最近パンツにも力を入れています。








上の画像のリネンのストライプはサックスブルーがポイントカラーになっていて、とても綺麗なストライプ。


PITTIでも多く見られたストライプのパンツですが、こんな綺麗なストライプはなかなかありません。


その他にもドローコードのパンツやカーゴパンツもしっかり提案しています。











PITTIでも見られたネオンカラーはスカーフで提案していました。






このあたりは無理にアイテムに落とし込まないで小物でアクセントとして取り入れて正解だと思います。











スティレ ラティーノは実はネクタイのコレクションも素晴らしい。






バリエーションは少ないのですが、ネクタイブランドには無いようなエクスクルーシブの柄が毎シーズンあります。


今回も英国製の生地を使ったビンテージ調のプリントやジャガードの柄がとても良かったです。










今回も素晴らしいコレクションでした。


2ボタンのワイドラペルや4ボタンのダブルブレストなど新しいモデルも出ていましたが、それらを無理に取り入れる必要がないと感じるのは、生地のコレクションが他のブランドより優れているので、それだけで充分新しさを出せるからです。


ヴィンチェンツォはモデリストとしては一流ですが、生地の選びやデザインに関しても一流です。


それがスティレ ラティーノの強みだと改めて感じさせるコレクションでした。










今回の出張で多くのジャケットやスーツブランドを見ましたが、ラルディーニとスティレ ラティーノのコレクションがとても良かったです。


どちらも無理な事はせずに自分達のテイストをしっかり守りながらも新しを感じさせる提案がありました。


そういうブランドって意外と少ないものです。


午前2:30を過ぎました。


そろそろ限界です。


いまロンドンにいます。


おやすみなさい。








PITTI UOMO 96 3日目 、最終日


PITTI  UOMO が終わりました。


最近は4日間あっというま間に過ぎる感じです。


今回も混雑したのが2日目だけで、なんとなく人が少なかったなという印象です。


スナップ撮られたい奇抜な服を着た正体不明?な人達も随分減り、スナップを撮るカメラマンも減っているのは間違いありません。


色々な意味でPITTI  UOMOも今後の方向性を考えなければならない時代に来たのかなと個人的には思っています。


最終日も昼過ぎまで会場をチェックしました。


4日間フルで会場に来るバイヤーは少ないですが、我々BEAMSチームは毎回皆勤賞です。(笑)



今回はPITTI  UOMOの3日目と最終日のレポートです。









GRENFELL








グレンフェルはアメリカっぽいメインディスプレイが目を引きました。


特に上の画像のマドラスチェック風のGOLFERが存在感がありました。


英国ブランドだと春夏は基本的に色目が変わらず生地が薄くなる程度の変化しかつけられないですが、グレンフェルのこのような提案はいいですね。


ブレザーにラグビージャージの組み合わせはどこかで見たような感じですが、最近英国ブランドもアメリカのテイストを取り入れる傾向にあるので、ドレイクスもそうですが、それが新しい世代の英国でもあるように感じます。










DRUMOHR
















本館に移って見やすくなったドルモアのブースは全面的に色を打ち出していました。


他のブランドがパステル調にトーンを振っているなか、ドルモアは少し濃いめのトーンでカラーを表現していました。


壁面のディスプレイはここ数年シーズンと同じパターン オン パターン。


チェックのダブルポケットのシャツジャケットも少しアメリカ的な要素を取り入れたミックスコーディネートです。










LUIGI BORELLI








エントランス正面のディスプレイはスエードのGジャン。


インナーに着たニットもブランドロゴの入ったTシャツ風ニットですからボレッリ風のアメリカンテイストですね。


以前のボレッリなら考えられなかったコーディネートです。


ジャケットコーディネートも随分若々しくなりました。


ほとんどのディスプレイでネッカチーフを使っていましたが、これも今までには無かったコーディネートです。


ボレッリのような名のあるクラシックブランドの若返りというのも昨今の流れだと思います。










BELVEST






ベルベストも今回はドローコードのパンツを合わせたセットアップコーディネートを打ち出していました。


ベルベストのようなブランドでもドローコードのパンツのセットアップを打ち出すのを見ても、この流れがいかに強いかがわかります。


バンダナ柄のジャケットやセットアップのディスプレイが色々な意味で目を引きましたが、自分的には微妙な感じでした。


ベルベスト的なアメリカのテイストを取り入れた提案だったのではないかと思いますが、もう少し違う提案の仕方があるのではなないかと正直思いました。


もちろんプレゼンテーション的な意味合いもあったのは理解していますが...










