ELEMENTS OF STYLE -26ページ目

BEAMS 松山店

 

21日に行われたBEAMS高知店のパーティーを終えて、22日の午後から松山へ移動。

 

 

 

 

高知と松山は地図で見ると近いですが、上の画像のような高速を使った大回りのルートが最短。

 

 

自家用車では2時間ちょっとですが、バスだと2時間40分もかかります。

 

 

ということで、台風の影響で風雨も強まる中、バスで松山に向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高知店は18年ぶりでしたが、松山店はオープニングのとき海外出張で行けず、今回初めて訪れました。

 

 

22日松山店に着いて早速BEAMS松山店のクロージングコーナーをチェック。

 

 

 

 

 

 

思っていたよりも広くてゆったりして重厚感もあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

23日は高知店に続き、松山店でTHANKS PARTYが行われました。

 


 

 

 

 

私の役目は高知店に続き松山店でもスタイリングのアドバイス。

 

 

 

 

 

 

 

 

ケータリングはBEAMS JAPANでも展開している10FACTORYのオレンジジュースとみかんラスク。

 

 

 

 

松山店の近くに本店を構えるミカンジュースの専門店からお取り寄せしました。

 

 

みかんラスク美味しそうでしたが食べそこねました。






 

 

 

すっかりTHANKS PARTYの恒例となったLOT BEAMS。

 

 


 

 

 

 

毎回お子様たちにも大好評です。

 

 

 

 


 

 

 

松山店もたくさんのお客様にご来店いただき、スタイリングのアドバイスをさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午前中にご来店され、午後パーティーが始まるタイミングで再来店されるお客様も多く、恐縮するとともに本当にうれしく思います。

 

 

私からのアドバイスだけでなく、お客様からも様々なご質問やご意見を頂きましたので、今後のバイイングや企画の参考にさせていただきたいと思います。


皆様ご来店ありがとうございました。

 

 

これからもBEAMS 松山店をよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

パーティー終了後、松山店のスタッフと出張組と記念撮影。

 

 

 

 

みんないい笑顔です。

 

 

でも、私映っていません・・・


実は今日朝一から役員会だったので、私だけ最終便で帰京しました。


他のスタッフはもう一泊しておそらく大宴会? 


無事パーティーも終わり、気が抜けて飲みすぎていなければいいのですが・・・

 

 

実はパーティー前夜の懇親会で飲みすぎて、転んでケガしたスタッフがいたんです。(苦笑)

 


でも、それもBEAMSっぽいですね。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

高知店、松山店のTHANKS PARTYが終わり、来月は高松店と岡山店で開催します。

 

 

高松店 10月12日(土)、岡山店 10月14日(月・祝)

 

 

今回は両店ともトークイベントを行う予定です。

 

 

お時間のある方は是非お越しください。


ご来店お待ちしております。
 

 

 

BEAMS 高知店


高知に来ています。


以前高知に来たのは2001年なので、18年ぶりですね。


本当に久しぶりです。


連休初日の高知に来たのは観光ではなく、BEAMS高知店で行われるイベントに参加するため。






そのイベントとは、日頃ご愛顧頂いているお客様をお招きしてのTHANKS PARTYです。


春に行われた長崎店に続き、今年2回目のTHANKS PARTYです。








今回のパーティーの私の役目は、お客様のスタイリングのアドバイス。




こんなポップが店内にいくつも置いてあり、ちょっと気恥ずかしいのと恐縮してしまう感じです。








17:00のスタートからたくさんのお客様がご来店され、スタイリングのアドバイスや色々お話しをさせていただきました。















スタイリングのアドバイスだけでなく、お客様から様々なご質問やご意見をいただき、私にとってもとても有意義なパーティーでした。


皆さんに大歓迎され、パーティーも楽しんでいただき、こんなに嬉しいことはありません。


予想以上に多くのお客様にご来店いただいたので、ゆっくりお話しできず申し訳ありませんでした。


お客様のご要望もとても多いので、またこのような機会が作れればと思っています。








パーティー後は高知店のスタッフとお疲れ様会。




2001年のオープニングレセプション以来のパーティーだったので、お客様に来ていただけるか心配していたスタッフ達も予想以上に多くのお客様にご来店頂き、充実した一日だったと思います。


ホットした後の美味しいお酒で、みんないい笑顔です。(笑)


これからもBEAMS高知店をよろしくお願いいたします。








高知から松山移動して、23日(月)はBEAMS松山店でTHANK PATYを行います。


松山の皆さん、松山店でお会いしましょう。









2019秋冬トレンド解説動画Vol.5 アップしました。




今回はアウター編です。


是非ご覧ください。

白スニーカー


多くの人がすでに持っている白スニーカー。

 

 

なにか一足買おうと思いながら機会を逃し、カジュアルのトレンドとしてはもう数年前から白スニーカーの流れがあるので、すでにかなり遅い人になってしまいました。(苦笑)

 

 

夏場はエスパドリーユタイプのスリッポンばかり履いていたのでスニーカー探しもお休みしていたのですが、9月に入りこれからの季節に向けて、またスニーカー探しを始めました。

 

 


私のようにトレンドとは関係なくシンプルなカジュアルスタイルを好む人間にとって、オトナが履ける白スニーカーはなにがいいのか考えながら探していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白いスニーカーを全く持っていないわけではなく、私も人並み?にこんな定番スニーカーは持っています。

 

 

 

 

ヴィンテージでもスペシャルものでもなく、どこにでも売っている普通のオールスター。(笑)

 

 

これ以外にもネイビーとグレーのローカット、そして一足だけ高校生の頃に買ったUSA製のサックスブルーのハイカットを持っているのですが、さすがにサックスブルーのUSA製のモノは履かずに資料として保管してあります。

 

 

コンバースを履いてネックになるのがアッパーとソールの境目にある赤いライン

 

 

オールスターの特徴でもあるのですが、これがあるとなんとなくアメカジ感が増すので、意外と合わせるモノが限られてくるなという風に感じていました。

 

 

なので、今回はできるだけラインも何も入っていないシンプルでクラシックな白スニーカーを探すことにしました。

 

 

もちろんBEAMSで。


まず候補にあがったのが、以前から気になっていたこのスニーカー。

 

 

