★麻疹(はしか)騒動。何が怖いのか考えてみて。

 

一般的な麻疹(はしか)のイメージってどんな感じでしょうか?

 

ピン!高い熱が出るらしい

ピン!赤いブツブツが出るらしい

ピン!熱が長いこと続くらしい

ピン!ときどき脳炎になるらしい

ピン!うつりやすいらしい

ピン!かかるとたいへんらしい

 

これくらい?

 

じゃぁ、大変大変といっているのは何が大変なのか?

 

高い熱が長く続くから

困った仕事を長いこと休まなきゃいけない

困った看病が大変

困ったそもそも看病の仕方が分からない

困ったそれが麻疹(はしか)かどうか分からない

困った麻疹(はしか)になったらまずどうしたらいいのか分からない

 

こんな感じ?

どうなのかな?

 

じゃぁ、まず、麻疹(はしか)ってどんな病気なのかってとこからいきましょう。

 

麻疹(はしか)は、

麻疹ウイルスに感染して発症します。

 

ウイルスです。

 

「子どもの病気のみかた」講座で最初にお話していますが、

ウイルスには効く薬がありません。

 

だから、麻疹(はしか)も寝て治すしかありません。

 

 

麻疹(はしか)の始めの症状は、風邪症状とほぼ同じです。

 

38℃くらいの熱が出て

咳、鼻水、目やにが出てきます。

 

特徴があるとしたら、やたらとどろどろの鼻水と目やに(結膜炎症状)が出てくるので、

イメージ的に「顔が汚くなる」ということ。

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だけど、この時点では普通は麻疹(はしか)の診断はつきません。

 

だから、普通の風邪だと思って、病院に行くと、そこで感染を広げる可能性があります。

 

今回も、関東の方で感染が広がったのは、

(かなりうろ覚えだけど)

沖縄旅行から帰ってきた学生さんが、具合悪くなって病院行ったけど診断つかず、

養生のために新幹線で実家に帰って、帰省先の病院で麻疹(はしか)と診断され、

その診断がつくまでの間に感染を広げたのではないかという話。

 

これは、麻疹(はしか)の性質を考えたら、当然のことなのです。

 

 

えーっとね、そもそも、

38℃くらいの熱&咳&鼻水 の症状の場合、

たいていがウイルス感染なので、病院で薬をもらって治せる風邪ではないんです。

ウイルスに効く薬はないから。

 

家で寝て、自分の免疫力で治すもの。

 

だから、麻疹(はしか)の場合、

熱が出ると怖がってすぐに病院に行く人たちが、

感染を広げてますます怖い状況を作り出しているという可能性もあります。

 

 

麻疹(はしか)の症状にもどります。

 

38℃くらいの熱が3~4日続き、

あれー?(普通の風邪だとこれくらいで下がるはずなのに)下がらないなぁ、と思い始めたころ、

熱のパターンとしては、ちょっとだけ下がります。37度半ばくらいかな。

 

ちょうどこのころに、口の中にコプリック斑といわれる、口内炎の小さいのみたいな、白くプツッとしたものができます。

これが麻疹(はしか)の診断になります

 

数個の場合もあれば、口の中全体に広がることもあります。

 

これが唯一の麻疹(はしか)の特徴なので、診断をするために重要な症状なのですが、

このコプリック斑は半日くらいで消えることが多いです。

 

なので、周りで麻疹(はしか)の感染の可能性がある場合に発熱したら、

熱が下がり始めの頃に、口の中を一日に何回かのぞくようにしてください。

 

もしこの口内炎みたいなものを見つけた場合は、写メを撮っておくことをおすすめします

(病院に行ったときにはなくなっている可能性があるので)

 

 

麻疹ではなければここから熱は下がりますし、

もし麻疹であれば、コプリック斑が出て、熱が一時的に下がった後、

急激に39℃以上に上がります

 

この高熱とともに、ここで初めて発疹が出てきます。

耳の後ろや顔まわりから出始め、どんどん下の方へ広がっていきます。

 

始めは米粒大の赤い点々ですが、全身に広がるにつれてくっついてきて、

全身真っ赤な印象になってきます。

 

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熱性けいれんや、脱水、肺炎などの心配が出てくるのはこの時期です。

 

熱性けいれん自体は子どもに悪さをするものではないので、観察方法を知っておくこと、

脱水はこまめに水分をとらせること、

肺炎はそもそもの免疫力も大きくかかわってきます。

 

1000人に一人が脳炎になるといわれますが、これももともとの免疫力が重要なのと、

一部では薬の影響も疑われていますので、こわいからととにかく解熱剤を与えるのも考え物です。

 

 

ですから、麻疹(はしか)の看病をするときの基礎は、

普通の風邪の時の看病なのです。

 

お母さん、それを知っていますか?

風邪を引いたとき、とにかく病院に行ってもらった薬を飲ませる、

という以外の選択肢を持っていますか?

 

本当は、風邪の8割以上はウイルス風邪なので、

風邪に効く薬はありません。

 

普通の風邪くらいは、ちゃんと自分の免疫力で治せる力を育てているか?

それにより、麻疹(はしか)が怖いかどうか、というのが変わってきます。

 

そもそもこの風邪と免疫力の話は、講座で3時間かけてしているお話なので、

ブログだけで説明するのはかなり難しい。。

 

 

今回写真をお借りしたのは、こちらの本

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病気に関する本は、ほぼ文章のみというものが多い中で、この本は図や写真が豊富なので、分かりやすくておススメです。

 

 

 

 

 

・・・・あれ?この麻疹(はしか)シリーズ、あと1回くらいじゃ終わらなそうだぞ。。。。3回?4回?。。。

 

 

 

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