Jean Peters

出身地:オハイオ州

誕生日:1926年10月15日~死亡日:2000年10月13日:73歳

身長:166cm

配偶者:
Stuart W. Cramer III(1954~1955) 離婚
Howard Hughes(1957~1971) 離婚
Stan Hough(1971~1990) 死別
 



残念ながらジーンは出演作が少ない。なぜかと言えば、二回目の結婚、相手はハワード・ヒューズだったりするが、この時に結婚引退した。

たった一作だけであれば、推薦作は「女海賊アン」であるが、追加しようとすると、候補が多くて困ってしまう。

一応、追加推薦としては「ジャングルの逃亡者」「拾った女、南通りのスリ」「アパッチ」「海の呼ぶ声」を挙げておく。

共演関係を上げると、ルイ・ジュールダンと二作。「女海賊アン」「愛の泉」。ジョゼフ・コットンは二作。「ナイアガラ、殺人事件」「殺人の青写真」。

ついでに女優との共演関係は、デブラ・パジェットと二作。「女海賊アン」「春の珍事」。ジーン・クレインと二作。「ヴィッキー/モデル殺人事件」「Take Care Of My Little Girl」。おまけだがマリリン・モンローとも二作。「ナイアガラ、殺人事件」「素晴らしき哉、定年」。

 


 

出演作

★★★:大推薦、★★☆:推薦、★☆☆:普通、☆☆☆:非推薦or未見


(1947)征服への道/Captain from Casile
★★☆:貴族と新大陸に渡って、探検する
タイロン・パワー、ジーン・ピーターズ、トーマス・ゴメス
ペドロ(タイロン)はシルヴァの虐待されていた召使コアトルを解放したことでシルヴァと対立した。
またカタナ(ジーン)の一家はシルヴァの領地で苦しい生活を強いられていた。またシルヴァの部下にカタナが打たれる事件も発生した。
ペドロはシルヴァを殺しカタナなどとともにメキシコに渡った。
二人はコルテスが率いる皇帝モクテスマの元へ向かう一隊へ志願した。
実はシルヴァは死亡しておらず、後ほどメキシコに来た。ペドロはカタナの助けも得て再度シルヴァと対決する。さらに二人を故郷に戻っていたコアトルが助ける。
ペドロとカタナは結婚して子供が生まれた。
 


(1948)海の呼ぶ声/Deep Waters
★★☆:ソーシャルワーカー。メイン州の漁村。漁師の恋人(ダナ)。孤児との交流
ダナ・アンドリュース、ジーン・ピーターズ
ソーシャルワーカーのアン(ジーン)は漁師のホッド(ダナ)と付き合っている。当地では漁師の死亡事故が続いており、ホッドのことが心配である。
一方アンはドニーという孤児を担当している。ドニーはホッドと知り合って漁船に乗せてもらった。
アンは職務上ドニーに注意せざるを得なかった。悲観してドニーは島を出て行こうとした。
 


■ (1949)春の珍事/It Happens Every Spring
★☆☆:
レイ・ミランド、ジーン・ピーターズ
木を避ける薬を発見した男が、野球ボールを作り、大リーグの投手になる。
 


(1950)Love That Brute
★★★:コメディ、ギャングと歌手
ポール・ダグラス、ジーン・ピーターズ、シーザー・ロメロ
強面ギャングが清純なしかし気が強い女性ルース・マニング(ジーン)を好きになる。
エドはルースを高給で雇い入れてプレゼントを持ってくる。しかしルースに反論されると、ドギマギして支離滅裂となる。
一方、エドは死体の上にカーネーションを置いておく殺人犯である。そしてルースがその事実を知る。
 


(1951)女海賊アン/Anne of the Indies
★★★:海賊船長のアンは捕虜を解放し好きになる
ジーン・ピーターズ、ルイ・ジュールダン
アン(ジーン)が船長をしている海賊船「シバの女王」号はイギリス船を襲撃して、捕らえられていたフランス人ピエール(ルイ)を解放した。
アンはピエールを好きになる。しかしピエールは裏切った。妻もいた。
アンはピエールに復讐しようとする。
 


(1951)素晴らしき哉、定年/As Young As You Feel
★☆☆:
モンティ・ウーリー、セルマ・リッター、ジーン・ピーターズ、コンスタンス・ベネット
印刷会社に勤めるジョンは、ある日突然解雇を言い渡された。65歳で定年と言うことらしい。それは親会社の方針とのこと。
ジョンは親会社の社長に談判に行こうとしたが、誰も社長のことを知らない。
そこで変装して親会社の社長と偽って、会社に乗り込んだ。そして高齢労働者を尊重すべきことなどを訴えた。


■ (1951)Take Care Of My Little Girl
★☆☆:学園青春もの
ジーン・クレイン、ジーン・ピーターズなど、女優多数。
女子大学(College)に入学した女性たちが、人生のいろいろなことを学んでいく。
本作は、これ以上のレヴューはしない。


(1952)革命児サパタ/Viva Zapata!