 

 

MOONSTAR × FENICAのキャンバススニーカー

 

 

1950年代のヴィンテージスニーカーがデザインソースになっているヴァルカナイズ製法のこのスニーカー、4年前から展開しているのですが、入荷する度にすぐに完売になる人気モデルです。

 

イメージとかなり近いので、早速インターナショナルギャラリーに行って試着したところ、ハーフサイズがないのでサイズが微妙に合わず・・・

 

 

色もデザインもテイストもイメージどおりだったので泣く泣く断念。

 


それからまた色々探していたら、こんなシンプルなスニーカーが見つかりました。

 

 

 


 
 

 

 

B:MINGで展開しているCONVERSのALL STAR ARMY OX

 

 

ラインもなにも入ってなく、ヒールパッチの文字も同色なので目立つものはなにもなし。

 

 

ベースモデルも履きなれたALL STARなので、履いた瞬間からサイズもぴったりで違和感は全くありません。

 


予備知識が全くなかったので調べてみると、1960年代~70年代にアメリカ軍に支給されていたトレーニングシューズをモチーフにしたモデルということ。

 

 

さらに調べてみると、当時のものはヒールの内側にCONVERSの文字が入っているだけで全くのノーネームだったようで、ならばネームも自分で取ってしまおうと思ったのですが・・・

 

 

 

 

かなりしっかり縫い付けられているので今回はやめることにしました。

 

 

以前買ったVANSのスリッポンもタグを取ってヒールパッチもやすりで削ってノーネームにして履いていました。

 

 

モノ自体は気に入っていても、ブランドイメージが強いとスタイルに合わないことってあるんです。

 

 

なので、洋服や靴も見えるネームは取ってしまうことはよくあります。

 

 

ちなみに、80年代にあるドラマに出ていた萩原健一さん(ショーケン)がシンプルな黒いポロシャツを着ていたのですが、それがフレンチラコステのワニを取ったものだという逸話が当時ありました。

 

 

真相はわかりませんが、実話ならば当時のショーケンのスタイルを見ればワニのマークは必要なかったというのも理解できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はかなりイメージに近いモノが見つかりました。

 

 

色も真白でなく、生成なのもいろいろなモノに合わせやすくていいですね。

 

 

休日によく穿いているドローコードのパンツに合わせたり、秋冬購入しようと思っているカーゴパンツにも合わせようと思っています。

 

 

ウンチクものでも流行ものでもない、オトナが気軽に気楽に履けるシンプルなスニーカー。

 

 

値段も¥7.020-と財布にやさしいいのもいいです。


もしご興味があれば、お近くのB:MINGの店舗でご試着してみてください。

 


 




 

 

 

 

 

 

2019秋冬 トレンド解説動画Vol.4 アップしました。

 


 

 

今回はパンツ編です。


今シーズンの流れだけでなく、皆さんからご質問の多い裾の仕上げや裾幅の話にも触れています。

 

 

是非ご覧ください。

https://www.beams.co.jp/feature/190808/

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MEN‘S EX 10月号 連載

 

MEN'S EX 10月号 今号の特集はジャケット&スーツです。

 

 

 

 

 

 

今シーズンBEAMSでもおすすめしている白黒チェックジャケットの特集ページもあります。

 

 

今シーズン私も久しぶりに白黒チェックのジャケットを着ようと思っています。

 

 

すでに購入するものも決めましたので後日ご紹介します。


白黒チェックは難しいと思っている方も多いようですが、こんなに簡単なジャケットはありません。


おそらく、”モノトーン” というキーワードに引っ張られすぎて、コーディネートのイメージが狭くなっているのではないかと思います。


その辺も含めて、簡単なコーディネートを後日ご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の連載 ”先取り上手のリアルスタイル” 今回のテーマは ”クリケット セーター” です。

 

 

 

 

 

 

クリケット セーターはその名のとおり、英国の伝統的なスポーツ、クリケットのユニフォームがルーツです。

 

 

1920年代から30年代に活躍していたアメリカ人テニスプレイヤーのウィリアム チルデン(ビル チルデン)が着ていたこともあり、チルデン セーターとも呼ばれています。

 

 

今はクリケットセーターをテニスウェアとして着る人はほとんどいませんが、70年代や80年代はプロテニスプレイヤーも結構着ていたので、私自身も若いころはテニスウェアのイメージも強かったです。

 

 

バドミントンやっていたので、ヨネックスの青と緑のラインのクリケットセーターのイメージもあります。(笑)

 

 

ちなみに、50年代後半から60年代前半に上皇陛下が当時皇太子の頃、テニスをする画像がネットで見られますが、その時もクリケットセーターをお召しになっています。

https://www.kyodo.co.jp/photo-archive/royalmarriage55/attachment/2002122600148/

https://www.asahi.com/articles/photo/AS20180822000705.html

 

 

日本でいわゆる街着として流行したのは60年代のアイビーブームの頃で、それ以降何度もリバイバルで流行しているので、私にとっては正統派のトラッドのイメージが強いニットですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなクリケット セーターですが、2年くらい前から展示会でちらほら見かけるようになり、今シーズンのバイイングを行った1月のイタリア出張や国内の展示会では多くのブランドがクリケット セーターを打ち出していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のように、正統派なモノからアップデートされたモノまで、多くのニットブランドがクリケットセーターを打ち出しているのを見ても、今シーズンクリケットセーターの流れが来ているのがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トラディショナルでクラシックなアイテムなので、着こなしの幅が狭いと思われる方も多いかもしれません。

 

 

 

 

スタイルブックMR_BEAMSの中でもクリケットセーターを使ったコーディネートが出ていますが、若い人にとっては ”学校の制服みたい”、私の世代になると ”昔のトラッドスタイルみたい” と思われる方も多いかもしれません。

 


これはタイドアップの一例であって、敢えてトラッドっぽくコーディネートしたのでトラディショナルなアイテムだからそれ風にコーディネートしなければならないということはありません。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

これは5月に行われたプレス内覧会のディスプレーです。

 

 

 

 

こんな風にTシャツをあわせて着るのもいいと思います。

 

 

ジャケットを着ていますが、ニットの上に直接ムートンを着てもいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタイルブックMR_BEAMSの西口のページでもTシャツをあわせています。

