皆さま、おはようございます!

 

今朝は佐世保線・高橋(たかはし)駅の訪問記ですが、

まずは駅舎をご覧ください。

とってもオシャレな印象ですが、

多くの書籍やネットで「オランダ風」と称されてた駅舎でした。

17世紀、鎖国中の唯一の貿易国であったオランダとの

貿易の地であった長崎・平戸にわりかし近い場所にある駅ですので、

このようなデザインになったのでしょう。

 

…で気になるのはこの駅舎がいつ造られたモノかってことです。

側壁にガラスが多用されていて派手な造りではあるのですが、

どことなく古っぽさも感じるような気が…。

後で調べてビックリしたのですけど、

高橋駅が開業した大正12年に建てられた駅舎だったんですって。

わぉ!

なんで古い駅舎を見て興奮できるかって?

だって百年近くも前に建てられた建物が現役なのですから。

これってスゴイ話だと思いません?

 

もちろん高橋駅の駅舎は、開業当時からこんな仕様だったのではなく、

元はごく普通の駅舎だったみたいですね。

こちらは昭和37年に撮影された駅周辺の航空写真ですけど、

この頃はまだ駅員さんが常駐されてる有人駅で、

駅舎は事務スペースの分だけ大きかったようです。

その後に高橋駅は無人駅に変わり事務スペースを撤去して小型化、

平成元年に現在のオランダ風の装いに改修された模様。

 

駅舎をよ~く見ると、駅舎が小型化される以前のコンクリート基礎が

現在もしっかりと残されてましたよ。

 

なお、駅舎が高い場所にあるのは開業当初からの仕様で、

高橋駅周辺は低地で、

雨が強く降ると水が溜まってしまうための処置だそうです。

ちなみにこの階段も国鉄時代からあったモノだとか。

 

駅舎の入ってみました。

無人駅化されてから改装されただけあって中は意外に狭めです。

ホームにも上屋があるので、これで十分なのでしょう。

 

改札に扉が無い駅舎は、いかにも九州的な感じですよね。

 

続いてはホーム。

高橋駅は相対式ホーム2面2線構造で、

2本のホームは跨線橋で結ばれてました。

 

跨線橋の上から駅構内を見渡します。

ん?奥に見える線路はなんじゃろ?

 

手前の分岐器を見てもわかるとおり、

単なる保線車両の留置線なのですが、

それにしても、留置線のこの方向への分岐に萌えてる方も多いのでは?

言ってる意味がわからない?ほっといてください。

 

待合室で見かけたポスターです。

最近は若年層向けの割引切符を見かける機会が増えましたけど、

出来るだけ、旅は若いうちに経験してた方がいいと思います。

自分は来年の誕生日で50歳代に突入しますけど、

最近は旅中に疲れを感じることが多くなりまして…。

朝から晩まで駅巡りが楽しめるのは残り10年と考えてましたので。

 

駅舎の外にある別棟の駅便(駅の便所)でした。

建物財産標は確認できませんでしたが、

駅舎と同様に戦前築の便所なのではないかしら?

 

駅便の様相に反し、貼られたポスターは非常にソフトなモノです。

女の子の制服、ツインテ、アホ毛は反則過ぎ!

カワイイに決まってるでしょうよ。

佐世保線は数多くの木造駅舎が残る路線でした。

佐世保線は全駅が探索済みで

追々他の駅もUPしてゆきますのでお付き合いくださいませ。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

佐世保線

 

↑(肥前山口駅方面)

大町駅(平成28年2月1日)

北方駅

高橋駅(平成28年2月1日)

武雄温泉駅

永尾駅

三間坂駅

上有田駅

有田駅

三河内駅(平成28年2月2日)

早岐駅

大塔駅(平成28年2月2日)

日宇駅

佐世保駅
 

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