4日間を通して、今回はやはり色が積極的に提案されていたなという印象です。


セットアップの提案が多く、ドレスのカジュアルはリラックス感が重要なポイントとなりそうです。


アメリカ的なテイストも多く見られました。
イタリアや英国とのミックスや直球のアメリカンテイストまで、どのように取り入れていくかが重要なポイントだと思います。


素材は麻が圧倒的に多いです。機能素材が既に一般的になった今、夏の定番素材の麻の風合いやシワが見直されてきているように感じます。


クラシックなスーツの新たな提案はほとんどありませんが、これに関してはここ数年のクラシック回帰の流れが定着したことによると思います。


細かい流れはもっとあるので、また続報としてレポートします。








週末は仕事で南仏のニースに行ってきました。
Facebookでご覧になった方も多いと思いますが、仕事の後サント マルグリット島でランチをしてカンヌの街もリサーチ出来て南仏のライフスタイルが感じられた良い週末でした。


明日からミラノでのショールームまわりが始まります。


またレポートします。





PITTI UOMO 96 2日目



先月までは今年のフィレンツェは涼しいと聞いていましたが、予想は外れ毎日30度越え。


今年は湿度も高いので東京の夏より少しマシくらいという感じです。


心なしか来場者のスタイルが軽くなっているように感じるのは天候のせいなのか傾向なのか、そんな事も考えながら会場のブースをまわり流れを見ています。


前回に続きPITTI  UOMOの2日目のレポートです。









TAGLIATORE












今回のタリアトーレのブースはガラッとイメージが変わっていました。


これまでの派手な演出のディスプレイは無く、上の画像のようなドローコードのパンツを使ったセットアップのコーディネートをメインに打ち出していました。


ジレを使ったコーディネートが一体もなく、ほとんどがニットを使ったコーディネートというのも今の流れを物語っています。


ニットの下にポロシャツを着て襟を出さない着方は、日本でも70年代から80年代に流行っていたので私は違和感ないですが、これは当時を知る人と知らない人で感じ方が違うでしょう。