 

 

 

 

こんな感じで、シンプルにさらっと着てもサマになるのがクリケットセーターの良いところです。

 

 

私もこんなシンプルなコーディネートが好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アウターは色だけ気をつければ意外となんでも合います。

 

 

 


こんな風にスエードのドライビングブルゾンと合わせてもいいですし、サファリジャケットのような4ポケット系のアウターともよく合います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベースがグレーやネイビーであれば、白黒のチェックジャケットと合わせてもいいですね。

 

 

 

 

色を殆ど使わないので、意外と簡単に今シーズンらしいコーディネートになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のように、意外といろいろなアイテムと合わせられるのがクリケットセーターの良いところなんです。

 

 

一方で、”高校の制服みたい” とか、”子供っぽく見える” とか、”昔のトラッドみたいで気恥ずかしい” とか、ネガティブな声も私が実際にお相手させていただいたお客さまから少なからず聞かれました。

 

 

確かに、私自身も中学や高校の頃にアイビーやトラッドのアイテムでかなり流行っていたイメージがあるので、生成りベースで色ラインのクリケットセーターは、この歳になって着るとコスプレっぽくなってちょっと気恥ずかしい感じがしていました。

 

 

なので、そんな風に感じている方には、こんなクリケットセーターがおすすめです。

 

 

 

 

 

 


このようなベースがグレーやキャメルやネイビーでラインが生成りや白であれば、モダンな雰囲気になるのでネガティブなイメージは感じないと思います。


一番上のグレーはトレンド解説動画で私がおすすめしているMC LOUREN(マックローレン)ですが、これは初回入荷分が完売してしまい、昨日追加入荷がありましたが、多数ご予約をいただいていたこともあり、すでにサイズによってはかなり在庫が少なくなっています。

10月末にもう一度入荷しますが、お急ぎの方は最寄りの店舗にお問い合わせください。

 

 

2番目はMORGANO(モルガーノ)ですが、この色は私がどうしてもやりたくてオーダーした色なので、これも購入します。

入荷は10月中くらいの入荷になると思います。

 

 

とりあえず2色購入して、ネイビーベースをどうしようかなと考えることにしました。

 

 

コーディネートはシンプルに合わせようと思っています。


シャツは白いTシャツや白いシャツの出番が多くなりそうです。

 

 

以前購入したボルゾネッラのオックスフォードのラウンドカラーが相性が良さそうなので、これを合わせることが多くなりそうです。

 

 

 

 

最近出番が少なかったのですが、秋冬はヘビーローテーションになりそうです。

 

 

買っておいて良かったシャツです。

 

 

パンツはコットンの無地が多くなると思いますが、千鳥格子やグレンプレイド、ブラックウオッチもいいかなと思います。


デニムとの相性ももちろんいいですが、私は似合わないのでやめておきます。(苦笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ数年ニットもクラシック回帰の流れがあり、フェアアイルやアーガイル、ノルディック、ボーダーなど、伝統的なニットが注目されています。

 

 

クリケットセーターもその流れのひとつであるとともに、今シーズンのプレッピーやアイビーの流れでリバイバルしている側面もあります。

 

 

昔はわりとガチガチトなラッド的な着こなしのルールがあったアイテムですが、アップデートされたモノもたくさん出てきているので、コーディネートはルールに縛られず自由に着こなしてほしいと思います。

 

 

本誌では黒いライダースジャケットと合わせていますが、まったくテイストの違うものと合わせるミックスコーディネートも良いと思います。

 

 

トラッド風に着るか崩して着るかは着る人次第。

 

 

ベースの色もラインの色もバリエーションが多いのが今の傾向です。

 

 

もし気に入ったモノが見つかれば、今シーズン1枚でいいので是非ワードローブに加えてください。

 

 

気に入るともう一枚欲しくなる。

 

 

クリケットセーターはそんなアイテムです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月号は座談会ページもあります。

 

 

 

 

 

 

テーマは ”紺無地スーツの究極”

 

 

これはなかなか難しいテーマでした。

 

 

私が選んだ答えはメランジのネイビーのダブルブレスト。

 

 

合わせるネクタイの色もポイントです。

 

 

是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうひとつの連載 ”良いスーツの話” は、着心地を左右する前肩にフォーカスしました。

 

 

 

 

イセ込みを入れて前肩にするアイロンワークの解説もあります。

 

 

ちょっとマニアックな話ですが、こちらもご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019秋冬トレンド解説動画 Vol.3アップしました。

 

 

 

 

今回はニット編です。

 


是非ご覧ください。

https://www.beams.co.jp/feature/190808/

おすすめのネクタイ

 
 
いまアップされている2019秋冬のトレンド解説動画やインスタグラムの動画配信で着けているネクタイの問い合わせが多いので、今回は選んだポイントやコーディネートも含めて紹介します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
90年代の英国調ブームの頃こんな感じの大柄のジャガードがとても多く、個人的にも気に入って着けていたので、とても懐かしく今また新鮮なんです。
 
 
コーディネートの中に少し英国の雰囲気を入れたかったので、イタリア製ですが英国ブランドのこのネクタイを選びました。
 
 
 
 
少し幅広のストライプのダブルブレストのスーツにダブルカフスのクレリックで大柄のジャガードタイを合わすのは、90年代の英国調風であるとともに、アランフラッサーのようなアメリカンブリティッシュ風でもあります。
 
 
スーツはナポリでシャツは北イタリアでネクタイはイタリアのコモで作られた英国ブランドという、すべてイタリア製のアイテムでブリティッシュ風にコーディネートする(できる)のも、ここ数年BEAMSが提案している ”ミックス スタイル”や ”脱イタリア ステレオスタイル” なんです。
 
 
このネクタイ、大柄ですが普通のネイビーやグレーの無地のスーツと合わせても悪目立ちしないので意外とコーディネートしやすいです。
 
 
初回納品分が完売しているようですが、10月入荷で追加の予定があるようなので、決まればご案内します。
 
 
早速ご購入いただいた皆様ありがとうございました。
 
 
私も購入しましたが意外とコーディネートしやすく今の傾向にもあった柄なので、いろいろなスーツにコーディネートしてみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Vol.2で着けているネクタイは、ネイビーとロイヤルブルーとグレーの3色を使った幅広のストライプ。
 
