PITTI SNAP by BEAMS 2019年 6月
毎日雨が降って何を着るか迷う日々。
コーディネートは靴が要なので、毎日天気予報をチェックして、雨に対応できる靴を決めてから何を着るか考えています。
靴は濡れても手入れすればいいので全く気にならないのですが、靴下が濡れるのが気持ち悪いので、そっちのほうが神経質なります。
来週には梅雨明けする予報なので、もう少しの辛抱ですね。
今回は先月のPITTI UOMOで撮ってきたスナップの中から、今の季節に合う軽めの着こなしの画像をピックアップしてご紹介します。
白いリネンのワンピースカラーのシャツにブラウンのリネンのパンツ。
シンプルで清潔感のあるコーディネート。
リネンのパンツはベルトレなので、ウエストまわりがすっきりしていていいですね。
シンプルで物足りなかったのか、ポケットにスカーフ?を入れてチラッと見せる小技。
個人的には首に巻いた方がよかったかなと思います。
足元はベージュのスエードのスリッポン。
シャツ一枚でもきちっと見えるコーディネートは、日本のクールビズでも参考になりそうなスタイリングです。
ワーク系のシャツにオフホワイトのリネンのサイドアジャスター。
アメリカンテイストのシャンブレーのワークシャツにリネンのサイドアジャスターという、ミックススタイルのコーディネート。
もともとクラシック回帰の流れで出てきたベルトレスのサイドアジャスターのパンツですが、ここ数年でかなり広まったこともあり、ここにきてカジュアルなテイストとミックスする人も増えてきています。
個人的にはコーディネートの幅が広がって良い傾向だと思っています。
靴が黒のタッセルですが、このスタイルには少し重いかなと思います。
このあたりがミックステイストのコーディネートにまだ慣れていない印象を受けます。
黒靴を合わせるのであれば、今なら同じ黒でも軽く柔らかく見えるブラックスエードかなと思います。
こちらもミックスコーディネート。
US ARMYのミリタリーシャツにTシャツを合わせ、パンツはホワイトのベルトレスのサイドアジャスター。
上質なTシャツとクラシックなパンツに古着のミリタリーシャツというミックスコーディネート。
今回のPITTIでは、ミリタリーテイストのアウターやジャケットとクラシックなテイストのミックススタイルが本当に多くみられました。
ミリタリーシャツのサイズ感がいいですね。
ヨーロッパの人たちは日本人と比べるとアメカジに疎い人が多いので、サイズ感を間違って野暮ったくなっている人が結構多いです。
ボルドーのリネンシャツにワイドシルエットのチノパン。
さらっと着ているようで意外と計算されたコーディネート。
シャツはワイドスプレッドの襟ですが、少し幅の広い前立てがついているのがポイント。
これで前立がないイタリアっぽい雰囲気のシャツをあわせると、ラギッドな雰囲気のチノパンやスニーカーとの相性が悪くなり、このコーディネートが成立しません。
細かい部分ですが、合わせるアイテムのディティールに気を使うことは、コーディネートするうえで重要なポイントです。
ベルトがラギッドな雰囲気なのもいいですね。
このコーディネートの場合ベルト選びも重要です。
パンツは深めの2インプリーツとベルトループの幅を見るとアメリカのブランドのものと思われます。
古着かもしれませんね。
丈の長さも絶妙なので野暮ったい感じが全くありません。
VAN'Sのデッキシューズも、こんな風にあわせると子供っぽく見えません。
時計やアクセサリーを見ても、ただシンプルなだけのコーディネートでないのがわかります。
この方、カメラを持っているのでフォトグラファーでしょうか。
PITTIの会場ではこんなお洒落なフォトグラファーを結構見かけます。
カジュアルなグリーンのジャケットにベージュのドローコードのパンツ。
ジャケットの色がとてもいいですね。
個人的にもこんなグリーンのジャケットを来春夏着たい気分です。
日本ではなぜかグリーンが人気ないので、BEAMSで展開するのは難しいかもしれません。(苦笑)
パンツはゆったりしたノープリーツのチノパンに見えますが、ドローコードのパンツです。
