■ This Is My Love
ヴィーダは妹のイヴリンの家族と住んでいる。イヴリンの夫マレーは車イス。
二人は食堂のウェイトレスをしている。ある時ヴィーダはグレンと言う客と知り合い好きになった。
だがしばらくしてグレンがイヴリンにも声をかけていたことが判明した。
マレーももともとヴィーダの恋人だったが、イヴリンに盗られた。少なくともヴィーダは、そのように思っている。ヴィーダに悪い考えが浮かんだ。
製作年:1954、監督:Stuart Heisler、脚本:Hugh Brooke、Hagar Wilde、原作:Hugh Brooke
■ はじめに
登場人物(キャスト)
ヴィーダ・ドゥーヴ(リンダ・ダーネル)
イヴリン・マイヤー(フェイス・ドマーグ) ヴィーダの妹
マレー・マイヤー(ダン・デュリエ) イヴリンの夫
ディヴィッド・マイヤー(Jerry Mathers) 息子
シェリー・マイヤー(Susie Mathers) 娘
エディ・コリンズ(Hal Baylor) 食堂の客
グレン・ハリス(リック・ジェイソン) エディの知人
■ あらすじ
◆ ヴィーダとイヴリン
ヴィーダ・ドゥーヴは妹のイヴリン・マイヤー一家と一緒に住んでいる。夫のマレー、息子と娘。
マレーは事故で下半身不随で車イス生活。
ヴィーダとイヴリンはある食堂でウェイトレスとして働いている。カウンタとテーブルが数個の小さな食堂である。
営業時間が長いので、二人は交代で勤務する。
◆ マレーはいつも機嫌が悪い
マレーはいつも機嫌が悪い。自分が不慮の事故で車イス状態になつてしまった不運を恨んでいる。
それでマレーは何かにつけてイヴリンとヴィーダに当たりちらす。それは無理もないことかもしれないが、一生懸命に働いている二人い対しては失礼なことである。
◆ ヴィーダはグレンを好きになる
ヴィーダにはエディ・コリンズという恋人がいる。食堂の客である。
エディはヴィーダに夢中だが、ヴィーダは適当に付き合っている。
ある時エディは友人のグレン・ハリスを連れて食べに来た。
ヴィーダは少しばかりグレンと話してグレンが好きになった。
◆ グレンはイヴリンとも付き合った
ヴィーダはグレンとデートした。ヴィーダは楽しかった。
だがしかしグレンがイヴリンにも声をかけていたことが判明した。
昔のことをほじくり出せば、マレーはもともとヴィーダの恋人で会った。それなのにイヴリンがマレーを奪った。
真実はともかくヴィーダは「イヴリンにマレーを盗られた」との認識である。
グレンとイヴリンの関係を知ってヴィーダはショックを受けた。
◆ ヴィーダは...。
マレーは最近ますます機嫌が悪くなってきている。その矛先は特にイヴリンに向けられる。
このような状況になってしまうと、悪人でなくても「離婚して新しい人と一緒になりたい」と思うのは無理からぬところである。
イヴリンが本当にそのように思ったかは不明である。しかしヴィーダはこの状況を利用した。
ヴィーダはマレーに多量の睡眠薬を与えた。そして仕事に行った。
◆ ヴィーダは自首した。
翌朝、マレイは死亡していた。
警察が捜査に入る。事故でないとすれば、最初に疑われるのはイヴリンである。
イヴリンが疑われた状況をヴィーダは無視した。
そして望み通りグレンが甘い言葉をかけてきた。ヴィーダの望み通りの結果である。
だがしかし、ヴィーダはグレンの誘いを断って、警察署に向かって歩いて行った。
■ 出演作
◆ ダン・デュリエ
(1944)飾窓の女/The Woman in the Window
(1945)緋色の街、スカーレットストリート/Scarlet Street
(1946)黒い天使/Black Angel
(1949)裏切りの街角/Criss Cross
(1950)ウィンチェスター銃'73/Winchester '73
(1949)遅すぎた涙/Too Late for Tears
(1944)恐怖省/Ministry of Fear
◆ リンダ・ダーネル
(1941)血と砂、闘牛士の最後/Blood and Sand
(1946)荒野の決闘/My Darling Clementine
(1952)海賊黒ひげ/BLACKBEARD, THE PIRATE
(1947)永遠のアンバー/Forever Amber
(1945)戦慄の調べ/Hangover Square
(1948)殺人幻想曲/Unfaithfully Yours
(1945)堕ちた天使/Fallen Angel
(1944)西部の王者/Buffalo Bill
(1940)約束の地を目指せ/Brigham Young
(1944)明日起こったこと/It Happened Tomorrow
(1951)カジノで負けた女教師/The Lady Pays Off