 
 
 
 
 
ミラノのGIERRE(ジエレ)のネクタイです。
 
 
ファッション業界で ”段落ち” と呼ばれる幅広のピッチのネクタイは、昔からBEAMSのスタッフや顧客様の間で人気があり、ある意味 ”BEAMSの永遠の定番” であるとも言えます。

 
今回はネイビーのグラデーションにグレーが配色されているのが刺さりました。
 
 
 
 
ブルーとグレーはとても相性がいいので、全身ブルー系のコーディネートでVゾーンのポイントカラーにグレーを使うというのが今回のネクタイ選びのポイントでした。
 

スーツがDALCUOREのスミズーラで青みが強いダブルブレストという、かなりナポリっぽい雰囲気なので、ナポリ臭くなりすぎないコーディネートというのがポイントでした。
 
 
この手のスーツはブルー無地のシャツに小紋のプリントや無地のネクタイというのがナポリっぽいステレオスタイルですが、あえて段落ちのネクタイをあわせ、シャツはクレリックで少し英国やアメリカの雰囲気を入れました。


シャツとネクタイの合わせはとてもBEAMSっぽいあわせだと思います。
 
 
このネクタイも普通にネイビーやグレーの無地のスーツと良くあいます。

 
 
 
 
 
普通のビジネスシーンを考えてシャツは無地のサックスブルーであわせてみました。
 
 
いかがですか。
 
 
ストライプの幅は結構広いですが意外とシックにまとまります。
 
 
上品なグレーがポイントカラーになっているのがわかと思います。
 
 
今シーズンおすすめのグレンプレイドやハウンドトゥースのスーツやジャケットにもあうのでおすすめです。
 
 
すでに入荷していますので、最寄りの店舗で実物を是非ご覧になってみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
インスタグラムの動画配信の時に着けていたのがこのネクタイ。
 
 
 
 
 
 
これもGIERREのワイドストライプです。
 
 
イエローとネイビーのコンビネーションも80年代後半から90年代に人気だった配色なので、私にとってとても懐かしいストライプです。
 
 
ここ数シーズンイエローはネクタイ業界のトレンドカラーでもあるので、多くのブランドがイエローベースのネクタイを展開しています。
 
 
今回はデニムのブレザーにシャンブレーのシャツ、パンツはベージュのチノパンという、少しアメリカっぽいコーディネートにこのネクタイをあわせました。
 
 
 
 
少しアイビーっぽい感じにしたかったので、できるだけイタリア臭くない柄を選びました。
 
 
イエローのトーンは下の着用の画像に近いので、意外と落ち着いたトーンで合わせやすいです。
 
 
アメリカっぽい雰囲気なのでデニムやシャンブレーと相性がいいのもポイント。
 
 
私はデニムのブレザーとあわせていますが、もちろん普通のネイビーブレザーとの相性もいいです。
 
 
 
 
 
 
イエロー系のストライプはもともとブレザーと相性がいいんです。


ボタンがゴールドなので見え方の馴染みがいいという部分もあると思います。


パンツはあえて今年っぽくグレンプレイドをあわせましたが、もちろんグレーのパンツでもベージュのチノパンでもあいます。
 
 
ホワイトパンツはスポーツクラブのユニフォームっぽく見え、コスプレっぽくなるので注意が必要です。
 
 
シャツはアメリカっぽさを出すためにあえてシャンブレーを選びましたが、オックスフォードもいいですね。


襟型の選択も含めて英国風かアメリカ風にまとめるのがポイントです。
 
 
ブレザー以外もネイビー系、ブルー系のジャケットにはあいますが、スーツはコットンスーツやコーデュロイのようなカジュアルな素材のスーツにはあいますが、ダークトーンのウールのスーツには合わせないほうがいいでしょう。
 
 
ウールのスーツに合わせる場合は、スタイルブック MR_BEAMSで合わせているような、淡いトーンのスーツと合わせるのはいいでしょう。
 
 
 
 
このコーディネート、私が組みました。
 
 
ライトグレーのフランネルにホワイトシャツという、色を使わないコーディネートのVゾーンに挿し色としてイエローを使うという意図でこのネクタイを選びました。
 
 
ストライプのネクタイは柄や色によってジャケットにしかあわないものがあるので、スーツに合わせる場合は素材や色との相性を見極めることが大事です。
 
 
このネクタイもすでに入荷していますので最寄りの店舗で実物をご覧になってみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ネクタイのお問い合わせはとても多いので、これからもなるべくご紹介できるようにしたいと思います。
 
 
この秋冬もおすすめしたいものがたくさんあるので少しづつご紹介していきますが、来週アップ予定のトレンド解説動画Vol.3(ニット編)で私のおすすめのニットを紹介していますので是非ご覧ください。
 
 
実は、そのニットすでに入荷済みで完売してしまっているんです・・・


10月に再入荷するので私も予約を入れました。


BEAMSのお客様は本当に早い。


いつもありがとうございます。
 
 

MR_BEAMS

 

お待たせしました。

 

 

2019秋冬もスタイルブック MR_BEAMS Vol.2が23日に発刊されました。

 

 

 

 

 

 

そして、昨晩はVol.2の発刊を記念してInstagramのライブ配信を行いました。

 

 

多くの方にご視聴いただき、ありがとうございました。

 

 

インスタの動画配信は1時間がリミットなので、私自身もう少しいろいろ話したかったなというのが正直なところです。

 

 

ということで、昨日のライブでご紹介できなかったことも含めて、今回はMR_BEAMS Vol.2の内容について少しご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”Fun Suit! Fun Jacxet! Fun Life!”

