またまた、すごくいい映画を観ました。
今回紹介する映画は、実話に基づく『天国からの奇跡』です。
2016年のアメリカ作品で、監督はパトリシア・リゲン。
治療法のない難病が臨死体験のあとに完治した少女の物語です。
映画『天国からの奇跡』予告編
小さな街に住むビーム家は、幼い娘3人と両親の5人家族。
毎週日曜日に全員で教会に通い、信仰心を持つビーム家は、
全財産を資金に大きな動物病院を開業したばかりだった。
そんなある日、次女のアナが突然の腹痛を起こし始める。
最初は病院に行っても軽い病気と診断されていたが、
のちに精密検査で腸閉塞とわかり緊急手術となり、
その際に治療法がない深刻な機能性胃腸障害が見つかる。
小児科の医師はボストンにいる専門の名医ヌルコを勧める。
しかし彼は世界的な名医であるために予約がとれず、
手紙を出しても電話をしてもつないでもらうことができない。
このままでは娘の命が危ないと感じた母親のクリスティは、
意を決し予約なしでアナを連れてボストンへと向かう。
そして、なんとか名医の診察を受けることができたものの、
そこでも治療法がない難病と知らされる結果に終わる。
腹痛が続く毎日で絶望的な気持ちになってゆくアナ。
そんな彼女に予期せぬ奇跡が待ち受けていた…
この続きは、ぜひ映画をご覧ください。
映画のラストに実際のビーム家の現在の様子が登場します。
愛する娘に起きた奇跡を通して、
他にもたくさんの奇跡があったことに気づいたクリスティ。
物語の終盤での彼女のスピーチに、前に記事で紹介したアインシュタインの言葉が出てきたので、つながりを感じました。
映画の吹替版から、その言葉の部分を紹介します。
娘が病気になって、わけがわかりませんでした。
いったいどうして… 憐れみ深い神様が小さな子にこんな…。
私はとても絶望して、孤独だと思いました。
怒りも抱きました。
祈っても空しいだけだと、神を疑いました。
そして、そのために私は周りが見えなくなっていました。
アインシュタインが言うには、人生に道は2つ。
ひとつは、奇跡など存在しないと思う道。
もうひとつは、すべてが奇跡だと思う道です。
正直、私は今まで奇跡など存在しないと思ってきたので、
多くを見逃しました。
奇跡はどこにでもあります。
このあとに続く「奇跡とは優しさ。奇跡とは愛」の話と、
その映像シーンにとても感動しました。
そして、彼女はスピーチの最後にこう言います。
神は奇跡を通して教えてくれています。
そばにいると。
他の臨死体験者と同じようにアナもまた、
彼女を戻そうとする存在に「戻りたくない」と言います。
次の世界で愛に満たされるって本当に素晴らしいんですね。
アナが救われたのは、入院していたときに同室の子に示した
優しい愛があったからと思う、と私の友人は言っていました。
苦しい状況の中でも隣人を愛する人でいたから、
アナが行ったのは素晴らしい天の国だったのだと思います。
そして愛の光に包まれて、癒され戻ってきました。
娘が話す臨死体験を聞き、嫌なことを言う人もいるかもしれないと心配する母親のクリスティに、アナはこう言います。
「信じない人がいても別にいい。その時が来れば分かる」
同じような言葉を、前に本で読んだことが…
『死ぬ瞬間』の著者のエリザベス・キューブラー・ロスさんも、
著書『死後の真実』の中でこう書いてあります。
「私にとってはもはや信じるかどうかの問題ではありません。
知るかどうかの問題なのです。
知りたくなければ、それでいっこうに構いません。
みなさんもどっちにせよ死ねば分かることだからです」
18もの博士号を持ち、末期患者を精神的に支える仕事を通し、
医療の現場で多くの臨死体験者が語る言葉を聞いた著者。
自らの体験と2万件以上もの臨死体験例から知った
「死後の真実」について語られている本です。
もうひとつ、この著書から心に残った言葉を紹介します。
死とはただこの世から、
痛みも苦しみもない別の存在へと移るだけのことです。
辛い思いもいさかいもすべてなくなり、
永遠にあるのは「愛」だけです。
だから「いま」互いに愛しあってください。
なぜなら、私たちは誰も、
自分に「いのち」を与えてくれた人たちとあとどれくらい
この世で共に過ごすことができるのか分からないのです。
映画を観て、スピーチのときの「優しさ」の感動シーンで、
私自身も周りにたくさんの奇跡があることに気づけた物語。
今回の曲は、この映画の挿入歌『Your Words』です。
Your Words / Third Day feat. Harvest


