クルーNO.1001
アニおた担当のYOU-MINです。
アニおたシリーズは、悩みの答えや幸せになるヒントをアニメや映画に求めるアニおたがするお話です。
今日は、2022〜2023年に放送されたガンダムシリーズ
機動戦士ガンダム
水星の魔女
をお送りします。
アニおたシリーズ NO.14
機動戦士ガンダム
◯ あらすじ
◯ スペーシアンとアーシアン
◯ 逃げたら一つ、進めば二つ
◯ 思いをのせる
の5つです。
あらすじ
ガンダムシリーズ初の女性主人公そして学園ドラマと百合要素を含むボーダーフリーな感じのお話です。
今回は、女子やロボット系アニメに抵抗を感じる人にもガンダムシリーズを受け入れてもらうことをコンセプトに作られた作品です。
人類の発展は目覚ましく、
月開発時代に発見された新元素パーメント粒子の有機錯体において、パーメント粒子間にホゾンによる情報伝達があることを発見する。
(な、なんのこと? )
これは、金属と有機物間の情報伝達を可能にし、あらゆる技術に利用されました。
パーメント粒子を義肢・義手などの開発に利用したシステムは、GAND(ガンド)と呼ばれ、GANDフォーマットとして軍事転用され製造された機体を
ガンダムGAND(ガンド)ARM(兵器)と呼称したのです。
(なるほど、自分の意思で自由に動かせる義肢とかのことなのね )
しかし人体の神経伝達をオーバーロードする情報伝達は、パイロットの心身に様々な負担を与え、倫理上の問題からガンダム(システム)の製造は禁止され、いつしかガンダムの製造に関わった者は「魔女」と呼ばれる様になったのです。
(呪われるのね )
企業の宇宙進出が進み、ベネリット社を頂点とするMS産業最大手の巨大複合企業体。「御三家」と呼ばれる業績トップの3社を含めた合計157社の企業で構成されるベネリットグループが運営する教育機関アスティカシア高等専門学園に、
水星育ちの主人公スレッタ・マーキュリーが学園に編入してくるところからお話は始まります。
アスティカシア高等専門学園は、宇宙開発産業・MS産業に携わる人材育成を目的とした学園てす。パイロット科、メカニック科、経営戦略科の三つのコースがあります。
当然、企業から特別な推薦を受けた学生が多く。バックアップ企業の開発したモビルスーツを使用しています。
学園でのトラブルは、決闘(モビルスーツ戦闘)で解決するルールとなっていて、それは商品としてのMSのデモンストレーションの場となっているのです。
GAND技術(医療・軍事)を開発する会社を設立する学園物語は、やがて舞台をテロそして戦争(企業)へと誘って行くのです。
(企業の陰謀ってやつね )
スペーシアンとアーシアン
宇宙に移民した人と地球に住む人が対立している構図はアムロの時代(同じ時間軸ではない)と変わらないですが、宇宙に進出した人達が地球に住む人たちを労働と税金で搾取するという状態が一世紀以上つづいていいます。
確かに、宇宙に進出するには莫大な資金が必要なので、住んでいる所、生まれた所から来る差別意識ではなく、格差(貧富)であって想像し得る未来なのかも知れないですね。
お話のキーワードとして
「逃げたら一つ、進めば二つ」という言葉を主人公が事あるごとに口にしますが、彼女の言動、態度、行動を見ていると、母親の過干渉(しかもそこに心配や愛情を伴わない)に違和感を感じるのです。
逃げたら一つ、進めば二つ
幼い頃にかけられた言葉は、子どもの基本的な人格を形作っていきます。それは、信念・ポリシー・価値観・思い込みとして心に深く刻まれ、やがて自分軸となります。
スレッタ(主人公)の母のおまじないは、
逃げたら一つ
進めば二つ
例えば注射
打たなければ「痛くない」が手に入る
予防接種を打てば、「挑戦したという自信」・「自分の健康」・「母親から承認」など多くのものを手に入れる事ができる。
母が、スレッタに言い続ける言葉です。
おまじないとは、神仏などの加護をうけで願いごとをする事ですが、実は二つの意味があり、
- 病気や厄災を取り除くこと
もう一つは、忌むべき相手に
- 病気や厄災をもたらすこと
を言います。
漢字で書くと
御呪い(おまじない)
呪い(のろい)
どちらも呪術なのです
ことだま(言霊)
日本の伝統的な信念や思想の一つに言霊(ことだま)というものがあります。言葉には力が宿っているという考え方です。
言霊の考え方によれば、言葉にはそれ自体に意味や力が宿っており、その言葉を使うことでその力が発揮されるとされています。
言霊の思想は、言葉による表現やコミュニケーションの重要性を強調し、言葉の持つ力を信じることが大切だとされており、
日本の文化や精神に深く根付いていて、日本人は言葉を大切に扱うことをとても重要視している民族なのです。
その言葉に、どんな気持ちを意味をのせて発するのか
主人公の母がのせた思いは「呪い」だとしてもスレッタがのせた思いは「おまじない」だと思うのです。
スレッタは、正しいと教えられた行動と自分の思いの間に認知的不協和を感じて苦しみます。
果たしてガンダムは、武器か人類を救う希望なのか
思いをのせた言葉
私は、バットエンドなお話が嫌いです。
理不尽な相手に仕返しをするスッキリ系の番組も嫌いです。
なぜなら、スッキリする前に嫌な気持ちになる事がイヤだからです。
あまりに身近すぎる番組の構成が、それを見て得る感情が自分に良い影響を与えると思えないのです。
もし言葉に念がこもり、相手に影響を与えるのだとしたら、その言葉を自分の思考や気持ちをのせて声にした時
一番近くで、その声を聞くのは、紛れもなく自分です。
人を呪う言葉を
一番身近で耳にするのは自分
相手を傷つける言葉を
一番身近で耳にするのは自分
必ずその呪いは自分を縛ることになると思います。
何を考え、言葉にして、伝えるか、行動するかで
未来が決まると私は思います。だからこそ自分が使う言葉を大切にしたいと思うのです。