 

 

ここでは、秋冬のドレススタイルをすべてタイドアップコーディネートでご紹介しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特にこのあたりが個人的にお気に入りのコーディネートです。

 

 

コーディネートのポイントも解説していますので、細かい部分までじっくりチェックしていただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Vol.1で好評だったVゾーンのコーディネートも更にバリエーションを増やしました。

 

 

 

 

 

 

ジャケットとスーツで36パターンのコーディネートを組みました。

 

 

皆さんの秋冬のコーディネートの参考になればと思います。

 

 

全てのコーディネートのチェックをしつつ、自分でもコーディネートしました。

 

 

なかなか大変でした、、、(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恒例となった私のトレンド解説ページ ”中村ノート” は、20ページにわたり14のキーワードについて解説しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解説文も多く、アイテムもたくさん掲載されていますので、秋冬のお買い物の参考にしていただければと思います。

 

 

トレンドと言っても突然出てきた流行りものではないので、あまり構えずに読んでいただけると嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”それぞれのオーダーの在り方” 

 

 

このページでは全国のスタッフのオーダーに対するこだわりを紹介しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さんの馴染みのスタッフが出ているかもしれません。

 

 

もし出ていれば、ご来店いただいたときに一声かけてあげてください。
 

 

皆喜ぶと思います。

 

 

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、今回のスタイルブックで注目の特集ページ  ”Nishiguchi’s Closet”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西口のお気に入りアイテムをコーディネートも交え紹介しています。


本当に本人が着ていそうな西口っぽいアイテム満載の内容です。(笑)

 

 

是非ご覧ください。

 

 

 







 

 

 

”EXCLUSIVE ITEMS for MR_BEAMS”

 

このページはBEAMSでしか買えない別注商品を紹介しています。

 

 

 

 

 

 

数ある別注アイテムの中から16のアイテムを細かい別注ポイントも含めて紹介しています。

 

 

特に世界初のBARBOUR×PARABOOTの異色コラボは必見です。

 

 

是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回ご紹介したのはほんの一部。

 

 

今回は前回の100ページから116ページとボリュームアップしています。

 

 

そして、ほとんどのコーディネートを私や西口やバイヤーたちが、プレススタッフとスタイリストと一緒にコーディネートを組んでいるので、リアルなBEAMSスタイルと言える内容だと思います。


さらに、私は撮影後の画像にダメ出しをして差し替えの指示をしたり・・・


本当に編集スタッフにとっては面倒でうるさいやつだと思いますが、モノづくりと同じで妥協はできません。


それがBEAMS魂なんです。







 

 

 

 

今回も盛りだくさんの内容です。

 

 

そして、今回もタダです。(笑)

 

 

ドレスアイテムを扱っている全国のBEAMSで無料で配布していますので、是非ご来店のうえお持ち帰りください。

 

 

 

 

 




 

 

しかし、本当に何体コーディネート組んだだろう・・・


中村っぽいとか、西口っぽいとか、そんな風な見方でコーディネートをチェックするのも面白いかもしれません。(笑)






 

 

 

 

 

 

 

6月に出張でニースに行った時のコーディネートがMEN'S EX ONLINEで紹介されています。

 

 

 

 

海沿いのリゾート地という、あまりないシチュエーションでのオンとオフのスタイルが紹介されています。

 

 

いつもどおりのシンプルなスタイルですが、こちらも是非ご覧ください。

https://www.mens-ex.jp/fashion/feature/190824_11772.html

 

 

 

新潟店でパラブーツ

 
お盆休みで新潟に帰省していました。
 
 
父親がひとり暮らしで私は本家の長男なので、家の掃除から墓掃除、買い物と結構いろいろとやることがあります。
 
 
とは言っても、それ以外は何もやることがないので用事が終われば毎日近くの海へ。、
 
 
 
 
 
 
子供の頃から来ている海は、お盆休みでもガラガラでまるでプライベートビーチ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
水も綺麗で透きとおっています。
 
 
 
 
 
 
昔はこれほど透きとおっていなかったようなイメージがあるのですが、子供の頃はそんなこと気にもかけていなかったのかなと思います。
 
 
小学生がシュノーケリングで魚がいっぱいいると騒いでいると、自分も水中メガネとシュノーケル買おうかなと思ってしまいます。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
17:00くらいになると日が傾いてきて、水平線に太陽が沈むまでいい感じの風景になります。
 
 
 
 
癒されます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
新潟に帰省して必ず食べるものと言えばコレですね。
 
 
 
 
 
 
新潟のソウルフード、みかづきのイタリアンと食後のチーフナッツ
 
 
今回は一週間で二回、画像のカレーイタリアンと普通のイタリアンを食べました。
 
 
去年日本テレビのケンミンSHOWで紹介されてから、地元でも人気が再燃しているようで、いつも満席でかなりにぎわっていました。
 
 
いつか新宿のBEAMS JAPANでみかづきのイタリアンを販売してみたいと思っているのですが、担当者に確認すると店内で調理するのは難しいようで、実現するにはハードルが高そうです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
新潟店にも少しだけ顔を出しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ここ数年地方の店舗に行く機会が増えましたが、新潟店は広くて天井も高くてゆったりとした良いお店です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
隣のビルボードプレイスにはB:MINGのショップもあるので、少しだけチェック。
 
 
 
 
 
 
新潟店もB:MINGも商品のレイアウトからディスプレイまできちっとできていてひと安心。
 
 
休暇とはいえ店頭をチェックしていると、どうしても仕事モードになってしまいます。(苦笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちょうど私が新潟店に行っているときに、顧客様がご来店されていたので少しお話させていただきました。
 
 
私のおすすめのニットが入荷していたので、そちらをおすすめしてサイズのお取り寄せのご依頼を頂き、秋冬のおすすめの靴を聞かれたので、この靴をおすすめしました。
 
 
 
 
PARABOOTのANDERSEN
 
 
スエードの外羽根のフルブローグ。


実はこの靴、三年前に私が個人的に購入して履いていたモデルなんです。
 
 
 
 
これが私が3年前に購入したものです。
 
 
PITTIのブースで見て、英国ともアメリカとも違うフランスっぽい雰囲気のフルブローグだなと思い、個人的に購入して履いていました。
 
 
 
 
ノルウェイジャン製法ですが、履いてもまったくゴツさを感じません。
 
 
履き心地も見た目と真逆の柔らかさ。
 
 
履き始めの日からストレスを感じないのはパラブーツのいいところです。
 
 
 
 
このマークがカジュアルっぽくて抵抗があるという方も多いようですが、ハサミやカッターで取れるので自分も外そうと思いながらそのまま履いていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2017年1月のPITTIのコーディネートです。
 
 
 