日本ではテーパードの強いクロップドのイージーパンツがカジュアルでは人気のようですが、オトナの人たちにはこんな感じの少しゆとりのあるナチュラルなシルエットのイージーパンツがおすすめです。
カジュアルなジャケットには珍しい、チェンジポケットの付いたスラントポケットというのも個人的にかなり刺さります。
丸みのあるフロントカットもいいですね。
この方のやっているスペインのブランドのジャケットですが、雰囲気がすごくいいです。
夏のカジュアルなジャケットスタイルはこのくらいの抜け感があるといいですね。
ただ、このコーディネートに白いチーフは必要かなと・・・
それだけが気になります。
リネンのダブルのネイビージャケットにピンクのパンツ。
リネンのネイビージャケットに白のワンピースカラーは、イタリア人の夏の定番スタイル。
特にこの方くらいの世代のイタリア人にとっては、リネンのネイビージャケットに白いワンピースカラーのシャツは夏のマストアイテムと言えるほど、クラシックなカジュアルスタイルには欠かせないマストアイテムです。
綺麗なピンクのパンツに白いキャンバスデッキという合わせもいいですね。
これに高級なレザースニーカーやイタリアっぽい艶感のあるレザーシューズを履いていたら完全にアウトです。
古臭く見えてコーディネートが台無しになります。
ピンクは来年の春夏のトレンドカラーですが、それを意識してのピンクのなのかどうかはわかりません。
よく見るとソックスがオレンジ・・・
イタリアでも有名なウェルドレッサーの彼がすることですから、何かこだわりがあるのかもしれません。
カジュアルなネイビーのトラベルスーツ。
生地の光沢感から見ると、化繊か化繊が混紡されている機能素材を使っていると思われます。
パンツもおそらくドローコードが入っているので、トラベル系のセットアップスーツですね。
日本でも最近はこのようなトラベルスーツと言われる、機能素材を使ったセットアップ系のスーツが人気ですが、意外とカジュアルっぽく着こなしている人が少ないかなという印象です。
ネイビーのワントーンでまとめていますが、よく見るとインナーに着ているニット?が濃いインディゴブルーで、下に着た白いTシャツを裾から少しのぞかせているのがポイント。
白いバッグとスニーカーも計算されたあわせのように感じますが、あざとく見えないのが良いところ。
さらっと着こなしているようで、実は細かいところまで気を配ったコーディネートです。
個人的にはチーフはいらないかなと思いますが、イタリア人ならばカジュアルなスーツでもチーフは必須という気持ちもわからないでもないです。
インディゴブルーが絶妙なリネンのセットアップスーツ。
インディゴブルーのグレンプレイドのセットアップスーツはパンツがドローコードです。
素材がリネンなので皺の感じもいいですね。
今回のPITTIでは軽いジャケットとドローコードのパンツのセットアップが本当に多かったです。
サプライヤーからの提案が多く、実際に着ている人も多いというのは、確実にその流れが来ているということです。
このようなタイプのジャケットには珍しい、チェンジポケット付きのスラントポケットというのもいいですね。
なで肩でナチュラルなショルダーラインと絞りの緩いウェストシェイプのラインも素晴らしい。
こんなセットアップスーツ自分も着たいです。
インナーのTシャツは後染めのグレー。
いい感じのビンテージ風に仕上がっています。
淡いインディゴとグレーとのマッチングもとてもいいです。
スニーカーはスタンスミス。
薄いグレーに見えるくらい汚れていますが、わざと汚しているように見えます。
Tシャツとスニーカーのビンテージ感を合わせているような・・・
本当に計算していたらすごいこだわりですね。
これもカジュアルスーツに白いポケットチーフ。
彼はイタリア人ではないですが、やはりチーフをさしたくなる世代でしょうか。
PITTIで見る夏のカジュアルスタイルも、ここ数年で随分変わりました。
特に、いろいろなテイストを上手くミックスしてコーディネートする人達が増えたなと感じています。
アイテムを見ても、すごく新しいものが出てきているわけではないので、持っているものと買い足したものとをうまくコーディネートすることで新しさを見せることができると思います。
