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クルーNO.1001  
アニおた担当のYOU-MINです。

アニおたシリーズは、悩みの答えや幸せになるヒントをアニメや映画に求めるアニおたがするお話です。

 

今日は、「命と食」をテーマに講演を行う熊本県の食肉加工センターに勤務されたいた坂本義喜さんの体験談を基にした絵本

 

いのちをいただく

をお送りします。

 

アニおたシリーズ  NO.14
 

いのちをいただく
みぃちゃんがお肉になる日
 
今日のお題

◯ あらすじ
◯ 頂きます。ご馳走さま
◯ フード(食品ロス)
◯ 好き嫌いに思うこと
◯ 今日からできること

 

 の5つです。

  あらすじ

  

 

 

本書は「命と食」をテーマに講演を行う熊本県の食肉加工センターに勤めていた坂本義喜さんの体験談を基にした絵本です。

 

坂本さんは「牛を殺す」という具体的な事例を交えながら「動物の命を私たちはいただき、生かされている」ことの意味を問い続けます。

 

その講演録を、福岡県行橋市の助産師、内田美智子さんが物語り風にまとめ、佐賀県三瀬村の画家、諸江和美さんが絵をつけました。

 

坂本さんは、食肉センターで牛を“解く”仕事をしています。息子のしのぶくんは、小学校の授業参観でおとうさんの仕事を聞かれて、「ふつうの肉屋です」と答えました。その後、担任の先生に「おとうさんが仕事ばせんと、肉ば食べれんとぞ」と言われたしのぶくんは、「おとうさんの仕事はすごかとやね」と坂本さんに伝えます。そんなある日、坂本さんがつとめる食肉センターに、女の子と一頭の牛がやってきて……。

 

この絵本は、私の娘がもっていた本です。

娘がどんな思いでこの本を手にしたのかはわかりません。

 

生活のため、牛(みーちゃん)を解いた日

泣きながらみーちゃんにお礼を言い、家族で食事をするシーンは思わず涙してしまいます。

 

YouTubeに読み聞かせがあったので聴いて見て下さい。

 

 

  頂きます。ご馳走さま。

 

子どもの頃から、何となく食事の時には手を合わせて

「頂きます」「ご馳走様でした」

と食事の際の挨拶をしてきました。

 

見様見真似で覚えた作法でしたが、言葉の意味を知ったのはいつだったのか、今は思い出す事もできません。

 

「頂きます」という言葉は、お供えものや高貴な方からもらったものを頭の上(頂き)に掲げる「押し戴く」動作から、貰う・食べるの謙譲語として使われる様になった事が由来と言われています。

 

今は、食事の際の挨拶として定着していますが、食べ物には全て命があり、その命をいただく(食べる)ことへの感謝の言葉で、外国には「いただきます」と同じ意味の言葉は無いそうです。

 

「ごちそうさま」が食後の挨拶として使われる様になったのは江戸時代後期と言われています。「馳走」は元々漢語で「馬で走り回る」と言う意味の言葉でした。

 

昔は、大切なお客様をもてなす時に馬を走らせ、方々を回らなければ食材を集めることができませんでした。現代とは違ってもてなす為の料理を準備するのも大変な時代であったということですね。

 

やがて「馳走」はもてなす為の料理、「御馳走」はもてなす為の豪華な料理を言い表す様になり、豪華な料理をありがとう様でしたと言う意味から、ごちそうさまになったのかもしれません。

 

収穫してくれた人、漁(猟)をした人、運んでくれた人、作ってくれた人への感謝の気持ちを言葉にしたいものですね。

  フード(食品)ロス

 

食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄される食品のことです。

 

日本では、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は523万トン

これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量(2021年で年間約440万トン)の1.2倍に相当します。

 

また、食品ロスを国民一人当たりに換算すると"お茶碗約1杯分(約114g)の食べもの"が毎日捨てられていることになるのだそうです。

 

とても悲しい気持ちなります。

 

飽食の時代であるからこそ、食育が大切なんだと思います。

 

 

食育基本法 

二十一世紀における我が国の発展のためには、子どもたちが健全な心と身体を培い、未来や国際社会に向かって羽ばたくことができるようにするとともに、すべての国民が心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生きと暮らすことができるようにすることが大切である。

 

子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには、何よりも「食」が重要である。

 

今、改めて、食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求められている。

 

もとより、食育はあらゆる世代の国民に必要なものであるが、子どもたちに対する食育は、心身の成長及び人格の形成に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって健全な心と身体を培い豊かな人間性をはぐくんでいく基礎となるものである。

 

一方、社会経済情勢がめまぐるしく変化し、日々忙しい生活を送る中で、人々は、毎日の「食」の大切さを忘れがちである。国民の食生活においては、栄養の偏り、不規則な食事、肥満や生活習慣病の増加、過度のそう身志向などの問題に加え、新たな「食」の安全上の問題や、「食」の海外への依存の問題が生じており、「食」に関する情報が社会にはん濫する中で、人々は、食生活の改善の面からも、「食」の安全の確保の面からも、自ら「食」のあり方を学ぶことが求められている。