 
この時もジャケットコーディネートで履いていました。
 
 
アッパーがスエードでギャラクシーソールのノルウェイジャン製法という、全天候型の靴なので新潟や札幌のような冬に雪や雨の多い地方にも最適なシューズです。
 
 
自分も雨の日にかなり履きましたが、大雨の日でもしみこんでこないので、すごく重宝しています。
 
 
ジャケットコーディネートにもカジュアルなコーディネートにもあうのもこの靴の良いところ。
 
 
デニムとあわせてもいいですね。
 

ちなみに、グレインレザーのブラウンも展開しています。
 
 
 
 
表革をお探しの方はこちらもおすすめです。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
このアンデルセン、定番モデルとして以前からラインナップされていましたが、いかんせん日本ではマイナーな存在。
 
 
当時パラブーツと言えば、ミカエル、シャンボード、ウィリアムなどが人気で、ウィングチップなんてまったく存在感ありませんでした。
 
 
3年前にバイイングに至らなかったのもそれが理由です。
 
 
ですが、3年間自分で履いてみて良さがわかったので、皆さんにおすすめしたくて今シーズンバイイングしました。
 
 
ということで、休暇中で新潟店でお会いしたI様に初めてこの靴を直接おすすめしました。
 
 
ニットも気に入っていただけると嬉しいです。
 
 
そのニットは来週アップされる2019秋冬のトレンド解説動画Vol。3でおすすめしていますので、Vol.3も必ずチェックしてくださいね。
 
 
Vol.1でご紹介したHOLLIDAY&BROWNのネクタイも完売しました。
 
 
 
 
 
 
ありがとうございます。
 

追加入荷があればお知らせいたします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
帰省中に私が新潟店に来ていないかとお問い合わせがあったとスタッフから聞きました。
 
 
ご来店いただいた皆様、申し訳ありません。
 

休暇中でも店に行くと、どうしても仕事モードになるので、あまり頻繁に行けないんです。
 
 
新潟まつりの住吉行列見ていた時にお声がけいただいたM様、寝起きの部屋着みたいな格好で申し訳ありませんでした。
 
 
新潟ではいつも思いっきりリラックスモードなんです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それにしても今年の新潟は暑かった。
 
 
台風の影響もあり、40度近い日も。
 
 
 
 
またこんなに日焼けしてしまいました。
 
 
同級生の女子たちに、いい歳だから日焼けするなと言われますが、長くヨーロッパに行って彼らのライフスタイルを見ていると、夏はやっぱり海に行きたくなるんです。
 
 
皆さんも夏に新潟の海行ってみませんか。
 
 
大渋滞に巻き込まれて伊豆に行くよりも楽かもしれません。
 
 
特に笹川流れはいいですよ。
 

 
 
 
 
透明度がすごいです。


自分も久しぶりに行ってみたい海です。
 
 
いくつになっても海が好きです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2019秋冬 トレンド解説動画Vol.2アップしました。
 
 
 
 
今回はジャケット編です。
 
 
是非ご覧ください。
 

MEN‘S EX 9月号 連載

 
MEN'S EX 9月号
 
 
今号からメンズ ライフスタイルマガジンとして誌面も内容も新しくなりました。
 
 
 
 
 
 
巻頭には編集長の金森さんのご挨拶。
 
 
私からも新たなMEN'S EXをよろしくお願いいたします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ということで、今号から私の連載もリニューアル。
 
 
”中村達也の先取り上手のリアルスタイル” というタイトルで、”次” を知りつつ振り回されない、トレンドとの賢い付き合い方をテーマに旬なアイテムをご紹介していきます。
 
 
 
 
 
 
新たな連載 第一回目のテーマは、今シーズンのシューズのトレンドである ”ブラック スエード シューズ” です。
 
 
80年代に日本でもブームがあったブラックスエードのシューズ。
 
 
90年代以降の英国調からイタリアンクラシックへ続く流れの中では、あまり見かけることのなかったブラックスエードが再び注目されています。
 
 
秋冬のバイイングを行った1月のイタリア出張でも、ブラックスエードのシューズがかなり打ち出されていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ご覧のように、多くのブランドでブラックスエードのシューズが展開されていたのを見ても、その流れは明確です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ブラックスエードの靴が注目される背景は、同じく今シーズンのトレンドであるモノトーンの流れによるところも大きいと思います。
 
 
モノトーンの足元は黒の靴ということになりますが、表革のブラックは英国紳士の足元のようにかなりストイックな印象に見えます。
 
 
同じ黒でもブラックスエードになるだけで柔らかい印象に見えるので、シャープでストイックな印象に見えがちなモノトーンのコーディネートを和らげる効果もあります。
 
 
それは、80年代にフレンチアイビーが流行ったころ、ブラックスエードの靴が注目されていた背景と似ている感じがします。
 
 
当時フランス人も黒い靴を好んで履いていましたが、ファッションに敏感な人たちの間ではブラックスエードの靴が注目されていました。
 
 
それは、イギリスではまず見ることのなかったブラックスエードの靴を履くことが、英国人とは違うフランス人らしいエレガンスだったのではないかと思います。
 

私がイタリアの商品をバイイングするようになった90年代中頃にはすでに、イタリア人はブラウンの靴を好み、黒い靴は履かないと言われていました。
 
 
当時イタリア人に、なぜ黒い靴を履かないのかと聞くと、 ”黒い靴は自分たちのスタイルにはストイックすぎるから” という答え。
 
 
黒い靴を履くのはフォーマルと夜のパーティーくらいと彼らは言っていました。
 
 
それは近年まで続き、数年前までPITTIの来場者を見てもブラウンのシューズを履く人が圧倒的に多く、ブラックのシューズは少数派でした。
 
 
しかし、ここ数年のクラシック回帰と英国調の流れが相まって、イタリアでもブラックの靴を履く人が急速に増えてきました。
 
 
そして、昨今イタリアでもステレオタイプのイタリアンスタイルを古くさいと感じる人たちが増えいろいろな国のテイストをミックスするスタイルが注目されるようになった事もあり、往年のフランスらしいテイストを感じさせるブラックスエードが注目されるようになったのではないかと思います。
 
さらに、ラルフローレン的?な黒のベルベットのルームシューズをコーディネートに取り入れる人たちが増えていたこともブラックスエードの流れを受け入れやすくしたのではないかと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ということで、私も西口もすでに春夏からブラックスエードの靴をコーディネートに取り入れています。
 