そして自分にとっては、ずいぶん前に買ったものを引っ張り出してまた着れるようになったなという感じもあります。
そういう意味では”基本と応用”みたいなものがカジュアルなスタイルにも求められる時代になったのかなと思っています。
ただし、唯一カジュアルでも、ここ数年で確実に変わったのがシルエットの変化です。
ピタピタでタイトなシルエットはさすがにカジュアルでも難しい感じになってきました。
ファッション業界人が着ているようなワイドなシルエットのモノを無理に着る必要は全くないですが、今までよりも少しゆとりのあるシルエットを取り入れていったほうが良いというのが私からのアドバイスです。
私自身、自分のスタイルにいち早くトレンドを取り入れるタイプではないので、その分なんとなく流れが少し変わってきたなという空気感みたいなものを捉えて、自分が着こなせる範囲で取り入れるようにしています。
なので、流れが変わったときに、”そういえば中村が前にそんなこと言ってたな” 程度に思っていただければ嬉しいです。
私の言うことはあくまでも参考にしていただき、取り入れるか取り入れないかは皆さんが決めること。
信じていただけるように正しく流れを伝えていくのが私の役割だと思っています。
GQの”The Street Styles From Pitti Imagine Uomo 96” の動画がアップされました。
こちらも是非ご覧ください。
https://www.gqjapan.jp/…/fa…/GJ301-PittiUomo-2019-07_ORIG_04
ウエスタン シャツ
今度やってもらいますね。
PT01 2020春夏
先週の土曜日に帰国しました。
今回の出張はフィレンツェ→ニース&カンヌ→ミラノ→ロンドンと移動が多くなかなか大変でした。
初の南仏でしたが、街がキレイでイタリアより安全でパリよりも人が優しく、とても良い街でした。
商談と長いランチとリサーチで自由な時間はほとんどなかったので、欲を言えばもう半日欲しかったなと言う感じです。
ホテルのプールもコート・ダジュールの海も、脚さえつけることなく南仏を去りました。(苦笑)
まあ、遊びに行った訳ではないですから仕方ないですね。
ということで、ミラノに入ってからは朝から晩までショールームまわりでした。
前回のスティレラティーノのレポートに続き、今回はPT01のレポートです。
ここ数年PITTI のブースはイメージ優先でサンプルの数を絞っているので、全貌を見るにはミラノのショールームでチェックするしかありません。
今回はPITTIで多くのブランドがそうであったように、PT01でも積極的に色を打ち出していました。
ご覧のように、ピンク、イエロー、オレンジ、グリーン、ブルーと、明らかに色が提案されているのがわかります。
ストライプやプリントのショーツやパンツも見られますが、このあたりも来年の春夏の流れです。
しっかりクリースを入れて綺麗に穿くドレス系のコットンパンツは、スモーキーなトーンのカラ―もありました。
オトナがジャケットと合わせて着るには、このくらいのトーンの方がリアリティーがあるかもしれません。
カラ―だけでなく、次の秋冬の傾向でもあるモノトーン系ももちろんあります。
春夏のモノトーンは白×黒だけでなく、白×ダークネイビーも含めてのモノトーンです。
このストライプパンツは個人的にも今穿きたい感じです。
白っぽいリネンのジャケットと合わせるといいですね。
こんなイメージでしょうか。
因みに、このディスプレイはラルディーニ。
ここでラルディーニではなく、タリアトーレを出さないと本当はまずいですね。
すみません、業界人しかわからないネタでした。
ドローコードのパンツのバリエーションが更に増えていました。
他のブランドがそうであったように、PT01もドローコード入りのパンツのバリエーションをかなり増やしています。
無地だけでなく、柄物のバリエーションが増えているのも来春夏の傾向です。
上の画像にある幅広のシアサッカーが個人的には刺さりました。