いずれにしてもこれまでは押しの強い雰囲気がタリアトーレのイメージでしたが、年々ソフィスケートされたイメージにシフトして来ているように感じます。


艶があり過ぎるイタリア血中度が高いスタイルが現地でも古臭く感じられるようになっている象徴的な例のひとつだと思います。










GIANETTO PORTOFINO










流行とは関係なく以前から明るい色柄を得意としているブランドなので、今回もプリント柄を中心に明るい色柄中心の打ち出しでした。


新しいところでは上の画像にあるようなネオンカラー言われる蛍光色。


これはイタリアの有名生地メーカーが打ち出していることもあり、他のシャツブランドでも見られた流れです。


難易度の高いカラーというのが正直な印象ですが、他のアイテムでも見られたカラーなので、取り入れるか取り入れないかは別として注意深く流れを見て行こうと思います。












DRAKE’S












日本ではまだまだネクタイブランドのイメージが強いドレイクスですが、現地ではトータルブランドとしての認知度がかなり高くなっています。


今回も上の画像のようにかなりアメリカのテイストを意識したアイテムが増えていました。


ドレス系のカジュアルスタイルはアイビーやプレッピーの流れが再び来ているように感じます。


アメリカンテイストといっても英国人とイタリア人では表現の仕方が少し違うという印象です。


私にとってはクレージーストライプのように80年代にBEAMSのスタッフの間で流行したアイテムもあるので、なんだかとても懐かしい感じのコレクションでもあります。


午前2:30を過ぎました。


そろそろ限界です。


またレポートします。


おやすみなさい。




PITTI UOMO 96 初日


PITTI UOMO 96 が始まりました。


初日の今日はかなり空いていたので、閉館ギリギリまでブースをまわって主要なブランドのブースはほぼチェックする事が出来ました。


最近は2日目が混雑するので、初日にどれだけ効率良くブースをまわれるかが傾向をしっかりチェックする為には重要なポイントになっています。


ということで、今日はPITTI UOMOの初日の様子をレポートします。







CIRCOLO










チルコロはプレコレクションが無いので、来春のコレクションを見るのは今日が初めて。


他のブランドのプレコレクションをチェックしていたので、ある程度予想していましたが、やはりピンクが提案されていました。


ストライプやチェックやフラワープリントなど、柄のバリエーションは更に進化している印象です。








THE GIGI










正直プレコレクションがあまりピンときていなかったので期待していなかったのですが、メインコレクションはなかなか良かったです。


新たなモデルでウエストシェイプの無いアメリカっぽいモデルがあるのですが、それがなかなか良かったです。


多くのブランドが色を打ち出していますが、ジジもイエローやオレンジやグリーンなどカラーを打ち出しています。


来春夏はカラーが重要なポイントになりそうです。


太めのカーゴパンツも新たに打ち出していますが、この辺りは今年の流れが更に強まっている印象です。


個人的には下段のグリーンのチェックのジャケットがかなり刺さりました。


値段はまだわかりませんが、高くないことを祈ります。(笑)









PT TORINO






PT01が新たにPT TORINOというブランドネームにリニューアルされました。


ここ数年サンプル数を減らしてPITTIのブースはシンプルに見せて、ミラノのショールームでフルコレクションを見せるというやり方ですが、今回はその中でもミリタリーテイストのモデルがしっかり打ち出されている印象です。


太めのカーゴパンツから派生した流れですが、ドローコードのパンツに続く流れになりそうな印象です。









BRIGLIA












ここ数年毎シーズンチェックしているものの、少しパターンに問題がありバイイングに至っていないナポリのパンツブランドのブリリア。


プレコレクションがなかなか良かったので初日からブースをチェックしました。


他のブランドには無いチェックやストライプの柄のバリエーションが多く、なかなか良い内容でした。


パターンも徐々に改善されてきたいるので、日本の展示会で更にチェックしようと思います。








初日を終えた印象は、スーツよりもジャケットとパンツのセットアップの提案が多く、ドローコードのパンツは更にバリエーションが増えています。


太めのカーゴパンツやミリタリー系のパンツのバリエーションが増え、ドローコードのパンツに続く流れになりそうな印象。


ピンクやイエローやオレンジなどの綺麗なカラーがかなり増えている。


プルオーバーのシャツのバリエーションが増えている。


機能素材が増える一方でリネンやリネン混の素材使いがかなり増えている。


大まかにはこんな印象です。


午前2:30を過ぎました。


そろそろ限界です。


2日目もしっかりチェックしてまたレポートします。


スーツケースはまだ届きません。


明日は部屋着みたいな格好で会場行くしかありません。


洋服屋にとって服はコミュニケーションツールのひとつなので、着る服が無くては仕事にならないのも同然です。


もう明日届けばラッキーぐらいに考えるしかないですね。


おやすみなさい。









2019秋冬 プレス内覧会

 

先週の水曜日から金曜日まで2019年秋冬のプレス内覧会が行われました。

 

 

プレス内覧会は次シーズンのラインナップをメディア関係の皆さんにお披露目する重要な会です。


私にとっても半期に一度の大仕事なので、ディスプレイのコーディネートチェックに始まって、会場のVMDのチェック、エディターさんやスタイリストさんに対する説明まで、プレコレクションの展示会と並行して3日間フル回転でした。

 

 

今回はそのプレス内覧会の様子を少しお見せします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のメインディスプレイはモノトーンでまとめました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋冬は様々なアイテムやコーディネートでモノトーンを提案します。

 

 

今年の1月のPITTIのレポートでもお知らせしましたが、次の秋冬はモノトーンの流れが来ていることは間違いありません。

 

 

クラシックでモノトーンの打ち出しが意外だと感じるかもしれませんが、、BEAMSでも80年代にモノトーンを打ち出していたので、私にとっては懐かしいトーンです。


自分にとってモノトーンは80年代のフレンチテイストを感じさせるトーンです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モノトーンは白黒だけではありません。

 

 

 

 

 

 

こんな感じのモノトーン×カラ―の柄が多いのも次シーズンの傾向です。


特にレッド×ブラックはPITTIでもミラノのショールームでも良く見られたトーンです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーツの流れは3つあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春夏に続き幅広ストライプ白黒を中心としたグレンプレイドやハウンドトゥースのチェック、様々なトーンとブラウンスーツ。

 

 

このあたりがスーツの流れになると思います。


定番カラーはネイビー系よりもグレー系の流れだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネクタイはビンテージテイストの流れが継続していますが、目新しいところではパネルのストライプ