 
 
 
 
 
ご覧のとおり、どちらもモノトーンコーディネートですが特に難しいことはないですね。
 
 
足元がブラックスエードになることで、コーディネートも柔らかい印象に見えます。
 
 
ブラックスエードの靴はモノトーンにしか合わないということではないのでご心配なく。
 
 
今までブラックカーフの靴をあわせていたコーディネートにブラックスエードの靴をあわせるだけで、柔らかな印象に見えるので是非試してみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

そして、私はこの靴を購入しようと思っています。
 
 
 
 
誌面でも使われている CROCKETT&JONES のMALVERNのブラックスエード。
 
 
もちろんBEAMSの別注スペシャルモデル。
 
 
80年代にBEAMSでも大流行したブラックスエードのシングルモンク。
 
 
フレンチアイビー世代にとっては、とても懐かしい靴でもあります。
 
 
ジャケットスタイルにもスーツスタイルにもあうのでヘビーローテーションになりそうです。
 
 
ブラックスエード、本当に難しくありません。
 
 
是非トライしてみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今号からもうひとつの連載が始まりました。
 
 
 
 
 
 
”BEAMS中村に聞いた、ビームスが織り成すシンシの名品 良いスーツの話”


サブタイトルも含めるとかなり長いですね。(笑)
 
 
内容はBEAMSのオリジナルスーツの作りについて、かなり細かい部分まで解説しています。
 
 
トレンドとは真逆のモノづくりのお話です。
 
 
こちらも是非ご覧ください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大変お待たせしました。
 
 
2019年秋冬のトレンド解説動画Vol.01 SUITS編アップしました。
 
 
 
 
今回は若い女性MCをむかえ、和やかな雰囲気になっています。
 
 
是非ご覧ください。

パリっぽいALDEN

 
オールデンについて調べたいことがあり、昨年発行された2ndのバックナンバーのALDEN特集を取り寄せました。
 
 
 
 
調べたいというのは、この表紙の靴のこと。
 
 
オールデンファンの方なら知らない人はいない、通称V-TIP(正式なモデル名はARGONQUIN)。
 
 
このモデル、今はアメリカ色の濃いモデルと思っている方が大半だと思いますが、もともとはパリの伝説のセレクトショップ ”HEMISPHERES” (エミスフェール)が洋服屋としては初めてオーダーしたもので、我々世代にとってはアメリカというよりもフレンチアイビーを代表するモデルなんです。
 
 
私がBEAMSや業界の先輩方から聞いた、このモデルが誕生したエピソードをご紹介します。
 
 
 
エミスフェールのオーナーだったジャン セバスチャンとピエール フルニエがパリのアンティークマーケットで見たことのないアメリカ製の靴を見つけます。 その靴のインソールにはJACOBSONというブランド名が刻印されており、早速彼らはこの靴がどこで作られているのか調べ始めます。 いろいろ調べた結果、ニューヨークのある靴屋で売られていることを知り、彼らは実際にその店を訪ねます。 訪ねた店は普通の靴屋ではなく、足に問題を抱える人の矯正靴を扱う専門店でした。 そして、その店で彼らは探していた靴を見つけます。 その靴を自分たちの店で扱いたいと店員に伝えると、その靴はALDENで作られていることを知らされます。その後エミスフェールがALDENにこのモディファイドラストのV-TIPをオーダーし、1980年代前半に彼らの店で取り扱われ始めます。
 

 
私が知りえる情報をまとめると、このような感じになります。
 
 
また聞きで彼らに直接聞いた話ではないので、正しいエピソードなのか確信はないのですが、いろいろな方々から伺った話をまとめると、このようなストーリーで大きな間違いはないようです。
 
 
少し前に、このV-TIP誕生のエピソードをどこかで見た覚えがあり、いろいろ調べると、この2ndのALDEN特集号に掲載されていました。
 
 
 
 
エミスフェールの共同経営者だったピエール フルニエさんがエミスフェールを閉店した後、パリにオープンしたANATOMICAを日本で運営するサーティー ファイブ サマーズの代表の寺本欣司さんがモディファイドラストのV-TIPの誕生秘話を誌面で紹介しています。
 
 
寺本さんがピエールさんから直接聞いた話が書かれているので、これが最も正しい話だと思います。
 
 
内容を読むと、細かい部分はわからないですが、大筋で私の情報は間違っていないようです。
 
 
寺本さんとは旧知の仲ですが、ずいぶんお会いしていないので、会う機会があれば是非この話を伺いたいと思っています。
 
 
そして、間違いがあれば修正して皆さんにも再度お伝えします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
エミスフェールがこの靴を扱い始めると、見たこともないオールデンのモデルに日本人のバイヤー達が注目します。
 
 
BEAMSもモディファイドラストのV-TIPを展開しようとALDENのカタログをチェックしますが、そんなモデルはどこにもありません。
 
 
ALDENに直接問い合わせてみると、通常のモデルではなく、オーソペティック(医療用)のモデルなので、オーソペティックのカタログを送るのでそれを見てくれということ。
 
 
 
 
ちなみに、私が保管している80年代から2000年代前半くらいまでのALDENのレギュラーモデルのカタログ。
 
 
年代ごとにチェックすると、モデルがほとんど変わっていないのがわかります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、これがオーソペティックのカタログ。
 
 
 
 
表紙にFOOT BALANCE SYSTEMと書いてあるのがわかります。
 
 
右のモデルがモディファイドラストのV-TIPです。
 
 
モデル名は "Six eyelet algonquin blucher oxford" と書かれています。
 
 
この二つのカタログは90年代以降のモノなので、当時送られて来たカタログはモノクロの小さなカタログだった記憶があります。
 
 
 
 
 
 
 
 
送られて来たオーソペティックのカタログを見ると、V-TIPは載っているものの、モディファイドラストと言うだけあって、ラストの振り(曲がり具合)が何種類もあります。
 
 
私もそのオーダーの場に立ち会わせてもらったので、鴨志田さん(現ユナイテッドアローズ)と当時の上司でバイヤーだった松山さんがラスト選びに苦戦していたのを覚えています。
 