昨年の春夏から出てきたドローコードのパンツですが、もはや展開していないブランドはないと言っていいくらい広がっています。
PITTIの会場でもディスプレイされていたミリタリー系パンツ。
カラ―パンツとは対極的ですが、来年の春夏は欠かせないアイテムになりそうです。
その中でもカーゴパンツは特にハズせないでしょう。
PT01も力を入れて展開していました。
ご覧のように、ミリタリー調だけでなく、チェックやカラ―やウールに落とし込んだもの、そしてショーツもあり、バリエーション多く展開していました。
因みに、来年の春夏に向けてBEAMS別注のカーゴも作っていますのでお楽しみに。
これら以外にドレス系のパンツやトラベル系のパンツはもちろんあります。
プリーツパンツやサイドアジャスターも、もはやトレンドではなく定番になっているので、ここで触れなくてもいいかなと言う感じです。
ご安心ください。
オーダーはミラノのショールームである程度ピックアップしたので、最終は日本の展示会でオーダーします。
他のブランドと比べてもPT01の生地のバリエーションはかなり多いので絞り込むのがなかなか大変です。
値段は頑張っているのでご安心ください。
”原材料が上がっているから値上げ・・・” というのが最近のイタリア人の口癖?ですが、日本は消費税も上がるのでそう簡単に値上げされては困ります。
その辺りは彼らはちゃんとわかっていますね。(笑)
コレクションの内容は良かったです。
他のブランドと比べても生地やモデルのバリエーションは頭ひとつ抜きんでているように感じます。
プレゼンテーションもわかりやすくていいですね。
派手なライニングや目立つディティールばかりが目立ち、それがブランドのアイデンティティーになっていた時期もありましたが、近年はそのイメージもなくなり、ブランド名の由来でもある ”パンツブランドのナンバーワン” になったように思います。
来週から日本の展示会が始まります。
傾向は既に見えているので、あとはどのように落とし込んでいくかですね。
今回のPITTIやミラノのショールームを見ると、ブランドの明暗がハッキリしているなと感じました。
提案力のないブランドは本当に厳しくなってきたなというのが正直な印象です。
これからそれがもっと顕著になっていくのではないかと思っています。
バイイングする側の我々もそうならないように気を付けなければなりません。
そういう意味では、今回のイタリア出張は反面教師をたくさん見たような気がしています・・・(苦笑)
STILE LATINO 2020 春夏
PITTI UOMO 96 3日目 、最終日
PITTI UOMO 96 2日目
PITTI UOMO 96 初日
2019秋冬 プレス内覧会
先週の水曜日から金曜日まで2019年秋冬のプレス内覧会が行われました。
プレス内覧会は次シーズンのラインナップをメディア関係の皆さんにお披露目する重要な会です。
私にとっても半期に一度の大仕事なので、ディスプレイのコーディネートチェックに始まって、会場のVMDのチェック、エディターさんやスタイリストさんに対する説明まで、プレコレクションの展示会と並行して3日間フル回転でした。
今回はそのプレス内覧会の様子を少しお見せします。
今回のメインディスプレイはモノトーンでまとめました。
秋冬は様々なアイテムやコーディネートでモノトーンを提案します。
今年の1月のPITTIのレポートでもお知らせしましたが、次の秋冬はモノトーンの流れが来ていることは間違いありません。
クラシックでモノトーンの打ち出しが意外だと感じるかもしれませんが、、BEAMSでも80年代にモノトーンを打ち出していたので、私にとっては懐かしいトーンです。
自分にとってモノトーンは80年代のフレンチテイストを感じさせるトーンです。
モノトーンは白黒だけではありません。
こんな感じのモノトーン×カラ―の柄が多いのも次シーズンの傾向です。
特にレッド×ブラックはPITTIでもミラノのショールームでも良く見られたトーンです。
スーツの流れは3つあります。
春夏に続き幅広ストライプ、白黒を中心としたグレンプレイドやハウンドトゥースのチェック、様々なトーンとブラウンスーツ。
このあたりがスーツの流れになると思います。