 

 

 

 

1930年代~50年代にアメリカで流行したパターンを現代的にアップデートしています。

 

 

次の秋冬は色々なブランドからパネルストライプの柄が提案されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンツもチェック系の流れが来ています。

 

 

 

 

 

 

ハウンドトゥースやグレンプレイド、タータンチェックなど、チェックのパンツのバリエーションが増えています。

 

 

これも80年代のフレンチアイビーやフレンチトラッドの必須アイテム。

 

 

上のブレザーのコーディネートがまさにフレンチテイストを現代的にアップデートさせたスタイルです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シューズはブラックスエードがオススメです。

 

 

 

 

モノトーンの流れが来ているので、カーフよりも柔らかくスポーティーに見えるブラックスエードの靴をコーディネートに取り入れたい気分です。

 

 

これも80年代にBEAMSで人気だったものです。

 

 

特にブラックスエードのモンクストラップはフレンチアイビーのマストアイテムだったので、自分もかなり思い入れがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コートがトレンドアイテムでもあるのでバリエーション多く展開します。

 

 

その中のひとつがトレンチコート

 


 

 

着丈が長くゆったりしたシルエットの昔ながらの男らしいトレンチコートの流れが来ています。

 

 

タイロッケンのようなクラシックなディティールのトレンチコートが増えているのも秋冬の傾向です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラグランスリーブのコートもオススメです。

 

 

 

 

丸く落ちるようなショルダーラインと着丈が長くゆったりとしたシルエットのバルカラーコートを多く展開しています。

 

 

トレンチコートもラグランスリーブが多いので、秋冬はラグランスリーブのコートがバリエーションが増えます。

 

 

ラグランスリーブの丸いショルダーラインの流れの影響で、こんな感じのセットインスリーブのドロップショルダーのコートも

 

展開します。

 

 

 

 

ウイメンズでは数年前から定番のドロップショルダーですが、メンズも少しづつマイルドに取り入れる傾向です。

 

 

昨年の継続的な流れと、プレッピーやアイビーの流れが来ているのでダッフルコートもバリエーション多く展開します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柄の入ったパターンドニットもバリエーションを増やして展開します。

 

 

 

 

 

 

フェアアイル、チルデン、アーガイル、ノルディック、ボーダーなど、クラシックなタイプから色柄をアップデートさせたものまで、かなり多くのバリエーションがあります。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レザーも引き続きバリエーション多く展開します。

 

 

 

 

 

 

アウターはコートとレザーがトレンドなので、両アイテムともバリエーション多く展開します。

 

 

レザーはハードなモノからラグジュアリー感のあるものまで幅広く展開します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モノトーンだけでなく綺麗な色もしっかり展開しています。

 

 

 

 

これらの色にグリーンを加えたバリエーションが今シーズンらしい色と言えるでしょう。

 

 

モノトーンとカラーの組み合わせも秋冬のコーディネートのポイントになるので、このような綺麗なトーンのバリエーションが重要です。

 

 

これ以外にもキャメル~ブラウンのトーンは引き続き多く展開します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後にプレス内覧会で使ったアイテムの中から私のオススメをご紹介します。

 

 

 

STILE LATINO 

 

 

 

 

 

キャメルにコバルトブルーのウィンドウペンという、今まで見たことのない綺麗なコンビネーション。

 

 

もちろん、スティレ ラティーノのエクスクルーシブ ファブリックです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DE PETRILLO

 

 

 

 

 

 

柄の大きさとベージュとブラウンのトーンが絶妙です。


このようなブラウン系のグレンプレイドは、ほとんどのブランドのコレクションで見られましたが、これが一番柄の大きさと色のバランスが良かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

STILE LATINO 

 

 

 

 

 

 

今シーズンのスティレ ラティーノのコートの中で、このトレンチコートがオススメです。

 

 

ミリタリー調のトレンチコートもスティレ ラティーノが手掛けるとひと味もふた味も違います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CARUSO

 

 

 

 

 

 

モノトーンのコートではこれがオススメです。

 

 

ダブルフェイスの柔らかい仕立てとゆったりとしたシルエットが絶妙です。


BEAMSのエクスクルーシブモデルです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GRENFELL

 

 

 

 

 

 

ラグランスリーブのバルカラーは、グレンフェルのツィードのガンクラブがオススメです。

 

 

