皆さま、おはようございます!
佐世保線内にはここ数年、
利用者数を飛躍的に伸ばした駅があるらしい。
国道沿いの無人駅だそうですが、
その駅の様子を確認するべく昨年12月に訪れました。
国道35号線に面した駅でロードサイド店舗も多く、
とにかく交通量が多いのですよ。
数年前までは、ここが田んぼのど真ん中だったなんて
信じられませんよね。
ちなみに駅の真上を走る道路は西九州自動車道。
佐世保大塔インターチェンジからも近い所にありました。
大塔駅の前身は昭和17年に開設された信号場です。
佐世保線では戦中、
日宇駅近くの日本海軍の工廠で爆弾製造が行われており、
単線の佐世保線で当時の輸送量増加に対応するべく造られた
行き違い施設だと思われます。
終戦間際の昭和20年5月に駅に昇格、
2本のホームは互い違いに置かれてますが、
これっておそらくは、
蒸気機関車の時代に通票を交換していた名残りなんでしょうね。
なお、信号場時代から利用していた駅舎(現在は撤去済)は
上り線ホームの脇にあった模様。
小児科の看板が立つ空き地の中にあったのではないかと。
さてさて、大塔駅で行き交う列車をぼんやりと眺めていたのですが、
ふと、気になったことが。
早岐駅方面行普通列車が到着したのに、
列車待ちのお客さんは一向に車両に乗り込もうとしません。
大塔駅に特急列車は停車しませんので、乗れるのは普通列車だけなのですが…
その理由はすぐにわかりました。
佐世保線の早岐駅-佐世保駅間って、佐世保線内の普通列車の他に、
大村線内を走る快速シーサイドライナーも運行されていたんですね。
ホームで列車を待つ方々の大半は、大村線のお客さんだったようです。
シーサイドライナーの到着間際には、更にお客さんが増え続けて…
真っ青な車体の大村線のキハに乗車されてましたよ。
なお、先に書いた、大塔駅の利用客数が飛躍的に伸びた理由ですが…
ずん!
ずずん!
駅の真ん前にジャスコ、もといイオンがあったんですね!
駅とイオンモールは歩道橋で結ばれており、それぞれがとても便利な位置にあります。
長閑な大村線の、沿線のお客さんが多いのもなんとなく頷ける気がしました。
特急列車の行き違いもあり、とにかく賑やかな印象の大塔駅です。
それにしても、昨年春に開業した奥羽本線・天童南駅といい、
イオンモールが駅に与える影響は計り知れませんな。
↑(肥前山口駅方面)
大塔駅(平成28年2月2日)
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