★☆☆
マーロン・ブランド、ジーン・ピーターズ
メキシコはディアズ大統領の独裁下にあった。エミリアーノはマデロと連携してディアズを倒した。
しかしマデロが大統領となっても農民が苦しむ状況は変わらず、エミリアーノは下野してゲリラ闘争をした。
マデロは旧政府軍の将軍ウエルタに暗殺されたが、エミリアーノはウエルタを倒した。
エミリアーノは大統領になったが、しかし自身が大統領となっても状況は変わらなかった。再度下野したエミリアーノに暗殺の陰謀が忍び寄ってくる。


(1952)人生模様/最後の一葉/O. Henry's Full House
★★☆:オー・ヘンリー短編集のオムニバス映画
アン・バクスター、ジーン・ピーターズ、グレゴリー・ラトフ
ジョアンナ(アン)は吹雪の中を恋人を訪ねて行ったが振られた。また吹雪の中を帰って来た。途中で倒れて肺炎になった。
ジョアンナのアパートの向かいの家の壁にツタの葉が揺れている。ジョアンナはツタの葉が風で一つずつ落ちていくのを見ている。
姉のスーザン(ジーン)や上に住んでいる画家のバーマン(グレゴリー・ラトフ)がジョアンナの病状を心配している。ツタの葉が最後の一つになった。


(1952)ジャングルの逃亡者/Lure of the Wilderness
★★☆:冤罪でジャングルで暮らす父親と娘
ウォルター・ブレナン、ジーン・ピーターズ、ジェフリー・ハンター
ベンは沼地に迷い込んでしまった犬を探しに行った。
しかし頭を殴られて気絶した。気が付くと、沼地の奥で暮らす男と娘がいた。ジムとローリー。
男は警察に追われて八年間、ここにいるという。しかし本当は無実と主張する。
ベンは二人をなんとかしたいと思い、自分の村に戻っていく。
 


■ (1952)Wait Till The Sun Shines
☆☆☆: デイヴィッド・ウエイン、ジーン・ピーターズなど。
ネリー(ジーン)はベン・ハルパー(デイヴィッド)と結婚した。ネリーはシカゴに行きたかったのだが、ベンは田舎で散髪屋を開業した。ネリーには「シカゴに行きたい」という考えが付着した。
ネリーは二人の子供を産んだ。ベンは戦争に行った。その間にネリーはシカゴに行ってみようとした。しかし事故でネリーは死亡した。
戻って来たベンは「ネリーが浮気をしたのではないか」との疑問を抱く。子供は大きくなり、孫娘が生まれた。孫娘もネリーと言う名前になる。デイヴィッドは妻のネリーのイメージを孫のネリーに見出す。
散髪屋なのにギャングとの闘いがあったりする(笑)。
本作は、これ以上のレヴューはしない。


(1953)ヴィッキー/モデル殺人事件/Vicki
★★☆:ウェイトレスはモデルになった。ハリウッドを目指す
ジーン・ピーターズ、ジーン・クレイン
モデルのヴィッキーが殺された。姉のジル、スカウトのスティーヴも含めて数人の容疑者。
またアパートの管理者のハリーが姿を消した。一方刑事のエドは異様な執念でスティーヴに付きまとった。
 


(1953)拾った女、南通りのスリ/Pick up on South street
★★★:スリと協力してスパイ組織と対決
リチャード・ウィドマーク、ジーン・ピーターズ
知らずにスパイに使われていたキャンディ(ジーン)は、スリのスキップ(リチャード・ウィドマーク)と協力してスパイ組織と対決する。
 


(1953)ナイアガラ/Niagara
★★☆:ナイアガラ滝に流れるボートの上で格闘
ジーン・ピーターズ、ジョゼフ・コットン、マリリン・モンロー
ポリー・カトラー(ジーン)はナイアガラに新婚旅行に来て、ルーミス夫妻と出会った。
妻のローズ(マリリン)は愛人のパトリックと一緒に夫のジョージ(ジョセフ)を殺そうとしたが、パトリックもローズもジョージに殺されてしまった。
ジョージはボートでアメリカ側に逃亡しようとするが、そのボートにはポリーが乗っていた。ボートは故障して滝に近づいていく。
 


(1953)殺人の青写真/Blue Print For Murder
★☆☆:
ジョゼフ・コットン、ジーン・ピーターズ
ホイットニーの弟は妻が死亡した後に再婚した。弟も死亡した。
後妻は二人の子供と暮らしていたが、子供の一人も死亡した。
ホイットニーは後妻に疑問を抱く。


(1954)愛の泉/Three Coins in The Fountain
★★☆:
ジーン・ピーターズ、ドロシー・マクガイア、ロッサノ・ブラッツィ、マギー・マクナマラ、ルイ・ジュールダン
ローマで働く三人のアメリカ人女性の恋愛模様。
 


(1954)折れた槍/Broken Lance
★☆☆:鉱山から流れてくる汚染水が牧場の水を汚す
スペンサー・トレイシー、ジーン・ピーターズ
マットは牧場主、四人の息子がいる。最後の一人ジョーは後妻の先住民との子供。
鉱山から流れてきた汚染水で牛が死亡し、鉱山側とトラブルになった。
マットは起訴された。裁判は不利に進行した。ジョーは父親のことを思って身代わりとなった。三年の刑期。
その間に他の息子たちは土地を鉱山側に売ろうとした。
 


(1954)アパッチ/Apache
★★★:アパッチのマサイと恋人のナリンリが最後の戦い
バート・ランカスター、ジーン・ピーターズ
ジェロニモ降伏後もマサイ(バート)とナリンリ(ジーン)は戦う。そして農業を始める。子供が生まれる。


(1955)ピーターと呼ばれた男/A Man Called Peter
☆☆☆:
リチャード・トッド、ジーン・ピーターズ
本作は実在の牧師ピーター・マーシャルの伝記である。原作は妻のキャサリンが書いたもの。
1902年5月27日~1949年1月26日。46歳で死亡。わりと若くして死亡している。
 


 

(1953)拾った女、南通りのスリ/Pick up on South street

 

 

 

(1951)女海賊アン/Anne of the Indies