1月のPITTIの会場でも着用者が多かったタイプのコートです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MC LAUREN

 

 

 

 

ありそうで無かったグレー×ホワイトのモノトーンのチルデン。


ホワイトベースのチルデンのカワイイ感じが苦手な人にもオススメです。

 

 

これは個人的にもかなり刺さるニットです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CROCKETT & JONES

 

 

 

 

今すぐにでも欲しいブラック スエードのモンクストラップ。

 

 

80年代にBEAMSで大人気だったブラックスエードのモンクストララップをクロケットで復活させました。

 

 

80年代フレンチアイビーの必須アイテムです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

限定100部のこれも毎号自分たちでハードル上げているので編集が大変です。

 

 

 


今回も内覧会前日ギリギリのデリバリーでした。

 

 

安武、小林お疲れ様でした。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も喋りまくりました。

 

 

 

 

 

 

ご来場いただいた皆様ありがとうございました。

 

 

お会いできなかった皆様申し訳ありませんでした。

 

 

2019年秋冬もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内覧会も無事に終わり、来週月曜日からイタリア出張。

 

 

持って行く服もまだ何も決めていません。

 

 

土日の準備が大変です。

 

 

旅は身軽が一番なんて言いますが、洋服屋の出張は身軽とはいきません。(苦笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

買い物

 
プレコレクションと社内の重要な行事が重なり、最近昼間はほとんどデスクにいない状況。
 
 
疲れがたまったのか、今週頭にプレコレクションに行く途中に腰に激痛がはしり動けなくなり大慌て。
 
 
大事には至りませんでしたが、まだ痛みがあり整体に通う始末。
 
 
イタリア出張までに治さないといけないですね。
 
 
そんな状況なので自分の服を買うのも後回し。
 
 
先日やっと1時間くらい時間が取れたので、BEAMS Fに行って以前から目星をつけていたモノをまとめて購入しました。
 
 
今日は最近購入したアイテムをご紹介します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
BEAMS F オリジナル イタリア製ニットポロ
 
 
 
 
 
 
 
 
ブラウンとブラックの2色買いしました。
 
 
3年前から展開しているオリジナルのニットポロは、有名ブランドのニットを生産しているイタリアのファクトリーで作られています。
 

日本人の体形に合わせて作られたフィッティングの良さとロールの出る台襟付の襟が特徴です。
 
 
強撚糸を使ったドライタッチのニットポロなので、サラサラしていて気持ちよく、これからの季節着るには最適です。


暑くなってきたのでジョンスメドレーの長袖ポロに替えて、このニットポロをジャケットやスーツに合わせようと思っています。
 
 
 
 
というか、もうすでに着ています。(笑)
 
 
ニットポロはカノコのポロのようなカットソーに比べると上品に見えるので、ジャケットやスーツとコーディネートするにはピッタリです。
 
 
イタリアのファクトリーで作られた本格的なニットポロが2万円以下で買えるのも魅力です。
 
 
皆さんにもオススメしたいので、是非最寄りの店舗でご試着してみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
BEAMS F オリジナル ロンドンストライプ タブクレリック
 
 
 
 
 
 
 

濃いネイビーで少し太めのロンドンストライプ、襟もタブカラ―のクレリックというイメージどおり組み合わせ。
 
 
このシャツはコーディネートのイメージが前からあるので、オーダーのスーツが上がってきたタイミングで購入しました。
 
 
 
 
そして、これももうすでに着てます。(笑)
 
 
先日このブログでご紹介したBRILLAのグレンプレイドのスーツと合わせました。
 
 
濃いネイビーのストライプと濃いネイビーベースのネクタイと合わせるのがコーディネートのイメージだったので、こんな感じになりました。
 
 
70年代~80年代に流行ったアメリカン ブリティッシュ スタイル(ブリティッシュ アメリカンとも言われています)がコーディネートのイメージです。
 
 
アメリカン ブリティッシュってなに?という方がほとんどだと思いますが、簡単に言うと70年代から80年代にニューヨークを中心に活躍したアメリカ人デザイナー達によって作られた英国調のスタイルと言う感じでしょうか。
 
 
そのはしりがRALPH LOURENで、その他にALLAN FLUSSER(アラン フラッサー)、SALVATORE CESARANI(サルバトーレ セザラニ)、JEFFREY BANKS(ジェフリー バンクス)、ALEXANDER JULIAN (アレキサンダー ジュリアン)などが代表的なデザイナーでした。
 