 

また、豊かな緑と水に恵まれた自然の下で先人からはぐくまれてきた、地域の多様性と豊かな味覚や文化の香りあふれる日本の「食」が失われる危機にある。

 

こうした「食」をめぐる環境の変化の中で、国民の「食」に関する考え方を育て、健全な食生活を実現することが求められるとともに、都市と農山漁村の共生・対流を進め、「食」に関する消費者と生産者との信頼関係を構築して、地域社会の活性化、豊かな食文化の継承及び発展、環境と調和のとれた食料の生産及び消費の推進並びに食料自給率の向上に寄与することが期待されている。

 

国民一人一人が「食」について改めて意識を高め、自然の恩恵や「食」に関わる人々の様々な活動への感謝の念や理解を深めつつ、「食」に関して信頼できる情報に基づく適切な判断を行う能力を身に付けることによって、心身の健康を増進する健全な食生活を実践するために、今こそ、家庭、学校、保育所、地域等を中心に、国民運動として、食育の推進に取り組んでいくことが、我々に課せられている課題である。さらに、食育の推進に関する我が国の取組が、海外との交流等を通じて食育に関して国際的に貢献することにつながることも期待される。

 

ここに、食育について、基本理念を明らかにしてその方向性を示し、国、地方公共団体及び国民の食育の推進に関する取組を総合的かつ計画的に推進するため、この法律を制定する。

 

 

  ​好き嫌いに思うこと

 

あなたは東ティモールという国を知っていますか。

正式名称東ティモール共和国は、インドネシアの占領から2002年に独立した21世紀最初の独立国です。

 

1975年インドネシアの不法占領下におかれ、独立の為の紛争によって人口約65万の東ティモールでおよそ10~15万人が亡くなったと言われています。

 

我が国が国連平和維持活動として自衛隊を派遣したのは、2002年のことでした。

 

第1次東ティモール派遣施設群

 

自衛隊は2年間、道路工事や土木技術指導などの活動をされたそうですが、派遣された自衛官は、子どもたちは、食べ物の好き嫌いがないと言われていました。

 

理由は、十分な食べ物がないため『味わうために食べるのではなく、生きるために食べているから』と言うのですガーン

 

自衛官には、食事の他、増加食というお菓子や食糧品が有り余るほど支給されていたそうなんですが、余ったお菓子を子供たちにあげることは禁止されていたんだそうです。

 

我が国では、終戦後に子供たちが「ギブミーチョコレート」とカタカナ英語で進駐軍にねだる姿を知られていますが、日本の終戦後の混乱期と同じ様に、子供達がお菓子の取り合いの争いになってしまうのです。ショボーン

 

彼らは、東ティモールを離れる朝

余ったお菓子を箱に詰めて、子どもたちの家の前におき

静かに駐屯地をあとにしたのだそうです。

 

終戦から79年

飽食の時代に生まれ育った私たちは、好きなものだけを食べて、余ったら残し、残したものを捨てる。

 

全てのものに命があり、それをいただいて生きている事を忘れてはいけないと伝えていこうと思うのです。

  今日からできること

 

食品ロスを減らすためには、家で食品ロスが出ないようにするだけでなくて、食べ物を買うお店、食べるお店でも食品ロスを減らすことを意識することが大切なんだのん。

 

例えば、食べ物を買うお店や食べるお店では、奥から商品をとらずに、陳列されている賞味期限の順番に買ったり、包装資材(段ボール)ごと買う場合に、段ボールにちょっとのキズ・汚れがあっても、中身が問題なければそのまま買ったり、賞味期限の近い値引き商品を買ったり、食べきれる分量を注文して、食べ残しを出さなかったり、みんなのちょっとした行動が食品ロスを減らすのん。

 

こうした行動は、広い目でみれば、食料資源の有効利用や地球温暖化の抑制につながって、みんなの生活を守ることにもつながるのん!

 

食品ロスを削減するため、農林水産省では関係省庁と連携して様々な施策を推進しているのん。

 

 農林水産省ホームページ(食品ロス)より抜粋

 

 

 

今日は、熊本県の食肉加工センターに勤めていた坂本義喜さんの体験談を基にした絵本

 

いのちをいただく

(ミーちゃんがお肉になる日)
 

を紐解き、食育について考えてみました。

 

 

日本には、命に手を合わせて、
『いただきます』
いう食事のための作法があります。これは、日本独自の考え方に根差すものです。この文化を大切に後世に伝えていきたいです。

 

そして言葉の意味をしっかり伝えることも
「食育」
だと私は思っています。

 

 

だから、今日も

『いただきます』
『ごちそうさまでした』

 

と言葉にするのです。
 

今日はこの辺で

 

本編はアマゾンお楽しみください

 

YOU-MIN

サムネイル

 

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