今日のお話
○ キャッチフレーズ
○ 生い立ち
○ 母フローレンス・クライン
○ KISS AND MAKE-UP
○ タルムード
クルーNO.2003 Pappyです。
2023年12月のライブを最後に50年間のライブ活動を停止するロックバンドKISS。今日は、レジェンドとなったKISSのジーン・シモンズさんのお話です。
よろしくお願いします。
引用－AmazonKindle
キツネとぶどう畑
折れない心と生きる力を育む絵本
著:MARUMOMOMO
SAKUCHIN
キャチフレーズ
「You Wanted the Best!? You Got the Best! The Hottest Band in the World, KISS!!（最高を求めていただろう!? お前は手に入れた! 世界一熱いバンド、キッス!!）
1975年のライブから現在に至るまでライブのオープニングを飾るフレーズ。彼らは今年、最高の状態で活動を休止する。日本での人気も高く、古くはCanonの子供たちがフェイスペイントしたCM、XJAPANのYOSHKIやももいろクローバーZとの共演でご存じの方もいるでしょう。
今日は、そんなKISSのボーカル・ベース担当のデーモン、ジーン・シモンズのお話を少しだけしようと思う。
生い立ち
ジーン・シモンズ、出生名(ハイムビッツ)は、1949年8月25日イスラエルのハイファにハンガリー系ユダヤ人として生まれます。当時のイスラエルはまだ食料が配給制で非常に貧しい幼少期を過ごしますが、それに追い討ちをかける様に、7歳になったとき父親が家族を捨てて蒸発してしまいます。その後残されたジーンは幼いながらも、サボテンの実を路上で売ってお金を稼ぎ母を支えていたそうです。アメリカに移住していた彼女の兄がアメリカ行きのチケットを送ってくれたことで、ジーンは母親とニューヨークに移住してフローレンスの兄の元で暮らすことになります。英語も全く話せなかった彼ですが、ユダヤ教の神学校に通い、テレビやマンガの本などを使い、自学で英語を覚えていきます。
母フローレンス・クライン
ジーン・シモンズの母フローレンスは、ナチスの強制収容所の生き残りで14歳のとき、彼女の母・祖母・兄弟はガス室に送りこまれ命を奪われてしまいます。その後フローレンスは運良く強制収容から解放されて父と出会い、建国してわずか6ヶ月のイスラエルに移住します。彼女はジーンを身ごもり、この建国したばかりの貧しい国で彼を産みます。
2018年彼女は92年の人生の幕を閉じました。
ジーン・シモンズは『シドニー・モーニング・ヘラルド』紙に次のように語っています。「92歳の母親のクラインは俺にとってのヒーローなんだ。母親は14歳の時にナチスの強制収容所に入れられ、生き延びたんだ。他の家族は亡くなってしまったんだけどね……自分の母親がガス室に入っていくところも見ているんだ。そんな悲劇を経験しているにもかかわらず、彼女は人の心に神を見出してくれるような前向きさを持っていてね。もしも俺が彼女の人生を送っていたら、そこまで寛容にはなれないだろうね」
彼女は慈悲深く愛情をもってジーンを育てたのです。
KISS AND MAKE-UP
【書籍紹介】乱暴者のスター、ジーン・シモンズ。彼なしでKISSの成功はあり得なかっただろう。彼は、とてつもなく長い舌と数々の性的偉業、そして悪魔のようなメイクで自身をロックの偶像に仕立て上げていった。かつてはラビになるために勉強していたイスラエルからの移民少年が、どのようにロックに出会い、ロックスターになっていったのか。『Kiss and Make-Up』には、ワイルドでショッキングで信じられないようなストーリーがあふれている。
タルムード
故郷を離れたユダヤの民が、心の拠り所にしている二つの書物があります。それはヘブライ聖書とタルムードです。タルムードとは、日本で言うところの昔話の様なものです。アウシュビッツなどの迫害で家族・財産など全てを奪われてきた彼らが神話の時代から大切にしてきたのは、誰からも奪われることのない知識と子供達です。
世界人口のわずか0.2％ほどのユダヤ人がノーベル賞受賞者の20%を締め、スピルバーグやマーク・ザッカーバーグなど超お金持ちや成功者が多いのは、幼少期から家庭教育が基礎になっていると言われていますが、そこで母親が子供達に話すのが「タルムード」なのです。心配しないで下さいね。タルムードは宗教書でも思想書でもありません。
強く負けない心を育み、考える力をつけ、リスク管理を教える現代社会を生きるバイブルです。一度読んでみて下さい。ユダヤ人がどうして強く優秀なのかがわかるはずです。
フローレンスも幼いジーンに読み聞かせ、質問していたのかも知れません。
では最後にKISSのナンバーから
ジーンの歌う曲をどうぞ
そして彼は、伝説となる
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
皆さんの幸せを願っています。
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