 
そして、初回のオーダーが入荷すると、エミスフェールのそれとは少し異なる、おとなしめのモディファイドラストのV-TIPが入荷するという苦い経験がありました。(苦笑)
 
 
その後、雑誌BEGINでオールデン特集が何度も組まれ、日本でオールデンの大ブームが起きると、各社がモディファイドラストのモデルを別注で作るようになり、世界的にも珍しいオーソペティックのモデルがドレスシューズの定番となり現在に至ります。
 
 
そして、オールデンの人気が増せば増すほど、モディファイドラストのオールデンが世に出たきっかけは、パリのエミスフェールだったことを知る人も少なくなってしまいました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1988年~90年のパリで撮ったエミスフェールの写真がありますのでお見せします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
国やジャンルにとらわれず、世界中から良いものを集めた素晴らしいセレクトショップでした。
 
 
1979年にオープンして、1993年に閉店したので14年間しかやっていなかった伝説のセレクトショップです。
 
 
94年に共同経営者だったピエール フルニエさんがANATOMICAをオープンさせ、そこで今もモディファイドラストのオールデンを扱っているので、ある意味アナトミカがエミスフェールの魂を継承しているとも言えます。
 
 
なので、私にとってはいつになってもモディファイドラストのオールデンはパリっぽいオールデンなんです。
 
 
そんなウンチクどうでもいいという人もいると思いますが、モディファイドラストのオールデンを持っている人は、”そういえば中村が パリっぽい靴だって言ってたな” と思って履いていただけると嬉しいです。
 
 
先人の思いがつまっているモノは、それを理解して身に着けたい。
 
 
今日はそんな思いでブログを書きました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私がALDENを履いてるイメージがないとよく言われますが、20代~30代のころはかなり履いていました。
 
 
3年前にALDENについてこのブログで書いていますので、ご興味のある方はこちらもご覧ください。
 
 
image
 
 
My ALDEN
 
 
 

気楽で気軽な時計


真夏に向けて、休日に気楽にできる時計を探していました。

 

 

気楽にできる時計と言えばSWATCHあたりになるのですが、あまりピンとくるモデルもなく、自社で何かないかなとBEAMSのオンラインショップで時計を検索してみると、メンズだけで300点近いバリエーションがあり、すべてをチェックするのがなかなか大変。

 

 

自分が言うのもおかしいですが、洋服屋で扱う時計のバリエーションをはるかに超えています。

 

 

BEAMSで展開している時計を全部集めたら時計のセレクトショップができそうです。

 

 

そんな数百点あるバリエーションをチェックしていると、ささる時計がありました。

 

 

 

 

TIMEX ORIGINAL CAMPER

https://www.beams.co.jp/item/bprbeams/watch/11480151232/

 

 

1980年代に米軍仕様のミリタリーウオッチとして販売されたオリジナルモデルの復刻版です。

 

 

私が大学生の頃にしていた時計の復刻版なので、めちゃくちゃ懐かしいです。

 

 

当時のモデルは手巻きでしたが、今は手巻きのムーブメントが製造できなくなったのでクオーツになっています。

 

 

できれば手巻きが良かったのですが仕方ないですね。

 

 

それ以外は当時と変わらず忠実に再現されています。

 

 

そして、迷わず2色買いしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実際につけてみると本当に懐かしい感じです。

 

 

 

 

そして、時計をしているかどうか忘れるくらい軽い・・・

 

 

その気楽で気軽な感じがいいんです。

 

 

30数年ぶりですが、当時アメカジスタイルに合わせていたことを思いだします。

 

 

アメ横で¥5000-くらいで買ったような覚えがあるのですが、定かではありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TIMEXと比較検討したのがこの時計。

 

 

 


HAMILTON KHAKI FIELD MECHANICAL

https://www.beams.co.jp/item/bprbeams/watch/11480416707/

 

 

これも懐かしい。

 

 

TIMEXのキャンパーと同時期に流行っていました。

 

 

当時と比べるとケースの大きさが38㎜と大きくなりましたが、今でも手巻きのムーブメント。

 

 

今やハミルトンはモデルのバリエーションも増え、今っぽいデザインのモデルも増えましたが、自分にとってハミルトンのイメージはこのカーキの手巻きモデルなんです。

 


値段は¥54,000-(税込)、休日に何も考えず気楽に使う時計としては値段が気軽ではないですね。

 

 

 

 

ミリタリー系の時計はコレを持っているので、今回は洋服の色に合わせて使い分けることも考えて、TIMEXを2色買いすることにしました。

 

 

ハミルトンのカーキも惹かれますね。

 

 

ネットで検索すると、ケースが小さいヴィンテージのモデルも見られますが、ほとんどがSOOLD OUT。

 

 

ヴィンテージを購入することも視野に入れて、気長に検討しようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我々世代はカジュアルなスタイルに高級時計をしてバランスをとるという考え方もありますが、個人的にはなんとなく昔っぽいなというのが正直なところ。

 

 

おまけに私が言うカジュアルとは、Tシャツにイージーパンツのような、どカジュアルな服装ですからなおさらです。

 

 

そして、セカンドウオッチとして海外出張に気軽に持っていけるのも良いところ。

 

 

特にナポリは時計目当ての強盗が多いので、ナポリに着いたら時計を外すのが常識で、ある意味儀式でもあるのです。

 

 

私の知人も何人もナポリの街中で高級時計を強奪されていますからね。

 

 

今やナポリだけでなく、ミラノの街中でも同様の被害が多いそうです。

 

 

なので、絶対に強盗に狙われないこんな気楽な時計は、時計をはめていないと落ち着かない我々世代には、出張に持っていくのにも丁度いいのです。

 

 

カジュアルだけでなく、たまにはハズシでジャケットやスーツに合わせるものいいかなと思っています。

 

 

二本買っても¥17.928-

 

 

値段も安くて気楽で気軽な時計ですが、30数年ぶりに手に入れてなんとなく嬉しい気分です。


時計には色々な価値観があると思いますが、ブランドや値段や蘊蓄ではない価値観もあると思います。


私の場合は自分のスタイルにあうこと。

 

 

学生時代にしていた時計を50歳を超えて買いなおしてまた喜んでいる。

 

 

そんな価値観もあっていいと思っています。