 
この話はかなりマニアックで長くなるので、また別の機会に書きますね。
 
 
要は、ベースはイタリアでもアメリカや英国のイメージをコーディネートに取り入れるのが今の気分ということなのです。
 
 
今回のこのオリジナルシャツもヨークのストライプと袖のストライプがピッタリあってますね。
 
 
 
 
こういうところもBEAMSのオリジナルに対するコダワリなんです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ORIAN デニム ワイドストライプ プルオーバー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
久々のORIANです。
 
 
トレンド解説動画でもお話しましたが、今シーズンのシャツの柄のトレンドでストライプの幅が広い ”ボールド ストライプ” という流れがあります。


このシャツを選んだ理由のひとつがその幅広のストライプ


オーダーした時から刺さっていたので迷わず購入しました。
 
 
もうひとつのポイントは長袖のプルオーバーということです。
 
 
半袖のシャツを着ない私にとって、これからの季節はリラックス感ある長袖のプルオーバーは必須アイテム。
 
 
休日はドローコードのパンツと合わせ、オンの時はベルトレスのパンツにタックインしたり、着方も色々。
 
 
真夏はシャツ一枚になることが多いので、このくらい存在感があるストライプの方がコーディネートにメリハリがつくのも良いところ。
 
 
私はホワイトパンツに合わせてメリハリをつけて着ようと思っています。
 
 
リラックス感のあるシャツなので、足元はエスパドリーユのような軽いスリッポン系がいいかなと思っています。
 
 
私はショーツは穿かないのですが、ショーツとも良く合うのでオススメです。


インディゴにカラ―もいい雰囲気なので、是非最寄りの店舗で実物をご覧いただければと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、プルオーバーシャツをもう一枚。
 
 
BRILLA オリジナル リネン プルオーバー ワイド
 
 
 
 
 
 
 
 
昨年は同じモデルでコットンのブラウンを購入し、真夏かなり重宝したので今年もなにか一枚購入しようと思っていました。
 
 
5色展開の中からグリーンをチョイス。


濃い抹茶色みたいな色が個人的にかなり刺さりました。
 
 
リネンは洗っていくと少し色が褪せていくので、もう少し落ち着いたトーンになります。


このシャツも上のORIANのプルオーバーと同じく、ホワイトパンツと合わせてメリハリをつけて着ようと思っています。
 

ベージュのパンツとも合うので、これ一枚でコーディネートの雰囲気が変わるのもいいですね。
 
 
生地はイタリアのALBINIのリネン。
 
 
リネンは皺になることが前提ですが、クオリティーの良くない生地は皺の出方がチープに見えるので、多くの有名ブランドが使っているALBINIのリネンであれば安心です。
 
 
グリーンはここ数年ずっとトレンドカラーとして取り上げられている色ですが、着たことがないという方も多いと思います。
 
 
とてもいい色のシャツなので、ご興味のある方は是非ご試着してみてください。
 



 
 
 
 
 
 
 
さらに、こんなモノも購入しました。
 
 
MARIA SANTANGELO LINEN WIDE
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
GTA HERIC TWILL SIDE ADJUSTER
 
 
 
 
 
 
全部紹介しようと思ったのですが、今回は時間がないので次回かその次の更新時に紹介します。


10日から始まるイタリア出張や真夏に向けての買い物と言う感じです。
 
 
社内行事とプレコレクションのピークが重なり、来週火曜日まで10連勤。
 
 
とにかく店に行って選んだり試着する時間がないのが今の悩みです。(苦笑)
 

イタリア出張になにを着ていくか。
 
 
今のところノープラン。

 
そろそろ考えないといけないですね。


 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

プレコレクション

 
GW明けから2020年春夏のプレコレクションが始まっています。
 
 
プレコレクションとは、ブランドがコレクションを発表する前にコレクションの一部をバイヤーに見せて早期のオーダーを取ることと、メインコレクションの前に大まかな方向性をバイヤーに示す意図があり、近年イタリアのサプライヤーは特にプレコレクションに力を入れる傾向があります。
 
 
我々バイヤーにとっても早期のオーダーでデリバリーが早くなるメリットと、一年先のシーズンのバイイングを行う前にある程度傾向がつかめるというメリットもあります。
 
 
BEAMSの場合は、さらに別注のリクエストやモデルの修正、生地や素材のリクエストなど、いわゆる宿題?を与えることが多いので、この時期にサプライヤーとミーティングを行いPITTIやミラノのショールームでチェックすることができるというメリットもあります。
 
