皆さま、おはようございます!
【WARNING!画像超多めです】
留萌本線の末端区間である留萌駅-増毛駅間の廃止時期が
ついに明らかにされましたね。
その時期は平成28年度中とか。
除雪シーズンを考慮すると
廃止は来年秋ではないか…なんてウワサもありますが、
何はともあれ、風情あるローカル線が消えるのは寂しいことです。
留萌本線の終点・増毛駅には先の6月におじゃましてきました。
今回も画像多めでいかせていただきますが、
留萌本線・増毛(ましけ)駅です!
何とも髪の悩みにご利益のありそうな駅名(町名)ですが、
その方面とはまったく関係は鳴なく、
「かもめが群生するところ」のアイヌ語(マシュキリ)から
由来しているそうですよ。
髪の毛が多くて天然パーマの自分としては、
直毛駅とか整毛駅とかの方がありがたかったかも。
増毛駅は留萌本線が全線開通した昭和10年に開業した駅で
駅舎は当時からのモノなのですが、
無人駅化後に事務スペースは撤去されて
無人駅となった増毛駅の駅舎ですが、
現在は地産商品を多く取り扱う「孝子屋」さんが入居しております。
お店のオネーさまのお話によると、
以前はここでお蕎麦屋さんが営業していたんですって。
お蕎麦目当てで増毛駅に来るお客さんがいるくらいの
人気があったお蕎麦屋さんらしいですよ。
ブログ仲間たちの頭頂部のことを察すれば
このお土産もありなのかもしれませんが、
蝦夷鹿(えぞじか)ちゃんのサラミでした!
これ、自分も食べてみましたけど柔らかくて超美味いの!
シカといえば昨年冬、
仲間と一緒に松本市内 で酒のおつまみに戴きましたけど、
あの時は確か、ちょっと硬かったような印象が…
激ウマのこのサラミですが、お値段は600円ちょっとだったような。
北海道は食べ物が美味いし、マジでお財布にやさしいです。
もちろん増毛駅は、最初からこんな寂しい構内だったわけではなくて、
貨物営業が廃止される昭和53年以前は数本の側線があり、
留置された貨車で賑わっていたようですよ。
こちらは貨物輸送が廃止される直前の昭和52年に撮影された航空写真です。
うわぁ、憧れの黒貨車もたくさん停まってる!
留置線の他にも、海岸側に延びる側線があったりと、
現在の増毛駅とはいろいろ違っているようですね。
こちらは無人駅になって真っ二つにされてしまった駅舎。
駅前には映画「駅 STATION」のロケ地にもなった風待食堂さんや、
老舗旅館・富田屋さんが並びますが、
早朝でお店が開いていないので今回はパス。
すみません、こちらは駅の裏手で偶然見つけてしまったものです。
それにしても、分領支配による蝦夷地開拓の話は知ってましたけど、
山口から増毛って本当に大変だったでしょうね、距離的に。
結局、1871年の廃藩置県により
わずか1年半で分領支配の時代は終わったわけですけど、
説明によればそのまま住みつかれた方もいたとか。
ふむふむ。
…などと感心している場合ではなく、自分が目指した場所はこちらなのでした。
ここにはかつて、木造の機関庫と転車台があったらしく、
その様子を伺いたくて見に来たのですよ。
こちらは昭和24年に撮影された航空写真ですが…わかりますか?
う~ん、何となくカタチが残っているような…
その他にも構内にはレンガ積みの油庫の跡があったりと。
ただ今、夏休み真っ只中、青春18きっぷシーズンでもあります。
訪問の際は蝦夷鹿ちゃんのサラミですよ。
美味さは100%完全保証、味覚の違いによる返金保証はなし!
☆追 記☆
↑(深川駅方面)
増毛駅(平成27年6月4日)