映画『まく子』』のことを、たまたまラジオを聞いていて知った。
それで検索。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BE%E3%81%8F%E5%AD%90
そしたら。。!!
二つのことで(他にもあるけど)、ビックリ(゚o゚;)
まずは監督。鶴岡慧子。長野県上田市出身。上田高校卒。
上田高校ってゆーたら、東信地方じゃ超進学校。(?今もそうじゃないかなぁ~)上田城のすぐそばにある。
もう一つは、製作会社のアミューズ。
渡辺プロダクションでマネージャーしてた人が独立して設立(1977年)した会社。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BA
ここの所属タレント(アミューズではアーティストといっているそう)が、凄い。。!
この映画の監督もアミューズに所属している。

西加奈子って、名前だけは知ってたけど(映画『黄色いぞう』の原作者として)。小説をまだ一つも読んでいない。(読んでみたくなっている。)

因みに。その他のっていうのは。
コズエ役の詩音。

ともかく。この映画、みてみたくなった。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=2169132499820528&id=100001713971775

更に。因みに。
この映画を知ることになったラジオ番組っていうのは、日曜日のnhkラジオで。緒川たまきがパーソナリティしてるもの。三本くらいの映画を紹介していた。(他の二本は忘れた)
緒川たまきのダンナはケラリーノサンドロヴィッチだった。

『昭和の怪物 七つの謎』(講談社現代新書)、という本を、たまたまいただいて読み始めてから、同じく保阪正康氏の本『昭和史 七つの謎』(講談社文庫)を見つけて購入して、その後、加藤陽子氏の『とめられなかった戦後』(文春文庫)を読みかえした。
これらの本には、悲劇だったとしか思えないことがいくつも出てくる。

『昭和の怪物 七つの謎』は、石原かんじに二章当てていて、合計6人をとりあげている。
秘書や娘だった人々(瀬島龍三は本人)に著者がインタビューして書かれたもの。
著者が、昭和史の(著者が思っている)謎を、より身近の人(or本人)に取材して解き明かしていこうとしているせいか、時に文章が散漫になりがちな印象を受けてしまう部分もあるけれど、(こう言っていたこうだったといった文章。)、生々しさが強く感じられる本だ。
ことに瀬島龍三。本人の口から、事実を引き出そうとするのには無理があるだろう。
東條英機と石原かんじのこと(対決)が興味深かった。戦争当時期、東條英機が首相になってしまったことも、また昭和の悲劇だった、と感じられた。
もう一つ。昭和十年代の軍事主導体制に反対していた吉田茂が、敗戦後の占領期に首相だったことは、改めて特筆されておくことだと同意した。

『昭和史 七つの謎』
これは、明らかに保阪正康氏の文章による。
第1話「日本の文化大革命はなぜ起きたか?」で、五・一五事件と二・二六事件をとりあげ、なぜ日本人は変調したか?と問う。
第2話「真珠湾奇襲攻撃でなぜ上陸作戦を行わなかったか?」
第3話「戦前戦時下の日本のスパイ合戦はどのようなものだったか?」
第4話「東日本社会主義人民共和国は誕生しえたか?」
第5話「なぜ陸軍軍人だけが東京裁判で絞首刑になったか?」
第6話で、占領下で反GHQ地下運動がなかったのはなぜか?を書き、第7話で、M資金について書く。
私は、殊に第2話。真珠湾奇襲攻撃で第二波攻撃をしなかったのは?まことに不思議。

加藤陽子氏の『とめられなかった戦争』も面白く読んだ。
この本は、2011年5月に、NHK教育テレビで四回にわたって放映された「さかのぼり日本史 昭和 とめられなかった戦争」の内容にそって書かれたもの、で。然るに。敗戦への道(1944/昭和19年)から、日米開戦(1941/昭和16年)、日中戦争長期化の誤算(1937/昭和12年)、満州事変・暴走の原点(1933/昭和8年)、といった章たてになっている。
1945年3月10日の東京大空襲で空襲被害を被った方々による慰霊祭の様子から始まり、第4回の最後には、国策として満州に送り出された開拓団の生き残りの方々による慰霊祭の様子、が映し出されていた、そうで。この番組を作製した岩田真治ディレクターの意図は、なぜ戦争の拡大を止めることができなかったのか?、なぜ一年早く戦争をやめられなかったのか?との問いを、人々の思いが今なお染みついている土地と史料から考えることにあった。そうです。
第1章で、ターニングポイントは、1944年7月9日のアメリカ軍サイパン島占領宣言にあったとして、その後の、1945年8月15日までの一年あまりの間の戦死者の、あまりの数の多さ、犠牲が拡大したことにふれて、その悲劇は戦後もなお負の遺産を残している、と書いている。
つまり。軍人軍属には恩給遺族年金という形で補償しているのに、民間の例えば空襲被害者への補償はないことの不公平さや、アジア諸国に対する戦争責任問題をあげている。ことに後記、戦争責任問題。戦争責任を認めて謝罪することがなかなかできないのは、この、1944年7月から以後の一年あまりに味わった悲惨な体験に対する、こだわりをあるからだ、と書いている。実際、私も酷いめにあったのだといったこだわりが残らざるをえないような、戦争の終わり方だった、と。