 
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先日TAGLIATOREのプレコレクションに行ってきましたので、来年の春夏のプレコレクションの様子をレポートします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 メインディスプレイはこんな感じのナチュラルカラー中心の打ち出しでした。
 
 
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生成や淡いベージュをメインに淡いピンク、そしてパープル系のトーンを混ぜやディスプレイ。
 

 

今までのタリアトーレに比べて随分クリーンなトーンの打ち出しですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の秋冬のトレンドでもあるブラック×ホワイトのモノトーンも引き続き提案されています。

 

 

 
 
ホワイト×ブラックの柄は要チェックですね。
 
 
セールで何かジャケットを購入しようと思っている方は、モノトーンのチェックが狙い目です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
英国調のチェックも継続的に打ち出されています。
 
 
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特にブラウン系のグレンプレイドは他のブランドのプレコレクションでも多く見られるので、英国調のチェックが継続的な流れであることは間違いないでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このあたりの大柄のチェックはタリアトーレらしいバリエーション。
 

 

 

 

大柄のジャケットは現地で実際に流れを見てからの方が良いので、メインコレクションに出てくる生地も含めてチェックだけしてメインコレクションでオーダーすることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タリアトーレが最近力を入れているコートも大柄チェックが打ち出しでした。

 

 

 
 
柄は良かったのですが、生地が厚くて日本の春夏には難しいです。
 
 
メインコレクションで軽量の素材が出てくるとを期待したいですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ドローコードのパンツとセットアップになったトラベルスーツも多く提案されていました。
 

 

 

 

 

 

 

 

3年前くらいから見られるようになったトラベルスーツですが、今や多くのブランドがこのようなタイプのスーツをラインナップするようになりました。

 

 

ポイントはジャケットは芯地や肩パッドを使わない軽量な仕立てでもテーラードのようなシルエットが出ることと、パンツはドローコードであっても普通のスラックスのように見えること、これが出来ていないと安っぽく見えるので、軽くてストレッチがきいて皴にならなければ何でもいいという話ではありません。

 

 

もちろんタリアトーレのトラベルスーツはしっかり作り込まれているのでなんの問題もありません。

 

 

トラベルスーツに関しては、他のブランドも更に積極的に打ち出してくるのは間違いないので、生地のバリエーションだけチェックしてメインコレクションでオーダーすることにしました。

 

 

素材に関しては来年の春夏のオリジナルのジャケットやスーツの生地をチョイスしている最中ですが、本当に機能素材が多くなっています。

 

 

高級な生地ブランドもコレクションに加えているのを見ても、このようなトラベルスーツが多く出て来ることは理解できます。

 

 
好きか嫌いかは別として、このようなスーツが色々な意味で新しいスーツのカテゴリーとして広く認識され始めているように感じます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
全体的にはいつものように安定感のある良いプレコレクションでした。
 
 
タリアトーレはプレゼンテーションが上手いので、来月のPITTIではまた違った見せ方の打ち出しをしてくるでしょう。
 
 
それを踏まえてプレコレクションのオーダーをすることが重要です。
 
 
どんな提案をしてくるか今から楽しみです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
TAGLIATOREのPINOとPT01のDOMENICO。
 
 
 
 
二人ともプーリア出身なので昔から仲がいい。
 
 
彼らは日本に来ると夕食後に毎日青山のTWO ROOMSに行くのが日課です。
 
 
私も毎回一度はお付き合い。


不良外人みたいに日本の女の子をナンパする訳でもなく、ただ青山の景色を眺めてお酒とシガーを楽しむだけ。
 
 
彼ら以外にもTWO ROOMSが大好きなイタリア人はとても多い。
 
 
すごく東京ぽっくてわかりやすい店だからでしょうね。
 
 
わかりやすいものを好む。
 
 
それが私が感じるイタリア人のイメージです。
 







 
 
 
今週もプレコレクションが続きます。
 
 
プレス内覧会も重なっているので私は出張前で一番忙しい週です。


土日も出勤なので9連勤。


先週末に腰を悪くしてまだ尾を引いている状態なので無理はできないですが、ここが踏ん張りどころ。
 
 
最近見ているドラマのように ”頑張らせていただきます”と しか言えません。(笑)