定番カラーはネイビー系よりもグレー系の流れだと思います。
ネクタイはビンテージテイストの流れが継続していますが、目新しいところではパネルのストライプ。
1930年代~50年代にアメリカで流行したパターンを現代的にアップデートしています。
次の秋冬は色々なブランドからパネルストライプの柄が提案されています。
パンツもチェック系の流れが来ています。
ハウンドトゥースやグレンプレイド、タータンチェックなど、チェックのパンツのバリエーションが増えています。
これも80年代のフレンチアイビーやフレンチトラッドの必須アイテム。
上のブレザーのコーディネートがまさにフレンチテイストを現代的にアップデートさせたスタイルです。
シューズはブラックスエードがオススメです。
モノトーンの流れが来ているので、カーフよりも柔らかくスポーティーに見えるブラックスエードの靴をコーディネートに取り入れたい気分です。
これも80年代にBEAMSで人気だったものです。
特にブラックスエードのモンクストラップはフレンチアイビーのマストアイテムだったので、自分もかなり思い入れがあります。
コートがトレンドアイテムでもあるのでバリエーション多く展開します。
その中のひとつがトレンチコート。
着丈が長くゆったりしたシルエットの昔ながらの男らしいトレンチコートの流れが来ています。
タイロッケンのようなクラシックなディティールのトレンチコートが増えているのも秋冬の傾向です。
ラグランスリーブのコートもオススメです。
丸く落ちるようなショルダーラインと着丈が長くゆったりとしたシルエットのバルカラーコートを多く展開しています。
トレンチコートもラグランスリーブが多いので、秋冬はラグランスリーブのコートがバリエーションが増えます。
ラグランスリーブの丸いショルダーラインの流れの影響で、こんな感じのセットインスリーブのドロップショルダーのコートも
展開します。
ウイメンズでは数年前から定番のドロップショルダーですが、メンズも少しづつマイルドに取り入れる傾向です。
昨年の継続的な流れと、プレッピーやアイビーの流れが来ているのでダッフルコートもバリエーション多く展開します。
柄の入ったパターンドニットもバリエーションを増やして展開します。
フェアアイル、チルデン、アーガイル、ノルディック、ボーダーなど、クラシックなタイプから色柄をアップデートさせたものまで、かなり多くのバリエーションがあります。
レザーも引き続きバリエーション多く展開します。
アウターはコートとレザーがトレンドなので、両アイテムともバリエーション多く展開します。
レザーはハードなモノからラグジュアリー感のあるものまで幅広く展開します。
モノトーンだけでなく綺麗な色もしっかり展開しています。
これらの色にグリーンを加えたバリエーションが今シーズンらしい色と言えるでしょう。
モノトーンとカラーの組み合わせも秋冬のコーディネートのポイントになるので、このような綺麗なトーンのバリエーションが重要です。
これ以外にもキャメル~ブラウンのトーンは引き続き多く展開します。
最後にプレス内覧会で使ったアイテムの中から私のオススメをご紹介します。
STILE LATINO
キャメルにコバルトブルーのウィンドウペンという、今まで見たことのない綺麗なコンビネーション。
もちろん、スティレ ラティーノのエクスクルーシブ ファブリックです。
DE PETRILLO
柄の大きさとベージュとブラウンのトーンが絶妙です。
このようなブラウン系のグレンプレイドは、ほとんどのブランドのコレクションで見られましたが、これが一番柄の大きさと色のバランスが良かったです。
STILE LATINO
今シーズンのスティレ ラティーノのコートの中で、このトレンチコートがオススメです。
ミリタリー調のトレンチコートもスティレ ラティーノが手掛けるとひと味もふた味も違います。
CARUSO
モノトーンのコートではこれがオススメです。
ダブルフェイスの柔らかい仕立てとゆったりとしたシルエットが絶妙です。
BEAMSのエクスクルーシブモデルです。
GRENFELL
ラグランスリーブのバルカラーは、グレンフェルのツィードのガンクラブがオススメです。