原田マハの『暗幕のゲルニカ』を読み出している。
これを読み出して、直ぐに連想したのは、丸木夫妻の「原爆の図」だった。(ピカソが原爆に対してどの様なアクションをとったのか?については、判らない。1973/4/8死去のピカソは1945年8/6当時63歳)

FB友達(mixi友達からのご縁)の先月の記事にあって、原田マハは私のお気に入りの作家であったから、読みたいと思っていた。だけど、その前に、『総理の夫』と『異邦人』とを買ってあったから、順番として、今頃になった。
原田マハの小説は、確か、『カフーを待ちわびて』が最初だった、と思う。それで、もうはまって、『キネマの神様』『まぐだら屋のマリア』『旅屋おかえり』『永遠を探しに』『本日はお日柄もよく』『楽園のカンヴァス』『翼をください』
等々、読んできている。中には、これは?と思ったものもあったけど(例えば『ランウエイビート』)、殆どの小説が、私にとって好みのものだったのだ。

と、いったわけで、ようやく?『暗幕のゲルニカ』を読み出しているのだった。
原田マハは、キュレーターをしていたこともあったし、スペイン出身のピカソにとってスペイン内戦がどれほどのものだったかは想像しえることと思う。
『ゲルニカ』と『原爆の図』とでは、年代も歴史的背景なども異なっていて、その(美術史的?)意義は異なっているのはもちろんだけど。

さて。
後半、どうも、文章がくどいってぇ思えてしまうところが出てきて・・いかんかった。


思った。
面白く思えないのは、共感性が低い(orない)からだ、と。
『かもめ食堂』が面白かったから(『めがね』もみたような・・?)、荻上直子監督映画の『トイレット』DVDを借りてきて見た、のだけれど。ダメだった。それで考えていた。
同じ様に、面白くなかった矢口しのぶ監督映画『サバイバルファミリー』もあったし。矢口しのぶ監督映画は、面白いと思った映画が何本もあったから、当然の様に『サバイバルファミリー』を見た、のだけれど、面白くなくて、どこがどうなぁ~~んで?面白くないんだ?と、思っていたのだった。直ぐには、その要因がわからなくて(思いつかなくて)。

『かもめ食堂』には、私が共感(or感情移入)できるところがいくつもあった。
井上陽水の歌曲が出てくるし古武術もだし、フィンランド語の語感も小林聡美も好きだし、片桐はいりやもたいまさこの(この映画での)存在感もいいし、そういえば、ガッチャマンのテーマ曲も。
そういったものが、『トイレット』には見当たらないのだ。
頭の中に??が何度も出てきたり、ツッコミどこ満載だったりする映画を、どう見続けることができるだろう。。?! もっとも、ツッコミどこ満載の様な映画は、そのツッコミをしたくて見る様なものになりがちだ、けど。
『トイレット』、ん~~。。~~~~・・?
今、思い出してみても、どう感想していいやら。。??
『サバイバルファミリー』も、しかりだ。

いや、『サバイバルファミリー』は違った。
「共感できるところがないわけじゃぁない、しかし」、だった。
共感性が非常に低い。それは。
視点が曖昧のせいだ、と思う。
『スウイングガールズ』の上野樹里、『ハッピーフライト』の綾瀬はるか、『ロボジー』のミッキーカーチス、『ウッドジョブ』の小栗旬、そういった、主人公と云える人物がいて、そこが視点の中心になりえていて、だから、感情移入がしやすかった。
ところが。『サバイバルファミリー』には、どうもそういった視点が欠けている。と思う。
私からしたら、あのお父さんの視点になるのだけれど。ぜぇ~~~んぜん、共感できない。ツッコミたくなるばかり。
久しぶりにDVDを借りてきて、見た。
『黄金を抱いてとべ』と『ラ、ラ、ランド』。

どちらも、ん~~~~・・?スッキリしない。
DVDで一度見ただけだし。私の理解力の低さのせいもあるだろうけど。

『黄金を抱いてとべ』
ご存知、高村薫原作小説の映画化。監督が井筒和幸。私は原作小説は読んでいない。
アクションでもなし、サスペンス感もなし。人間関係も動機もハッキリしない。
リーダー格(浅野忠信)と調達屋(妻夫木聡)の関係が解らんかった。
初っぱなシーンに、朝鮮人兄弟の出会いをなぜ出しているのか??その構成意図も解らない。
『スコア』(RデニーロEノートンMブランド共演)のような、プロフェッショナルどうしの絡みもなければ、金庫破りのハラハラドキドキ感もない。だから、ラストシーンも消化不良だった。

