皆さま、こんにちは！
磐越西線の会津若松駅～喜多方駅間。
昭和42年に電化され、
国鉄時代は上野駅発の急行「ばんだい」の一部が
喜多方駅まで乗り入れてました。
近年ですと特急形車両を使用したあいづライナーが
多客期に喜多方駅まで乗り入れていたのを
思いまします。
電車が頻繁に運行されてるイメージが強い
この区間ですけど、
令和４年春のダイヤ改正ですべての列車が気動車化。
今は電車が走らない「電化区間」に変わったのですよ。
それ以降も電化施設は残されてましたが、
来月、架線等の撤去が始まるらしく。
電化施設が残るうちにこの区間の駅を見なきゃ！ってことで、
先週末、この区間の駅を周ってきました。
一発目は会津若松駅のひと駅先にある
堂島（どうじま）駅の訪問記です。
堂島駅は昭和９年にガソリンカーの停留場として
開業した駅でした。
開業当初から、
それまで運行されていた客車列車は停車せず
停車するのは単行のガソリンカーだけというダイヤ。
そのダイヤは基本的に今も継承されており、
会津若松駅～喜多方駅間で運行される
15往復の普通列車の中で、５往復だけが停車します。
電車が運行されていた時代はともかくとして、
すべての列車が気動車化された今も
化石のようなダイヤが残されているだなんて…
地元の方には申し訳ないですけど
とても貴重だと思いますよ。
磐越西線の会津若松駅～喜多方駅間に導入された
ガソリンカーについては
RMライブラリー４「キハ41000とその一族（上巻）」に
喜多方駅に停車中の写真が掲載されてます。
昭和９年から30両が製造された
12メートル級のガソリンカー・キハ40000の一部が
磐越西線に配備されていたらしく。
おでこにバカデカラジエーターを積んだ
キハ40014が掲載されてました。
堂島駅は昭和９年に開業してますので
キハ40000の導入によって設けられた駅なのでしょう。
太平洋戦争が始まると燃料統制により
ガソリンカーが軒並み休止扱いになりましたが、
その際の堂島駅の扱いが気になります。
そんな堂島駅は坂下街道踏切のそばにありましたよ。
架線が撤去されると
この看板も外されるのでしょうかね？
道路に面したホーム端のスロープより進入します。
堂島駅は単式ホームがあるだけの棒線駅。
ホームの中央に待合室が置かれてました。
待合室の竣工年を記した建物財産標は見当たらないので
確証はありませんが、
昭和９年の開業当時からあるものかと。
磐越西線・会津若松駅～喜多方駅間には
ガソリンカーの運行に合わせて設置された駅が
４つありますけど、
待合室の仕様はなぜか４駅とも違っていて、
堂島駅はレールを支柱にしたマニア好みな造りでした。
待合室内はご覧の通りです。
90年前はどんな人たちが座っていたのかな～
なんて考えさせられる古ベンチが
ありましたっけ。
堂島駅のホームはコンクリート板の堰に
土を詰めた仕様です。
堂島駅と同時に開業した４駅は
ホームにも仕様の違いが見られます。
石積みのホームを持つ姥堂駅の訪問記は
後日のブログにUPしますね。
山が見える景色の先を２キロほど歩くと、
堂島駅より２駅先にある広田駅があることを
ネットの情報で知りましたよ。
それにしても喜多方駅に
もう電車が来てないだなんて…
今でも信じられない気持ちです。
架線下を走る「SLばんえつ物語」号が見れるのも
残りわずかな日数ですからね。
気になる方は会津に急げ！
この日は坂内食堂本店でラーメンを食べてきました。
坂内食堂と喜多方ラーメン坂内は別会社です。
かわいい…
↑（郡山駅方面）
安子ヶ島駅
（臨）猪苗代湖畔駅
関戸駅
川桁駅
猪苗代駅
翁島駅
広田駅
堂島駅（令和６年６月15日）
笈川駅
塩川駅（平成21年８月１日）
姥堂駅
会津豊川駅
喜多方駅
山都駅
荻野駅
尾登駅
野沢駅
上野尻駅
徳沢駅（平成29年４月26日）
豊実駅（平成29年４月26日）
日出谷駅（平成29年４月26日）
鹿瀬駅
津川駅（平成26年９月６日）
三川駅
五十島駅
東下条駅
咲花駅
馬下駅（平成26年７月１日）
猿和田駅
五泉駅
北五泉駅
新関駅
東新津駅
↓（新津駅方面）
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