映画『コーダ あいのうた』 | 宇宙の限りなき優しさの中で

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大好きな映画や音楽、日々の生活で感じたことを綴ります。

音楽が題材の映画ってやぱっりいいですね。

それが知っている曲だったりすると尚更です。

では今回は、今年初鑑賞で好きだった映画をご紹介。

今回紹介する作品は、家族の中で一人だけ耳が聴こえる少女が愛する音楽を通して家族との葛藤の中で成長してゆく姿を描いた、エミリア・ジョーンズ主演の映画『コーダ あいのうた』。

フランスの映画『エール!』をリメイクした2021年の作品で、アカデミー作品賞を受賞した感動映画です。



映画『コーダ あいのうた』予告編


監督・脚本は本作でアカデミー脚色賞受賞のシアン・ヘダー

共演は、『シング・ストリート 未来へのうた』のフェルディア・ウォルシュ=ピーロ、本作でアカデミー助演男優賞を受賞したトロイ・コッツァー、『愛は静けさの中に』でアカデミー主演女優賞を受賞しているマーリー・マトリン、『天国からの奇跡』のエウヘニオ・デルベスなど。




高校の新学期で合唱クラブを選んだ主人公のルビー。

顧問の先生はルビーの歌を聴いて、まだ本人も気づいていない素晴らしい才能を感じ、名門音楽大学の受験を勧める。

だが、耳が聴こえない家族はその才能に気づくことができず、家業をサポートして今まで通りに通訳を務めてほしいと反対する。

家族に必要とされる現実と大好きな歌との狭間で揺れ動く中で、漁業を営む家族に大きな苦難が訪れることに…


感動の実話映画『天国からの奇跡』での医師役と同じく、エウヘニオ・デルベスが本作の先生役でもすっごくいい味出してます。




タイトルの「コーダ(CODA)」とは、聴覚に障がいのある親を持つ子供たちのことだそうです。

高校での秋のコンサートで、観る者を突然に家族の視点へと切り替えてみせるシーンはなかなか素晴らしい演出でした。

物語のクライマックスでの歌のシーンにはウルっときました。


あるシーンでルビーが指で家族に想いを伝えたのですが、後で調べたらその意味は「I really love you」ということでした。

私は「愛している」かな?と思ったので正解だったですね。




登場する音楽もとても良く、心温まる感動の名作でした。


では今回の曲は、本作より主演のエミリア・ジョーンズが歌ったジョニ・ミッチェルの楽曲で『青春の光と影』。

歌詞の和訳付きです。


Both Sides Now / Emilia Jones