『ラ、ラ、ランド』
見終わって、「あ~~面白かった」感じしない。二人とも夢を叶えたけれども結ばれなかったといった切なさはあるだろう、けれども。
もっとスッキリした構成にしてほしかった。
けっして、楽しいだけのミュージカル映画でないことだけは確かだ。
何より、エマストーン。私の好みじゃなかった。表情の豊かな女優と解るけれども、時にブサイクな顔に見えるシーンがあった。監督はこの女優の撮り方(写し方)への配慮がかけているのかな?なんて思ってしまう。


三浦しをんの『政と源』を、読み出した、ら、
とまらなくなって。結局読了してしまった。
まったく・・「うまいなぁ~~」だ。
『神去りなあなあ日常』を読んだ際にも、思ったことだけど。(なぁ~んで林業を?とも思った、ら。三浦しをんの父親が三重県三杉村出身と関係あった)
『当年とって七十三歳の国政と源二郎は、正反対の性格ながら、なぜか良いコンビ。水路のある下町を舞台に老人パワーを炸裂させる二人の、痛快で心温まる人情譚』、と裏表紙にある。
東京下町(出身?育ち?舞台にする?)の作家というと、宮部みゆきを思い浮かべるのだけど。(因みに。三浦しをん生まれ育ちは東京下町ではない。ようだ。)おそらく。三浦しをんの身近に、この様なご老人がいたのではないか?と思えてしまう。
国政は、銀行勤めしてて定年退職後妻が家を出ていって(娘夫婦のところへ)しまって、一人暮らし。幼なじみの源二郎はつまみ簪職人で、二十歳の弟子がいて、その弟子に彼女がいて、源二郎の家は賑やかなことが多い。そこが国政にとってはいささか羨ましいのだが、面白くない。そんな国政の心情が私にはよく解る。
けれども。会ってみたいのはどっちかといったら、源さんのほうだ。うでのいい職人なのだが、それ以外はまったくハチャメチャ。こういう年寄りになってみたい、と思う。てに職を持っているわけじゃないけど。
いずれにしても。やっぱり近しい人がいるってぇことはいいもんだなぁ~~……と痛感したしだい。


池袋新文芸座で映画を観た。1月25日。岩下志麻特集だった。
池袋も久しぶりで、新文芸座となってから入ったのは初めてだ。北池袋地下道の方から行った(明治通り沿いではなくて)から、初めにマルハンの看板しか見えなかった時、「あ~なくなっちゃったかぁ~」なんて思ってしまった。
さて。
まずは、『魔の刻』(’85)。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%94%E3%81%AE%E5%88%BB
既に上映が始まっていた。だから、母親と息子がどうしてそうなったのか、といったところは解らない。その後のことを観ている。
聞いたことない女性作家の小説が原作らしいし、母親がどれほど息子を溺愛してきていたのか?が伝わってくるようなシーン(例えば赤ん坊の頃の育児時期のこととか)もない。正直いって、どぉ~~でもいいような内容で、早く終わってくれないかなぁ~って思ってた。

それから、『北の蛍』
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E3%81%AE%E8%9E%A2_ (%E6%98%A0%E7%94%BB)
こちらは、面白く観た。
なんといっても、岩下志麻の濡れ場、いいですねぇ~~。丹波哲郎とも絡んでいるけど、仲代達矢とのシーン、表情がなんともいえない。
時代は明治初頭、舞台は北海道、樺戸集治監。
主役たちは刑務所内の男達、と思いきや、さにあらん。
結局、これは、男と女の情念の物語、と観た。
五社英雄監督の面目躍如である。(五社英雄は、『三匹の侍』『人斬り』『雲霧仁左衛門』などの時代劇映画もあるが)
更に。この映画では、注目したい役者達が何人も。
露口茂、「太陽に吠えろ」の山さん役しか知らなかったけど(汗)
益岡徹、映画『夜逃げ屋本舗』くらいだったけど。(あ!『東京原発』もあった)
夏木マリ、ヤッパリ?娼婦館の女将役。
早乙女愛、(&田中こずえ)、どこに出てきているか判らんかったけど。
その他にも、桜金造(はヤッパリ『竜二』だね)、福本清三(『ラストサムライ』で有名になったね)、隆大介や小池朝雄や阿藤海や三田村邦彦や高沢順子などなど、いっぱい出ているのだ。