映画『マグニフィセント・セブン』にも登場して導きを感じた、
「天にまします我らの父よ、願わくは御名をあがめさせたまえ。
御国を来たらせたまえ」という聖書のイエスの祈りの言葉。
「人が神を愛し、世が天国と同様になりますように」 との祈り。
まさか『荒野の七人』のリメイク版にとは思いもしなかった。
神の子イエスも、臨死体験者も、同じように語っていた、
この地上でのすべての人のすべての行いを知る神の存在。
行いだけではなく、なぜそれを行うかの意図も動機も、
それが善意か偽善かも、そのすべてが知られているという。
私がどんな映画を観るかも知られてる(笑)
イエスは神を「あなたの髪の毛一本でさえご存知だ」と語る。
そのすべてを知っている神様に何を祈りますか?
臨死体験者は、自分の人生を振り返る経験の中で、
出会った天使たちは人生において社会的な業績や成功よりも、
小さな事でも愛のある行動に喜んでくれたと語っている。
神の愛を伝道し、のちに「キリスト」と呼ばれたイエスは、
人々に「神を愛し、隣人を自分のように愛しなさい」と話した。
キリスト教用語に由来する「スピリチュアル」という言葉は、
現代では個の願望実現が目的で流行しているような雰囲気。
そんな世を見ている神様は「人間は自己利益を叶えてくれるよう願ってばかりで自分本位だな」 と思ってるかもしれませんね。
私も祈るときは、そのことに気をつけて、
エリック・クラプトンのように謙虚で在りたいなと思います。
では今回は、いろいろな作者の「祈りの言葉」を紹介します。
まずは、いつも驕ることなく謙虚でいられるように、
この祈りは忘れないでおこうと思った 「リンカーンの祈り」。
神よ、私と共にいてくださいとは祈りません。
私がいつも、あなたと共にいることができるように
お助けください。
幼い子の気持ちが伝わる「子どもの祈り」から一部抜粋。
神さま、とってもたいせつなおねがいがあります。
ぼくをテレビにしてください。
そうすれば、お父さんとお母さんは、テレビとおなじくらい
ぼくのことをたいせつにしてくれるでしょう。
日々の生活の大切さを感じる「台所の祈り」から一部抜粋。
主よ、私の小さな台所を祝福してください。
お料理をする時も、お皿を洗っている時も、
私の心をいつも喜びで満たし続けてください。
動機が大事と教えてくれる「ぼくは選ぶ」から一部抜粋。
ぼくは善意を選ぶ・・・・・
不正なお金を受け取るくらいなら、文無しでいい。
自慢ばかりで、おごりたかぶるよりも、
見落とされるほうがいい。
人をなじる前に自分が告白しよう。
ぼくは善意を選ぶ。
紹介した「祈りの言葉」の全文は下記のサイトで読め、他にも、
マザー・テレサ、ヘルマン・ヘッセ、大阪弁訳の祈りなども。
祈りのコレクション 「詩祈折折」
「FOOTPRINTS あしあと」「苦しんでいる者のための信条」
「人生の秋に」「最後だとわかっていたなら」は一読の価値あり。
今回の曲は、メル・ギブソンが監督した映画『パッション』の映像で、クリスチャンボーカルトリオのシーラが歌う『ユー・レイズ・ミー・アップ』。
新約聖書のイエスの受難を描いた物語の映画からの、
「私の願いよりも神の御心のままに」と祈るゲツセマネの祈り、
十字架を背負い使命を果たす愛する我が子への母マリアの想い、
そして「罪のない者が最初の石を投げなさい」の3つのシーン。
罪に苦しむ女性と、自分に問うことなく人を裁く愚かな行為の
両方を救うイエスが示した愛の姿、それに合う名曲ですね。
You Raise Me Up / Selah