1月のPITTIの会場でも着用者が多かったタイプのコートです。
MC LAUREN
ありそうで無かったグレー×ホワイトのモノトーンのチルデン。
ホワイトベースのチルデンのカワイイ感じが苦手な人にもオススメです。
これは個人的にもかなり刺さるニットです。
CROCKETT & JONES
今すぐにでも欲しいブラック スエードのモンクストラップ。
80年代にBEAMSで大人気だったブラックスエードのモンクストララップをクロケットで復活させました。
80年代フレンチアイビーの必須アイテムです。
限定100部のこれも毎号自分たちでハードル上げているので編集が大変です。
今回も内覧会前日ギリギリのデリバリーでした。
安武、小林お疲れ様でした。
今回も喋りまくりました。
ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
お会いできなかった皆様申し訳ありませんでした。
2019年秋冬もよろしくお願いいたします。
内覧会も無事に終わり、来週月曜日からイタリア出張。
持って行く服もまだ何も決めていません。
土日の準備が大変です。
旅は身軽が一番なんて言いますが、洋服屋の出張は身軽とはいきません。(苦笑)
買い物
日本人の体形に合わせて作られたフィッティングの良さとロールの出る台襟付の襟が特徴です。
暑くなってきたのでジョンスメドレーの長袖ポロに替えて、このニットポロをジャケットやスーツに合わせようと思っています。
濃いネイビーで少し太めのロンドンストライプ、襟もタブカラ―のクレリックというイメージどおり組み合わせ。
このシャツを選んだ理由のひとつがその幅広のストライプ。
オーダーした時から刺さっていたので迷わず購入しました。
インディゴにカラ―もいい雰囲気なので、是非最寄りの店舗で実物をご覧いただければと思います。
濃い抹茶色みたいな色が個人的にかなり刺さりました。
このシャツも上のORIANのプルオーバーと同じく、ホワイトパンツと合わせてメリハリをつけて着ようと思っています。
ベージュのパンツとも合うので、これ一枚でコーディネートの雰囲気が変わるのもいいですね。
10日から始まるイタリア出張や真夏に向けての買い物と言う感じです。
イタリア出張になにを着ていくか。
プレコレクション
今までのタリアトーレに比べて随分クリーンなトーンの打ち出しですね。
次の秋冬のトレンドでもあるブラック×ホワイトのモノトーンも引き続き提案されています。
大柄のジャケットは現地で実際に流れを見てからの方が良いので、メインコレクションに出てくる生地も含めてチェックだけしてメインコレクションでオーダーすることにしました。
タリアトーレが最近力を入れているコートも大柄チェックが打ち出しでした。
3年前くらいから見られるようになったトラベルスーツですが、今や多くのブランドがこのようなタイプのスーツをラインナップするようになりました。
ポイントはジャケットは芯地や肩パッドを使わない軽量な仕立てでもテーラードのようなシルエットが出ることと、パンツはドローコードであっても普通のスラックスのように見えること、これが出来ていないと安っぽく見えるので、軽くてストレッチがきいて皴にならなければ何でもいいという話ではありません。
もちろんタリアトーレのトラベルスーツはしっかり作り込まれているのでなんの問題もありません。
トラベルスーツに関しては、他のブランドも更に積極的に打ち出してくるのは間違いないので、生地のバリエーションだけチェックしてメインコレクションでオーダーすることにしました。
素材に関しては来年の春夏のオリジナルのジャケットやスーツの生地をチョイスしている最中ですが、本当に機能素材が多くなっています。
高級な生地ブランドもコレクションに加えているのを見ても、このようなトラベルスーツが多く出て来ることは理解できます。
不良外人みたいに日本の女の子をナンパする訳でもなく、ただ青山の景色を眺めてお酒とシガーを楽しむだけ。
土日も出勤なので9連勤。
先週末に腰を悪くしてまだ尾を引いている状態なので無理はできないですが、ここが踏ん張りどころ。